お父さんのエッセィ

『誰か教えて! 小さな疑問集』(1997/02/26)


誰か教えて! 小さな疑問集

その1

 飛行機のフライトアテンダントのお姉さんは、気圧変化で耳がつーんとなったとき、どうやって治しているのだろうか?
通常の乗客は、いわゆる、耳管通気を行うわけだが、
一般的には、あくびをしたり、唾液を飲み込んだり、飴をなめたりということだ。しかし、考えてみると、
どれも、客の前では格好悪い動作だ。フライトアテンダントのお姉さんが、離着陸の度にあくびをしたり、
なにか、ごっくんとしているのを見たことはない。それに、密かに飴をしゃぶるのも、行儀が悪い。
さりげなく耳管通気を行う方法というのがあるのだろうか?また、そういう訓練を受けているのだろうか?
私の友人のひとりは、自由に耳管を開放できる(咽頭の耳管孔を随意的に開放できる)のだそうだが、わたしは、できない。

その2

 看護婦さんのなかには、『(幽霊が)見える』という人がかなりいるのは、案外知られていない事実だ。
非科学的と、笑われるかも知れないが、『じつは、さっき、あの病室にいたんです』などといわれると、
『見えない』私としても、気になるのが人情。
ところで、話は換わるが、古来から、巫女さんという仕事は生娘の役回りで、
生娘でなくなると神通力も無くなるという話を聞いたことがある。
その辺のところ、看護婦さんの『見える見えない』との関連で考えると、どうなるのだろう?
素朴な疑問なのだが、では、いつまでも『見える』人は何なんだ、という議論になりそうで、直接はきけないでいるのです。

その3

 汚職官僚の、元厚生事務次官(岡光なにがし)は、多額の賄賂をもらっているのに、
どうして、国税庁は、重加算税の取り立てをしないのだろう?
マルサが頑張れば、あいつがまんまとせしめた退職金ぐらいの金額は、国庫に返るはずなのに!!
いっぽう、共稼ぎ貧乏性のわが家は
今年も、たっぷり、税金を取られた、、、?なんという、不公平だろう。


(1997/02/26記す)