『くりいむレモン』のゲーム記事って、いったい(爆笑)。……とりあえず、「ライトヘビーノベル」という触れ込みだったので、「ライトノベルを越えた何か」を期待したのだけど、そういう方向性はなく、あくまで、本田透の『電波男』を延長した同人誌、といった内容でした。ただ、小説には、神野オキナ、平坂読、山本弘、イラストにも、西E田、とりしも、ヤス等々といった、わりと豪華な執筆陣は揃えているので、執筆陣に興味が持てれば、読んで損はないと思います。
ただ、「キモメン」「喪男」「モテ非モテ」みたいな話は、本田透のキャラクター性としてならともかく、言論としては深みのあるネタではないので、他の人を巻き込んでまであまりそこに拘り過ぎても、これ以上、先はないと思うんだけどなぁ。小説にしろコラムにしろ、『地獄はここに /山本弘』のように、本田透を意識しない作品の方が、面白かった印象。
あと、コラム系は、どこかで見たような内容が多く、ちょっと(^^;。そのなかで、みさくらなんこつとの対談と『くりいむレモン』は面白かったです。ていうか、『くりいむレモン』のゲーム記事って、もうそれだけでインパクトありまくりですよっ!! あーあと、せっかく、あかほりさとるにライトノベルを語らせるなら、もうちょっとページ数を割いて、突っ込んだ内容に仕立てて欲しかったなぁ。
そゆわけで、あとは、印象的だった作品について簡単に↓。
Innocent World /本田透
SFとしてはそこそこ面白かったけれど、でも、本田透の「キモメン」どーこーという話を、小説でやられてもなぁ。
地獄はここに /山本弘
似非霊能力者の話。短編としてバランスよく、非常に出来が良い。とても面白かったです。
絶対安全ミカサ荘! /神野オキナ
軍から脱走した少女が少年のアパートに逃げ込んで……、という神野オキナらしい話なんだけど、ぜんぜんページが足りてませ〜ん。まるで、文庫本 1冊程度の話を粗筋だけ数ページに纏めました、というもので、がっかり。
マルチプル・ラブ /砂浦俊一
多重人格者の恋愛ストーリー。目の付け所がGood。短編として、なかなか楽しい。
白い恋人 /平坂読
幼なじみが幽霊として戻ってくるという話。ちょっとオタク臭さが鼻につくけど、変にシュールで面白かった。
ネコミミリア /木之本みけ
妹モノ。や、妹への愛にあふれる作品で、なかなかの出来だと思う。
▽ ちょっと、CSS や過去ログを整理してみたり。あと、GuestBook が先月末辺りから突然スパムがくるようになったので、ちょっと対応。や、ほとんど書き込みはないので、いっそ閉鎖してもいいかもしれず。
▽ ラノベの対象年齢をめぐる言説。『ザ・スニーカー』の読者平均年齢が20代後半というのは、もともと加野瀬さんの ライトノベルの読者年齢に関する記事 が起点になってるんだけど、その後の議論で、少なくとも一部の本屋では、『ザ・スニーカー』だけでなく中堅クラスを中心とする作品において、読者層でなく購入者層で、確かに実感として納得できる数字、という話だった予感。
▽ まあ、ライトノベルの読者年齢に関しては、10代前半から20代後半まで、いろいろな数字が出てくるわけだけど、結局、「読者層は多様化している」ということなのかなぁ、と思っていたり。あと、データとして数字が振れる中で、出版社や書店のマーケティングはどうしてるんだろう、というのは興味があるなぁ。……そいえば以前、ごうさんが、ある会合での話として、“いわゆる「ライトノベル」の売り上げの趨勢を握ってるのは、やっぱ「ネットでの話題の連鎖」なのだそうで、「いかにして話題に上るか」ってのはどちらも苦労されている”ということを書かれてたけど、今はどうなってるんだろう。
▽ いやまあ、マーケティングに関しては、冲方丁の“編集部や編集者が、きちんとしたマーケティングをやってない”という発言もあったりするし、そもそもアレだという話もあるのかもしれないけど(^^;。
▽ あと、今のライトノベルは大きく、「中高生向け」と「高年齢(オタク)向け」で、二分化してるのではないか?というのは、よく思います。いや、『このライトノベルがすごい! 2006』や、ネット上での話題のされ方をみても、10代と20代以上で、人気のある作品に違いがあるようにみえます。「年齢が上がっている」「ネットの話題も影響がある」という話も、中高生向けの人気作は除くという枕詞がついたり、普通の書店よりも漫画専門店系の書店からより聞こえてくる予感だったり(^^;。
最高傑作級っ!! てか、琴吹ななせは狙いすぎだろ〜〜っ!!
