Nstar's Laboratory - NATURE PHOTO -
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★" Star Watching   −ギア (星見道具)−

 




ヘッドライト (TIKKA E93AA) [PETZL]

TIKKA EPLUS
以前はPETZLのTACKIKKA PLUS (E49) を使っていた。 赤フィルターを開閉することで白/赤色を切り替える方式だったので、赤色でも強中弱が使い分けられる優れものだったが、長年の使用で筐体にヒビが入ってしまった。 同じものを購入したかったが既に販売終了だったので、同じく単4電池3本で使えるものの中で赤色LEDを搭載したこのモデルにした。 エネループで使っている。 最大光束は200ルーメン。 弱モード (5ルーメン) は240時間、それ以外のモードは60時間の連続点灯が可能 (仕様書より)。 上部のトグルスイッチの長押しで、白/赤色のモードが切り替わる。 赤色の明るさは固定だが、白/赤色のモードは記憶されているので、赤色しか使わない星見でも使いやすい。 観望の際は、何時もこのライトを (頭ではなく) 首に巻き付けている。

ランタン (EX-737NX) [GENTOS]

EX-737NX
暖色系LEDを最初に採用した電球色のLEDランタン。 電源は単三電池3本。エネループで使っている。 High, Low, 点滅のモード切り替えができ、Highモードで28時間, Lowモードで56時間, 点滅モードで84時間の連続点灯が可能 (仕様書より)。 コーヒーを沸かしたり、夜食を作ったり食べたりするときに有ると便利だが、ランタンを使う際には漏光で周りに迷惑を掛けてしまわないように注意が必要だ。 その点、このランタンは暖色系の目に優しい光で周りを適度に照らし、人を心地よい気分にしてくれる。 LEDライトの新開発は明るさを競っている様に見えるのだが、星見では強すぎる光は邪魔になるだけだ。

タブオイルランタン (ビートルS) [雪丘工房]

EX-737NX
タブキャンドル (ティーライトキャンドル) と同じ大きさの、小さな真鍮製オイルランタン。 これを使うとタブキャンドル仕様のランタンを、そのままオイル仕様にすることができる。 一個一個が手作りで、たくさんのバックオーダーを抱えているらしく、注文してから手にするまで待つこと1年5ヵ月。 真鍮の輝きが実に美しい逸品。 写真は定番のHIGHMOUNT フォレストヒル・キャンドルランタンに入れたところ。 横に置いてあるのは給油用のロートとキャップ。 ロウソク1本程の明るさが星見には心地よく、揺らめく炎の明かりの中で見る星空には格別な趣がある。 燃料は灯油やパラフィンオイルなのだが、パープルストーブ用にまとめ買いしておいたシェルのGTL灯油ヒートクリーン (既に販売終了) で使っている。 灯油臭くなく煤も少ないのが特徴だ。 燃焼時間は約4時間。

パープルストーブ (301Aセット) [武井バーナー製造株式会社]

301A
真鋳製のレトロな雰囲気いっぱいの灯油バーナー。 アウトドア用のバナーなのだが、写真の様にヒーター部を取り付け、高さ30cm程のコンパクトな灯油ストーブ (暖房器具) として使える。 ヒータ部を付けた状態のままでも、上に五徳を載せて調理にも使うことができる。 ファンクラブ (?) まで存在する大変な優れものなのだ。 コッヘルを載せてお湯を沸かしておけば、何時でも好きな時に暖かい飲み物が飲めるので、真冬の観望で大活躍。 強力な火力なので、熱々の「おでん」をつつきながらの観望も可能だ。 ガスでなく灯油を燃料として使うので、気温が氷点下になる厳寒期でも安心して使えるし、燃料タンク満タンで一晩中 (約6時間) 連続燃焼できてしまう。 液体燃料バーナーはポンピングとプレヒート (予熱) が必要なので、ガスバーナーより面倒なのだが、その面倒さが意外と楽しい。 厳冬の夜は、パープルストーブの赤く熱せられたヒーターの明かりで、周りの雪景色がほんのりと浮かび上がる。 そんな中で仰ぎ見る満天の星空は、何とも言えない雰囲気がある。

プロワークチェア (PW-600S) [ルネセイコウ]

