この外伝シリーズ、読みはじめは、本編のどこに対応するかわからなくて、いつも混乱するな。今回は、2巻の後半から3巻のはじめにかけての話か。いやぁ、さすが、Lv.6。アイズたんTUEEEEEEEEEEっっっ!!
そのアイズたんですら苦戦する敵もきちんと出てきたりして、強い主人公による爽快さを演出しつつ、強敵との熱いバトルを魅せつつと、ほんと面白いっ!! 加えて、めちゃくちゃ強いアイズたんだけでなく、半人前のレフィーヤも絡ませることで、ベル君とは別の成長物語として読ませる部分もいいねぇ。
しかし、もしかして、本編よりも物語の謎の本質に近いところを描いているような(^^;。アイズたんの産まれに纏わる謎も気になるところだけど、英雄と精霊……、ベル君がそこまで強くなるところまで物語を続けるつもりなんだとうか。や、この外伝でも物語の謎に迫っていくなら、時系列も本編と合わせて、交互に出すぐらいのことをしてほしいなぁ。
ぐわぁー、ラストがむちゃくちゃで、“――ど、どういうことだ……!?” まあ、どう見ても悲しいエンディングしか見えてなかったところでこの先の読めない展開は、むしろ、ハッピーエンドの兆しなのかしらん。
そゆわけで、残り二人まで剣聖を倒したエリザたち一行の前に、復讐に燃えるハーちゃんの娘・サツキ、そして、最後の剣聖ルピナスが立ちふさがる!! と、ヴァーちゃんの扱いがあまりにご都合主義すぎて、むしろ清々しさすら感じるのだけど、それはともかく、安定の王道展開が素晴らしい。ルピナスの娘ミーナが狙いすぎてて、もうね。そして、きちんとお約束のサービスシーンも入れ込んできたりして、ちゃんと読者が期待するシーンを期待するタイミングできちんと投入してくる感があって、ほんとに素晴らしいな。
で、そんな期待を裏切らない展開から、ラストの怒涛の追い込みですよっ!! ていうか、いきなり謎が謎を呼ぶようなラストだけど、うわぁ、続きが気になる。どうするんだ、これ!?
[ 白銀のソードブレイカー ]