お父さんのエッセィ

『戦う外科医とベビー怪獣モエゴン』(1998/06/27)


『戦う外科医とベビー怪獣モエゴン』


週末がない。七日ごとに週末は巡ってくるが、
今年度に入って心の安まる(dutyのない)週末が思い出せない。

ひと月を4週(週末が4回)とすると、
そのうち2~3回は私の当直dutyもしくは学会活動があり、
別の1回は妻のdutyのため、
私は乳呑児を抱えてのhouse keepingというdutyとなる。
というわけで、週末がない。

おかげさまで、散髪とか家にまつわる労働に工面できる時間がない。
庭に芝はのび放題。
そのためか、、、
   つつじは今年花をつけず、
また幸か不幸か
   ラベンダーは見事に花をつけ
   サクランボは鈴なりとなった。
悲しいかな
   収穫の時期を逸し、豊作の無農薬サクランボは
   スズメのご馳走と化した。

今日も実はhouse keepingなのだが、それでも忙中閑あり
土曜の夕方、家事の汗をシャワーで流し
ちょっと早めの缶ビールにのどを鳴らしながら
毎週楽しみにしている(しかし、ほとんど聞けない)FM番組アバンティを聴いている。
そして、久しぶりの、ゆったりとした気持ちの中でこのエッセーを書いている。
暇があるのなら『研究活動せい』という声も多々あるのですが
何せほら、すぐ横には乳呑児がいるもので、、、
   おっといけない。
   静かにしているときの彼女は、決まって何か破壊活動をしているの、
   すっかり忘れていました。
戦う外科医に安息の日々はない。
キャシャーンがやらねば誰がやる!!??

(1998/06/27記す)