☆ はじめに
・インド式ではないので、「5の倍数の場合」や「足して10の場合」などパターンごとにやり方を覚える必要はありません。
・オールマイティな方法です。(2ケタ×2ケタなら どんなパターンでもOK)
・「インド式もいいけど、パターンを覚えるのが大変」という人は、このページのスマイル暗算がおすすめです。
・「スマイル暗算」を覚えれば、九九の表を拡張し、2ケタ×2ケタの計算(10000パターンの「10000マス計算」(下記参照))を暗算でできるようになります!)
・本Webサイトで紹介している19×19までの暗算「クイック暗算」もこのやり方で包括できます。
・やり方が1種類なので、少しの練習でも、結構速くなります。(練習プリントはこのページの後半で)
☆ 暗算の方向性
・計算の方法は、小学校で習った「筆算」です。
・筆算では、時間がかかる上に、ミスが起きやすい「繰り上がり操作」を減らします。
・やり方は、3ステップ程度で覚えやすいです。
・最初は白い紙にペンで下にあるようなメモを取りながら練習します。慣れるにしたがってメモを取らない「暗算」にしていきます。
◎例 57×38 = 2166 の場合
☆ステップ 1
・「スマイル」を描く
(↓黒線の部分)

スマイルの内側 → 7×3 = 21
スマイルの外側 → 5×8 = 40
上のように、
21+40 = 61 まで計算
☆ステップ 2

スマイルを広げる(赤線と青線)
スマイルの 赤線 → 5×3 = 15
スマイルの 青線
→ 7×8 = 56
を上のように書く。
☆ステップ 3

「61」 と 「1556」を上のように たす。
(慣れればこのたし算も暗算でできるようになります。)
→ 答え:2166
→ 57×38 = 2166 (できた!)
☆ 印刷用プリント
・スマイル暗算のやり方 このページのプリントA4版 PDF形式
(参考)以前アップしていた 一桁ずつやるやり方 (PDF形式)
・スマイル暗算の答えつき練習プリント(2回分) PDF形式

・スマイル暗算の100マス計算練習プリント1回目 PDF形式
・スマイル暗算の100マス計算練習プリント2回目 PDF形式

・1万マス計算! 99×99までのかけざんの表 PDF形式
☆練習の仕方

・最初から暗算でやるのは大変ですので、慣れるまで、上のように途中式を紙に書いて練習をすると良いと思います。
・慣れてきたらメモを少しずつ省略していくことで、暗算に近づいていきます。
・筆算の足し算(ステップ3)では、1の位から繰り上がりを考えて足していくよりも、千の位から足して書き込む方が速くなります。
→足し算の筆算が「2段しかない」ので、最大で「9+9」の18ですから、繰り上がりは「1」だけです。
→千の位を書くとき、横目でチラッと百の位「6+5」を見て、繰り上がりを予想し、2→1→6→6と書いていけるといくと計算が速くなります。
・「珠算の暗算」をやってこられた方はこの方法でなくても暗算できるので、大丈夫です。
・「100問単位で練習して、書いて書いて、やっと効果が出てくる」と考え、気長にやる必要があるかもしれません。