2003年秋、イタリアからの交換留学生

ベネツィア大学と早稲田大学の交換留学生として日本語研修のために来日しました。我が家にホームステイして早稲田まで通いました。

我が家で荷を解いてほっとするステファニア and パソコンでイタリアと交信中のステファニア

2001年の夏に、Universita ca Foscari(ベネツィア大学) で日本語を専攻している大学2年生が我が家にホームステイした。夏の休暇を利用して日本語研修のために来日し、横浜の日本語学校で勉強した。 イタリアは、北イタリアの小さな町、サンタ ジュスティナ生まれで、彼女の名前は、ダポント ステファニアという。お父さんはルディさんといい、お母さんはドロレスさんという。

このサンタ デュスチナについて、最初に少し詳しくご紹介しておきたいと思う。
ベネツィアの北約80Kmにベルーノ(Belluno)があり、ベルーノの南西30kmに紀元前ローマ時代から続く古い都フェルトレ(Feltre)がある。古都Feltreは、北に美しいVETTE FELTRINE(フェルトレの山)を従えている。 サンタ デュスチナは、この2つの街のほぼ中間点、ピアーべ川(F. PIAVE)の北岸に沿って存在する。この川は、源をはるか北のドロミテ(山塊のオーストリア国境近く)に発し、ベネト地方を流れてベネツィア湾にいたる。

ベネツィアから北に80km走ると、そこはドロミテ(山塊)の南の一角である。ドロミテ特有の白い頂きを持った、鋭い姿をした山々に囲まれている。サンタ デュスチナの北には、M. TRE PIETRE (1965m), M. PIZZOCCO(2186m)がすぐ近くにそびえ立っており、現地ではいつも(見るところによって)姿を変える山として親しまれている。南を流れるピアーべ川(F. PIAVE)は豊富な水量に恵まれており、その水を使ってベネト地方でも有名な製紙工場が稼動している。 

2002年の夏に、ステファニアの実家を訪問して旧交を温めるとともに、彼女の案内で北イタリアを探訪した。彼女との日本語による共感を通して、イタリアとイタリア人、イタリアの歴史と文化を深く理解する旅となった。

2003年秋に、イタリアから交換留学生が来日しました。ベネツィア大学と早稲田大学の交換留学生として日本語研修のために来日しました。我が家にホームステイしました。後学のために参考になればと考えて交換留学生の生活を記録として残したいと思います。

2003年秋、交換留学生として来日:ステファニア日本物語として。
早稲田大学で日本語と日本文化について学びました。我が家にホームステイして早稲田まで通いました。
このステファニア日本物語をダ・ポント家とイタリアに贈りたいと思います。

9月9日(火):イタリアのマルコポーロ空港発、ウイーン経由で成田着。2年振りの来日。

9月11日(木):通学トライアルを兼ねて早稲田大学の下検分に出かける。横浜駅〜渋谷駅〜高田馬場駅〜地下鉄早稲田と往って、早稲田大学のキャンパスを散策する。帰りは地下鉄早稲田〜大手町駅〜東京駅〜横浜駅のルートをたどる。横浜からの通学路としては東京駅経由のルートを選択することにした。

9月12日(金):横浜市の保土ヶ谷区役所に出かけて外国人登録を行う。ステファニアの日本語が通じて気持よく登録をすますことができた。登録証(カード)は、後日、本人が受け取りに行くことになる。

9月14日(土):新宿まで出かけて日本の友人とデートを楽しむ。新宿まで一人で出かけるのを見てたいへん頼もしく思った。

9月16日(火):大学のオリエンテーションに出向く。

9月17日(水):大学のオリエンテーションに出向く。

9月18日(木):学級分けのテスト(PLACEMENT TEST)。テストはたいへん難しかったとか。

9月22日(月):テストの結果に基づいてクラス分けが行われ、クラス登録をすませる。納得のいくクラスに登録されたと言う。

9月22日(月):川崎市の梨園まで梨狩りに出かける。イタリアにはない遊び方です、と感激していた。

9月25日(木):大学図書館のオリエンテーションのために大学へ。

9月26日(金):午前中、原さん宅で横浜友の会の作業をお手伝い、いろんな日本語に触れて勉強になったとか。 午後、保土ヶ谷区役所に出かけて外国人登録証(カード)を受け取る。うれしいそうな顔をして帰ったきました。これで立派な来日外国人である。