そゆわけで、元・天才美少女作家を主人公に、太宰治を題材にして、ミステリ仕立てに組み立てられえた作品。太宰をモチーフにした時点で当然なのだけど、野村美月にしては毒が強く、そして、ミステリ風で破綻することなく、二転三転するストーリー展開が、とにかくGood。あと、今回はストーリーが勝ちすぎていてキャラにはスポットが当たってないけれど、キャラメイクは非常にあざとくて好き。まあ、キャラの本領発揮には、今後に期待かなー。
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ハルヒが編集長となり機関紙を作ることになる「編集長★一直線!」と幽霊の噂の調査することになる「ワンダリング・シャドウ」の二編。「ワンダリング・シャドウ」の出会いから一年というキョンの想いとハルヒを取り巻く空気が、なかなか綺麗で良かったです。まあ、今後への含みという部分が大きく、むしろ、今後に期待という話かもしれないけど(^^;。……短編ということで、正直ちょっと物足りなさも感じたのだけど、ハルヒも長門も朝比奈さんもいつも通りで良かったです、ということで。
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既刊の感想 → 涼宮ハルヒ
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おもしろい。ヤマグチノボルの『ゼロの使い魔』らしい、キャラが魅力的なファンタジー。コミカルな演出の中に、シリアスで哀しいストーリー展開もあって、今後も楽しみぃ〜。
そゆわけで、Mで兄さま好き好きな妹と、表面的には冷たい兄の二人が、幻の秘薬を探して旅をする、という話。この兄妹のバカな会話とそれなりにシリアスなストーリー展開とで、コミカルとシリアスのバランスがよく、ほんと楽しい。ちょっと悪役の造詣がギャグに走りすぎてるのが好みじゃないのが残念だけど、ストーリーの骨格は、かなり暗めでせつないものなので、キャラが明るく魅力的なだけに、今後の展開が非常に楽しみです。
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[ 魔法薬売りのマレア ]
▽ 最近、とみに酒に弱くなった予感。……頭イタイ(T-T)。<単なる体調不調な予感もするけど(^^;<そして今日も呑み会<をい
▽ [TVA]『CCさくら(再)』#さくらと小狼とエレベーター。本放送時も書いたかもしれないけど、うわぁ〜、むちゃくちゃたまらない恋愛ストーリーだよなぁ〜。もう、小狼くん、さいこーーーっ!!
▽ [TVA]『ディスガイア』#5。ひそかに今期のアニメではいち押しなのだけど、CMの『ディスガイア2』が、今のアニメ版と違ってどう見てもシリアスでまともな作りにしか見えないのが、非常に気になります。……あと、アニメの方は、もっと作画が狂った方が良いと思う。<をい
えげつないな、須賀しのぶ(笑)。……前巻で一つの区切りが出来たので、新展開。キリちゃんが歳相応に描かれるようになって可愛いのと、いろいろな背景が語られるようになってきて、とても面白い&今後が非常に楽しみです。
しかし、過去ネタとか、いろいろとえげつないのはいいとして、紫の人の扱いはあまりにあまりだろ(^^;。いや、展開もいまひとつ盛り上がりに欠け、正直、ちと物足りないのがなー。今後はとにもかくにも、六大主教との格闘バトルなんだろうけど、少年漫画のソレ系の展開に比べると、どうにも、いまいちな予感。まあ、格闘バトルを期待するのは、そもそも間違ってるのかもしれないけど(^^;。
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既刊の感想 → ブラック・ベルベット
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▽ GW終了。……多少呑み会に出かけた以外は、結局、ほとんど寝てた予感(^^;。
▽ 行ってきましたメイドの眼鏡屋さん「CANDY FRUITオプティカル」。……すごい、勇者だっ!!
