5/26
特別編集3州横断写真日記

今日はメモリアル・デイ。晴れの休日。I-95を車でぶっとばしてニューヨーク Bronx にある「Edogar Allan Poe Cottage」に向かう。

コネチカット州-->ニューヨーク州

コネチカット州フェアフィールド郡

私が住むコネチカット州フェアフィールド郡は Coastal Fairfield County と呼ばれ、ニューヨーク州の都市部寄り側に境を接する海岸沿いの地域。

Town of Fairfield(フェアフィールド市)の海岸。水平線に見える(この写真では見えないんだけど)島がニューヨーク州ロング・アイランド。

フェアフィールド郡を海岸沿いに横断するフリーウェイI-95の両側にはこんな森が延々と続く。この地域は16世紀植民初期にネイティブ・アメリカン(インディアン)と白人の間で数々の戦闘があった場所。ネイティブ・アメリカンの遺跡も残っている。20世紀初頭にフィッツジェラルドの「華麗なるギャツビー」で描かれたニューヨーク社交界の邸宅があったのもこの地域。昨年これらの歴史的大邸宅の一つがタダで売りに出されていた。ただし建物のみ。船での移送に莫大な費用が掛かるとか。確かどこかの銀行が引き取った。

ここはシャーウッドというロビン・フッドが住んでそうな名前の森。この直後に小鹿の轢死体と遭遇。リスのはざらだが鹿のはさすがに稀。


スタンフォードはメーシーズ(デパート)、マリオット(ホテル)もあるフェアフィールド郡随一の都会。フェアフィールド郡内のI-95沿いの景色はこことフェアフィールド隣の工業都市ブリッジポート以外のほとんどが森。

ニューヨーク州

ニューヨーク州に入ると車も増え、渋滞することも。道が次々枝分かれするのも東京の首都高に近い(と言っても車の密度が違うので遠く及ばないが)スリルが味わえる。

ポーの家があるブロンクスはマンハッタンの北に位置するニューヨーク都市部の住宅地。一見して黒人、ヒスパニック率が高い。2重路駐だし車は割り込むしクラクションは鳴るし、自転車も人も車に構わず道路を渡るしでこれまたスリリング。しかし街の雰囲気は思ったより悪くない。

ここは89セントショップ。99セントショップは多い。駅前の雰囲気は御徒町か秋葉原に似ている。そういう露天も人出も多い雑多な感じ。
アパートメントが立ち並ぶ住宅地は小奇麗で、普通の人々の生活があり、大事に住まれている家の雰囲気。


ここがポーのコテージ
1846年当時まだ郊外だったこの場所に、ニューヨークから移り住んだポーは4年間を過ごした。現在は肉筆原稿の展示等もあり記念館風になっているらしい。

車を降りた途端「コニチワ」と黒人のおにいちゃんに声を掛けられる。何故日本人とバレるのだ?全身黒の我々二人は浮いている。ここの人々の服装はマンハッタンよりカジュアル。

ようやくたどり着いたここは

開館は土日のみ。日本で祝日休館とは考えられないが、アメリカではまあ普通のことだと思う。周囲は公園になっているごく小さな家。これは一人暮らしだったと思う。


ブロンクス遠景

ニュージャージー州フォート・リー

折角ここまで来たしと思ってちょっとその先まで足を伸ばしてニュージャージー州フォート・リーにあるヤオハンに寄った。

ニューヨーク州-->ニュージャージー州


ブロンクス対岸ニュージャージー州のちょいハイソな住宅地。


これがヤオハン・プラザ。日系スーパーマーケットのヤオハン他紀伊国屋書店もある。ここから徒歩5分のショッピング・モールには日本の古本屋も。


ハドソン川の向こう岸はマンハッタン


マンゴー味もあるダイフクアイス。わりとイケる。

ヤオハン駐車場に停まってたジャガー。海外駐在長者とかのだったらムカツク。

毎度思うことだがここでは日曜もお酒が買えるのは何故?治外法権なのか?
たいして買った気がしないのに100ドル使っていた。

帰り道です。

ニュージャージー州-->ニューヨーク州-->コネチカット州


ジョージ・ワシントン・ブリッジ手前のニュージャージー州の関所。通行料4ドル。


ジョージ・ワシントン・ブリッジを渡ってニューヨーク州へ


ハーレム遠景


ニューヨーク州の関所。1ドル。コネチカット州へ
NY, NJ どちらも帰路にのみ料金所がある。行きはよいよい帰りは。


I-95をフェアフィールドで下りたところ

帰って来ました。森のようなうちの裏

おわり


5月に戻る