『ぺとぺとさん』らしい綺麗で優しいお話でした。特に、1巻のラストからの繋ぎ方がいかにも綺麗で、非常に満足。……ただ、構成やストーリー的には悪くないんだけど、文章とシーンが下手というか雑な印象で、そこら辺がちと残念だったかしらん。
そゆわけで、絶賛TVアニメ放映中な『ぺとぺとさん』の続編。『ぺとぺとさん』らしい内容で、相変わらず、シンゴはもてもてですなー。YUGさんのイラストも素晴らしいー。ただ、雑な印象が否めないのと、あと、2巻使った割にはちと題材が弱いのが物足りないよなぁ(^^;。……そいえば、内容とは関係ないのだけど、[TVA]『愛少女ポリアンナ物語』って、どのくらいの世代までわかるんだろ。<や、単に、そういう名前のキャラ?が出てくるだけなんだけど(^^;
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既刊の感想 → ぺとぺとさん
いまいち。というか、やっぱり私に日日日は合わないや(^^;。
まー、もともと1巻を読んだときも、好みじゃないとは思ったのだけど、2巻はさらに。や、どうにも、安っぽくって薄っぺらい印象なんだよなー。あとはやっぱり、恋愛要素がないのがツライんだよなー。せめてもうちょっと、勢いがあったり不条理だったりすると楽しめるんだけど、う~む。
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既刊の感想 → 狂乱家族日記
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うわー、いきなり怒涛の展開だぁぁぁっっっ!! ……や、正直、この展開は打ち切りにでもなったのかと思ったのだけど、あとがきによると続編の予定はあるのか(^^;。
そゆわけで、宗教国家の転覆を図る少女をメインに仲良し三人娘を描いたシリーズ第3巻。う~ん、この巻では、わりと重めのイベントを用意はしてるのだけど、その重さのわりには、慌ててイベントを消化してるだけという印象が強かったのが、かなり残念。いや、イベントの消化がそういう感じだったので、読みながら打ち切りかといぶかしんだのだけど、あとがきによると、むしろ今後のために舞台を作るのが目的だったのんね。どちらにしろ、イベントを感動的に見せることよりもイベントの消化に力点が置かれている予感で、もったいないよなー。……まあ、ストーリーはここから本格的に動くのだろうから、それに期待かなー。
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既刊の感想 → ブラック・ベルベット
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意図的なのか下手なのか、ごっそり描写やらなにやらを省略して、本来全5巻とかでやるような内容を 1冊に凝縮したようなファンタジー。描写が足りていないので、書き割りのような世界なのだけど、ただ、ファンタジーとしてはわりと正統的で味もあり、なかなか面白かったり。
そゆわけで、第一回C★NOVELS大賞 特別賞受賞作。女性作者らしいファンタジーで、魔法使いやらの助けを借りて消えた彼を捜して旅をする、という内容。描写も説明も足りないのが最大の問題なのだけど、ただ、それが作品の魅力に繋がってる部分もあって、すぐさま欠点とは言いきれないんだよなぁ。まあ、万人受けはしないタイプなんだけど、わりと渋い内容で、私的には楽しめました、ということで。<でも、「味があって面白かった」以外、こー、あまり感想がなかったり(^^;
……眼鏡先生の出番が少ないのは、ダメダメだろ。<をい
1920年代のヨーロッパを舞台に探偵役のツンツンした美少女が助手役の主人公を振り回しつつ事件を解決するというミステリ。評判が良いので今更ながら買ってみたのだけど、正直、いまいち。や、確かに、ミステリとしてもキャラクター小説としても出来はむしろ良いと思うのだけど、ただ、萌えも少なくラブもなし。ミステリをライトノベルっぽく装飾するという点では成功してる予感だけど、えっと、富士ミスは直球で“L・O・V・E”じゃないのかぁ~~。とりあえず、もうちょっとキャラを前面に出して三角関係を希望。あとは、セシル先生~~。
あああああああっ、うくぅ~~~、由宇、由宇、由宇ぅぅぅ~~~。
はうぅ~~、とにかく終盤の由宇、最高っ!! と、ただ、由宇の描写はたまらないのだけど、構成的な部分を中心として、どうにも引っかかる部分が目立つんだよなぁ、この巻。いや、もともと勢いを頼りにした強引な設定や展開が魅力な作品なのだけど、この巻は、上中下巻の「中」にあたるということもあって、ちょっと勢いが弱くなってるのが粗が目立つ原因かしらん。例えば、構成的にも演出的にも、とうとう登場した彼の見せ方は、非常にもったいないなー、とか。まあ、とにもかくにも、「ADEM編」の下巻となる次巻次第。続きはまだかぁ~~。<をい
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既刊の感想 → 9S
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シリーズ完結と言うことで綺麗にけっちゃ……、ちょっと待てーーっ!!
