妙ちゃんの活躍がねぇーーーーーっ!! ……20才を超えたら、用済みですか? ひどいっ!!
そゆわけで、天才少女でお嬢様な妙ちゃんが、月面基地を作る話の下巻。帯によると、一応、ハードSFですか? や、現在の科学技術+αで、きちんと、月面基地を作り終えるまで描ききったのは、やっぱりロマンだよね、ほんと、おもしろかった〜〜。<まあ、技術面では、前巻でほとんど解決しちゃってたのが、そこら辺、ちと残念ではあったけど
でも、「月面基地を作るとしたら、あんなことやそんなことが起こって大変だー」ということが書きたかったんだろうケド、それ以外の部分は、ホントにいい加減でまともに書いてないのは、すごい割り切り方だよなー。や、月面基地を作るのに、いろいろ問題が発生するのだけど、そのどれも、解決編は陳腐でいい加減だし、人物ドラマに関しても、妙パパとの確執も、走也との関係も、一応、ストーリーの中核なのに、描写はクソ(苦笑)。本筋でさえそうなのだから、キャロラインを代表とする NASA の扱いなんて、いや〜、もう、爆笑。<をい ……人物ドラマなんて、作者にとっては、どうでもよかったんだろうケド、ここまで酷くていいのか。<いいんだけど(^^;
参考:既刊の感想 → 第六大陸
相変わらず、上手くて安定してるけど、いまいち地味なシリーズ第三弾。
やっぱ、キーリもハーヴェイも、キャラが暗いのが問題だよなぁん。せめて、ベッカが一緒だったなら、もうちっと、華があっただろうに。と、そういう理由もあったためか、新キャラ投入、キーリに恋のライバル登場という巻なのだけど、それでも、やっぱり地味だと思えてしまうのは何故だろう。展開も、考えてみれば、そんなに地味なわけではないと思うんだけど。やっぱ、壁井ユカコの作風かなぁ、こりは(^^;。
とりあえず、安心して読める内容だし、構成的にも足元が定まり、話も進みはじめたので、今後も楽しみなシリーズです。
参考:既刊の感想 → キーリ
「美鈴だったら誤解しないですむのに……」。や、ここら辺は、凄くいいねぇ〜〜。
「時空」シリーズもこれでホントにラスト。「新・時空」ではなく「時空」の世界の話だし、デビュー当初に立ち返ったような内容で、わりと良かったよ。鷹見一幸も、こういう話を書いてれば、まだ、マシなんだけどなー。<や、鷹見一幸の作風はわりと好きなのだけど、作家としての人間性に問題があるのが、やっぱり以下略(^^;
しかし、ラストまできて今更なのだけど、やけに、設定上の粗が目立つよなこの巻。いままでは、多少変でも異世界だからなー、というファンタジーの文法だったから、あまり気にならなかったのだけど、今回は、近未来SFちっくに書かれてるので、ちゃんと調べて頭使ってくれ、と、そんな気分に。や、致死率の高いウィルスの感染拡大による社会崩壊のシミュレーションとしては、「お前は小学生かいっ」というお粗末な内容だと思うんですけど。<鷹見一幸がちゃんと考えて書いたら、それはそれで、びっくりなのだけど、それにしてもさー
参考:既刊の感想 → 時空のクロス・ロード
「頑張れ、私っ」「頑張りますっ」くぅ〜〜〜〜っっっ!!
シャベルですよ、シャベルっ!! 黒印騎士団とかいうくせに、武器がシャベルですよ、この主人公。それで、ひたすら好意を寄せてる少女と兄萌えな女の子、さらに、口の悪い妖精を従えつつ、妖しい関係の親友をひたすら追いかけるという、や〜、もう、とりあえず、設定はさいこーーーっっ!! あざとい、あざとすぎます〜〜。
そゆわけで、設定はめちゃくちゃ良いのだけど、……内容は、ダメダメ。冲方 丁、露骨に手を抜いてないか? なんというか、必要なイベントを、工夫もなく、無理やり一冊に詰め込んで終わらせました、という内容。文章も、さほど練っているとは思えないし、今まで読んだ冲方 丁作品の中では、どうしようもなく酷い出来。あぁ〜、キャラは、なかなか良い味出してるんだけどね〜。でもそういうシーンは、ほとんど削られてて、ひたすら味気ないストーリー展開中心に描かれてるので、ほんとダメだわ。あぁ、すげー、もったいねー。
「頑張るのよ、ノヴィアちゃん」「はい……頑張ります」うきぃ〜〜〜〜〜っっっ!!
