うわぁ〜、やっぱ、めちゃくちゃおもしろい〜。この少女ちっくな恋愛ストーリーは、ほんと非常に好み。でも、富士見ファンタジアで、ベタな女の子向けの内容って、売り上げ的に大丈夫なんだろうか(^^;。いや、すごく女の子向けな小説だと思うんですけどぉ〜。
そゆわけで、わがままな女王様とのピュアなラブストーリー。作り的には前作と同じ。ちょっとラストが弱い気もするのだけど、ベタで綺麗な恋愛ストーリーは非常に好み。ほんと、めちゃくちゃ良いねぇ〜〜。まあ、まだまだ技術的にはいまひとつなんだけど、是非ともこのまま順調に成長して欲しいところ。や、このテイストは、ほんとに素晴らしいわぁ〜。
参考:
既刊の感想 → 約束の柱、落日の女王
下品だ(^^;。や、番外編としては、それなりにおもしろかったけど、あくまで、“それなり”かなぁ。とりあえず、ヨーコの性格がタズサのミニチュア版になっちゃってたり、ストーリー展開も今までの焼き直しという感じがしたりして、もちっと工夫なり気を配って特徴づけて書いて欲しかったところ。……まあ、3巻に比べたら、かなりおもしろいんだけど。
そゆわけで、4巻は、タズサではなく妹のヨーコが主人公。こういう切り口を持ってきたアイデアは良かったし綺麗には纏まってるんだけど、やっぱり少し物足りない。まあ、ヨーコが主人公ということで番外編的な内容なので仕方ないかしらん。とりあえず、続刊以降はどうするつもりなんじゃろ。
既刊の感想 → 銀盤カレイドスコープ綺麗に決着。いやぁ、面白かった〜〜。逃げ場のない戦いに身を置く少年少女というシリアスな内容をベースに、ギャグあり、恋あり、燃える展開もあり、さらに泣かせるシーンも入れこんだ、なかなかに満足できる内容ですよ〜。
そゆわけで、シリーズ最終巻。いやぁ、香奈、美味しいねぇ〜。って、ただ、イチルの方が、それだけのイベントを用意してるのに、演出&構成的に生かしきる作りになってなくて、その点は残念。っていうか、この構成、香奈を中心に置きすぎていて、展開的に本来中心に置くべきイチルの描写が弱いだろ〜。香奈好き好きーな私から見てもそう思えるんだから、ちと、偏り大きいと思うんですけどぉ。……まあ、私は香奈が好きだからいいや。<をい。あと、『カラミティ・ナイト』でも思ったんだけど、高瀬彼方は、いまひとつシリアスに徹しきれず、中途にギャグにしちゃうのはどうよ(^^;。<それはそれでおもしろいんだけど
まあ、そんなこんなで、あとがきにある次回作の「どきどき赤面ものの学園ラブコメ」に大期待だっ!!
