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好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! −2011年10月に読んだ本



アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ストライク・ザ・ブラッド2 戦王の使者 /三雲岳斗

マジに1巻ごとにヒロインを1人づつ投入するつもりなのか(^^;。世界最強の吸血鬼・古城の元に、欧州から、吸血鬼・ヴァトラーとその監視役・沙矢華が現れ……。と、前半の展開はむしろ浅葱ルートかと思ったのだけど、順当に沙矢華か。う〜ん、正直、沙矢華とはまだ絡みが少なかったので、強引じゃないか? 1巻に比べて見所も少なく、ちと盛り上がりに欠ける印象だったり。

[ ストライク・ザ・ブラッド ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
なれる! SE5 ステップ・バイ・ステップ? カスタマーエンジニア /夏海公司

梢さん、怖えぇぇぇっっっ!! その日に限って、仕事がスムーズだったのも、梢さんの段取りってことでいいんですよね? 梢さんが本案件を仕切っていたら、工兵の苦労はなかったんじゃ……。

というわけで、新人SEの残酷物語も第5弾。今回は、CEとして顧客先で機器設置。私は、この手の仕事はやったことないので、今回は、共感もなにもないなぁ。しかし、やっぱり、癌は社長としか思えないので、そろそろ、工兵の経営編をやってもいいんじゃなかろうか? とりあえず、今回は、梢さんターンだったけど<をい、もう少し、恋愛方面のボリュームを増やしてもいいんじゃなかろうか(^^;。

[ なれる! SE ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド9 ―七千年の祈り― /川原礫

ハルユキのモテぶり異常だろっ!! 前巻の絶望のラストから、まさかのハーレム展開とはっ!! マジ、うらやましすぎるな。ほんと、イインチョー、あんた何者?

というわけで、《クロム・ディザスター》化した絶望の中、襲い来る敵との闘い闘い。その闘いの上、ラブ成分も増強で、すごく熱い展開っ!! ものすごくテンション高い展開がとにかくおもしろかったっ!! ただ、もうちょっとバーサーカー的なバトルを期待してたのだけど、バトルは概ねいつも通り。結局、クロム・ディザスターがあまり強くなかったのが、多少、がっかり。もっと、無敵無双かと思ってたよ。いや、ラブ方面は、無敵になりつつあるハルユキだけど、バトルだとまだまだ差があるな。今回、一気にパワーアップするのかと思ったら、そうでもなかったし。

とにもかくにも、長らく続いていた《災禍の鎧》編も綺麗に終了。むしろ、綺麗すぎるラストに、次回が心配なぐらいだ。って、次回は巻末予告によれば、短編集ですか?

[ アクセル・ワールド ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
俺の妹がこんなに可愛いわけがない(9) /伏見つかさ

短編集で番外編。京介以外の視点で描かれてるのがポイントだけど、京介、マジ愛されてるなぁ。慕われているというか、頼られているというか、単純にラブとかモテモテいうより、深い結びつきを感じさせる雰囲気が素晴らしい。

全部で7編収録されているけど、印象的だったのは、黒猫の妹・日向視点の「あたしの姉が電波で乙女で聖なる天使」、その続きとなる桐乃視点の「真夜中のガールズトーク」、あとは、あやせ視点の「過ちのダークエンジェル」かしらん。「あたしの姉が電波で乙女で聖なる天使」と「真夜中のガールズトーク」は、とにかく黒猫の可愛さが引き立ってた話でした。黒猫父と京介のやりとりも気になるところ。あやせ回は、いや、あやせの内心の動きがにやにやもので、大変おいしゅうございました。

[ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ]


小学館 ガガガ文庫
とある飛空士への夜想曲 下 /犬村小六

最高傑作級。帝軍の撃墜王・千々石の哀しいまでにせつない漢の生き様に、読む手が震えました。開戦当初こそ、戦闘機・真電の性能と飛空士の練度で優位に立っていた帝軍も、国力の差により、じょじょに劣勢になり、雌雄を決するエスト・ミランダ沖海戦での大敗北。伊予島の全滅を経て、やがて、残存艦隊を結集した淡島決戦へ……。と、ミッドウェー海戦から、硫黄島、沖縄へ至る太平洋戦争の日本軍をなぞるような絶望的な未来へ向かって、幼なじみのユキを想いつつも感情を磨耗させながらも進んで行く千々石が、ただただせつないなぁ。そして、海猫との空戦も圧巻。……読んでる間は、とにかくご都合主義でもハッピーエンドを願ってやまなかったけれど、だからこそ、このラストを描ける犬村小六はホント凄いな。ただただ感動っ!!

[ とある飛空士への夜想曲 ]


メディアファクトリー MF文庫J
僕は友達が少ない(7) /平坂読

ぐはっ、理科すげぇーーーっっっ!! ていうか、こういう展開が書ける平坂読がすげぇ。……といっても、例によって、次回、何事もなかったように続くかもだけど(^^;。

相変わらず残念な隣人部の面々は、学園祭に向けて映画作りを……。というわけで、映画作りを進める中、小鷹と星奈が婚約していたことが発覚するの巻。いや、最近、夜空有利の展開だったのが、ここで一気に、星奈がリードした印象。今に生きる星奈がかっこいいっ!! ……そして、物語の前提をひっくり返すような理科が発言がすげぇ。次巻が楽しみすぎるっ!!

[ 僕は友達が少ない ]


メディアファクトリー MF文庫J
変態王子と笑わない猫。4 /さがら総

短編集。各ヒロインそれぞれにスポットを当てたような、前日譚あり、本編の補完的な話あり、という内容。中でも印象的だったのは、「陸上ダイヤモンド」か。鋼鉄さん、すごく、残念です……。そして、副部長さんもいいキャラだよね(^^;。それにしても、やっぱり、小豆梓も月子も、かわゆすぎる。なんだこのベタ惚れぶりはっ!!

[ 変態王子と笑わない猫。 ]


宝島社 このライトノベルがすごい!文庫
ドS魔女の××× /藍上ゆう

なにこのエロ小説。もっとやれっ!! とりあえず、表紙も、もっと肌色の多いイラストにすべきだと思うんだ。

第2回『このライトノベルがすごい!』大賞、<優秀賞>受賞作。ドSな魔女がお嬢様学校に潜入して1000人の女生徒をイカせるという、えっと、どういう話だ(^^;。いや、さすがに18禁なレーベルではないので、設定のわりにエロ優先ではないのだけど、その分、バカ。いや、きちんとおバカなエロコメに仕上がっていて、読んでてほんと楽しいです。個性的なキャラで見せるドタバタラブコメとして、いい出来の作品。……まあ、好み的には、単にドタバタしてるだけでなく、もっとエロ方面に振るか、感動的なストーリーに仕立ててくれると良かったんだけど、次巻どうなるんだろ?

[ ドS魔女の××× ]


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