ミケーネ

アルゴリス平野の北に果てるところ、紀元前2000年ごろ栄えたアガメムノンの国ミケーネがあった。有名な「獅子の門」から入り、この遺跡の最上部に立つと、アルゴリス平野が一望でき、軍事拠点として重要な場所であることがわかる。
1876年、ホメロスの叙事詩をもとにシュリーマンが発掘した。ここの円形墓地からは、黄金のマスクなど多くの出土品があり、これらはアテネの国立考古学博物館で見ることとができる。素晴らしいものですので、ぜひ見てください。

ミケーネ遺跡遠望 黄金の仮面などが出土した円形墓地 ミケーネ遺跡から見たアルゴリス平野 獅子の門上部
(少々ピンぼけですが)

エピソード

ミケーネ遺跡の入口で、オレンジジュースを目の前で絞ってくれる出店(車を店仕立てにしたもの)があった。結構安いので買ってみました。それがなんと、甘味があって、まろやかで、すごくうまい。ぜひ飲んでみてはいかがでしょうか。

アトレウスの宝庫

ミケーネ遺跡の近くに「アトレウスの宝庫」と呼ばれている円形墓地があります。内部は、大きな丸天井のドームで、ひんやりとした涼しさを感じます。装飾品などのものはすでに盗掘にあっていたようで、発掘されたときには何もなかったようです。アガメムノンの墓とも言われている。