植物の水の吸い上げと蒸散
電子てんびんや油を使っていては大変
植物が水を吸い上げることと,
葉があるのと無いのでは,葉があるほうが水を吸い上げることを調べます。
この実験は電子てんびんの上に三角フラスコと植物をおいて行う場合があります。
また,水のダイレクトな蒸発を防ぐため,水面に油をはります。
これでは,電子てんびんが用意できない場合や,油のついた三角フラスコを洗うことが大変になります。。
そこで,「三角フラスコ」の代わりに「ガラス管」,「油」の代わりに,「洗剤膜」を使います。
写真では,ゴム管の代わりに「シリコンゴム管」を使用しました。
ガラス管は縦でも横にしても大丈夫。
石けん膜が水位の減りを示すこともありますが,きちんと水面を扱ったほうがよいと思います。
だいたい,20分で10cmくらい減ります。(気温25度の晴れの日で,ガラス管は6mmの物を使いました)
この実験のポイント
→
ポイントは,ズバリ「水切り」でしょう。(電子てんびんとフラスコでやる従来の方法でもそうです)
セイタカアワダチソウを外からもってくるとき,
茎を空気中で切ってしまうと道管に空気が入ってしまい,水を吸いにくくなります。
そこで,外から実験室へは,根っこごともってきて,
実験室の水槽の中ではさみと茎を水につけて茎を切ります。
(華道の世界で「水切り」と呼んでいるようです。)