眼鏡っ娘93キャラの紹介を眺めてにやにやする本。ということで、眼鏡っ娘好きならそれなりに楽しめると思うのだけど、ただ、キャラ紹介のイラスト欄が空欄だらけなのは、大きくマイナスだと思うんですけどぉ。<大人の事情もあるのかもしれないけど、キャラ紹介がメインでイラストなしはそりゃダメだ
そゆわけで、アニメ、漫画、ゲームなどから、眼鏡っ娘を 8タイプに分類して紹介。93キャラというと一見多いように感じるけれど、1タイプ辺りにすると 12キャラ程度という計算になるので、実は、そんなに多くはなかったりする。ラインナップに関しては、漫画やアニメは、私は詳しくないので置いとくとして、ゲームに関して言えば、メジャーどころはそれなりに揃っているので、一応、少ないながらも頑張っているかな?という印象でした。まあ当然、あの娘がいないこの娘がいないというのはあるけれど、それは仕方ない。……あと、やっぱり問題は、イラストのないキャラが多いということなんだよなぁ。
眼鏡っ娘紹介以外では、コラム類は正直ちと薄い。いやまあ、眼鏡っ娘論は、あっちこっちで普通に濃い議論を見かけるからなー。あとは、倉田英之vs小野寺浩二のトークは面白かった。やっぱり、眼鏡は心にかけるものなわけよなぁん。
ラストは感動。まあ、途中までは、ご都合主義というか、ピンチの後に脈絡なく解決方法が降ってくるというのが繰り返されてて、それはあんまりに酷いと思ったけれど、ラストがよければ全て善しだ。
そういうわけで、祖国滅亡の危機の中、助けを求めてひた走る大陸横断鉄道と少年たちの話。とにかく読んでて、「いきなりそんな都合のいい話を持ってくるなよ!」とか「なんだか良くわからないうちに解決してることになってるよっ!!」とか「ていうか解決方法が陳腐にしか見えないのがなんだかなー」とか、そんな感じばっかし。なんというか、解決方法の見せ方が、ストーリー構成からみても演出からみても、非常にお粗末なんだよなぁ。……そういう風に、途中までは駄作としか思えなかったのだけど、でも、ラストはとても感動的に仕上げられていて、トータルに見れば、もう大満足っ!!
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既刊の感想 → 疾走! 千マイル急行
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もともとゲームの企画だったものを小説化したということらしいのだけど、えっと、元の企画ってストーリー性のあるノベル系のゲームではなく、『DALK』や『エンゲージエランズ』みたいなシミュレーションRPGだったのんね。元の企画からして小説向きではないのに、さらに、文章もひたすら描写&説明不足で、とにかく小説としては酷いという気が。
そゆわけで、[WIN]『秋桜の空に』の竹井10日がライトノベルに挑戦っ!! ということで期待してたんだけど、なんちゅーか、好き嫌い以前に、最低限、まともに読めるモノにしてくれないと困るんですけどぉ〜〜。<『秋桜の空に』のノベライズはわりとマトモだったと思ったんだけどなぁ。……内容は、タイトルからわかるように、『ポケモン』のモンスターの代わりに美少女を駆使して戦う、というモノ。イメージとしては、アリスソフトの『にょ』シリーズ辺りが一番近いと思うんだけど、そりゃ、『にょ』シリーズはああいうゲームだから面白いのであって、小説にしても全く面白くなるわけがない。
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面白い、むちゃくちゃ面白い。素晴らしいボーイミーツガールですっ!! や、オーソドックスなストーリーラインを、きちんと丁寧に仕立て上げた傑作。さらに、表面的には変に見えるのに、SF的な設定やキャラクターも、その骨格はしっかりと作ってあって、とにかく非常に好感触っ!!
