1996年6月30日・京浜東北線逆線運転記録

1996年6月30日

JR京浜東北線
南浦和−川口間
逆線運転記録



 6月30日は、京浜東北線・東十条−川口間が赤羽駅構内の線路切り替え工事のために運休となり、両サイドで折返し運転となったわけですが、川口−南浦和間では、なんと「指導閉塞式」による単線並列運転が行われました。すなわち、普段と逆の線路を走ったりするわけです。

 こういう珍しいものには乗っておかないといけないというわけで、しっかり乗車してきました。

 南浦和駅では、京浜東北線ホームはこのような使用方法になっていました。



1番線蕨・西川口・川口行
2番線大宮方面から南浦和止まり
3番線南浦和始発大宮行
4番線蕨・西川口・川口行

 1番線、4番線の電車がそれぞれ南行、北行の線路で振り子のように折り返し、南浦和で接続をとるようになっていました。


 私が乗車したのは南浦和10時12分発の川口行。方向幕は「京浜東北線」でした。ふだんと逆の線路を走るためか、運転席の後ろは鉄ばかりでした(笑)

 駅長から運転通告券を運転士が受け取り、「指導者」(ありていに言えば「人間タブレット」みたいなもんです(^^;)が運転席に乗車。

 南浦和での出発信号も手信号という、ふだんは見ることのできないスタイルでした。
 運転台の向かって左端に乗っている人は、左腕に「指導者 南浦和−川口間」と書かれた腕章をしています。まさに「人間通行手形」です。

 電車は10時12分に発車。
 いきなり東北線の普通列車と並走しながら、浦和電車区を「左に見て」走ります。ちなみに、車内放送でも「この電車は川口行きです。お出口は終点の川口まで『左側』です。」というところが違和感ありありでした。蕨を出たところで北行電車とすれ違い。普段とは逆なのでやっぱ変な感じです。

 川口到着後、改札外の代行バス乗り場を観てきました。

 代行バスは国際興業赤羽営業所の担当でした。バスは見るからに満員御礼状態で出て行きました。

 改札内に戻り、ふたたび逆線運転となる10時41分発の南浦和行きに乗車。さっきとは逆のルートを走って南浦和に戻りました。ここでも「浦和電車区を左に見ながら走る」ので新鮮でした。

 というわけで、簡単に流してしまいましたが……(^^;
 9月には南行線の線路切り替えに伴い、ふたたび今回のような珍しい運転方式がとられることになっています。

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