9月27日(土)イタリアから留学してきた仲間と原宿で集まる。ミラノの日本大使館(ビザの申請)で会った仲間、早稲田の日本語学科の仲間など幹事さんが8名を集めた由。両親とも日本人だが、日本語を上手に話せない青年、母親が日本人で東大に短期留学してきた青年など多彩なイタリア留学チームである。
イタリアチームとは私が付けたこの仲間の愛称である。みんな日本大好きの仲間でほとんどの人が2度目の来日とか。思い切りイタリア語を話してきました、とうれしそうである。

9月29日(月):クラス分けが行なわれて日本語講座が開始される。いろいろな講座に出て再度そのクラスがふさわしいかどうかを判断し、クラスを選択するシステムとのこと。この一週間で最適なクラスを選択することになる。日本語教育(教授法)を勉強している早稲田の学生が各クラスに配置されていて教授(とクラスの留学生)をアシストするのだそうである。これも感心するシステムである。

9月30日(月):横浜でしゃぶしゃぶを楽しむ。霜降りの肉が少し気になったようである。たれも真剣に吟味する。イタリア料理とはかなり遠い料理のようであった。

10月3日(金):早稲田の学生グループが、かねてよりお祭りのために交換留学生による「よさこい踊りチーム」に誘ってくれて、今日は大熊講堂の前で練習をする。何回か練習してお祭りにデビューするのだそうである。嬉しそうである。

10月4日(土):イタリアからの交換留学生(私がイタリアチームと命名しました)がそろって秋葉原探検に出かける。イタリアチームは、おもいおもいに電子辞書などを買い込んだようである。ことのほか盛り上がったとか。

10月8日(水):我が家のHPが縁で知り合った(メル友となった)鈴木さん(イタリア語を勉強中)と早稲田のキャンパスで落ち合う。日本のことイタリアのこととたいへん話が弾んだ由。銀座に出向いて夕食をご一緒していただく。うれしい日伊交流でした。今後はお互いに励ましあって日本語とイタリア語を研鑚することを約束したそうである。良いお友達ができました。

10月11日(土)〜12日(日):イタリアチームの一人がこの日、誕生日を迎えたフィレンツェから来られたアンナリーサさんの誕生日を祝福することになり、さっそく日伊ハーフのメンバーのところにみんなが集まって お祝いの会を催す。 ニ次会として日本が誇るかのカラオケに出かけて盛り上がったとか。想い出深い会になったとよろこんで帰宅する。

10月14日(火):早稲田で日本語の教授法を勉強している学生から、交換留学生が取材を受ける。海外交換留学生は早稲田の学生にとってもすぐれた交流と勉学の場のようである。

10月15日(水):友の会の小川さんからいただいた切符で歌舞伎を鑑賞する。授業が終え、家内と東京駅で落ち合って銀座の歌舞伎座へ行く。歌舞伎のストーリーは必ずしもよく理解できなかったようであるが、坂東玉三郎の早替わりなど印象深かったようである。本で学んだ歌舞伎に実際触れていろいろと実感できたことがうれしかったそうである。花道など歌舞伎用語も出てひとしきり歌舞伎談義に花が咲いた。
念のため演目を記す。最初の演目は、祇園祭礼信仰−金閣寺(ぎおんさいれいしんこうき−きんかくじ)で、俳優は幸四郎、雀右衛門に菊五郎。次の演目は、於染久松色読売販(おそめひさまつうきなのよみうり)で、俳優は、玉三郎が女の役柄7役を早替わりで演じた。

10月16日(木):授業を終えてから日本語学科の学長招待の歓迎パーティ招待される。これぞに国際交流の場である。日本語が結ぶ交流の輪がいくつもできて感激したとのこと。

