紀 州 備 長 炭 と は、?

 

  日本の木炭を大きく分類すると、「白炭」と「黒炭」の二種類に分けられます。
    これは、炭焼きのときの温度と、焼き上がってからの火の消し方の差です。
    同じ原木を焼いたとしても、温度と消し方の差で、硬度、火持ちなど変わってきます。   
    一般的に、表面に白い粉がついているものを白炭といいます。
    白い粉は、適量の水に灰と土をいれて練った「消粉」と呼ばれる粉です。
    真っ赤に加熱された炭を冷却するため、窯から取り出したときに、炭に粉をかけます。  
    白炭は、約1300度前後で焼いています。

           

   窯元より仕入れた紀州備長炭は、最初は、左の写真のように白い灰がついていますので、
   白炭と呼ばれています。水洗いして、灰を落としてやると、右の写真のようにきれいになります。

       紀州備長炭の切り口         

       上の写真は、紀州備長炭の切り口です。このように備長炭は、
       硬質で、断面は、かがみのように光っているのが、良い備長炭です。

       備長炭はノコギリでは切れません。なたなどで、切断します。
       もともと非常に堅い
、うばめがしの原木の時の約1/3に圧縮します。
       良い備長炭は、たたくと高い金属的な音がして、遠赤外線が多量に含まれ、重量があります。

■  白炭に代表される備長炭は、ウバメガシを原木とする木炭中の最高級品で鋼鉄のような硬さをもち、
    たたくと、キーン、キーンという音がします。火力が強い上に、火持ちが良いのが特徴です。
    また、硫黄成分が少ないので、炭独特の臭いがありまん。高温で蒸されるので、水分が少なく、
    燃焼性に優れています。また、温度調節が容易です。

    
長炭には、沢山の穴が空いています。(多孔質)、そのため、備長炭の表面積は、炭1gあたりで、
    約300平方メートルにもなります。そして、この穴だらけの構造が
備長炭パワーの秘密なのです。
  
    
長炭の名の由来は、藩政時代、和歌山県 田辺市の炭問屋備中屋長左衛門が普及させたといわれ、
    この備長炭の名がついたとされています。この問屋が取り扱う商品を自ら
備長炭と名付け、
    江戸、大阪、京都などに、大量に送り込み、紀州藩の重要な財政源になっていたそうです。
    江戸時代には、備長炭の名は、ウナギ屋などで知られていたそうです。
    当時から、紀州は、多くの製炭量を誇り、炭焼き技術の本場として、くんりんしていたそうです。

    備長炭の原木となるウバメガシは、紀伊半島の中部~南部に自生していますが、原木の生産量が
    少ないため、貴重な原木ですので、市場の備長炭の価格も、必然的に高くなっているということです。


黒炭の作り方は、白炭と比べて実にシンプルで、完全に炭化した段階で窯を密開して
火を消し十分に冷却して窯の口を開き、木炭を取り出すだけです。
  
黒炭は、約600度~800度で焼かれています。
黒炭の特徴としては、やわらかく、火付きが良いということです。

県無形文化財に指定された高度な製炭技術

和歌山県の木 「 ウバメガシ 」

和歌山県の木 「ウバメガシ」 紀州備長炭の原木です。紀州備長炭の原木(ウバメガシ)です。

当店契約窯 川崎氏の紀州備長炭窯

当店の紀州備長炭窯をご紹介します。

紀州備長炭窯 紀州備長炭窯
紀州備長炭製炭士 川崎丈郎 氏 私が、紀州備長炭を生産している
紀州備長炭製炭士
川崎丈郎(かわさきたけお)と言います。

私の窯の内壁は、日本瓦(かわら)を特殊工法で、築いております。

最近の窯は、レンガが主流で、瓦を使用するのは、珍しいです。

良質の紀州備長炭が出来ると評判ですが、
「良質」かどうかは、貴方が決めることです。

まずは、私の紀州備長炭を試して見ては、
いかがでしょうか。
上の写真は、紀州備長炭窯です。約1300度前後で焼いています。一般的に白炭とも呼ばれています。
備長炭に代表される白炭は、鋼鉄のような硬さで、火力が強い上に、火持ちが良いのが特徴です。
原木の伐り出しから窯出しまで約2週間かかります。
この紀州備長炭を作るときに出てくる煙(ウバメガシの水分)を煙突を使って冷却・液体化し、
精製したのが木酢液(もくさくえき)です。
川崎氏の紀州備長炭窯 窯出し作業
紀州備長炭を窯の手前に寄せておきます。
灰かけ作業風景 窯出しの前に、紀州備長炭を窯の手前に寄せます。(一度に、出す分量だけ)

このまま、窯出しをすると、うばめがしの木の皮が付いていますので、灰をかけて木の皮を取ります。

10分程、置いてから窯出しします。
10分、経過した後、いよいよ窯出しです。ゆっくりと割れないように、窯から慎重に
紀州備長炭を出します。窯出し時の紀州備長炭の金属のような音色は、まさに神秘的です。
窯出し後の紀州備長炭です。
窯から、紀州備長炭を出した後、丁寧に、割れないように、ゆっくりと紀州備長炭を
1本1本、別の場所へ寄せます。

その後、消粉をかけます。消粉をかけて冷却すると硬質な紀州備長炭の出来上がりです。
この作業の繰り返しです。窯出しには、約9時間かかります。
翌日には、次の紀州備長炭を焼くためのうばめがしの原木を窯に入れていきます。
窯の中は、まだ、熱く、高温です。こうして、窯の中に入れられた原木は、火入れまでの3日間ほど、
窯の中で、乾燥させます。そして、火入り
うばめがしの原木に着火から窯出しまで、
約2週間かかります。


窯の中のうばめがしの原木の量は、約5トンの原木が入っています。
焼き上がりの紀州備長炭の量は、500kg~600kgになります。

このように、紀州備長炭の製炭作業は、大変な作業です。
灰と高温な窯の側での作業は、忍耐力と根気が必要です。

当店では、川崎さんが丹精込めて作り上げた高品質の紀州備長炭と木酢液を
全国の皆様にお届け致します。

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今、注目の商品 紀州備長炭の不思議なパワー。

紀州備長炭の不思議なパワー。

紀州備長炭とは、ウバメガシという原木を素材とする
木炭中の
最高級品です。
ただいま、多用途で活用されています。
ベット、浄水、炊飯、お風呂、焼き肉、枕、

 

 

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