参考:
既刊の感想 → ディバイデッド・フロント
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やぱり、インパクト的には、レインボウですかー。まあ、かなりイラストに助けられていると思うんだけど。……いやぁ、おもしろいんだけど、いまいち書く感想がなかったり(^^;。まあ、この巻は、舞台装置を整える意味合いが強いしなぁ。あと、相変わらず女性向けしてるなー。
参考:
既刊の感想 → ブラック・ベルベット
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折原みと、往年の名作。……って、ひたすら駄作でした(T-T)。
折原みとは、昔、何冊か読んだことはあるのだけど、ここまで酷かったっけ? 特にこの作品って、折原みとの代表作だったと思ったんだけど。とにかく、中身がスカスカで、少女小説的な良さもまったく生かせてない。いや、少女小説は、女の子視点でひたすら内面を綴っていくことが魅力だと思うのだけど、折原みとの場合、単に状況説明を一人称で書いてるだけで、そもそも女の子の一人称形式である必然性がないのよ。加えて、いくつか印象的なシーンを抜き出しただけでストーリーとして成立してなく、そのシーン自体も描写がすごくおざなり。正直、単なる粗筋が書いてるだけという内容で、小説としての体裁が整っていない。ほんと、かなり酷いと思う。
各地の評判を見て買ったのっだけど、なるほど、こりは素晴らしい。ただ、萌え系かと思ってたのだけど、どちらかというとバカ系。ちゅーか、萌え展開はほとんどないし、ついでにラブ方面にもほとんど進まない、とにかくバカ。月村真由の設定をはじめとして、ほんとバカで素晴らしい。こういう下らない内容は、すごく好きだわぁ〜。
そゆわけで、昨年(2004年)の秋ぐらいに出た「第16回ファンタジア長編小説大賞 佳作」。訳あり美少女との突然の同棲生活という内容で、わりとえっちぃ設定のラブコメディ。主人公の立ち位置が不安定なのと北条麗華の使い方を明らかに間違えてるのは残念だったけど、お約束なバカで下らない内容で、非常に好み。まあ、今のところは、「バカで下らないだけ」という説もあって、バカはバカなりにもうちょっと深みは欲しいところだけど、そこら辺は今後に期待ですなぁん。
電撃hp掲載分+書き下ろしの短編を集めた番外編。裏表紙のエメレンツィアの表情がなかなか楽しい。や、帯に書かれているほど、エメレンツィアの出番が多いわけではないけど、エメレンツィアの使われ方がバカップルのアクセントになってて良い感じ。まあ、正直、本編ほどの強力さはないように感じたけど、短編の良さを生かしてバランスの良い作品に仕上がってるんじゃないかしらん。
まあ、バカップルはそれはそれなりにおもしろいんだけど、でも、そもそも本編も、エメレンツィアの出番を増やせっ!! とか、なにか新しい展開が欲しいところではあるんだよなぁん。
参考:
既刊の感想 → 護くんに女神の祝福を!
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ええっと、正直、「素直に『しにがみのバラッド。』を書いとけ」と思いました。……いや、質やテイストは『しにがみのバラッド。』と変わらないし、この作品も決してつまらなくはないのだけど、ただ、主人公が少女じゃなく少年ってのは、やっぱり いまいちだよな。<をい
そゆわけで、変わり者のじーちゃんとその孫のジェットの話。やっぱり、ハセガワケイスケは雰囲気の作り方が非常に巧い。小学4年生の微妙な心理もわりと良く書けてると思う。だけど、やっぱり、少年じゃ楽しくないよなー。ヒロインの美雨は評価できるけど、もっと活用して欲しいところ。まあ、なんやかんやで続きは買うつもりなんだけど(^^;。
くわーーーーーーーーーーーーーー! 最・強・傑・作!! いやもう、相変わらず、凄いよ、凄すぎるよっ!! 特に、後半がもうもう、たまりゃない〜〜〜〜〜。ちゅうか、そこで、三井かよっ!!<かなり、ツボにはまったらしい(^^;。ほんとに凄いよ、最高だよ〜〜〜。
そゆわけで、私的に一押し。ダントツに面白い『ROOM NO.1301』シリーズの 第5巻。相変わらず、ライトノベルにも美少女ゲームにも類を見ない独特の作りは秀逸。全てが最高。イラストだって、裏表紙が素敵すぎますっ!! あと、とりあえず、錦織は正直イメージが違ってて、がび〜〜ん。ほんと、作者の新井輝の描くこの恋愛ストーリーは、抜きん出て凄いと思う。素晴らしい〜〜。
参考:
既刊の感想 → ROOM NO.1301
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読む本がなくなったのでてきとーに買ったら、シリーズものだった罠(汗;。ただ、ライトノベルと違って、単体で読んでもきちんと分かるような作りになってて、その点は救われたけど。「千里眼」の異名をもつ女性臨床心理士が次々と事件を解決して行く、というシリーズらしい。
そんなこんなで、いやぁ〜、めちゃおもしろかったぁ〜〜!! なんといっても冗談のようにめまぐるしく展開する後半が、とにかく素晴らしいっ!! や、お前、臨床心理士じゃなかったのかーーーーっ!! あはははははは、とにかく、むちゃくちゃな展開は、ほんと楽しすぎる〜〜。
内容は、空自を舞台にした恋愛モノ。誤射で子供を殺してしまったエースパイロットを守るため、その元恋人で元自衛官だった主人公が古巣に戻っていくという話。主人公の過去を織り混ぜつつ進展する展開は、単体で話がわかるといっても、シリーズの中でもファンサービスを目的とした場合のフォーマットだよね(汗;。お題目が、“これまで描かれなかった美由紀の「愛と青春」”だしなぁ。
そゆわけで、、基本的には面白かったけど、ただ、丁寧すぎる伏線と極端にデフォルメされた登場人物は、たぶん一般向けにわかりやすさを追求した結果なんだろうけど、さすがにちょっとやりすぎだと思う。それとも、この作者の芸風なんだろうか?
