う〜〜ん、やっぱり、Vシリーズは趣味に合わない予感。たぶん、紅子、林、祖父江辺りが、もう、10歳若ければ、悪くないんだけどなー。
なんやかんやで、「Vシリーズを読め」という声が、各方面から聞こえてくるので、とりあえず、シリーズ 2作目。二十代後半の離婚暦のある紅子がこのシリーズの軸になってるのだけど、この年代の女性って、あまり記号化が許されないので、内面を描くのは難しいと思うし、増してや、ミステリの片手間で扱える題材とは思えないんだけど。で、結局、雰囲気を見せてるだけで、失敗してる予感。つまり、ミステリ以外の部分は、私的に、ダメダメという評価しかなかったり。
で、肝心のミステリも、「なんだかなー」という印象で、にんとも。やぱし、Vシリーズは、私に、すごく合わない気がするのですが(^^;。
え〜〜っと、さすがに、あまりに陳腐というか、幼稚というか、酷すぎると思うんですけどー。
ストーリーに勢いが出てくる後半は、さほど気にならないので面白いんだけど、そうは言っても、あまりに稚拙で陳腐。や、茅田砂胡って、わりと勢いで無理を押すタイプだと思うし、もともと、このシリーズも、背景がすごく陳腐で頭悪いにもかかわらず、変に人種差別やら身分制度を絡めてくるので、粗が目立って仕方なかったりはするのだけど、それにしても、この巻は、ちょっと酷すぎ。加えて、今までと比べて、あまりにスケールも小さいので、もう、どうしようもないと思うのだけど。仮にも、それなりに本を出してる小説家なんだから、こんな情けない内容を書くなよー。
参考:既刊の感想 → レディ・ガンナー
まさか、べたべたな恋愛モノとはっ!! いや、もう、さいこー。素晴らしーー。
夢枕獏らしい濃ゆいバイオレンスな話かと思って買ったのだけど、もう、1000年越しの恋で、しかも、多角関係。はう〜、こういう話し、好きなんだよ〜〜〜。や、物語としては、最後が駆け足で、ちと構成として、いまいちな気もするんだけど。あと、あまり、夢枕獏っぽくない気もしたりして、特に、描写が淡白な予感。いや、私的には、めちゃくちゃ好みで面白かったんだけど、客観的には、どうなんだ、これ(^^;。
あー、あと、SF的なネタとかは、もうちっと掘り下げて欲しかったかなー。いや、全般に、ネタがちと表面的なんだよねん。いや、読んでるときは、凄く面白かったのだけど、振り返ると、ちと、粗は多いかも(汗;。
うわ〜、そうきたか〜。や、今後がめちゃ楽しみ〜〜。
って、この巻自体は、そういうわけで、今後へのネタ振りというか、書きたかったのは、最後の数ページだけだよな、という内容なので、いまいち。そもそも、登場人物や、ネタの割には、展開は地味でバレバレで工夫もなくて、正直、「上遠野浩平にしてはかなり下手」という内容だと思う。もうちょっと、エンターテイメントとして楽しませてくれるか、さもなくば、構成が凝ってたりしても良いと思うんだけど。
でも、某執事は、かっこいいよね〜〜。もちっと、出番が多ければいいのにー。
参考:既刊の感想 → ブギーポップ
戯言シリーズとはテイストが微妙に違うと思うのだけど、これはこれで、面白かったよ〜〜。
や、序盤は、かなりいまいちな印象だったのだけど、もう、夢を語り始めてから、もう、きゃ〜〜、というか、後半、盛り上がってきて、きゅ〜〜、というか、もうもう、素晴らしい〜〜。まあ、万人受けするかは、正直、疑問なのだけど、やっぱ、西尾維新、素晴らしいわ〜〜。もう、くらくら〜〜。
ただ、戯言シリーズと比べると、登場人物が弱いかしらん。加えて、物語の個性もちょっと弱い予感。あと、とにかく、夢を語る内容なのだけど、ちと、大人が読むと痛い気が(^^;。や、勢いがあれば、こゆのも、熱くて良いんだけどな。
国見の巨大観音が出てきて、ちょいウケ。でも、ハードカバーで出た当時でも、仙台と泉の合併をネタにするのは、ちと、いまさらという気もするのだけど。
そゆわけで、恩田陸の、推理小説と銘打ってる短編集。でも、推理小説というには、事象と推論との乖離が大きいし、その推論が正しいことを断定する書き方にもなってないので、正直、「そういう可能性もあるけど、そりゃ、こじつけだろー」という印象しか持てなかったのが、にんとも。少なくとも、「そうだったのかー」と、驚いたり、納得は出来なかったり。や、普通の読み物としては、わりと良かったと思うのだけど、推理小説であることを前面に出すような売り方になってるので、ちと(^^;。