▽ 電撃と富士見には、一つ決定的な差がある。電撃には独自の営業部があるが富士見にはなく、そのため、営業面で大きな差が出ている、という話。確かに、そりゃ売り上げに大きな差も出るよっ!! ということで、とても興味深い。
▽ 気象精霊記問題まとめWiki。少し前に揉めたアレのまとめページ。
今野緒雪のデビュー作。連作短編形式の中華系王族ロマンス。……王族の不自由さと未来を占う巫女のお告げというギミックを、恋愛ストーリーに巧く活かしていてそこはなかなか見るべきものがあるのだけど、ただ、さすがにデビュー作ということで、『マリみて』で見せるほどの巧さは感じられなかったのは残念。や、特に、読者にバレバレな状況がいつまで経っても決着しないってのはなー。
まあ、設定など筋はいいので、続刊はなかなか期待できるかもしれず。というよりも、ベタなラブロマンスなので、もしかしたら、『マリみて』よりも好みかもしれない(^^;。
[ 夢の宮 ]
素晴らしいっ!! アニメ化した中華風ファンタジーな人気シリーズの1冊目。さくさく読める文章と魅力あるキャラクター、そして、次々にイベントが発生していく展開で、とにかく面白い。ストーリー構成や設定も、きちんと作られていて、非常に好感触。各地で人気があるのも、なるほどな内容だっ!!
そゆわけで、名家の生まれにも関わらず非常に貧乏な少女が、高額報酬に目が眩み、期間限定で「バカ王様」に嫁ぐことになる、という内容。とにかく軽快でさくさく読める文章で、それでいてストーリーは恋あり陰謀あり、笑いも涙もバランスよく散りばめられて、非常によく出来た内容。まあ、ビーンズ文庫で少女向けということで、ヒロインを取り巻くカッコイイ男たち、みたいなキャラ配置になっているのは多少残念ではあるけれど、ほんとに読んでて面白いわぁ〜〜。いやぁ、今まで読んでなかったのは、とにかくもったいなかったです。ていうか、既刊、もう10冊も出てますかっ。
▽ 日記スクリプトのうち連休中に手を加えた部分が、微妙にバグっている今日この頃です(汗;。
▽ 電撃文庫新刊―『とある魔術の禁書目録(10) /鎌池和馬』『月の盾 /岩田洋季』、富士見ミステリー文庫新刊―『GOSICKsII ―ゴシックエス・夏から遠ざかる列車― /桜庭一樹』『SHI-NO ―シノ― アリスの子守歌 /上月雨音』、講談社ノベルス新刊―『εに誓って /森博嗣』、購入。……『とらドラ!2 /竹宮ゆゆこ』は品切れでがび〜ん。や、『リリアとトレイズIV』を40冊近く積むスペースがあるなら、『とらドラ!2』をせめてあと10冊ぐらい余分に仕入れておけよっ。
▽ eBOOKOFFの「ライトノベル特集」 ということでリンク。古本のためか、セレクトが懐かし風味だ(^^;。
▽ 議員へ脅迫状「自分の本知ってもらいたい」男逮捕。せっかく新聞に載るような事件を起こしたのに、記事中で本の内容どころかタイトルさえ書いてもらえないのは、せつないと思う。
▽ CAXさん経由 で、『電撃萌王』の読者データ。年齢分布が、31歳以上が29%、25歳以上にすると60%。職業構成も、社会人+アルバイトで72%。……「萌え系コンテンツは比較的高年齢向け」とはよく言われるけれど、数字としてそれっぽいのが出てきたのは、珍しいんじゃないかしらん。
相変わらず下手だなぁ。や、それでも、面白いんだけど(^^;。
そゆわけで、9巻に引き続き「大覇星祭」編。美琴やインデックス、秋沙や小萌周りの話は楽しいし、後半も熱く盛り上がるのだけど、構成は整理されてなくて無駄が多いし、展開的にも説得力が乏しく肝心の当麻の想いは空回りしてる印象。……なにはともあれ、使い捨てっぽいヒロインの扱いだったのが、今回、きちんと多角関係ラブコメっぽい描写が多かったのが、なかなか嬉しい。インデックスも、きちんとメインヒロインっぽかったしな(^^;。
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既刊の感想 → とある魔術の禁書目録