10月17日(金):稲門祭(とうもんさい)に備えてよさこい踊りを遅くまで練習。留学生チームを先導するトラックにペインティングも。

10月19日(日)稲門祭に出陣。我々も応援に出かける。各チーム文学部キャンパスで列を整え早稲田通りを渡って大熊講堂まで踊りながら練り歩く。応援チームも加わって留学生チームもおおいに盛り上がる
大熊講堂前のステージで各チームの演技が繰り広げられる。留学チームも舞台で演技し、多くの拍手をもらう。応援チームがステージ前で一緒に踊って声援してくれる。晴れ舞台は大成功である。司会者に促がされて全員が自己紹介をする。留学生に向けて観客の拍手が続く。留学生みんなの目が輝いていた。最後に演技したのは応援してくれた侍チームである。

10月20日(月):我が家のHPが縁で知り合った(メル友となった)鈴木さん(イタリア語を勉強中)から夕食に招待される。鈴木さんとイタリア語との出会いなど話が弾む。鈴木さんのご好意に感謝することしきり。鈴木さんにとってのイタリア語、ステファニアにとっての日本語がともに今後の交流をとおして進歩することを祈る。

10月21日(火):早稲田創立記念日で、大学は休み。終日勉強に没頭。

10月22日(水):明日からエクスカーションで日光に出かけることに備えて、東京のイタリアからの留学生の宿に宿泊するというので、旅行用のバッグを背負って出かける。今日はクラスの勉強でも気が散ったことであろう。

10月23日(木):エクスカーションで日光へバスツアー。日光泊。

10月24日(金)エクスカーションで日光。華厳の滝に感激とか。日光から帰って、楽しい思い出を日本語でいろいろと説明してくれる。

10月28日(火)韓国人留学生の誕生日を韓国料理を食べながらお祝いする。

10月29日(水):健康診断を受ける。留学生の健康管理にも責任をもつ交換留学生システムに感心する。

10月31日(金):軽い変装をしてハロインを楽しむ。変装姿でアメリカからの留学生が賛助出演しているコンサートに出かけたとか。

11月1日(土):イタリアからの留学生が誘い合って神田〜神保町の古本屋街に出かける。イタリアにいる友人が卒論に使うという本を探し出してくる。帰宅後その日のうちに小包み郵便の荷造りをすませる。

11月3日(月):文化の日で休みであるが、早稲田祭があるというので出かける。生憎の雨で思ったほど楽しめなかったとのこと。

11月8日(土):成城学園にある留学生寮のフェスチバルに出かける。クラスの仲間の1人がここにすんでいるのだそうである。楽しい催しものがアレンジされていてたいへん楽しかったようである。貝の人形を手作りをして作品を持ち帰る。

11月9日(日)横浜の大船までドライブを楽しむ。おそるおそるおそばに挑戦する。たいへん美味しいと言う。

11月13日(木):かねて知り合いであった日本の友人(鈴木さん)宅に伺い、イタリア語を教える。夕飯をご馳走になりながらの教授でたいへん楽しかったとのこと。日伊の民間交流に一役買いました。

11月15日(土):イタリアチームと横浜で落ち合い、横浜を探訪。横浜駅の地下街を探検し、みなとみらい21へ中華街横浜の食を楽しむ。

11月16日(日)母親の誕生日を祝福してメイルを送る。

11月30日(日):横浜のみなとみらい21にクリスマスツリーを見にでかける。

11月30日(日):知人の大西さんから彼女の町内会で行なうもちつき大会に招待される。町内会のみなさんから大歓迎を受けて楽しい一日となる。イタリアからの日本語研修生を聞いて、みんながたいへん親切にしてくれたようである。ありがとうございました。

12月13日(土):横浜国大吹奏楽団の定期演奏会をみなとみらいホールに聴きに行きました。素晴らしい演奏会でした。

12月14日(日):12月10日、次男に女の双子が誕生しました。みんなで病院にお見舞いとお祝いに出かけました。みなとみらいホールに聴きに行きました。

12月18日(金):授業を終えてから鈴木さんと浅草浅草寺の羽子板市を見に出かける。年末の風物詩である羽子板市を楽しんだ後、鈴木さんの案内でお台場の夜景を見、中華料理を楽しんだ由。