「第8回角川学園小説大賞≪奨励賞≫」。ヘンテコな世界で生きる情けない主人公が、ある調査で地球にきた可愛い娘に頼られて頑張っちゃう話。表面的にはほのぼのとした変なセンスで、けれど骨格は、丁寧でしっかりとしたオーソドックスな作りが最大の魅力。ほんとにほんとに、良質なボーイミーツガールですっ!!
……しかし、この話だけで綺麗に終わってるのに 1巻となっているのが、めちゃくちゃ不安なんですけど(^^;。
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デビュー作といってもきちんと巧いのはさすがなんだけど、ただ、キャラの描写が弱いせいか、今ひとつ登場人物の気持ちが伝わってこないのがマイナス。恋愛モノとしては、キャラ配置も、いまいち良くないんだよなー。
そゆわけで、荻原規子のデビュー作、1988年の作品らしい。天照大御神、月読命、須佐之男命といった日本神話を下敷きにしたファンタジーで、帯によると、“<水の乙女>と<風の若子>の運命の恋”ということなんだけど、ただ、キャラの描写も弱いし恋愛描写も弱いしで、あんまり恋愛モノっぽい感じはしないんだよなー。あくまで、半神と人の戦いが中心といった風で、そこら辺はどうにも不満でいまいち。ロマンチックで綺麗な題材なだけに、ちょっと残念。
悪くはなかったけれど、私的にはいまいち。いやぁ、あそこら辺の普通っぽい女子高生は、理解できないからなー。
そゆわけで、中世ヨーロッパの魔女狩りの時代に、舌なめずりをしながら「そうだ。我々はまだ、子供を味わっていない」と狙った女の子を魔女に仕立てようと企む、それはどこのエロゲの世界ですカー、という感じのSF。でも、私的にはどうにもいまいち。やっぱり、女子高生に共感も理解も出来なかったのが敗因かなー。いや、こういう作りの内容だと、きちんとラストに浸れないと味わいが半分以下な予感。うーむ、良く計算された構成で、そういう部分は面白かったんだけどねぇ。
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こんちきしょう、うきゃうきうきゅう〜〜〜。<意味不明(^^;
そゆわけで、対タートム戦。いやぁ、正直ラストは、もっと引っ張ると思ったんだけどなぁ。ちゅーか、構成的演出的に、アレはダメだろ。や、今までアレほど盛り上げてきたネタを、特に効果的にでもなく、あっけなく使ってしまうなんて。……心情的に感情移入した状態で見れば、確かに嬉しいんだけど、それにしても、くちょ〜〜。
まあ、それはともかく、今巻の見所は、ソフィアですかっ!! 登場シーンから終始お約束な展開で、くぅ〜〜〜。特に、前々から来るぞ来るぞと思っていたそのまんまに展開する天幕のシーンが、とにかくくらくら。ほんとにお約束万歳っ!! 素晴らしぃ〜〜〜。
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既刊の感想 → 空ノ鐘の響く惑星で
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二年に進級&新入生登場編。このスピーディな展開は、今野緒雪にも見習って欲しい。<ちげー
そゆわけで、二年生になり副会長として頑張ろうとする護くんだけれど、個性的な新入生に生徒会は大騒動、という話。とりあえず、新キャラ導入は無難にこなしたという印象なんだけど、ただ、新キャラ紹介がメインの回だったので、“激ピュア・ラブコメ”としては物足りなかったかしらん。新体制でどうなるかは、まずは次巻を読んでからだなぁん。
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既刊の感想 → 護くんに女神の祝福を!