冴木忍の新シリーズ。……いまいち。や、初回なので、背景説明&人物紹介的な要素が強いということを差し引いても、ストーリー展開のわりに筆致が淡々としていて華やかさに欠ける印象。最近の冴木忍らしいといえばそうなんだけど、なおさら、冴木忍はすでに過去の人という感がしてならないんだけど(^^;。
そゆわけで、竜が去り荒廃した世界を舞台にしたファンタジー。熱血系の主人公とハンサムで冷静な少年、失語症の女の子という王道なキャラ配置で、そのうち世界の命運を担うようになりますよ?という内容。う〜ん、やっぱり、文章に華がないのが問題だよなぁ。たぶん、続きは買わない予感。
くぅ〜〜〜、おもしろいっ!! おもしろいけど、でも、なんだこのセンスの古さは(苦笑)。あとがきで、「王道」を謳っているけど、10年or20年前ならともかく、今の時代、これを「王道」とはいわねーよっ!! いや、帯びにあるけど、ここまで「直球」な話にするのは、ほんと、すげーーよっ!!<褒めてます(^^;
そゆわけで、狙われた幼なじみなヒロインっ、ナチスの残党が操る化け物たちっ、護るのは一子相伝な鳳凰流闘武術を使う主人公、という構図。テイスト的には、非常に古い。ただ、直球なだけあって、非常に熱くて凄くおもしろいのよ〜。あと、文章が数行毎に添削したくなるレベルでむちゃくちゃ下手なんだけど、その下手な文章も、妙な熱意を感じさせて、むしろ作品にマッチしてるのが凄いところ。いや、続きがほんと楽しみだ〜〜。
う〜〜ん、新人としてはわりと書けてるほうだと思うんだけど、キャラの行動に一貫性がないのが気持ち悪い。いや、心情変化がきちんと書けてないので一貫性がないように見える、という方が正確か。あと、ファンタジーにしろ恋愛にしろ中途半端で方向感がなく、何を書きたかったのか正直わからん、と思ったりも。
「第11回ホワイトハート大賞<期待賞>」。隣国に侵略されて軟禁されているお姫様が、些細な復讐を行おうとする話。もともと、可哀相な身の上なのに性格が最悪で可哀相と思えないお姫様というギャップに力点を置いてたんだと思うのだけど、あとがきによるとお姫様の性格を中途半端に丸くしてしまったらしく、それじゃダメだろ。あと、もともと十三世紀のアイルランドが舞台だったのを架空世界に変更した、という風に書いてるのだけど、地名を置換しただけで架空世界の描き方になってるとは思えないんだけど。……どうにも、文章は巧いんだけど、投稿作を修正してるうちにわやくちゃに中途半端になってしまった気がしてならないんですけど〜。もったいない。