9月第4週~10月

9/22

はじめてのニューヨーク

ニューヨークには日本人がいっぱい。外国人観光客やお上りさんが(我々を含む)いっぱい。その中にまぎれてなんとなく安心する。
人々は痩せている。街は汚い。一日歩くと鼻の中が真っ黒。 やっぱ田舎はいいなあとも思うし、都会は便利で活気があっていいなあとも思う。 まあ東京と似た感じでしょうか。

地下鉄は噂と違い大丈夫な感じ、と思ったら、ここ数年で格段によくなったという話。警官の巡回等「ニューヨークの地下鉄を安全な乗り物にする」ことに市長が力を入れているらしい。どんどんやって下さい。夜も安全にして下さい。トークン(地下鉄用コイン。一個1.5ドル)で乗り放題、路線も本数も多くてとても便利。

昼食は「さっぽろ」というラーメンやでラーメンと餃子を食べるが、麺が固いというかあまり中華の麺ぽくなくスープが濃すぎ。餃子の皮が厚すぎ。アメリカの餃子はどこもこんなか?店員の日本語の掛け声に「ここはどこ?」と思ってクラクラする。
夜は Plazaの Oyster Bar で牡蠣とロブスターとしっぽ付きクラム(?)。ロブみそが最高!牡蠣も!クラムはちょっと野生の醍醐味がありすぎ。

紀伊国屋で本を数冊買うが、あまりにも高いので目玉飛び出。日本で洋書高く売ってるし、ぼったくりだ。でも日本語の本というだけでとてもうれしくありがたい。

9/28

ヤオハン参り

はじめてのヤオハン参り。New Jersey 州まで車で一時間以上かけて日本食材の買い出しに。広くて日本食も食べられる。えびフライカレー。とてもおいしい(客観性を失っている)。隣には紀伊国屋や資生堂が。紀伊国屋はニューヨークより税率が低いので(N.Y. 8%, N.J. 6%)ちょっと得した気分。日本人がいっぱい。ここはどこ?近所には韓国人街も。この辺に住んでたら楽だろうなあ、うらやましい。
読売新聞値下げキャンペーン紙をもらって早速申し込む。Connecticut 州では Darien(日本人村があるらしい)他一部の地域以外では配達はないとのこと。2、3日遅れで郵送されてくる。でもとてもうれしい。日本語の活字。ウォシュレットの店頭販売キャンペーン中。とても欲しい。でも洗うのがアメリカの水ではちょっと。
水といえば、アメリカの大部分の都市で水道代はタダだそうな。払ってないけど家賃に含まれているのかと思っていました。

9/29
再度NYへ。海外出張中の元上司と同僚と食事。ノボテルのギャラガーズで肉。肉って感じ。じゃがいももそのまんま。いもって感じ。デジタルカメラがウエイター達に大変な人気を博す。

10/14

Big Weekend の悲劇 -2-

コロンブス・デーはコロンブスがアメリカ大陸を発見した日で祝日。 寝坊して遅い朝ご飯を食べた後、英語辞書の付録を見ていた夫が「いやな予感がする」と言って大学のワークステーションにログインして finger すると、人々が来ている。 電話で Yale 大学は休日ではないことを確認。ニューヨークの語学学校等は休みだった。アメリカには全州が休日な祝日と、そうでない祝日があるらしい。
アメリカの祝日の多くは「X月第X月曜日」などと決まっていて、土日とくっつけて3連休になる。それで Big Weekend。

クーポン

クーポンにはもううんざり。スーパーのレシートの裏にクーポン(つまりたくさん買うと行数が長くなるのでクーポンもたくさんもらえる訳だ)、新聞の折り込みにクーポン、ダイレクトメールにクーポン、ものを買うとパッケージの裏がクーポン。クーポン整理袋なんてものまで売っている。
クーポンを使うと何が起こるかというと、売り値からクーポンの額面分割り引かれることになっている。
レジで並んでいて前にクーポンの束を出し始めるおばさんがいるとイライラするし、これを使わないと「損している」という感覚が腹立たしい。