あと、恩田陸って、読んでて、あまり感じ方や考え方に共感できないんだけど、この短編集は、なおさらそんな感じだったのが、ちょっと残念。まあ、主人公も、初老の男性で、ヒロイン役もいないしなー。<をい
神林って、わりと硬めの文体なのに、語尾に「かしらん」を多用するのが、気になるんだよなー。
地球のノンフィクション作家と月の自由探偵の SF恋愛ストーリー。あとは、パパママアンドロイドとか。それにしても、神林作品は、主人公とヒロインが、いつも一緒な予感がするのですけど、気のせいですか(笑;。や、そこら辺は、神林作品の持ち味なんだろうけど、日頃、SF とか読んでないせいか、雰囲気とかが、みんな同じに思えてくる罠(^^;。……神林作品は、読んでて、そこそこ面白いのだけど、読み終わると、いつも、「神林作品だったなー」という感想しか出てこない予感なのが、にんともだったり。
これ、密室でもなければ、ミステリでもないだろー。って、良く見たら、“密室ファンタジー”と謳ってて、ミステリとは書いてないじゃん(汗;。あと、わりとバレバレというか、ありがちなネタなのに、“驚天動地”というコピーもちょっと(^^;。<袋とじなので、ちょっと問題あると思うんだけど
そゆわけで、講談社ノベルスの密室本企画の一冊。なんとなく、表紙にひかれて買ったのだけど、すごく良い感じのファンタジー。不思議な世界で、生まれたばかりのキンカンという少年を通して、他人との繋がりみたいなものを描いた作品。……なのだけれど、密室本として企画されてるためか、ミステリっぽい事件が発生して、それが、綺麗な世界観と、まったくあっていないのが、残念。
あと、ありがちなネタで、王道パターンなのだけど、にもかかわらず、ラストが中途半端で、綺麗に纏め切れてないのも、マイナス。や、事件発生までは良かっただけに、もったいない作品だよなー。
うわ〜、めちゃくちゃおもしろくなってきたよ〜〜。って、キレは悪いと思うんだけど(^^;。
東部編は、ダラダラ続いてきた感があったのだけど、いつの間にか、シリーズ完結編らしい。正直、シリーズ構成という観点では、いまいちだよね(^^;。いやー、散々もったいぶっていた、プルートーとか出てきたと思ったら、うわ〜、いまいちだー(苦笑)。レキにしても、いろいろ盛り上がってるのだけど、いまひとつ、なにか足りない予感なんだよなー。……まあ、結局、下巻次第なんだけど、さっさと続き出せー。
参考:既刊の感想 → 魔術士オーフェンはぐれ旅
テッサ、テッサ、テッサぁ〜〜。や、口絵のサングラス姿で、もうもう、くらくら。とにもかくにも、メイド姿ですよ。もうもう、とにかく、ドジっ娘ですよ。はうはうはうはう、はう〜〜〜〜。セイラーさんとの会話も、素敵素敵、素敵すぎます。あああああぁ、とにかく、テッサだよ、テッサなんだよお。きゃあ、きゃあ、もう、きゃ〜〜〜〜〜〜。さいこーーーーーーっ!!
……と、それはともかく、その展開では、今後、なにを楽しみに生きていけば(T-T)。
参考:既刊の感想 → フルメタル・パニック!
ネタばれ風味ですが、タイトルから解かるように、二人の眠り姫が覚醒するのか、しないのか、っていう話。一気に読んでしまうぐらいに、おもしろかったのだけど、全体にお遊びがすぎるというか、同人誌のようなネタが満載というか、結局、ストーリーはほとんど進んでねー、という感想。や、中身スカスカで、サービスシーン以外、印象に残らないのだけど、そのサービスシーンも、むしろ女性向な予感なので、いやはや。
それにしても、あのカップルの関係は、すごく好きだったので、やっぱ、読んでて楽しい〜。この二人を復活させるなら、『デルフィニア』の面々は、要らなかった予感。や、この世界観では、むちゃくちゃ反則すぎて、むしろ、ストーリー上のお荷物の予感もするし。……それにしても、キャラを揃えちゃったら、その後、どうするつもりなんでしょ。この豪華メンバーを、きちんと魅せられる舞台って、想像できないのですが(^^;;;。
参考:既刊の感想 → 暁の天使たち