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- このページMurmurでは、日頃考えていること、はまっていること、不満に思っていること、嬉しかったことなどをつぶやいています。
- Feb.26
- ターミナルケアを扱ったテレビ番組を一つ紹介します。NHK教育テレビにて毎週火曜日午後10:40〜11:10に放映されている、NHK人間大学「死を看取る医学」で、講師は大阪大学教授、柏木哲夫氏です。今回のテーマは、「癌告知」でした。今回の内容を覚えている限りお伝えしようと思います。途中から見ましたので、きりの良いところから始めます。
末期状態の告知の際、十分考慮すべき状況
- 告知の目的がはっきりしていること
・本人が望んでいる
・身辺を整理する必要がある
・患者さん全てに告知をするべきではない
例えば、90歳の患者さんには告知をしない方がよい場合がある
- 患者・家族に受容能力があること
・医師は、告知をする相手の受容能力を低く見積もってしまいがち
人は弱いながらも、強い面を持っている
- 医師及びその他の医療従事者と患者・家族との関係がよいこと
・信頼関係が必要
- 告知後の患者の精神的ケア・支援ができること
・避けなければならないのは、告げっ放しにすること
・患者さんを支えるチーム体制が必要
日本で、告知が進まない理由の一つに、病院にこのチーム体制がないことを医師や看護婦、ソーシャルワーカーなどの人々が知っているということがある
- アメリカのように、日本が告知の進まない理由の一つとして他に、つらいことを知らせてその人の心を傷つけたくないと言う日本人の国民性があり、良し悪しとは別に、医学的事実よりも患者さんにショックを与えることの方が重要であると考えている医師が多い。
- アメリカの場合は、事実がつらいものでも、事実を事実として捉え対処しようとするため、医師はその要求に応じ告知を行っている。告知はまず本人対して行い、家族にはどう伝えるべきかを話し合っている。日本では、夫が癌である場合、まず奥さんに対して告知し、本人にはどうすべきかを話し合っている。
- 最後に、今後の日本は、アンケートによれば、年々告知を望む患者さんは増えており(末期でも)、告知をしている医師も増えていることから、告知は重要視されていくことが考えられ、そのような流れの中で心の準備をしていただきたい。
- 以上、かい摘んで紹介しました。このような番組が放映されていることを今まで知らなかったことが恥ずかしいです。内容としては、医師にとっては既に知っていることかもしれませんが、同様な考えも持っている方がおり、それを一般の人々にも広めようとしていることを知ると自分の考えに確信が持てます。また、新たな発見があるやもしれません。毎週水曜日午後2:30〜3:00に再放送がありますので、本日(2/26水曜日)興味を持たれた方は是非ごらんになって下さい。ちなみに、次回のテーマは「癌と心のもち方」です。
- Feb.23
- 昨日は、久しぶりにアイスホッケーの試合をしてきました。相手は何ランクも上のチーム、もうぼろくそにやられました。チームができてからの最高失点ではないでしょうか。得点は...下野新聞(栃木県のローカル紙)に掲載されるでしょう。どうしても知りたいという方はメールでどうぞ。
相手が相手だけに怪我をすることが心配でしたが、無駄な心配でした。強いボディーチェックを仕掛けられるほど目立ったプレーができなかったからです。どうして、いつものようなプレーができなかったかというと、まず相手が強かったから、そして...これもメールでお問い合わせ下さい。m(_._)m
今月は予選リーグという事でまだ試合がありますが、後輩に見習ってもらいたいプレーをできる自信はないので出ません。国試が終わった頃には決勝リーグが始まるので、これを学生生活最後の試合にしようと思っています。最後は勝ちたいなあ〜。
- Feb.20
- 昨日、胸部外科の医局説明会に参加してきました。とは、言っても僕1人だけでしたが...
前評判は、はっきり言って悪かったので、予想はしてました。どこの医局でも、評判の悪い方はいますから、それが表立ってしまったという事でしょうか。今時の若いもんは、少しでも楽しようとしますからね。まあ人類の進歩はそこから始まっているのでしょうし、僕も、後で楽するために初めは頑張ろうと思っていなくもないですから、分からないこともないのです。試練を避けちゃ駄目ですよ、かといって乗り越えるって事でもなく、自分の中に吸収してしまう心づもりがいいのではないでしょうか。
入局後は、済生会宇都宮病院で消化器外科を研修できることになっています。3年目にですけどね。そこが自分のやろうとしている医療に適しているならば、ずっと居続けてしまうかもしれません。でも、先のことは分かりませんから。とりあえず国試に合格しなければ!