や、一人頑張るちゃんは、かなりツボ(^^;。昨日読んだ長編と違って、こっちの短編集は、ジーク様好き好きでけなげなノヴィアちゃんをメインした物語。ほんと、めちゃくちゃいいよ、素晴らしい〜〜。特に、ラストの書き下ろし番外編が、もうもう、泣けるぐらい良い話で、ほんとにさいこーーーっ!! ちょー良かったよ〜〜。
しかし、このシリーズ、良くも悪くも典型的で特徴もなくって、いかにもライトノベルしたファンタジーなのだけど、とても、『マルドゥック・スクランブル』と同じ作者の作品とは思えないよなぁん。私的には、こゆのは好きなのだけど、冲方丁の名前で買った人には、詐欺じゃないかしらん(^^;。<正直、上手さを感じられないのが、問題だと思う
参考:既刊の感想 → カオスレギオン。
うわ〜、凄いことになってるよ〜〜。でも、『DADDYFACE』の魅力は、理不尽にやきもちを妬く美貴だったり、わがままし放題な美沙だったりするんじゃないのかっ!! おいっ、アトランティスやら、ミュージアムとの闘いなんて、どうでもいいんだよっ!! 特に、鷲士と美貴がずっと離れ離れっていうのは、大問題だと思うのですけど〜〜。
まあ、基本的に面白くはあるのだけど、展開、もうちょっと速くてもいいんじゃないかな〜〜、とか、ちょっと整理ついてないかな〜〜、とか、そもそも、『メデゥーサ』編になって、技巧に凝ってるわけでもないのに、無意味に文章の意味がとりにくい、つまり、文章が下手になってる気がするのですけどぉ〜、とか、ちょっとマイナスな部分が目立つ予感。や、大好きなシリーズだけに、もちっと頑張って欲しい。
参考:既刊の感想 → DADDYFACE
うわ〜、すごく少女小説してますよ〜〜〜〜っ!!
まあ、多少おとなしめとは言え、基本的には、やっぱり、いつもの竹岡葉月の作風と変わらないので、つまり、すごく少女小説してるように見えるのは、菊池久美子さんのイラストの勝利、という予感なのだけど。<いかにも、少女小説らしい、恥ずかし〜イラストなのよ〜〜(^^;。
内容は、祖父は実は大金持ちだった、ということで、ニューヨークの孤児から、一転、大英帝国のお嬢様になってしまった主人公の、貴族社会での奮闘記。う〜〜ん、前半は、雰囲気もよく、なかなか面白かったのだけど、後半は、恋愛部分は、ほんとにとってつけたような内容で、×。いや、あとがきによれば、“ホームドラマが書きたかった”とあって、その点では悪くないと思うのだけどさー、恋愛的な要素が、あくまで少女小説としての体裁を整える程度の、おなざりな扱いなのが、不満で残念。せっかくの少女小説テイストなのにー。<せっかく、恋愛モノとしてはオーソドックスな構図を用意しているのに、結局、盛り上がらずに、完全な肩透かしという感じなのはなー。まあ、そこら辺も、竹岡葉月らしいという説もあるのだけど
めちゃくちゃ好き。すげ〜、好きぃ〜〜〜〜。
まあ、電撃の新人賞の選外という事で、正直、「ここら辺、もっと上手かったらなぁ〜」と思う部分も多々あるのだけど、や、特に、親父とか、姉さんとか、凹んだ主人公の心情描写とか、キキトの使い方とか、レインの邂逅とか、あ〜、もうもう、とにかく、ごろごろ下手で残念な部分は存在するのだけど、それを全てなしにしてもいいぐらい好き、こういう話は大好き。まあ、下手な部分は、今後の成長に期待ということで(^^;。
内容的には、各地で言われているように『ウィザーズ・ブレイン』的な雰囲気。あと、設定的には、むしろ、『オッド・アイ』かしらん。とにかく、イタくて、せつなくて、やるせなくて、うきゃ〜〜。こゆの好きなら買え〜〜。
あははははーーー、なるほど、すばらしぃぃぃぃーーーーーっ!!
や〜、めちゃくちゃ面白かったぁ〜〜。壊れた性格と恐怖で語られる天才で、もっとも恋から縁遠いと思われていたお嬢様が、転校生に一目惚れするという話。絢子お嬢様の純情ぶりが、とにかく、とにかく素晴らしい〜〜〜。もう、赤面しまくりな絢子お嬢様に、ただひたすら、くらくらくらくらくら、くぅぅ〜〜〜〜っっっ!! もう、ほんとに、くらくらだよ〜〜〜〜〜っ!!