なんですか、どうなってますか、がふぅ~~~。あまり書くとアレでそれでネタバレなのだけど、ビートくんは女の子に囲まれてハーレム状態ですか?<ちげーよ。なんというかラストが強力で、途中の印象が吹っ飛んでしまったんですけどぉ~。とりあえず、ラブラブカップルの夫婦漫才はめちゃ良いね、こんちきしょ~~。
しかし、『ビートのディシプリン』は、あくまで『ブギーポップ』の番外編かと思っていたのだけど、もはや、こっちの方がメインのストーリーラインになってる予感なのは、気のせいですか(^^;。
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既刊の感想 → ビートのディシプリン
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あぁ、佐藤ケイらしい泣ける話だ。<ただ、ちょっと物足りない感じも
そゆわけで、今回のネタはメイドさんなロボ娘。佐藤ケイらしく感動的なストーリーラインに萌えネタを絡めてコミカルに仕上げた内容。欠点らしい欠点はなく、無難に普通に出来は良いのだけど、ただ、ネタ的にも突き抜けた部分がないので、ちと物足りなく感じるのは、仕方ないかしらん。見所は、ドリルとアタッチメント(笑)。
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既刊の感想 → 天国に涙はいらない
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素晴らしい。小川一水はこういう短編の方がだんぜん面白いと思った。
今まで読んだ小川一水の作品は、どうにも書き込みが甘く底が浅い感がしてたのだけど、このぐらいの長さだと設定に対する着眼点の良さが際立っていて粗が目立たず、非常に面白く感じました。特に面白かったのは、恒星に非常に近い巨大惑星上の生物を描いた「老ヴォールの惑星」と、遭難し通信のみ残されて救助困難な状態に置かれた「漂った男」かしらん。特に、「老ヴォールの惑星」は、最近流行りのネタだけあって設定的に非常に楽しいすぎる~。ただ、ラストはとくに絡ませる必要はなかったんじゃないかなぁ~。<どの短編も、ラストはちと微妙な予感も(^^;
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巫女さん(しかも、妹)を出すなら、もっと巫女らしい性格付けにして、巫女巫女しれっ!! こんちきしょ~~。<をい
そゆわけで、マッドサイエンティスツがオカルトパワーで地球を救う?という話。って、SFじゃねーーーっ!! ……いやまあ、SFかどうかは良くわからないのだけど(^^;、少なくても、科学的な説得力が非常に弱いのよねん。特に、作品のコアとなるあのISEIC理論の説明は、アレを真面目に受け取るにはさすがに無理がありすぎ(苦笑)。や、「ハヤカワSFシリーズ Jコレクション」ということで、ハードSFっぽいものを期待してたのに、とんでも科学でオカルトだったのには、ちと残念。それとも、下巻を読むと印象変わるのかしらん?
まあ、真面目なSF作品としてはいまいちな予感だけど、逆に、割とはっちゃけていて変にスケールが大きいので、コレはコレで読んでて楽しい、今のところは。とりあえず、引き続き下巻を読むぜっ!!
う~~ん、結局、上巻で仕込んだネタが、生煮えのまま終了、という印象。マントル細菌とかパーツでは楽しめた部分もあるんだけどねぇ。
どうにも、重要な部分を際立てるために重要でないシーンは敢えて描かないみたいな、シーンの取捨選択が甘い上に、読者へ情報を提示するタイミングがいまひとつな感じで、ストーリーにメリハリがないのがとにかくマイナスなんだよなぁ。いや、「それって書く必要あるの?」とか「やりたいことは想像つくけどちょっとなぁ」みたいに感じる個所が散見されるんだよねぇ。結果として、どのネタも中途半端と言う印象が否めなかったり。
まあ、なんというか、与那国の伝説から、南西諸島の沈没、日中対立、はては木星のエウロパまで、そんな盛りだくさんなネタを扱うのは、欲張りすぎなんじゃ(^^;。あとはやっぱり、科学的な説明は、枝葉は細かく書かれてるのに肝心な部分で「マッドな研究だから」みたいな感じで逃げを打つのは、説得力に問題あるというか、ダメだろ(^^;。
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ちとセンスが古く、新人ということで下手な部分も目立つのだけど、でも、軽くテンポよく読ませる内容で、不思議に面白かったぁ~~。<といっても、やっぱり問題点は多いと思うけど(^^;
そゆわけで、富士見ファンタジアの新人さんの作品。空からロボットと一緒にメイドさんが落ちてきて三角関係に発展するという話。とにかく、オーソドックスな筋を軽くテンポよく読ませるのが魅力のすべて。ただまあ、ほとんどプロットレベルのままで肉付けも薄く描写も弱くキャラもストーリーも深みがないのがとにかくマイナス。加えて、シーンや設定の取捨選択が甘く無駄が多いのも気になるところだったり。……正直、新人さんの中でも出来は悪い方だと思うのだけど、それでも、軽く読めるノリと文章はなかなか魅力で、今後に期待ですなぁん。
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もともと、「巧いけれど地味」というのが『キーリ』に対する評価だったのだけど、いやぁ、別れを感じさせつつクライマックスに近づくにつれて、ほんとめちゃくちゃ面白くなってきたよ。素晴らしい~~。
そゆわけで、ハーヴェイも兵長もボコボコです、という最新刊。もうとにかくキーリにしろハーヴェイにしろ心情描写がせつなく、うきゅ~~~。……あとがきによると、残り二冊程度ということで、作者の人がどう決着をつけるのか、非常に楽しみ。どうするつもりなんだろ~。
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既刊の感想 → キーリ
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期待の最終巻だったのに、つまんねぇ(T-T)。
『ホーンテッド!』の魅力は、バカで強引で無軌道で勢いだけで突っ走ってるところだと思うのだけど、この最終巻は表面的にはともかくとして、ベースラインが非常に大人しくて勢いに欠けるのよ。なんちゅーか、下手に計算してしまってるような構成が、勢いを殺してしまってる予感。勢いに欠ける『ホーンテッド!』なんて、まったく無価値、いや、価値があるのは数多い下ネタだけだっ、こんちきしょ~~。
参考:
既刊の感想 → ホーンテッド!