12月20日(土):イタリアチームが浜松町で落合って、モノレールで骨董市に出かける。イタリアチームは仲好しで、日本文化を一緒によく勉強している。

12月23日(火):イタリアチームで天皇誕生日の参賀に皇居まで出かける。我々日本人でもあまりやったことのないことに挑戦する。天皇陛下のお言葉に感激した由。また万歳の盛り上がりには愕いたようである。

12月24日(水):クリスマスパーティのためにと家内に手伝ってもらってクッキーを作る。イタリアのクッキーなのでレシピーはサンタ・デュスチナの実家からメイルで取り寄せる。チョコレートチップスを入れた美味しいクッキーが出来上がる。日本語学科の仲間と東京でクリスマスをお祝いする。カソリックの深い伝統に従っている。

12月27日(金):イタリアチームと川原温泉に出かける。吾妻川の辺にある温泉で、いずれダムの底の沈むという温泉の由。鄙びたところに行きたいというので、インタネットで探し出した温泉である。

12月29日(月):温泉旅行から帰宅。炬燵と野天風呂が面白かったようである。もちろんイタリアの仲間と日本体験を語りあったことが最大のお土産である。

12月31日(水):イタリアより友人が来日。ステファニアが冬休みを利用して、日本の正月を一緒に経験するとともに首都東京を案内することを計画。

12月31日(火)〜1月11日(日):この間、鎌倉の大仏・鶴ヶ岡八幡宮、横浜のみなとみらい中華街、浅草の雷門・仲見世・五重塔)、渋谷、原宿、明治神宮お台場)と首都東京の雰囲気を満喫。イタリアチームとカラオケを楽しんだり、日本の年末年始を経験したり、新しい日本文化に触れる旅となったようである。

2004年1月12日(月):ボーイフレンドが帰国。成田エキスプレスに乗って成田空こまで送る。

1月13日(火):正月休みを終えて、授業が始る。

1月23日(金)〜25(日):イタリアチームが東京に集まって、手作りの料理を囲んで仲間の誕生日祝いをする。誕生日のお祝いを兼ねて、集まってはおしゃべりを楽しんでいる。

1月26日(月):前期が明日で終わるというので、クラスで懇親会。

1月27日(火):前期終了。終了を記念して、早稲田のカフェテリアで記念パーティが開催される。前期で帰国する留学生もいるとか。正しく国際的で楽しい想い出になるパーティだったようである。明日からは春休みである。

1月31日(土):留学生仲間の誕生日会に東京まで出かける。

2 月1日(日):鈴木さんの案内で節分の豆まきを見に出かける。

2月12日(木):鈴木さん(ステファニアがイタリア語を教えている女性)と地下鉄みなとみらい線の探訪に出かける。鈴木さんは、横浜のフェリス女学院が母校と言うことで、8年振りの横浜探訪とのこと。鈴木さんにとってなるかしい中華街〜山手〜フェリス女学院〜外人墓地〜港が見える丘公園〜フランス山と散策した由。

2月13日(金):留学生仲間と日本語研修の合宿を計画して東京に出かける。

2月16日(月):ある人のアレンジで川崎の小学校を交流訪問する。朝から出かけて6年生の一クラスと交流し、給食を一緒に摂って楽しい一日を過ごす。日本語が子供達にも通じたというので、たいへんな喜びようである。

2月17日(火):卒論に選んだ新進の作家、江国香織さんについて教えてくれる人がおられて、渋谷まで出かける。大国さんと言う方で親切にアドバイスしてくれた由。感謝。

2月19日(木):若い日伊2世の方が東京におられて(イタリア在住で東京大学に一年間留学し、縄文の研究をしている)、イタリアチームがなにかとお世話になっている。日本におられるお母さんがイタリアチームの面々をランチにご招待して下さると言うので、東京に出かける。どんな交流になるのか楽しみである。

3月9日(火):イタリアチームで千葉県佐倉市にある国立民族歴史博物館にでかける。日本の民族歴史に触れて大いなる勉学と感動をなった由。日本人にとってもうれしいお話である。