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サイトで配布しているファンディスクの小規模なもの。『ラムネ』と『サナララ』中心ということなのだけど、『ラムネ』は TVアニメしか知らないからなー。あと、ぇちな内容のはいいや、ということで↓。
サナララショート
本編同様に優しい雰囲気の作風で、ラストの ED曲「春風」を絡めた演出の良さも健在なのだけど、ストーリーそのものはいまいちかなー。や、『サナララ』の設定のあざとさは、やっぱり、一時的に失われる記憶と二人の関係にあるのだけど、今回のショートシナリオは、あえてそこら辺を避けたのが敗因かなー。もともとの『サナララ』本編自体が連作短編形式だったので、今回の短編も期待していたのだけど、ちょっと残念無念。
[ ぷちファンディスクみたいなもの ]
▽ あー、最近、休日は寝込んでる率が高いなー。
▽ 角川スニーカー文庫への偏見。電撃、富士見に並ぶ三大レーベルの一角にもかかわらず、いまいちパッとしない角川スニーカーに対する分析。確かに他レーベルの後追いが強い感じはあるなー。……そいえば、一時期、ミステリ・アンソロジーとか、脱ライトノベル風な路線に走りかけてた時期もあったように思えたのだけど、どうなったんだろう(^^;。
▽ ライトノベル新シリーズ・単発作品評価調査/2006年3月 と ライトノベル完結シリーズ評価調査/2006年1〜3月。
だはははははっ、相変わらず、面白すぎるっ!! ていうか、どうしてこんな楽しいキャラを追加しますかっ。……ただ、微妙にラブコメからは外れつつある予感もするのだけど、どうよ(^^;。
そゆわけで、モデルの美貌で性格性悪な川嶋亜美が登場っ!! という話。続編で新キャラ投入というのは良くあるけれど、こんなキャラをこういう風に使うとは、さすがとしかいいようがないっ!! 大河や櫛枝との組み合わせはほんとに絶妙っ!! ただ、コメディ過多になっていて恋愛方面はちと足踏みしていて部分は、私的に残念ではあるのだけど、まあ、面白ければいいや。なにはともあれ、あの凶悪な引きもあり、次巻が楽しみぃ〜〜。
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既刊の感想 → とらドラ!
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うわー、うわー。せつなくて哀しく、それでいて、とても優しいストーリー。……しかし、こういう内容なら、それこそイラストなしにすべきだと思うのだけど、その挿絵は雰囲気ぶち壊しだろ〜。
そゆわけで、『護くん』の岩田洋季の送る単発作品は、『護くん』と違い、非常にせつなくシリアス。母に虐待され、部屋に閉じこもり心を閉ざしていた少女が、だんだんと心を溶かし、そして運命に立ち向かう的な話。はじめに先の展開を提示する手法でもって演出された、この哀しくせつない雰囲気は、非常に秀逸。とにかく、せつなく泣ける〜〜〜。ただ、もともと難しいテーマなこともあって、特に後半は、作者の力量不足を感じさせる部分も散見されるんだけど、そこは仕方ないか(^^;。あと、こんなにせつなく優しくて良い話なんだから、もちっと、イラストにも気を配れ〜〜。ほんと、せつなく胸にくる内容だっただけに、イラストが場違いなのがなぁ。
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▽ 最近の bk1 は書影の掲載をサボりすぎだと思う。<をい
▽ えぇ、長門は眼鏡の有無にかかわらず、間違いなく眼鏡っ娘でしょう。……って、大元の話 を見ると、すみません、“長門はレンズ越しじゃなくて直にキョンの顔を見たいよ”派 ということで(汗;。
▽ 来月の新刊チェック。ラノベの杜〜新刊案内〜 と そろそろ公開してもいいじゃないかしらん?な 某書籍購入支援 から。
やっぱり、志乃ちゃん素晴らしい〜〜。や、作者デビュー作の前作に引き続き、非常に魅力的なキャラクターで見せる純愛系ミステリー。いやもう、2006年新人賞みたいなのがあったら、だんぜん上月雨音を推すね、私はっ!!
