8月最終週~9月第3週
8/27
渡米。J.F.Kennedy 空港着。Connecticut Limousine(バス)でNew Haven まで。
時差ぼけでひたすら寝る。連日3時(昼!)寝。
8/29
マクドナルドに冷コがない。やむなくホットを飲んだら麦茶風の味わい。
8/30
大学の自販機で飲み物を買おうとしたら Snapple(最近日本でも見かけるようになった)ばかりでジュース以外は iced tea 加糖レモンフレーバー付きのみ。
24時間営業のファーマシー(お菓子なども売っている)で飲み物を買おうとするがあるのは Coke や Snapple。ided tea は Rasberry, Peach 等フレーバー各種。
8/31
巨大スーパーマーケットで缶、瓶入り飲料を買おうとするがあるのは Snapple や Lipton のフレーバー各種紅茶。最もましなので Lipton のフレーバーなし。
アメリカには無糖の紅茶がない
アメリカには缶コーヒーがない
アメリカにはアイス・コーヒーがない
アイスティーのデフォルトは加糖・フレーバー付きらしく、フレーバーなしのものにはわざわざ「レモンフレーバーなし」と書いてある。ああ冷コが飲みたい。
後日中国系の八百屋で500ml位の大缶を発見。しかし誤って"iced chocolate"を買ってひどい目に合う。その後も時折みかけるのはこの缶のみ。これもアーモンド等のフレーバーが必ずついていて不思議。
追記:後にイタリア系のカフェでアイスド・カプチーノ、アイスド・カフェ・ラテを発見。「冷コ」が飲めます
アメリカ外食生活
8/27-9/3
鍋も皿もないので日々外食生活。
ハンバーガーは日本のよりはうまいかも。コーラの量が多すぎ。
ホテルのレストランでメインまで注文すると食べきれない。
仕方なくルームサービスでサラダとスープとパンだけを頼む。
アメリカ人にも量は多いらしく、残している人をよく見る。大量消費社会なんだなあ。
9/3
New Haven の"SAMURAI"という寿司屋は中国人経営と思われるキッチュな和風もどきインテリアの店。大小の刀などが飾ってある。ガリが腐っていて(アメリカ人がこういう味だと思ったらどうする!)あたる。Tuna が通常のまぐろのこととは気づかず、セブンイレブンのツナ巻みたいのが出てくると思った。ツナ缶の中身とはどう区別するのだろう?後にこれらは「ホワイト・ツナ」と呼ばれると判明。
昼食の不満で勢いづいて、夕食も和食。不動産屋に教わった Fairfield の日本料理屋に行くとメニューがポイントをついている。カレーライスと味噌汁に泣ける。味噌汁にはマッシュルームと天カスが入っており、いい案のような気がする。怪しい化粧と着物のママさんもいい味出しており、その連れ合いと思われるご主人が寿司を握っている。こ汚い商店街の一角だがいつも繁盛している。
9/12
New Haven の Chinese XX(名前失念)という中華で昼食。焼き餃子を頼んだらだんごみたいのだった。Dumplingとあってなる程だんごなので文句は言えない。もちもちした厚い皮で、油分を多く含んでいるのでちょっと食傷。やきそばと辛い汁麺。日本のいわゆる中華風ではない。例えばこの辛い麺に病み付きになる人もいるかも、というとても特徴的な味つけ。
9/13
外から見える "Seasons Special! soft shell crab" の張り紙に惹かれて入ったら、中華なので意外だったがとてもおいしかった。ソフト・シェル・クラブは殻を剥かずに済むところがよい。東海岸はシーフードも豊富。ベーグル屋でさえクラムチャウダーに景気よく蛤が入っていてうれしい。
9/1
ようやく家が決まって一安心。外国人で Social Security number や銀行口座などの信用情報になり得るものが何もないので契約には苦労する。
ある日の我が家のサパー(質素な夕食)はベーグルのイタリアンソーセージ、ピクルス、クリームチーズのサンドイッチと豆のスープ。締めて一食2人分200円以内。
ある日のディナー(?)はポルトガルのパン、赤ピーマンのトマトソースパスタ、豆のスープ。しめて一食2人分20円(パスタは前の住人の忘れ物だったので。しかし買ったとしても100円以内)。
ある日の超豪華ディナー(??)はポルトガルのパン、ターキーブレストのベーコン、豆のスープ、マッシュルームのマリネ、茄子のマリネでしめて300円以内。
豆、穀類はとても安い。特に豆は日本の1/10位の値段で買える。ただし日本の豆のように粒ぞろいではなく、煮るとやけに灰汁が出る。