3月9日(火):イタリアチームで東京三鷹市にある宮崎駿のジブリ美術館に出かける。アニメの巨匠が作った美術館を堪能する。予約券が必要ないま人気のスポットである。

3月18日(木)〜3月22日(月木)イタリアチーム金沢へ4泊5日のバス旅行に出かける。日本の伝統的な古い街並がとてもよかった、と言う。

3月27日(土):東京の代々木に花見に出かける。イタリアチームで花の下で宴をして楽しかった由。日本の花見文化を実体験。

3月28日(日):午後からみんなで鎌倉の鶴岡八幡宮へ花見に出かける。八幡宮の舞台(石段の下にある)で結婚式が行われており、興味津々でこれにすっかり魅了される。結婚式が終わって列席者が舞台を下りるまで、舞台の上の様子を写真に撮っては見とれる。カップルの着物姿がよかったようである。池のほとりのぼたん園ではぼたんが満開である。

3月29日(月):エンリコ君が帰国すると言うので、それを肴に花見に出かける。散策した公園は東京駒込の六義園か。

3月30日(火):ある人の紹介で、卒論のテーマ(江国香織)について相談にのって下さる方(大国さん)がおられて訪ねる。たいへん有意義な指導をいただいた由。お宅でお母様から着物の着付けをしていただき、写真に納まる。よい想い出になった筈。日本の着物文化を実体験した日。

4月3日(土):イアリアチームのまとめ役だったエンリコ君が帰国することになり、送別会を行う。彼は、東大で縄文文化について6ヵ月間研究留学を終え、ボローニャに帰国する。日本のカラオケを楽しむ。

4月9日(金):大船駅から湘南モノレールに乗って湘南の海江ノ島、鎌倉へ出かける。春の湘南散策を楽しむ。

4月10日(土):鈴木さんのお誘いでアクアラインを通って房総半島にドライブ。春の花を摘む。

4月11日(日):鎌倉へエリーザさんと出かける。鎌倉は、鎌倉まつりでおおにぎわい。みこしあり、はしご乗りあり。夜は、イースター(復活祭)を祝うと言うので、イタリアチームがこのマンション(ガーデンアソシエ)に来訪。コミュニティセンターにあるキッチンスタジオにてみんなでイタリア料理を作って楽しむ。大事なお祝いごとを仲間と楽しむあたりさすがイタリア人である。終わった後大挙して我が家に来てくれる。夜遅くまでイタリアと日本の文化談義に花を咲かせる。

4月17日(土):NHKのBSディベートアワーに出演(録画収録)する。テーマは鯨の資源保存についてである。日本語で小論文を書き、ディレクターと会って出演を要請される。さてどんな番組になるんだろうか。

4月25日(日)フランチェスカさん、エリーザさん東京の「姫まつり」へ。戦国群像

4月29日(木):イタリアのサンタ・デュスチナから両親が、ステファニアの日本滞在中に是非とも東京見物をしたいということで来日。もちろんかわいい娘の日本留学の様子を見にきたかったと言う意味が大きいのだが。お土産満載の旅である。ゴールデンウイークを中心に5月9日までの滞在となる。我らが双子の孫と対面。記念撮影は、お父様のルディさん、お母様のドロレスさんとステファニア、双子の一家とステファニアと続く。

4月30日(金):両親をともなって鎌倉・江ノ島へ。山門御堂鐘楼

5月1日(土):両親をともなって横浜へ。オールド横浜から中華街へ。ベイブリッジを見ながらみなとみらい21へ。夜は、我々も合流してトンカツでディナーと洒落込む。フラワーボールの前で記念撮影。ちょっと風が冷たい夜である。

5月2日(日):両親をともなって東京の浅草・秋葉原へ。

5月3日(月):両親と小田原へ。エリーザさんも同行し、小田原祭り北條五代祭りを楽しむ。戦国絵巻さながらの行列を堪能する。子ども忍者あり、騎馬武者あり、鉄砲隊あり。戦国の世にタイムスリップできるかな。

5月4日(月)〜5日(水):両親をともなって東京を西へ東へと探訪・散策へ。両親の目に東京のにぎわいがどのように写るであろうか。 明治神宮の鳥居明治神宮で見た結婚式竹下通りのにぎわい渋谷の雑踏皇居イタリアチームとの歓談はご両親にとってうれしい思い出になったようである。

5月6日(木):連休明けの授業が始ったので、両親を案内して早稲田大学に行く。授業が終わるまでご両親には早稲田散策をさせたとか。夜はそろって出かけ、大船のレストラン・キリンシティでご両親からお礼のディナーをご馳走になる。

