『少年の船=いじめ 』をHPにアップした前後に、UHBに我がHPを見るようにメールを送った。
次の週、まず
セミナーの指導部長(教育担当部門の次席に相当する地位):●本氏
その数日後
少年の船副団長(事務部門の次席に相当する地位):★山氏
より、事情説明および遺憾の意の表明が、電話でなされた。
電話での話は、両氏とも、
いじめの事実があったとしたら気の毒なことであった-という遺憾の意の表明であった。
事実関係から蒸し返す気はなかったが、息子から聞いた事情を伝え、先方の把握している事情も聞かせていただいた。組織的なイジメではなく、札付きの悪ガキ・数人が旅行参加しており、愚息や他の5年生がその毒牙にかかったものーーということらしかった。教育担当部門は、旅行の比較的早い時期に悪ガキ連の存在を把握していた様子だったが、彼らの悪事の本質を把握できず、その後の弱い者イジメを阻止できなかったらしい。
抜本的対策があるなら、イジメは世間から根絶できる、、、
抜本的対策など存在しないことは、私も知っている。しかし敢えて、
両氏に、今後の対応を問いただした。
--次回以降、きめ細かい指導を徹底させていきたい、とのことであった。
予想された回答だが、やはり落胆せざるをえない。
おのおのの部署で話し合って、その結果を
E-mailでもかまわないので、文書で知らせてほしいという要望を出した。
●本氏のメールによる回答を以下に示す。
Sent: Friday, January 12, 2001 6:04 PM
Subject: はじめまして
> ●本です。
> 先日はUHB少年の船の指導上の問題について
> ご指摘いただき深く感謝申し上げます。
> 私どもも最善を尽くしていたつもりでしたがご指摘の事態を
> 察知できず悲しい思いをさせた子どもに対しては本当に申し訳なく、
> 残念でなりません。
> 子どもからのサインを見逃さないこと、また子どもとの信頼関係を
> 築き何でも相談できる指導者であることが私たちの願いでした。
> 異年齢の子ども達が一緒に生活しますので、
> 異年齢集団の効果が最大限生かされるよう配慮したつもりです。
> 特にいじめについては指導者は必ず時間をかけて指導するようにしました。
> しかし息子さんが指摘した事態を察知できなかったということは本当に残念でなりませ
ん。
> 船では多くの子ども達が人なつっこく挨拶し、にこにこして話しかけてきましたので
> サブリーダーや指導者の子どもへの接し方がうまくいっていると思っていました。
> 私たちの危機管理の在り方を見直す必要があることを示してくれました。
> 次年度、今年と同じような悲しいを思いをする子どもが出ないように
> 万全を尽くすようお願いするつもりです。
> 例えば事前指導の徹底、巡回指導の強化、そして何よりも子どもへの気配り、
> 目配りの徹底に勤めたいと思います。
>
> 先日のお話の回答になっていないかもしれませんが、
> どうぞよろしくお願いします。
以下略
> --------------------------------------------
> 社会教育総合センター 学習情報課 ●本 ●●
> Tel: 011-xxx-xxxx(xx-xxx)
> Fax:011-xxx-xxxx
> Eーmail xxxx@xxxxx.pref.hokkaido.jp
> http://www.xxxxx.xxxx.hokkaido.jp/
> --------------------------------------------
大変誠実な方という印象である。
これは、今後に向けて、せめてもの救いかもしれない。
私はこの文書をプリントし愚息に読ませた。
1月20日、少年の船の特集番組が放映された。希望に満ちた旅の物語が語られた。
そして
1月21日現在、事務部門からの文書回答は寄せられていない。
先の電話の折りの、私と★山氏の会話の一部である。。。
私「ハッピーな内容の特集番組を見た人から、少年の船について、たずねられたら、何て答えればよいのでしょう? 私からは、決して『お奨め』とは言えないですよね。」
★山氏「ありのままを答えていただいて結構です。」
巨大組織としてはこの辺が限界なのだろう。
悪ガキの餌食になった愚息達は不運だった。
言うまでもなく
諸悪の根元は、UHBではなく、悪ガキ連とその親たちである。
他者の痛みをわからない人間は、矯正の対象である。
そのためなら、きつく叱ったり、体罰を与えることを私は容認する。
道徳や規範遵守をインプットされてこそ、人間は人間なのだ。
そうでない者はイヌネコ以下である。そんな人間が成人式で暴れたりするのだ。
この場合
他者の人権を尊重しない人間(悪ガキ)の人権も尊重せよというのは詭弁だ。
犬畜生以下だから人間ではない、これから人間になるのだ。
矯正はあってしかるべし。
(私は全体主義者でも軍国主義者でもない。人権尊重と放任は違うと言っているだけだ。)
そして
他者の人権を尊重する教育をしない親は亡国の源だ。
それは社会の責任ではなく、個々人の家庭運営の哲学の問題だ。
紳士面をしていようと、我が子を矯正できない親は、無能のそしりを免れない。
反面教師とするしかない。
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e-mail以外の伝聞内容は、私の言葉で書き直しています。
当事者より事実と異なるとの指摘がある場合は書き換えに応じる用意があります。
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(2001/01/21記す) |