野菜は味が濃くておいしい(ものが多い)。とりわけマッシュルームは椎茸のように滋味深く日本のとは別物。野菜類は硬めに調理するのが好まれるらしく、レストランでメインの付け合わせなどはどれもごりごり。味付けもあまりしてない。
9/14
久々にご飯を炊いてみた。お米はスーパーで唯一の短米でジャポニカ米と思われたもの。売っている米のほとんどはインディカ米(長米)。中国米はどこでも置いているが、味はインディカ米っぽくぱさぱさした湿り気が少ないものなので、日本人の米食にはあまり向かなさそう。
とぎ汁が濃い。炊き上がったごはんはもち米のにおい。味は、うーーーん、でも久々のお米のごはんだから。カリフォルニア米はどこで買えるのかなあ?
お食事中の方は飛ばして下さいね
不思議なのはアメリカに来た途端便秘が治ったこと。米食は繊維が多いと言われているはずなのになぜ?毎朝朝食後てきめんである。腸が短くなったような気分。
第二次対戦中、日本軍の兵士の数を調べるためトイレの跡を調査したら、実際の倍の人数が推定されたという話が本当かうそかはしらないが、アメリカに来てからこの方様子が違って細い。イギリスと違ってアメリカは水洗が景気よく流れてよいのだが、この形状ならちょろちょろでも流せるかもしれない。エリザベス女王は鳥位しか食べないって噂もあるし、その辺がアメリカ人と違いそうだから3国の水洗構造の違いは内容物の違いによるものと納得。
便秘にお悩みの皆さんにはパン食がお薦め(保証なし)。
9/5
アメリカに来てから一度も銃声を聞かないし、恐い目にも遭わないが、ちょっとだけ恐かった。
フリーウェイ沿いのマクドナルドに入り、婦人用で用事を済ませて個室から出ると、すごい目をして何かを凝視するお姉さんが。そして彼女の目線の先にはやけに景気のいい放出音を発しつつドアを開けたまましているウエスタン調の男性が。彼の後ろ姿を見送る私の脳裏で鳴るのは「マンダム男の世界」....彼は流さずそのまま出て行った。
我々の住む Fairfield の隣町は Bridgeport。「コネチカット・ポスト」紙によると、今月の全米殺人事件件数第1位。全米と言ったら広いしシカゴもニューヨークもサンフランシスコもあるのだからすごい。一連の事件は麻薬マフィアの闘争とか。
Bridgeport は家探しの際、「Boys'n the Hood」(スペル不確か。アメリカ、スラムの黒人少年成長もの映画。とても悲惨。ブニュエルの、何て題だっけ、メキシコ少年の悲惨ものに似ているが、主人公の少年がいい子なのが救い)だ、やばい、と思って一周しただけでやめた街。もとはよさげな家並みが荒れて、壁には落書きなど。Fairfield より人口が多いらしくて公共機関は全てこちらに。何かというと手続きの度に行かねばならない。
一見して黒人とヒスパニック系の率がとても高い。一方通行でやむなく裏道に入ると、黒人の若者が平日の昼間からたむろしていて恐い。老人がひなたぼっこしてるのとはわけが違う。内に秘めた遣り場のないエネルギーとかが爆発寸前かもしれない。体力もありそうだし。
ビジネスライクな場では、人種差別的な雰囲気を感じることはほとんど全くなく、むしろ外国人の我々に対して寛容だと思わせる機会の方が多いが、それ以外の日常の場では全く感じないでいられる訳でもない。
ニュース・キャスターには白人、黒人、アジア系が揃っている。人種にも外国人にも「フェア」なアメリカの顔の裏がどうであるかは容易には窺われない。
8/31
ニューヨーク都市部と郊外を結ぶ Metro-North 沿線にはとても高級そうな住
宅地がいくつかあり、Green's Farm もその一つ。閑静な住宅地(邸宅地、お
城地)で、残念ながらその近辺にアパートメントはほとんどないとのことで住
むのを断念したが、ここ Fairfield にもそれに似た雰囲気の一帯が。
その一角にある邸宅から新築プール、コテージ付き離れが格安で貸し出さ
れており、こんなところに住んだら人生違ーーーう!生活を一瞬夢に見る。
が、大家さんが big weekend(翌週月曜が labor day で連休。これが後にどのような事件を引き起こすことになるかこの時は知るよしもなかった)で火曜まで連絡が取れないとのことと、我々は外国人でSSN(Social Security number)を持っていないため契約が難しいかもしれないと不動産屋に言われ、翌日から入れる現在の住居を契約。
あのお城に住むことが出来ていたら....と今でも少し残念。
9/2
Yale 大学のID本登録、SSNの取得、外国人留学生登録などなどしようと意気込んで大学に行くと、何やら普段と様子が違い交通規制をしていた。
そしてそこへ数々のランナー達が。マラソン大会が行われている!?
