お父さんのエッセィ

『南部曇天6』(2002/02/06)


『初雪』


リトルロックに初雪が降りました。

一晩で約8cmほど。

北海道なら、ちぇっと、舌打ちをして、手をこすり合わせながら出勤ですが、
今日は、学校も仕事も、休みです。

この国の車はいつでも夏タイヤですので、危険を冒してまで外出するには、
それなりの理由が必要なのです。

道ばたのそこここにsnow manが出現しています。
タケノコのように、一夜のうちに何体もつくられました。
雪の少ない地方の人々の、茶目っ気でしょうか?

うちのアパートでも、
子供達が、snow manをこさえてました。
よく見ると
snow manの目はバーベキュウ用の豆炭でした。
バーベキュウ(BBQと書きます)の風土ならではです。

不思議なことに、こちらの雪だるまは、
雪球が3つで構成されていまして、3分節=昆虫系です。

日本の雪だるまは、雪球2個で、私にはそちらの方が馴染みです。
さらにもともと、だるまの形って、球1個じゃないですか。

進化論じゃないですが、だるまの種の派生、地域差は興味深いことです。

仮説1
あれって、
おじさん達の体型を模しての進化ですかね?

仮説2
球3つだと、それぞれのパーツが巨大でなくても、背の高い雪だるまが出来る。
背の高い西洋人には都合がいい?

とにかく、
かじかむ手に年を感じながら、
私と長女で
小さな雪だるまを作ってみました。

4歳児が手を真っ赤にして作った雪だるまは
2分節の日本型です。
この地で何日がんばることでしょうか??


(2002/02/06記す)