ろ紙で炎色反応


☆カラフルな実験でガスバーナーの練習には最適

炎色反応は,色が美しく、また花火の原理などにもふれることができ、大変人気のある実験です。
しかし、参考書では,水溶液をバーナーの炎の中に入れる方法として,、白金針やステンレス金網を紹介しています。
白金針は高価であり、ステンレス金網も、使う薬品の種類分用意するか、毎回蒸留水であらわなければなりません。
ピンセットの先に水溶液をつけることでも実現しますが、ピンセットがいたんでしまいます。
そこで「燃えにくいものを」という発想から、

燃えてもいいから,たくさん水溶液を吸収できる素材

という観点で、「ろ紙」を使った実験を紹介します。

 
適当な大きさの扇型に切ったろ紙をピンセットでつまみます。

☆各水溶液の炎色反応

硫酸銅(CuSO4)

塩化ストロンチウム(SrCl2)

硝酸カリウム(KNO3)

水酸化バリウム(Ba(OH)2)

☆ポイント

  うまくいくコツはたくさん水溶液を含ませることです。 水分量が少ないとろ紙が燃えてしまい炎が黄色くなってしまいます。
  水を多く含んだろ紙は燃えにくいものです。「紙鍋」(紙でできた鍋に水をいれて、直接火にかける調理法)はこの性質を使っているようです。

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