PW-600S
椅子・・・長時間立っていると疲れるので、座りながら観望する為のもの。たかが椅子。しかし、それだけの「物」ではない。 観望地でこの椅子を出して座ると、妙に心が落ち着く。居場所=テリトリーができたと感じるからなのか、あるいは地に根を下ろしたと感じるからなのか、不思議なものだ。 33cm〜86cmの範囲で12段階に座面の高さを変更可能。 しかし、背丈の高い望遠鏡を使っている訳ではないので、せいぜい下から3段しか使わない。 気に入っているのは別の部分、背もたれの長さだ。 座面を低くすると頭までもたれ掛かることができ、足を前に放り出せば地面に寝転がった気分になれる。 頭が固定されるので手持ち双眼鏡のブレが無くなるし、星空を見上げるのにも便利な椅子だ。 金属の背もたれだが、意外と座り心地が良い。 持ち運ぶのに多少嵩張るが、椅子は大き目の方が落ち着ける。

コンパクト・ドライヤー (豆ドラ) [大自工業株式会社]

豆ドラ
車の12Vのシガーソケットに接続して使うドライヤー。 夜の観望は夜露との戦いだ。 湿気の多い夜、小1時間も観望していると、全てのものが夜露で濡れはじめ、ありとあらゆる光学系が曇り出すのだ。 このドライヤー、夜露で濡れた髪の毛を乾かす程のパワーはないが、光学系の曇りを取るのにはピッタリだ。 このドライヤーで一吹きすれば、たちまち曇りが取れて光学系が復活する。 低パワーなので、熱で機材のレンズを壊してしまう心配もない。 対物レンズだけなら夜露防止ヒーターを付けるという手もあるが、アイピースやファインダーに双眼鏡までとなると大変だ。 これ一つで全ての観望機材の夜露対策が済んでしまう便利な一品。

携帯ラジオ (ICF-SW22) [SONY]

ICF-SW22
短波、中波 (MW・いわゆるAM)、FM が受信できるマルチバンドレシーバー。 電源は単3電池2本。 デジタル式が一般的な昨今において、アナログ式の同調ダイアルを持つ短波ラジオ。 BCL全盛期を子供の頃に体験したものにとって、かなり嬉しい逸品。 ロッドアンテナに接続するワイヤーアンテナも付属している。表示窓に電球照明がついてないのは残念。 ラジオを聴きながら星空観望するのが目的ではなく、遠征先で雲ってしまったときの暇つぶし用。 とは言っても、車にもラジオは付いているし、星空観望をする様な見晴らしの良い所でAM放送が受信できない場所は滅多にないので、短波ラジオを持ち出す必要性はない。 それでも装備品に入っている理由はクマ避けにも使えるからだ。

ポータブルパワーソース (PS-18000) [日立オートパーツ&サービス]

PS-18000
リチウムイオン電池を使ったポータブル電源。 主に結露防止ヒーターとコンパクト・ドライヤーの電源として利用している。 以前は鉛蓄電池のポータブル電源を使っていたが、7.0Ah(12V) = 84Wh の容量でも3kg超もあり、重いのが難点だった。 この電源は 18000mAh(3.7V) = 67Wh なので、容量的にはそれほど変わらないのに670gと軽量だ。 また、リチウムイオン電池は大電流が取り出せるので、この程度の容量でも自動車のジャンプスターターとして使える。 山奥に遠征することが多い星見では持っていると安心だ。 リチウムイオン電池のポーターブル電源は、不良品の報告も多く、発火でもしたら怖いので、これまでずっと購入をためらっていた。 この製品は販売元が日本大手メーカーで、レビューの評価も高く信頼できそうなので購入した。他と比べ価格がかなり高かったが。

バッグ

バッグ
バッグ
適当に買ってきた手頃な大きさのカメラバッグ。 これに星見道具 (下記の収納品) を収納している。 三脚と椅子は車に常備してあるので、このバッグと機材を車に積み込むだけで遠征の準備が完了してしまう。 このバッグと大型双眼鏡のケース、併せて2つだけで遠征する星見は気楽で良い。

星見バッグの収納品

  • 下段左から、手袋、マイクロランタン、ヘッドライト、予備電池ケース、携帯ラジオ、ガイドブック、星図、コンパクトドライヤー、ケーブル各種
  • 中段左から、ポータブル電源、10x50双眼鏡、2.3x40双眼鏡、双眼鏡用三脚アダプター、双眼鏡用ネビュラフィルター、シングルバーナー、チタン製クッカー、チタン製マグカップ、チタン製フォーク・スプーン、ガスカートリッジ、ポリタンク
  • 上段左から、ブロワー、タオル、ポリ袋、ティッシュペーパー、ライター、マルチツール


http://www2e.biglobe.ne.jp/~isizaka/nstar/
by Satoshi ISHIZAKA