共通資料bP

   

著者:飯塚俊明

−翻訳のやり方−

  1.相手国の歴史・文化・産業に関する知識のあること

  2.原語の辞書・文献を読解できる能力

  3.各分野別の一通りの日露双方の専門書を揃えること

  4.ロシアで出版された辞書は可能な限り入手すること

  5.本腰を入れて翻訳するつもりであれば、ロシア語ワ‐プロは必需品。

b) 基本姿勢

1.仮に特定の読者が対象であるとしても、不特定の人間が読者であ

  ることを前提に翻訳すること

2.英露・露英辞典を基本的使用すること

3.ロシアのアカデミ−出版の17巻ロシア国語辞典を使用すること

4.JIS用語を基本用語をすること(技術翻訳の場合)

5.口語体で翻訳しないこと

6.必要な場合、ロシア人にアドバイスを求めても、後に基本文献で

  必ずチェックすること

7.うまい翻訳より、確実・厳密・正確な翻訳を行うこと

8.文法を中心に翻訳すること

9.へんに分かり易い翻訳にはしらないこと

10.ロシアの文献に存在しない言葉は使用しないこと

11.目的の単語が見つかる迄、徹底的に文献を調べること

12.多くの書物や、雑誌・新聞等に日常的に目を通すこと

13.現場・会社用語は、特に普遍性のある用語を除き使用しないこと

14.新語の使用はなるべく避けること

15.長文に翻訳することは避けること

16.使用した用語の出典は控えておくこと

17.誤訳は必ず発生するので、恐れず翻訳すること

X.実際のやり方

1.翻訳原稿を入手したら、先ずそれに関連する原語文献に一通り目を通すこと

2.関連文献の中の用語を必ず使用すること

3.露和辞典に載っている単語は、最終的に出口が無い場合のみ使用すること

4.双方向に翻訳できる単語を使用すること

5.翻訳結果のチェックは、必ず第三者にチェックを依頼すること

6.どうしても意味のとれない場合、翻訳依頼者と相談すること

7.コンテキストから強引に判断する

8.造語は避けること

Y.おわりに

T.言葉の限界

  


翻訳例

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