10/22

最近悩んでいること

最近悩んでいるのは隣人とのトラブル。ごみの捨てかたがひどく、しかもなぜか自分ちではなく我が家の側に置くので片づけてくれと言ったら"Stop harassing me or..."という過剰な反応。話し合いに行っても出てこなくなってしまった。おまけに近所からごみのことで苦情を言われて「隣(うちを指す)がいやがらせをするせい」にしていた。理解し難い。大家さんにちくってみたが、さてどうなることか。こういうことで悩みたくない。

10/27

サマータイム

サマータイムは今日午前2時で終了。今日から東部標準時間。日本との時差は1時間増えて14時間。切り替えは例年10月最終日曜日の深夜に行われるが、この日ばかりはアメリカ人も戸惑い、問い合わせの電話などが殺到するとのこと。

10/28

隣人騒動その後 -ついにパトカー出動-

隣人とのトラブルはその後劇的な展開を見せた。大家さんによると、問題の隣人は家賃滞納で立ち退き要請中であり、その期限が28日とか。もうすぐ出て行くのだから、ごみのことは辛抱して欲しいとのこと。
隣は本当に問題がある人だった。以下に我々がごみの苦情の返事に受け取ったメモを全文掲載
この文はどうにも好意的に解釈のしようがない。そもそも初対面でこの隣人に挨拶した時に、我々が名前を名乗ったら"I can't remember"と言ったのだ。この時は気にしないようにしたが。その後というか引き続き壊れたおもちゃ、鏡、家具などがうちのダイニングの窓下に山と積まれ(生ごみ混)、我が家の庭はごみために。
つまり隣はお金がなくて(か払う気がないのかは知らないが)ごみの収集(有料)を業者に頼んでいないのだ。 それで我が家の側に置くのだが、捨て方がひどいので業者が持っていかないということだったのだ。謎が解けて少しうれしい。それまでは隣人がどういうつもりか計り知れずに悩んだ。

そして今日が立ち退き強制執行の日。引っ越す様子はまだない。早朝尋ねてきた人を大変な剣幕でどなりつけて追い返していた。誰かは知らないが、何か恐いことが起こるといけないので早く出かけようと思っていたらパトカーが到着。うちの車の後に停めたので出られなくなってしまった。しばらく待ったがどかしてくれるように頼みに隣家へ行くと、警官を交えて数人で話し合う気配。数分後パトカーは帰って行った。立ち退きには警察が来るものなのか?
夜再びパトカーが。間違って警官がうちの窓をダンダン叩く。やめて。

先月 Tag Sale で洗濯機と乾燥機を売りに出していたので、引っ越すのかなあと思ったことがあった。その後洗濯機なしでどうやって生活しているのか。2週間位前にはダイニングセットを売っていた。これらも金策だったのか?
隣人は今相当困っていると思われるので同情することは出来るが、庭を見れば怒りが燃え上がる。

10/29
隣家はまだ引っ越す気配なし。庭には壊れた家具が増えている。
アメリカ人に話したら、日本ではみんな家賃払うのかと言われた。終身雇用ではないし、失業率も高いことから家賃滞納はよくあることらしい。
早く引っ越してくれと日々魔太郎のように呪っている。

10/31
繋ぎ放題14.50/月だったので入ったらプロバイダが倒産して びっくりした!
マサチューセッツ地方裁判所からの手紙で知る。
初期費用に30ドル取られているので、これで釣って資金繰りをしようとしたんだねえ。わたしはいいカモだったねえ。
隣んちのこともあり、やはりアメリカはシビアな社会であった。さて、隣んちは破産したのでしょうか?それともこれから住む家の家賃を払いつつ、ここで滞納した家賃の借財をも払って行くのでしょうか?

そういえば今日はハローウィン。たまたまニューヨークはソーホーの本むら庵でそばを食べていたら、近くでパレードがあると教えてくれ、せっかくなので見る。人だかりでほとんど見えなかった。見物人も仮装をしていた。語学学校の先生によると、仮装強盗に遭った生徒がいるので用心せよとか。


11月へつづく