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やっぱり、アオイがうきぃ~~~。というか、そうか、その手があったのかっ、そういう方向に進むのか~~。エピローグがくらくら、ごろごろごろ~~~~~。
そゆわけで、騎央とアオイがエリスといっしょにキャーティアの母艦に行く、という話。ほんとこの三人はマッタリとラブラブしててなかなか楽しい。ただ、内容に比べて仕掛けが大げさ過ぎな予感もするし、なにより、思ったよりも三人のラブラブが少なかったのがガックリだ。いや、事件はいらないので、マッタリしてるだけでいいんだけどなぁ~~。
参考:
既刊の感想 → あそびにいくヨ!
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だははははははははははっ、うわぁぁぁぁ、うきゅぅぅううぅぅぅ~、とにかく、にやけまくりで、ごろごろごろ~~~。いやもう、祈梨も鈴蘭も新キャラのユージェニーも楽しいのだけど、なにより妹の琴子が、うわぁ、くらくらすぎるぅぅぅ。
そゆわけで、身も心も一つに結ばれた鼓太郎と祈梨に新たな試練、というより、鼓太郎を中心としたハーレム系ラブコメディな訳だけど、ベタで狙いすましたシチュエーションと、なにより魅力的なキャラクターが楽しすぎる~。文章が下手とか、ヴィーゴ関係邪魔とか気になる部分もあるんだけど、もうもう、キャラのやり取りがにやにやごろごろで、とにかくたまらなすぎる~~~。最高傑作級っ!!
しかし、各地でいわれてるけど、「いいからあたしに恋しなさい!」という副題は、内容と全くあってないように思えるのだけど、どう言うことですか?
参考:
既刊の感想 → 初恋マジカルブリッツ
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ゆーいちさん、
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永山さん、
あずみん、
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浅木原さん
まだか、まだなのか? まだ、ストーリーは転がり始めないのですか(T-T)。
そゆわけで、『月と貴女に花束を』のファンなので、面白くなることを信じて、我慢して買ってますよっ!! ううぅ、展開が遅くてまどろっこしい~~。ここまで来ても、なかなか盛りあがらないのでは、そろそろ切ることも考えるべきかなぁ。いや、志村一矢の作風は好きなんだけど、やっぱし、『月と貴女に花束を』の世界設定で続けるのは、無理があると思うのですよ。設定が気にならない程度にストーリーが盛りあがってくれれば良いのだけど、うううううぅぅぅぅ~~~。
参考:
既刊の感想 → 麒麟は一途に恋をする
とにかく熱いっ、熱すぎるっ!! そしてめちゃくちゃ面白いっ!! いやもう、国をも巻き込む怒涛のバトルがめちゃくちゃ楽しすぎる。ああぁ、もうもう、とにかく続きも大期待だぁ~~。……って、帯に、“青春バイオレンス最終巻!”って書いてあるのですけど、いったいどういうことですか? 終わってないじゃん(T-T)。
そゆわけで、狙われた幼なじみを護るため、人知を超えた魔群と呼ばれる化け物を相手に、鳳凰流闘武術を駆使して闘う主人公。もう、とにかく熱くて変に突き抜けていて面白い。1巻で感じた不満もわりと払拭されていて、ほんと良かったよ~~。
それにしても、単に第二の刺客を撃破という感じの話で全く完結を意識してるようには見えない内容なのに、“最終巻!”っていったい(T-T)。なんだか、非常に中途半端なんですけどぉ~。<ここで終えるなら、素直に、1巻で終了の方が良いと思えるのだけど
参考:
既刊の感想 → TATTOO BLADE