日頃は、冷徹で暴力的なお嬢様の恋に壊れた純情ぶりを楽しむだけ、という、かなり割り切った内容で、とにかく素晴らしい。や、ほんとに、絢子お嬢様の魅力だけ、という内容で、それ以外の要素は、めちゃくちゃ弱いんだよね。普通、もうちょっと他のキャラを絡ませたり、恋愛のストーリー的な要素があるもんだと思うのだけど(^^;。や、そういう点では、続刊が出るとしたら、どうするつもりなんだろ。
最高傑作級というには、恋愛方面がちと弱いか(^^;。や、とにかく、おもしろい要素をぶち込みましたと言う内容で、それで、きちんとすごく面白い。あとがき読むと、意識してこういう作品に仕上げたのかー。や、コレといった欠点もないし、なかなか上手いんじゃないでしょーか、この人。ほんと、おもしろかったー。
まあ、あからさまに、『月姫』&『空の境界』、あと、多少、ニトロプラス辺りの影響を受けてるのは、ご愛嬌。各要素をきちんと面白く纏めた上で、あそこまで大風呂敷を広げて、ラストも無難な落としどころに持っていった技量は、ほんとに素晴らしい。や、ラストは、もうちょっと盛り上げても良かったかなー、とか、泣かせ系の要素はあまり有効に使えてないよね、とか、由宇にしろ、摩耶にしろ、もっと萌え的に描いたほうが良かったんじゃないかなー、とか、なにより、やぱし恋愛要素が弱いのが、ちと不満ではあるけれど、やー、すげー面白かった。続編にも大期待っ!! <次回は当然、闘真をめぐって、由宇と摩耶の直接対決だろ〜。<をい
そいえば、“いちせさんも買っていたはずなんで、いちせさんの評価を楽しみに”って、別に私のじゃなくても(汗;。で、せっかくなので、目に付いた範囲で、『9S』の感想メモリンク → Earlさん、永山さん、睦月さん、REVさん、Stellaさん。
最高傑作級ぅ〜〜っっっ!! 凄いよ、凄すぎるよ。ライトノベルで、こういうの書くかーーーっ!!
や、少女漫画や美少女ゲームでは見れらない恋愛描写、しかも、一歩間違えると、ただのエロ漫画だぁーー。いやぁ、こういう雰囲気の方向では、なかなか、この良さは理解してもらえないじゃないかなぁーーー。良質というには、ちとアレなのだけど、恋愛小説としては一級品。正直、新井輝にこれほどのものが書けるとは思ってなかったよ。とにかく絶賛、大絶賛。素晴らしすぎるーーー。
新井輝といえば、「センスは良いけど、文章や構成はとにかく下手」というのが、一般の通説だと思うのだけど、この作品は、センスだけで勝負した、という感じ。これだ、これなんだ、これこそ、新井輝に求めるものだろう。や、『DEAR』で褒めてた方向性とは、違う気もするのだけど、まあ、いいや(^^;。当然、ファミ通文庫で書いてるような「萌え」的なネタもなし。あと、さっちさんによるイラストも、非常に作風にあっていて素晴らしい。でも、続くのかっ。続くこと自体は嬉しいのだけど、新井輝はそこまで信用してないので、ちと不安。でも、この巻に関しては、とにかくもう、素晴らしい〜〜〜。
とりあえず、こういうセンスの恋愛モノが好きなら、大絶賛なそんな予感。
祖父江と練無のやり取りも、祖父江と紅子にやり取りも、練無と杏奈のやり取りも、なかなか面白かったり。や、もともと、トライアングル・トライアングルな恋愛模様なので、つまらないハズはないのだけど、……でも、やっぱり、S&Mシリーズには、劣るんだよなぁー。
そゆわけで、『四季』を読む前に、せっかくだから、Vシリーズを読んでしまうかー、という感じで、続きを。って、そんなことを言ってると、『四季』を読むのが、来年になってしまう気もするのだけど(^^;。や、やぱし、Vシリーズって、微妙に、恋愛関係は進展してるのだけど、どうでもいい殺人事件が発生したりするのが、よろしくない。ミステリとして評価しても、多分、大したことないと思うので、素直に、恋愛中心に描いて欲しいんですけどぉ〜。
参考:既刊の感想 → Vシリーズ
第9章からエピローグにかけてが、とにかく素晴らしい〜〜。
羽村x梨枝、保呂草x紫子を主軸とした展開がなかなか良かったぁ〜。あと、そう、祖父江さん。や、Vシリーズの見所は、なんと言っても祖父江さんだと思うのですけど、どうでしょう。あー、あと、練無が、いまひとつ紫子に絡まなかったのが、残念といえば、残念。ちゅーか、考えてみれば、のらりくらりとかわされて、結局、ほとんど、関係に進展はないんだよなぁ〜〜。<そもそも、シリーズ構成を考えると、今回の話は、今後に、いろいろ問題があるんじゃないかしらん?<まあ、ミステリの作法だと、あんまりシリーズ構成とか、考えないのかもしれないけど
参考:既刊の感想 → Vシリーズ
いよいよ最終巻。オーフェンを巡る恋模様はいったいどう決着がつくのか? くぅ〜、クリーオウか、アザリーか、はたまた、ティッシかぁ、まあ、基本的には、シスコンだしなぁ〜。と、そんなことを思いつつ、読み進めていると、……なっ、なんですとぉーーーーーーーーーっっっ!! <272ページ
もう、びっくりですよ、脱帽ですよ、凄すぎますぅ〜〜。まさか、こういう風にくるとは、思わなかったなぁ〜〜。いやまあ、正直、いろいろ物足りない部分も多いけど、シリーズ最終巻としては、これはこれで満足な完結編。<特に、東部編は、結局、シリーズ構成が悪かったんだよなぁ〜。っていうか、わりとぼろぼろな気もするのだけど、あまり考えないでおこう(^^;
あと、あとがきの、オーフェン誕生秘話みたいな話も、なかなか面白くて、ぐぅ。いや、ほんと、最終巻としては、なかなか満足。って、まだ、無謀編が1冊出る、というのが締まらないけど
参考:
既刊の感想 → 魔術士オーフェンはぐれ旅
感想メモリンク →
Earlさん、
永山さん、
十夜さん、
アトニークさん、
シロアキさん
最終巻。もう、最後まで堪能。くらくらですよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!