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もともと、さっちさんのイラストは好きだったのだけど、なんだか、ぷにぷにとやたら凶悪に進化してるのは、いったい何なんですか〜〜。ラストのホタルとか、もう、見てるだけで、うひぃ〜〜〜〜。
というわけで、大絶賛な『ROOM NO.1301』。まあ、今巻に関しては、窪塚姉妹はなんとなく流れてしまって今後に続く&それ以外も次巻への仕込みが中心といった印象で、内容的にはあまりこう見せ場が弱く書くこともなかったりしたりして(^^;。とにもかくにも、次巻はまだかっ!!<をい
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既刊の感想 → ROOM NO.1301
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「第5回電撃hp短編小説賞<大賞>受賞」。ロケットを小道具にして、登校拒否だったりいぢめられたりと、心に傷を抱えた少年少女たちを描いた連作短編。地味ながらも良く出来た作品だと思うのだけど、明らかに10代向けだよね(^^;。こういう読者の共感を誘うような内容の話って、やっぱり、対象から外れて共感できないと、どうにも味わえないんよなー。……そゆわけで、決して出来が悪いわけではないんだけど、少なくとも、私には合いませんでした。
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面白かったっ!! いやぁ、とにかくベタ、めちゃくちゃベタ。全くタイトル通りのそのまんまの内容なのだけど、だからこそ面白かった。まあ、好み的には、もちっとラブ方面に振って欲しかったというのはあるんだけどさ。
新人作品。新人賞落選からの敗者復活かしらん? 内容は、美人で高慢なヒロイン(宇宙人とのハーフ)が地球に里帰り、主人公の家に同居することで巻き起こる騒動、といった感じ。とにかく、ストーリー展開はお約束で非常にベタ。お約束なだけにきちんとツボは押さえているし、筆力も新人にしてはそこそこなので、十分に面白かった。ただまあ、好み的にも構成的にも、もちっとラブ色を強めないと生きてこないシーンとかもあるんだけど、そこら辺は、今後に期待かなー。
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コケた、ダメダメだ(T-T)。あああぁ、一巻は良かったんだけどなぁ。
そゆわけで、悪魔や幽霊を交えた美少女いっぱいなラブコメディ。今回は、合宿で怪物退治編。サブタイトルを見てもわかる通りコメディ色をより強めた内容になっているのだけど、やっぱり、三雲岳斗はコメディな話を書いちゃダメだって(T-T)。どうにも、くだらなくつまらないだけで、続刊はパスかなぁ。
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既刊の感想 → アスラクライン
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おもしろいっ!! やっぱり、新しい分野を切り開いた、その時を書いたエッセイはおもしろいわぁ〜〜。ただ、全体に愚痴っぽい印象なのと、きちんと事実確認を行ってない、という辺りはちと残念だったりするんだけど。
そゆわけで、少女小説らしい改行の嵐&下半分が真っ白というフォーマットを生み出した花井愛子が、そのティーンズハートの時代を振り返って書いたエッセイ。私は当時、コバルト文庫よりもティーンズハートを読んでいた人なので、非常に興味深く面白かった。でも、花井愛子の作品自体は、まったく記憶に残ってないのだけど。<をい
とにかく面白いのは、やっぱり初期の頃の話で、あの文章や装丁にどれだけこだわりがあったか、そしてそれを認めさせそのまま出版させるのにいかに苦労したか、という辺りは、めちゃくちゃ熱くて、ほんとに面白かった。まあ、花井愛子視点なので、過度に大変そうに見えるというのはあるのかもしれないけれど。それに、あくまで花井愛子の主観バリバリな「大変だった」という話なので、非常に愚痴っぽく見えるのはマイナス。特に後半、当時の話からズレはじめると、なおさらそんな風に感じだったのは、ちと残念だったり。
あと、せっかくなので、同様に当時を語っている 久美沙織「創世記」 と 早見裕司「ジュニアの系譜」 に、改めてリンク。併せて読むとおもしろい。や、『ときめきイチゴ時代』は、「当時のティーンズハートを語る」というより「当時の話をネタに花井愛子の想いを語る」と言った切り口なので、特に「ジュニアの系譜」の方が、当時のティーンズハートを知るにはわかりやすいというのもあるんだよね(^^;。