そゆわけで、美少女小学生探偵シノシノが「惨殺アリス」の謎に立ち向かうという話。ミステリとしてはとにかく、志乃ちゃんを始めとする各キャラが魅力的な上に、それぞれのキャラの関係の見せ方が非常に秀逸。加えてやっぱり、非常に作風にマッチした東条さかなによるイラストも作品の魅力を十分以上に引き立てていて、とにかくGood。ほんとに、志乃ちゃん志乃ちゃん可愛ゆすぎっ!!
しかし、短編『微笑』。わざわざ話の途中に挿入するという作者の意図もわからんではないけど、さっぱりその効果が出てないどころか、マイナスにしかなっていないような(苦笑)。内容自体は悪くないんだけどなぁ。
参考:
既刊の感想 → SHI-NO
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「一弥め」「一弥め」「一弥め」<爆笑(^^;
そゆわけで、『GOSICK』の短編集で番外編。いつも通りに、一弥とヴィクトリカの二人の空間は柔らかく、セシル先生はダメダメ(誉)でした。というか、もっとセシル先生の出番を増やしやがれっ!! まあ、各短編の中でいちばん気に入ったのは、ジャクリーヌに焦点をあてた『初恋』かしら。“信じた”の置き方が絶妙で、読後感が非常によろしい。
参考:
既刊の感想 → GOSICK
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バスジャックですよ、バスジャックっ!! や、乗客をはじめとして各登場人物を短いスポットで順々に描いてく的な演出なのだけど、緊迫感のある内容にマッチしていて、Good。さらに、そんな緊張感ある描写の中で、脱力するような会話も混ぜ込んであって、それがまたほどよいアクセントになっているわけよ〜。……まあ、そういう描き方なので、加部谷にしろ、萌絵にしろ、駒的な扱いが強くて、キャラの魅力が半減してるのは残念ではあるけれど、まあ、仕方ないかな。あと、ラストのオチは、正直、陳腐な印象しか持てなかったので、そこはガックリ。
参考:
既刊の感想 → Gシリーズ
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▽ 富士見ファンタジア文庫新刊―『ご愁傷さま二ノ宮くん5 /鈴木大輔』『抗いし者たちの系譜 虚構の勇者 /三浦良』『殺×愛3 ―きるらぶ THREE― /風見周』、購入。
▽ [TV]『報道特捜プロジェクト』。見てたら、はてなっぽい人が出ていたので、ちょっと検索したら、すぐに 出演されてる方がわかる というのは、ちょっと凄いと思ったりした今日この頃。……番組の内容は、かなり作為的な作りでちょっとアレだったわけだけど。
▽ 「萌え」の歴史。“「萌え」という言葉の発祥はいろいろ説があるようですが、最初に使われ出したのはインターネットのアニメ・声優系メーリングリスト”という話。確かに、「萌え」って、「土萠ほたる」説より前から使われてた印象はあるんだけど、どうなんだろうなー。
▽ 月刊「創」特集「ライトノベルはアニメ界の救世主か」。“「ドクロちゃん」のDVDは売上が芳しくなかった。これは、ライトノベルが基本的に中高生の買うものだからである。よって、「シャナ」では幅広い年齢に受け入れられるよう努力した”という話は面白い。ただそれならはじめから、『シャナ』みたいに低年齢向けの作品ではなく、もっとオタク色の強い作品をアニメ化した方がいい予感も(^^;。