- Feb.19
- 今日から、遂にMacWorld EXPO/Tokyo '97が22日まで開催されます。新機種、互換機、BeOSなど色々と見たいものがありますが、どうしよ、入場券はあるんだけどな〜。
行くとすれば、車を使うことになりますが、この時期事故は怖いですよね〜。EXPOって、知らないうちに歩き回ってしまって、気がついたときは疲労感がドバーと出てきますよね。とりあえず、今日は希望している医局の説明会があるので行けません。インターネットでEXPOの情報はすぐに流れてきますので、行く必要はないのかな?
- Feb.14
- PowerMac 8600などの新機種が、正式に発表されましたね。Apple Japanのサイトにはまだ掲載されていませんので(2/14 0:30 AM現在) 、詳細はMacWeek Online JAPANへどうぞ。
MacOS Rumorsの情報が間違っているのを期待していたのですが...スペックは申し分ないのですがね〜。
話は変わって、「医師は体を救うことができます。でも、それだけでは命は救えません。奥さんの心の救いがあったからこそ、助かったのです。僕も心を救いたい。」昨日放映された、あるドラマの中での医師の一言です(一言一句同じではありません、正確に覚えている方がいらっしゃいましたら、お教え下さい)。これを聞いてニヤッとしてしまいました、「あっ、これだ!!」と。
- Feb.10
- 数日前に、MacOS Rumorsにて、PowerMac 8600の姿が明らかになりましたが、買い換えは、もう少し待ってみようかな...
- Feb.9
- 日野原重明先生が講演で話された事をふと思い出しました。それは、ホスピスの語源についての話です。ホスピス、ホスピタル、ホテルの語源は共通で、ホストつまり「もてなす」から来ているという事です。昔、ヨーロッパでは旅人が休息をとる場合、民家がその場所でした。そこの住人は旅人を歓迎し、もてなしたわけです。現在では、ホテルにはもてなす精神が残っていますが、ホスピタルはどうでしょう?
- Feb.6
- 昨日、とある内科の医局説明会に参加してきました。希望している科ではなかったため、あまり乗り気ではありませんでしたが、どうせ行くのならためになるお話をお伺いしようと気を取り直して医局へと足を運んだのです。いろいろとお話下さった中の一つにプライマリケアについての話がありました。プライマリケアは医師誰もが持つ最終的な目標であり、今から焦ることはなく、まずは患者さんや医療スタッフとの関係をたくさん経験してからでも遅くはないということでした。プライマリケアのことをいつも心の中に持っていさえすれば、どの科に行っても実践することはできる、要は自分自身の問題であると。
これらはもっともなことですが一晩置いて考え直してみました。僕はできるだけ早くプライマリケアを実践したく、そのためには医療スタッフが一丸となって協力できるという環境面での条件が必要です。心の中で思っているだけではなく、実践したいのです。焦っているのではなく、思っているだけで実践できないもどかしさをいつまで我慢できるかどうか不安なのです。それに我慢できなくなりチームワークを乱すことになりはしないか、現状の維持だけで精一杯になりプライマリケアのことを忘れてしまわないかと。プライマリケアを実践している環境に身を置くことで、この不安は解消でき、さらに一歩進んだより深い医療のことを考えられるようになると思うのです。
- Feb.3
- 昨日NHKスペシャルにて、「柳田邦男の生と死を見つめて・低体温療法の衝撃」が放映されました。体温を最低摂氏32度にまで下げ、死んだ脳細胞が健康な脳細胞に悪い影響を与えることを防ぐこの治療法は、ほぼ100%脳死に至る状態を示す臨界点を引き上げるものです。今まで、もはや絶望的と思われて手術さえもできなかった症例が、奇跡と思われるほどに回復していく様は、医師がここまでやっていいものかと怖さを感じるほどです。この治療法が確立し、全国的に広まった場合、生と死の境界の論議が再び脚光を浴びることになることでしょう。体中に輸液や、検査のための管が付けられたスパゲッティーの状態の患者さんが増えることは必至です。この治療法がなされる前のスパゲッティーの状態とは異なり、回復してもらうことを目的としていることで、スパゲッティー状態を嫌悪する意識が自分の中では薄れ始めています。しかしながら、この治療法が万人を救えるとは言えず、不幸にも死に至ってしまった患者さんの家族は、今まで、以上に身体的、精神的、経済的打撃を負うことになると思われます。動物実験で、脳細胞を再生させる遺伝子の発見があったことと合わせ、生と死の境界の揺さぶりにどう対応して行くべきか、考えを深めなくてはいけないと実感させられました。
- Feb.2
- 今まで使っていたAdobe PageMill 2.0J b3の試用期間が1月で終わってしまい、製品版を買おうかどうしようかと思っていますが、とりあえずPageSpinner 1.2.2を使っています。レイアウトの自由度が広がりピクセル単位でエレメントを置くことができ、インターフェイスの素晴らしいGoLive CyberStudioが3月に出るということなので、これを試してみてから決めようと思っています。Netscape Communicaterに含まれるNetscape Composerも気になるなあ。
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