☆雌(め)花は手に入りますが
マツは日本各地に生えており,学校にも多数植えられています。
そのため,入手しやすいのですが,胚珠の観察となると困難?です。
→とってきた「め花の集まり」を分解して,
「1つのめ花」を取り出します。そして,胚珠は・・・・
小さすぎて見えません。
教科書や参考書の図と比較が難しいです。
ルーペでも・・・うーん厳しいですね。
☆そこで,1年経過しため花の集まりを使うのです。
1年たっため花の集まり (松かさの赤ちゃん?)
手で分解できます。
め花を「1枚」めくると・・・ありました。白い胚珠が2つ見えます。
1年たっため花を使うと教科書通りのものが肉眼で確認できます。
ただし,胚珠ははがれやすいので,ピンセットなどではじくように取り出すとうまくいきます。
拡大図をいれる。
☆胚珠の将来
2年たっため花の集まり(まつかさになります)何枚かめくってめ花をとりだすと・・・
め花の胚珠が種子になっています。種子についている「羽根」は高い所から落すと
くるくるヘリコプターのように回ります。
種の図
☆その他・1年たっため花は香りがたいへんつよく,柑橘系のにおいがします。
・マツを英語でpine tree といいます。(パイナップルは:pine apple)「パイナップルの臭い」が関係あるのでしょうか?ご存じの方はメールください。
・まつかさを水でぬらすと2年たっため花の写真のように閉じます。乾燥すると開きます。これを利用して,ぬらした松かさを口の細い瓶に入れて乾燥させると瓶の中で開き,よくお土産屋でうっている飾りを作ることができます。
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