お父さんのエッセィ

『心ない、一部の人間が、、、』(1996/11/24)


『心ない、一部の人間が、、、』

 『心ない、一部の人間が、、、』に続く文章を50字以内に記せ。と問われたら、 最近の話題から、私なら以下のように書くかもしれない、、、
『心ない、一部の人間が汚職をしても、他の99%以上の職員は公僕として真面目に奉仕しております。』
でも、今日の話は、厚生省のことではなく、電気屋さんの店員の話である。

 当家は、数年前から仕事上の必要性からマッキントッシュのコンピューターを一人ワンセットづつ使用している。
ちょっと専門的??になるが、さらっと読んで欲しい。
 私は、Power PCの出始めの時、すぐに7100/66AVを購入した。購入先は友人のつとめる電気製品の量販店である。 その友人はNECの専門なので、MACのことには詳しくないが、質問すれば親身に調べてくれる。 出始めのPower PCには、ほとんど解説本も出ていない時期のこと、彼には相当に迷惑をかけたことだろう。 ある日、質問事項が出来て、電話で問い合わせたところ、彼が不在だったことがあった。 しかし、電話の応対に出た別の店員さんは実はMACの担当だということで、質問を受け付けてくれた。 しかしである、詳しい内容は忘れたが、彼の回答はこんなニュアンスだった、、、、
『お客さん、無理を言われては困ります。MACにそのような機能はありません。』
勉強不足も甚だしいという、彼の口調に私は酷く傷ついたことをいまでも鮮明に覚えている。 仕方なしに、Macintosh BilbeやMAC Userなどを読み漁ったところ、 結果的には私が正しく、彼には古い知識もしくは、狭い知識しか無いことが明らかとなった。 悔しかった。何日も前の電話での応対を蒸し返して
『おにいさん、勉強不足は私ではなく、君の方だよ』
と言ってあげたかったが、大人げないし、電話での応対という事実そのものを否定されると、 立場がないので、友人にだけ苦情をいった。
『客商売なのにとんでもない』と友人に怒っても詮無いことで、私は彼にも嫌われてしまった。
その後も、そのようなこと(勉強不足も甚だしいという口調であしらわれること)が、一二度あったが、 その場で反論できないときは、おとなしく引き下がって、あとで調べることにした。 また、なるべくそういう(細かい知識を必要とする)質問は相手を選ぶようにした。
 私は、相手を選ぶ賢さを身につけたが、彼はMAC Masterの資格を身につけた。
私には信じられない情報であった。
彼がMAC Masterなら、私はMAC Ownerで、MAC Great Masterと名乗っても罰は当たらない。 ときどき接してもらう彼は、今でも不勉強な奴なのだ。
(ちょっと感情的になっているが、勘弁していただきたい。)

 ここで冒頭の設問の答えであるが、、、
『心ない一部の店員は、不勉強で客あしらいもなってないが、他の99%以上の店員は真面目に商売しております。』 となるわけである。

 さて、お役人や議員さんの不正が根絶されたという話を聞いたことがあるだろうか? ま、そっちはダメでも、電気屋さんにはもう少し期待出来そうな気もする。 客商売という意味???で、誰が切実に真面目さを要求されるかという事だからだ。

 またまた、話には続きがある。
今日、妻も、妻のコンピューターセットの件で、私と同じ境遇に立たされたのだ。
とある量販店にて、、、
『○×○の部品が欲しいのですが。』
『お客さん、そんな部品はありませんよ。それは、機械の修理ということになります。』
勉強不足も甚だしいという、彼の口調に妻は酷く傷ついたようだった。 その十数分後、別の店で、妻は探していた部品を、簡単に手に入れることができた。

 教訓1。
 私は、短気で根に持つタイプだが、妻も同様の体験をしたのなら話に普遍性がでてくる。 普遍的な解答は、『月給制なら、客から直接給料をもらうわけではない。』ということかもしれない。 お役人同様、量販店が月給制なら、お客に真面目に対応しないで、その場をしのげばいいのである。 先の量販店の名は、友人の顔を立てて伏せさせてもらうが、 今日の量販店は、近所の『YES』という店である。
 教訓2。
 商品の勉強をしたくないのなら、MACなど、店に置かないで欲しい。
が、
根本的には、MACを量販店で買い求める我々に無理がある。
小回りは利かないし、あたりはずれもあるが、情報に関しては、 大手通販店のほうが、はるかにまし、と最近考えている次第である。
(1996/11/24記す)