作者のコメントから抜粋すると、“王道にベタに2人の恋を濃縮させたまんが!”であり、““うぎゃあー!!”と原稿を描いてる最中400m全力疾走したくなる衝動に何度もかられました”という、わかるわかる、さすが、そのぐらい思いをしなければ、これほどの作品は生まれますまいっ。とにかく恥ずかしくて、恥ずかしくて、はぅぅ〜〜〜〜〜〜〜っ。両親との対決&受験で、どうなるんだ〜〜、と思ったのだけど、きちんとラストまで、王道に恥ずかしくてよかったっ!! 絵的にも、さいこーっっっ!! ほんと、近年稀に見る、王道少女漫画で、ほんとっっっっっぉぉぉに、面白かったぁぁぁぁ〜〜〜。
……しかし、高校生になった美優は、より一層、幼い容姿になった予感なのは、気のせいですか(^^;。
参考:既刊の感想 → 彼まで♥km
はははははははぁ、やっぱ、祖父江さん、さいこーーーーーーっ!!
いや、今回は、もうもう、祖父江さんイジメとも思えるシチュエーションで、素晴らしい〜〜〜。やぱし、保呂草が疑われるようになって以降の人間関係は、非常に楽しくて面白い。林を巡る紅子との戦いも楽しすぎる〜〜。祖父江さんと練無のやり取りも良い味出してるし、立松もなかなか美味しい役割だよなぁん。あと、紫子さんの扱いも、保呂草と絡ませるより、こういうコメディ担当に置いといた方が、いいかもしれず。いや〜、すげ〜〜〜〜〜〜、おもしろかったっ!!
参考:既刊の感想 → Vシリーズ
う〜〜ん、微妙。前半は、狙ったネタは確実に外す野村美月なのに、この作品は、キャッチャーなネタできちんとおもしろいっ!!なぜだっ!! 何があったんだっ!! と、割と脱帽しつつ読んでいたのだけど、後半は、展開がぼろぼろ。……とりあえず、続刊に期待というところかなぁん。<でも、正直、前作『卓球場』シリーズを超えるのは、難しそうだけど
そゆわけで、“悪の秘密結社の幹部をしているパパと、正義の味方にスカウトされちゃった娘の、ご家族コメディ”(<あとがきより)。帯には、“超絶学園ラブコメ”とあるけど、父娘愛で、“ラブコメ”はちょっと(^^;。野村美月らしいコメディで、基本は、美少女戦隊モノで、多少、[文庫]『マリみて』系のエッセンスを入れた感じ。あと、ディーヴァは、[漫画]『電脳組』を思い起こさせるので、問題なのでは。……や、野村美月だと萌え系はムリだろうし、このネタで、どこまで野村美月らしさを出せるかが、勝負だよなー。
萌絵と保呂草の夢のコラボレーション。や、当初、Vシリーズを読みすすめていたのは、萌絵が登場するこの『捩れ屋敷の利鈍』を読むためだったのであり、とうとう、ここまで来たぜっ!! めちゃくちゃ楽しみ、ちょ〜期待ぃ〜〜。……って、いまいち(T-T)。や、犀川と絡まない萌絵に意味があるのかー、保呂草しかいない Vシリーズに意味があるのかー、うきぃ〜〜〜〜〜。
つまり、名探偵萌絵vs怪盗保呂草という話なのだけど、やっぱり、両作品の面白いところがスポイルされちゃってるという印象。まあ、最後のエピローグだけは、多少、良かったかしらん。……基本的に、密室の話ばかりで、この内容で、私に楽しめっちゅうのは、もともとムリってきもするけど(^^;。
参考:既刊の感想 → Vシリーズ