最近、一押しだった『三流木萌花は名担当!』なのだけど、かなり残念な最終巻。打ち切りで仕方なかったんだろうけど、いきなり、輪廻姫の成長物語になってる件。それでも楽しめりゃいいんだけど、エロコメも業界ネタの何もかもがダメダメで、正直、全く良いところがなく、ガッカリとしか言いようがない。
イラストを描くことを巡って親と喧嘩した輪廻姫は、孝一の元に転がり込むが……。というわけで、最終巻らしいエピソードにしたかったんだろうけど、いきなり輪廻姫の成長物語にして、誰が喜ぶと。さらに突然の路線変更は、この作者の力量では器用に纏められるわけもなく、何もかも中途半端。いやぁ、酷い酷い。最後まで、エロコメだけで突き進んで欲しかった……。
[ 三流木萌花は名担当! ]
いよいよクライマックス直前っ!! 蝗害をはじめとする各地での災害と王権転覆の陰謀。うわぁ〜、すげぇ続きが待ち遠しいぃ〜〜。
しかし、劉輝、ヘタレすぎっ!! いや、前巻での旺季への丸投げは、苦し紛れでの選択ではあったものの、あの状況での最善策ではあったので、アレを転換点として、段々と劉輝が盛り返していくのかと思ってたわけさ。そこを、さらに、劉輝の王権維持の芽を摘む展開は、……もはや、劉輝の退帝エンドしか想像つかないわけですがっ!! むしろ、リオウが王様になるフラグだよなぁ。いや、最後に花道を用意して、劉輝が引退すれば、みんな幸せになるような、そんな予感(^^;。
一方、縹家の秀麗は、死への秒読み、不治の病とは思えないほどの活躍ぶり。これからいよいよラスボス戦へと向かうわけだけど、ほんと、続きがメチャ楽しみだっ!!
[ 彩雲国物語 ]
人間シリーズのラストを飾る4冊のうちの1冊。『小さな戦争』の最終決戦、零崎人識vs裏切同盟というラスボス戦かくやという呪い名六名からなるチームとの連続バトル。って、『小さな戦争』って、なんだったっけ?<をい。しまった、すでにいろいろ忘れてる(汗;。……いや、さすが西尾維新、エンタメとして非常に面白いのだけど、ただ、単なる怪物同士のバトルに終始してるだけの一冊なので、感想に困るな。最終巻という点では、バトルしてるだけなので、ちょっと物足りない印象。
しかし、『零崎人識の人間関係』の4冊のうち、どれから読み始めても良さそうだったので、とりあえず、これから手を出したのだけど、これでよかったのかしらん?
[ 人間シリーズ ]
なんとせつない恋愛ストーリー。素晴らしい素晴らしい。
人間シリーズのラスト4冊のうちの1冊。まだ、汀目俊希として、普通に中学校に通っていた頃の零崎人識の物語。うわぁ、その後の展開とは異なる未来があった可能性を伺わせる内容がせつない、とにかく、せつない。匂宮出夢と幸福な関係、そして、殺しの依頼のために訪れた現場での最悪な出会いと、絶望的なすれ違い。出夢の悩みと行き着いた結論が、痛々しくて、ほんとせつないなぁ。……それにしても、飛縁魔はいいキャラなのに、ここで使い捨てとは勿体無さすぎる。そして、奴はマジ最悪だ(^^;。
[ 人間シリーズ ]
だははははははっ、伊織最高っ!! 零崎二人のコミカルな漫才で場を笑わせつつ、シリアスに展開する崩子ちゃんの青春ストーリー。なんやかんやで、笑えて泣ける、素晴らしい家族モノでした。
人間シリーズのラスト4冊のうちの1冊。零崎一賊のたった二人の生き残り人識と伊織の物語かと思いきや、萌太を失い実家と向き合うことになる崩子ちゃんの物語でした。いやぁ、キャラの勝利というべきか、KYな伊織がマジ最高すぎる。哀川潤や人識との掛け合いが愉快愉快。そして、根底にあるテーマは家族愛。崩子ちゃんの対峙が、凄く熱く感動的で、ほんと、良かった良かった。
[ 人間シリーズ ]
フェアリィ・ダンス編終了。やはり、熱い王道展開は最高っ!! ストーリーはお約束なので、あまり語るべきはないのだけど、最後まで一気に読まれる牽引力はさすがだなぁ。……ただ、アインクラッド編に比べると、徹頭徹尾、敵が小物で魅力に欠けたのが、残念。直葉との関係も、もう少しなにかあるかと思ったのだけど、上手くかわされてしまった印象だし。そゆ点では、多少物足りない部分も。
なにはともあれ、次巻は新展開か。キリト氏の所業に期待していますっ!!
[ ソードアート・オンライン ]
女性陣の壊れ方が酷いことに。ヤンデレの感染力すげーよ(笑)。そして、ラストの展開の熱いこと熱いこと。敵味方入り混じった展開がすげぇ〜〜。
セロ一行は、エルフールを離れ、内乱が激化しつつあるサイエントロフへ。内乱への介入を進める魔族と聖教会、そして、セロたちの選択は? という感じで、最近は、必ずしも魔族が悪で六賢人側が正義ではないよ、という方向性が示されてたけど、いよいよ、敵味方入り混じった展開に。まあ、正義と悪という話だけでなく、もうちょっと政治的な話が絡むともっと深みが増すと思うのだけど、なかなかそこまではやらないか。……とりあえず、サイエントロフ編の序章としては、状況設定&説明がメインの巻だったけれど、めちゃ盛り上がるラストで、今後も非常に楽しみですっ!!
[ 輪環の魔導師 ]