5月7日(金):ステファニアは授業があるので、鈴木さん(彼女にイタリア語を教えている)に東京の案内をお願いする。浜離宮お台場深川不動を案内して下さった由。鈴木さんにとってはイタリア語の実習になる。彼女のイタリア語は充分イタリア人に通じたということでした。

5月8日(土):午前中大船フラワーセンターで春の花を楽しむ。午後から川崎市多摩区にある川崎市立古民家園に出かける。ついこの間まで日本人が住んでいたような古民家が森の中に点在していた由。古い日本の風情を楽しむことができたかどうか。

5月9日(日):ステファニアは両親を成田まで電車でおくる。ステファニアの冬物衣料を持って帰ってもらうというので、ご両親の荷物はそれは重かったこと。 

5月28日(金)〜30日(日):長野・松本方面へバスでエクスカーションに出かける。日本の地方を知るよい機会となる。往路では長野の善光寺を見る。山の学校で子どもたちと交流する。太鼓の練習太鼓の演奏そば打ち茶碗作りの陶芸(写真は後日届いた作品)と思い出がたくさん。復路では、名城で名高い松本城 を見学する。

6月13日(日):イタリアで知り合った友人と代官山で会う。彼女が近くイタリアに留学すると言うのでアドバイスを兼ねて旧交を温める。イタリア語での会話はまだちょっとむずかしいので日本語でおしゃべりしました、とのこと。ステファニアの日本語が進歩したことをうれしく思う。 

6月27日(日):エリーザさんと鎌倉へ。広島に留学しているイタリアの仲間も合流する。大仏のポーズをとったこの写真どうです。

7月7日(日)七夕(たなばた)を留学仲間と公園に出かけて楽しむ。花火がたのしかったとのこと。イタリアには七夕という風物詩はないのだそうである。 

7月16日(金)〜7月19日(月):茨城県大洗海岸にキャンップ・海水浴に出かける。イタリアティームに日本人も加わった大部隊のキャンプを楽しむ。テントを広い松林の中に張ったのが楽しかったとのこと。鉄火丼が(刺身がどうしても食べられなかったステファニアが)食べられるようになりました。 

7月22日(木):最後の授業となる。成績どうだったのかな。終了式も盛り上がったことでしょう。 

7月23日(金)〜29日(木):広島、京都、奈良への旅に出る。羽田から飛行機で広島へ。広島からは夜行バスで京都へ。京都からは新幹線で東京まで。広島ではイタリアから留学している学友と厳島傘の下でしゃれてみる平和公園(原爆記念堂)を観る。京都でもイタリアから留学している学友のお世話になる。もっぱら自転車で観てまわったとのこと。下賀茂神社、金閣寺銀閣寺などをまわる。清水寺の舞台が工事中で残念ながら上に乗ることができなかったことを残念がる。奈良にも出かけ、東大寺法隆寺を観る。京都からの日帰りで法隆寺まで足を伸ばしたのは、たいへんだったようである。最後の日、京都から東京まで新幹線で帰り、早稲田に寄って留学の終了証を受け取る。たいへんよい成績で終了できたので満足しているとのこと。おめでとう、ステファニア、日本語が本当に上手になりました。 

7月30日(金)〜31日(土)隅田川の花火見物に出かける。鈴木さんのお世話になる。浴衣を着て浜離宮を散策し、水上バスで浅草まで隅田川をさかのぼり、日本一の花火大会を楽しむ。浴衣は鈴木さんに着付けてもらう。それもこれも最後を飾る思い出となる。 

8月1日(日):さよなら料理(イタリア風)をステファニアが作ってご馳走してくれる。双子一家も着てくれて話に花が咲く。 

8月2日(月):荷造りをする。昼からさよならパーティに渋谷まで出かける。イタリアティームとして最後の晩餐となる。

8月3日(火):荷造り。さよならパーティを近くのカレー屋さんで。最後の夕食となる。双子にも最後のさよならを。 

8月4日(水):成田よりオーストラリア航空で帰国。5時起きで大船駅から成田に向う。一年の留学を終える。 

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