「死ぬ瞬間」(On Death and Dying) エリザベス・キュブラー・ロス著、あなたはこの本をご存じですか?邦訳の出版は昭和46年ですから、もう25年も経っています。しかしながら、ここに書かれている内容は、今の日本の医療よりも進んでいます。日本の医療は技術的には世界の最先端を突き進んでいるといっても過言ではありませんが、これが本当に患者さんのためになっているかは、疑問です。これからの日本の医療は、まず、この本に書かれていることを目標にしていかなければならないと思います。
以前、図書館で、この本を読んだときには、今の様な強烈な感銘や使命感は覚えませんでしたが、もうしばらくで現場に飛び込もうとしている今、もう一度読んでみたくなり、図書館に足を運びました。読み出すと、これは手元に置いておきたいという衝動に駆られ、大学の書房で一連のシリーズ、「死ぬ瞬間の対話」(Questions
and Answers on Death and Dying)「続・死ぬ瞬間」(Death : The Final Stage
of Growth)、「新・死ぬ瞬間」(On Children and Death)、を加え購入しました。残念なことに「死ぬ瞬間」は取り寄せになってしまいました。あらためて題を書いてみると原題の方がそれだけで、内容や言いたいことを端的に表していますね。
内容に関しては、追々このページでつぶやいていくと思いますので、今日は、本の紹介にとどめておきます。出版社や、チョットした解説はAboutのページに書いておきました。