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★" Star Watching   −星図・ガイドブック−

 




※ DSO = Deep Sky Objects (星雲・星団・銀河などの非恒星状天体の総称)

星図




Sky Atlas 2000.0, 2nd Edition (Laminated Deluxe Version) [Sky Publishing Corp.]

Sky Atlas
約 53cm X 41cm, 26図
星数: 81,312個 (8.5等以上)
DSO: 2,700個
8.5等以上の散開星団、11等以上の球状星団、
13等以上の銀河、14等以上の惑星状星雲

専用のキャリングバッグ (左挿入写真) まで用意されている大型の星図。 カラー・白黒・白黒反転のバージョンがあり、さらに夜露対策ラミネート加工の有無のバージョンがある。 左写真はカラー印刷のラミネート加工版。 野外で使うには、これを広げておく為の専用のテーブルが必要になってしまうので、なかなか出番がない。 しかし、非常に美しい星図なので、眺めているだけでも楽しい気分にさせてくれる。

Pocket Sky Atlas [Sky Publishing Corp.]

Pocket Sky Atlas
約 15cm X 23cm, 80図
星数: 30,796個 (7.6等以上)
DSO: 1,500個
8等以上の散開星団、10.5等以上の球状星団、
11.5等以上の銀河、12等以上の惑星状星雲

Sky Atlas 2000 のポケット版とでも言うべき星図。 耐水性の高い紙に印刷されているので、野外でも問題なく使える。 対空双眼鏡で観望する際に、膝の上に載せておくと丁度良いので、遠征には必ず持って行く。 ただ、大型双眼鏡でスターホップするのには、やや星数が足りない。 どうせなら、Sky Atlas 2000 をそのままポケット版にして欲しかった。 DSOは大型双眼鏡に十分なだけプロットされている。

Uranometria 2000.0 [Willmann-Bell, Inc.]

Uranometria
約 24cm X 31cm, 220図
星数: 280,035個 (9.75等以上)
DSO: 30,000個
15等以上25,895個の銀河、
1,617個の散開星団、1,144個の惑星状星雲

北天・南天の星図 (Vol. 1, 2) とDSOのデータ集 (Vol. 3) の3冊構成。 9.75等以上の明るさの恒星がプロットされており、印刷出版されている星図としては最も星数が多いだろう。 DSOと微光星との正確な位置関係を調べるのに便利。 ただ、これを持ち運ぶくらいなら、ノートパソコンを持ち運んで星図ソフトを使った方が良いかも、と思ってしまう。

新標準星図 [地人書館]

新標準星図
約 21cm X 30cm, 28図
星数: 約16,000個 (7等以上)

学生の頃に初めて買った星図。 比較的暗いDSOまでプロットされている割には、7等以上の明るさの星しかプロットされてないので、やや物足りない。 各星図の裏ページには、DSOの口径別の見え方の簡単な説明が付いていて、これは大変に参考になる。 7.5等以上へと星数を増やした「標準星図2000 第2版」が出ている。



ガイドブック




星雲星団ウォッチング (浅田秀夫著) [地人書館]

星雲星団ウォッチング
約 18cm X 26cm (150ページ)
DSO: 220個

見開きの左ページにはDOSのデータと6.5等星以上のファインディング・チャート (45度四方) が、 右ページには9.5等星以上の視野円チャート (7度円) と、DSOの見え方の説明と写真が載っている。 メジャーなDSOが網羅されている。 視野円チャートは十分なだけの微光星がプロットされており、見え難いDSOの正確な位置を知るのに大変に便利。 各エリアの索引となる全天チャートは付けて欲しかった。 夜露対策に本をばらしてクリア・ファイルに入れてある。 Observer's Sky Atlas と比べると、整然と纏めてあるという印象。

The Observer's Sky Atlas, 2nd Edition (E. Karkoschka) [Springer-Verlag New York, Inc.]

The Observer's Sky Atlas
約 14cm X 21cm (130ページ)
DSO: 250個

見開きの左ページにはDSOのデータ・見え方の説明と、主な恒星・二重星・変光星のデータが、 右ページには6等星以上のファインディング・チャートと、DSO付近の9等星以上の詳細チャートが載っている。 メジャーなDSOが網羅されている。 DSOの見え易さを記号で表したりと随所に工夫が施されている。 よくこのサイズにこれだけの情報を押し込んだな、と感心してしまう。 夜露対策に本をばらしてクリア・ファイルに入れてあり、遠征にはいつも持って行く。3rd Editionが出ている。

The Night Sky Observer's Guide (G. R. Kepple and G. W. Sanner) [Willmann-Bell, Inc.]

The Night Sky Observer's Guide
約 22cm X 28cm (Vol. 1: 430ページ, Vol. 2: 506ページ)
DSO: 2,999個
銀河: 2,030, 惑星状星雲: 127, 星雲: 200,
散開星団: 550, 球状星団: 92

秋冬編と春夏編の2冊構成。 星座毎に二重星・変光星・DSOの見え方の詳細な説明がなされている。 スケッチ (全827図) を多用している所が素晴らしい。 やはり写真よりもスケッチの方が、眼視での見え方の実際が良く分かる。 大型双眼鏡にはオーバースペックなガイドブックだが、メジャーなDSOの口径別の詳細な解説は大変に参考になる。

Double Stars for Small Telescopes (Sissy Haas) [Sky Publishing Corp.]

Double Stars for Small Telescopes
約 20cm X 29cm (180ページ)
二重星数: 2,101個

小型 (中型?) の望遠鏡で見る事ができる二重星のカタログ。 主星が8等以上の明るさの二重星の中から、面白いものをピックアップしたとのこと。 それぞれの二重星にはインプレッションが付いている。 星空散歩していて偶然出合った二重星のデータを調べたりするのに使っている。


http://www2e.biglobe.ne.jp/~isizaka/nstar/
by Satoshi ISHIZAKA