びみょ〜。ブギーポップと同じ世界を舞台にした上遠野浩平らしい雰囲気の作品なのだけど、なんというか、キャラもストーリーラインも、どうにも地味。や、奈緒瀬お嬢様はいいんだけどなぁ、奈緒瀬お嬢様は。
そゆわけで、勝気で強気な奈緒瀬お嬢様が、家を出てふらふらしている兄にやきもきする話。って、奈緒瀬お嬢様の出番が少ないのはどういうことだっ!! 結局、奈緒瀬お嬢様と、あとはせいぜいロボット探偵以外には、魅力を感じない作品なのだけど、こう出番が少ないとにんとも。……続きを買うかはちとびみょうだなー。
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既刊の感想 → ソウルドロップシリーズ
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終盤まではあまりに酷くてどうしようかと思ったのだけど、とりあえず、今後に期待できそうなラストなので、次巻を楽しみにしやう。
そゆわけで、麗華お嬢様と二ノ宮くんのウキウキ初デート@遊園地編。デート風景は、とにかくイベントの配置と演出が酷すぎて、ひたすらつまらないだけだったのだけど、ただ、終盤の展開は今後に期待を残す内容だったので多少救われた予感。……でも、3巻4巻とこう低調なのが続くと、そろそろ買うの止めようか考えざるをえないよなぁ。
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既刊の感想 → ご愁傷さま二ノ宮くん
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うわぁ〜、いかにもファウスト系っぽい内容で、ジョブナイルポルノと銘打たれるとむしろ違和感が、や、確かにエロ分は多いんだけど(^^;。装丁だけでも講談社ノベルスっぽくした方が売れるんじゃないか?という気もしなくもなかったり。<をい
そゆわけで、昭和30年代の東京を舞台にした殺し屋と犬耳少女の話。殺し屋の内面と平行世界を扱った内容で、尖がったエロゲとかファウスト系といった風味。まあ、やっぱりというか「空想東京百景」は、ファウストにも掲載してるらしいし。……いや、「ジョブナイルポルノ」と銘打ってはいるんだけど、ファウスト系の枠内でも普通におもしろいのよな。これなら、むしろエロを強調した作りにしない方がいい予感が。特に、昭和30年代という舞台設定とその描写がなかなかに雰囲気を出していて Good。ただ、ラストはちょっとぐだぐだな感じなのが残念だったけど。
あと、煽りに「萌え&アクション」とあるのだけど、ストーリー的には「萌え」はなくて、「萌え」を担当してるのはイラスト。犬耳少女をヒロインにした本領発揮という感じで、特に、各章の扉はなかなかに素晴らしい。あとは、犬食いとか。
巻頭イラストの眼鏡で買ったのだけど、おもしろい、めちゃ好きだ(^^;。や、ちょっとエッチなラブコメなのだけど、とにかく王道的な展開で、楽しすぎるぅ〜〜。
「第1回MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作」。転校初日に、いきなり美人でおっぱいな先輩に告白されて押し倒されるというラブコメディ。潔いぐらい記号的というか、ストーリーの要求すら無視してひたすらテンプレートを並べただけという内容なのだけど、だからこそ、おもしろいっ!! っていうか、おっぱいな先輩がなんかツボった(^^;。とにかく私は、すげ―好きだ。あと、狐印さんのイラストも魅力的ですなぁ〜。
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終盤の展開が強引というか無理があるのはマイナスだけど、とにかく、ありがちなようで独特なセンスが Good。……しかし、最近は、ちょっとエッチなのが流行りなんだろうか(^^;。
「第1回MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作」。ひきこもり思考の主人公が、ネガティブな思考のあまり、「ゴーレム」の女の子を作ってしまうお話。お互いネガティブな思考に囚われがちな二人の恋愛モノとしては、雰囲気も独特でそこそこ人も描けていて、なかなかに面白かった。ただ、やっぱり問題は、終盤の強引な展開かしらん。無理にオチを作らなくても良かった気がするんだがなー。<無理があるというより、むしろ、いろいろいぢっているうちに変になっちゃったという感じなんだけど
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