実力は本物な予感。このデビュー2作目も非常に巧さを感じさせる内容でした。男性キャラも含めて味があり魅力的に描かれていて、真っ当なファンタジーの匂いを感じさせる内容で、なかなか楽しく読ませてくれます。……ただ、今回の話では、肝となる、誰が書簡を出したのか?という謎解きに関しては、伏線の置き方も後半の演出もいまいちで、そこは残念。
しかし、そもそも、サラとラジャスの二人が最強なのが確定してる物語なので、今回もかなり無理はあったのだけど、このままだと、今後はほんとツライよなぁ〜。や、続刊は、どういう方向で進めてくつもりなんだろ。
参考:
既刊の感想 → 抗いし者たちの系譜
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ダメダメ。……ラブコメとしては明後日の方向に行っちゃってるし、ラブコメ以外の部分はさらに酷いしで、もう切りかなー。1、2巻は面白かったんだけど、これ以上続けてもダメでしかないと思う。
参考:
既刊の感想 → ご愁傷さま二ノ宮くん
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▽ ライトノベルを「1000冊読んでから話をしろ」というのは、なんやかんやでこの界隈では1000冊以上読んでる人も多いと思うのだけど、エロゲーを「1000本クリアしてから話をしろ」はきついなぁ。毎日1本づつクリアしても3年弱、むしろ金銭的に大変です(^^;。
▽ ネタというものはどこまで古くても通じるのだろう。あぁ、今の若者は、ハーロックわかりませんか、そうですか。まあ、ライトノベルもふんだんにネタを仕込んでる作品もあるけど、[TVA]『ぱにぽに』を見ると、まだまだな気も。<をい ……ただ、以前の『でたまか』のオンドゥル語の件(仕込んだネタが不評で、それに対して作者の言い訳が二転三転した)とか見ても、単に仕込めばいいわけじゃなくて、なかなか難しいんだろうけど。
来夏も微の出番も少なく、そもそもラブ分も少ないのは、いまいちとしか言いようがないっ。いや、冒頭のネタは良かったんだけどなぁ〜〜。
そゆわけで、滅び行く世界を舞台に、あざといシーンのやりすぎで、むしろギャグになってるのが魅力的なシリーズ4冊目。ただ今回は、ラブ分少なめでアクションシーンが多く、また、全体にあざとさが弱いために、普通のシリアスっぽい作品に近づいてしまっていて、そこは正直、残念無念。この作品の基本ラインはギャグだと思ってるんで、ただのシリアスな終末モノでは、ちょっと物足りないよなー。せめて、もちょっと、ラブ分は多くして、ラブコメとして頑張ってもらいたいところ。あと、あの人ネタは、もうちょっと引っ張るべきだったと思うぞ。まー、バレバレではあったわけだけど(^^;。
参考:
既刊の感想 → 殺×愛
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コウさん
うひぃ〜〜〜〜〜〜、どういうツンデレ高飛車お嬢様ですかっ!! や、ヒロインのツンデレお嬢様を中心とした、狙ったようなドタバタラブコメ。いやぁ、ベタなキャラとテンポ良い展開で、ほんと面白いわぁ〜〜。
そゆわけで、ランプを磨いたら、同じクラスのお嬢様がメイド姿で出てきたっ!! という話。ツンデレお嬢様と振り回される主人公という構図で、非常に面白い。ただ、キャラがお約束に頼りすぎていて、ちと描写が弱いのと(<キャラに限らず全体に描写不足な部分はあるんだけど)、女の子キャラが多い割りにはあまり恋愛に絡みそうもない娘が多いのは残念だけど、今後に期待ぃ〜。でも、こういうキャラの作りと配置だとシリーズが続くとちょっと厳しい予感も(^^;。<シエラと愛花以外は、正直、ぜんぜん効果的には配されてないよね
参考:
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▽ オタク is Dead。岡田斗司夫独演会のレポートらしい。や、「オタクは死にました」と感極まって男泣きは、なんというか男の生き様っぽくてカッコイイなぁ。ただまあ、時代についていけなくなり、「昔は良かった」と女々しく泣いてるだけな予感もするけど。<をい
▽ そいえば、このエントリの中のオタクの世代論。“エヴァの30代の第2世代”って、エヴァはむしろ当時10代だった、20代の第3世代じゃないのカー。<どうでも良い話だけど(^^;
▽ NECが迷惑メールで新対策、感染会員の利用を強制停止。うちは BIGLOBE なので、つまり、いきなり日記の更新がストップしたら、そういうことで。<ちげー。……実際、強制停止されたら、だいぶ恥ずかしいよなぁん。
▽ GuestBook に 同志社ミステリ研究会さんの書き込みがあったので、せっかくなので、一部転載。
> 米澤穂信講演会 > 日時 :6月17日(土) 開場 13:00 > 場所 :同志社大学 新町キャンパス尋真館40教室(アクセスはサイト参照) > 入場料 :無料 > 講師 :米澤穂信先生 > サイン会:有。米澤先生の著作持参にて一人一冊。 > URL :http://www.donet.gr.jp/~dms/
最高傑作っ!! 女の子一人称な恋愛ストーリーって時点で、圧倒的に好みなのだけど、それできちんと質の良い短編に仕立ててあるのだから、もう、たまりませんっ!! モノローグも含めてセオリー通りの恋愛小説で、『わたしたちの田村くん』の安易な続編ではなく、本編を抜きにしてもきちんと成立するように作られてる点も、なかなか Good。まあ、そのせいで、『わたしたちの田村くん』らしさはよわいかもしれないけれど。って、でも、相変わらず、かわいいねぇ、松澤さんっ!! ほんと、読み切りとして非常に出来の良い恋愛小説でした。
参考:
既刊の感想 → わたしたちの田村くん
▽ ↑しかし、これだけのために雑誌一冊買うのは、微妙にコストパフォーマンスが悪いなぁん。
▽ ↑“めがねっこ”をどう表記するかはいろいろあるけれど、放課後の図書室の窓際の席で一人本のページを捲る的なイメージだと、だんぜん、“眼鏡っ娘”だと思うのです。そもそも、カタカナ言葉といえば、熱帯魚みたいな女の子たちだしなー。
▽ “コバルト文庫の半数は男性が読んでいる”。や、さすがにそれはないだろーと思ったら、「通常は、読者の九割が十代の女の子ですが、マリア様は男性が六割を占めています」ということらしい。……つまり、『マリみて』1シリーズのせいで、コバルト文庫全体の男女比が歪められてるということですかー。<『マリみて』以外にも「通常」を逸脱した作品はわりとありそうだけど(^^;
うわぁ〜、そこまでやるカー。や、「風雲急告」というサブタイトルそのままに、もう怒涛の展開で凄いことになってますっ!! もうもう、続きが読みたくなる内容だなぁ〜〜。
そゆわけで、ミミコとジローの出会いから 1年。再び現れる“第11地区”の噂、見え隠れする「九龍の血統」の影、「カンパニー」内の不協和音、そして、特区を揺るがす大事件。いやぁ〜、第二部スタートということで、とにもかくにも「待て、次号!!」という作りなのだけど、とにかくほんと、続きが楽しみだなぁ〜〜。
これで、『BBB』も短編集を除いて最新刊まで読了。って、あとがきによると、時系列的には、3巻→短編集1巻→4巻→来月発売の短編集2巻→5巻ということだったのか。微妙に読む順番を間違ってるな(汗;。
参考:
既刊の感想 → BLACK BLOOD BROTHERS