車で通れる道を探してぐるぐる回ってやっと駐車した頃には、どうやら今
日は祝日で休日らしいと気づいていた。そういえば新聞に Labor Day Sale
と書いてあった。Labor Day って何?勤労感謝の日?
各種登録を諦め、せめて計算機室で電子メールでも読んで帰るかと何の気
なしに鍵を開けて入ると、アラーム音のようなものが。音を止めるには暗証
番号を入れよと書いてあるが知らない。
とりあえずいじったら音が止まったのでメールを見ていた。とその時、
ドアをドンドン叩く音が。開けるとそこには銃を抜き身で持った警官が!
鍵を持っていたので開けて入ったこと、今日が休みだと知らなかったこと、
大学には来たばかりで暗証番号をまだ教わっていないことを緊張のあまり日頃に
増して拙い英語で説明するうちに2台目のパトカーも到着。
ともかく我々は怪しまれてはいないらしく(子供に見えるためか)
警官に延々セキュリティシステムの説明(説教?)をされて帰される。
翌日大学に行くと、別の建物の前にロープと腕組みして立つ人々が数人。
ここにも昨日侵入者が?2度目に通りかかったときにはパトカー数台が停
まっていた。やっぱり危険な地域なんだと再認識する。
9/3
Super K に行く。アメリカのダイクマ(ダイクマって日本の全国区ですか?ディスカウンター)。食品もあり、近所のスーパーマーケットより一割位は安い気が。
日用雑貨、スポーツ用品、衣料、電化製品等だいたい何でもある。K Mart というのもあるが、こちらには食料品はないような。こういう(どういう?ディスカウントストアがどんなカラクリで安いか知らないんです)商法で一世を風靡した全米でも有名なチェーン店らしい。
一周したら疲れて結局何も買わず
スーパーで買い物すると必ず聞かれる「Cash Back」。お金を返してもらえるならうれしいから「Yes」と言ってみるが、いくら?暗証番号?など次の設問に答えられない。
「Cash Back って何ですか?」と店員に聞いてみても、「Cash を Back すること」とかそのまんま答えられてらちがあかず。 What's Cash Baaaak!
後に人に聞いて「銀行口座からお金を下ろす」ことと判明。銀行のATMカードを使って買い物をする場合、買い物の額より多い額を指定し、それが銀行から引き落とされて、差額をスーパーが払ってくれるというスーパーの銀行ATM代行のような仕組み。
小切手でも同じ事が出来る。
銀行のATMカードはこのようにクレジットカードのような(クレジットではなく即時引き落としなのでデビットカードであるが)機能を持っていて、たいていのスーパーや書店など小売店で使えて便利。小切手も便利。新聞、雑誌、通信販売、観劇のチケットなどをメールオーダーする際同封すればよい。これらのおかげで日頃現金は昼食代とタクシー代分位しか持ち歩く必要がない。標準的なアメリカ人は、財布に20ドル程しか入れていないそうだ。