好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! ―2006年4月

エンターブレイン ファミ通文庫
◆ S式コミュニケーション(1) 君はぼくを殺しにきた /新木 伸 【Amazon/bk1】

美少女でえっちで下品でSF。『星くず英雄伝』の新木伸らしい内容で、非常に楽しい、素晴らしい。

そゆわけで、いきなり裸の女の子(宇宙人)に生命を狙われる、という話。ちょっと情けない風の少年を主人公としたハーレム系ヒロイックなSFで、新木伸の傑作『星くず英雄伝』が好きな人にはかなりお勧め。ただ、えっちな演出は、最近の萌え路線というより、下品に走るあかほり時代な古めかしい路線なので、最近の若者より多少年寄り向けな予感。＜をい。あと、速いテンポを重視して意図的にそうしたのかもしれないけど、素人の書くような、説明の足りない文章になっちゃってるのは問題。一応、作家歴は長いんだから、新人の書くような文章はちょっとどうかと思う。

まあ、なんやかんやで、ちょっと情けない風な少年が仲間の助力を得て巨大な危機に立ち向かう、というスタンダードな展開に、美少女とSFを加味して、これ以上なくきちんと面白く仕上げている部分は、素晴らしいの一言だよな。ただ、鏡姉妹の扱いがアレなんだけど、これは次巻以降にちゃんとフォローが入るんだろうか？

参考：
感想メモリンク → ゆーいちさん、 新型さん、 hasetyuさん、 NOGさん

▽ [TVA]『マジカノ』#終。いや、その解決方法はダメだろ(^^;。

▽ [TVA]『新ARIA』#1。前シリーズと全く一緒だ。素晴らしい。

▽ そいえば、結局、先期見つづけたアニメは、『シャナ』『陰からマモル』『マジカノ』の三本でした。

▽ 橋本紡オフィシャルblog : 制約と限界(←エントリは時間がきたら削除予定ということで、はてなブックマークへリンク)。 先日の新聞コメントの反響に対する補足。私なりに要約すると、“今は制約の少ない立場になったが、これは、『半分の月』が売れたため。それまでは、主人公を異能力者にしろと何度も言われた。ライトノベルで書き続けた方が楽だが、「安住したくない」ので非ライトノベルにチャレンジした”という感じの話。……まあ、ライトノベルもいろいろ大変だなぁ。

集英社 コバルト文庫
◆ マリア様がみてる くもりガラスの向こう側 /今野緒雪 【Amazon/bk1】

いつも通り。や、各キャラを特徴を際立たせて描いている部分は、相変わらず巧いよなぁ。……展開がアレでソレなのも、いつも通りなわけだけど(^^;。

参考：
既刊の感想 → マリア様がみてる
感想メモリンク → あずみん、 iris6462さん、 一歩さん、 水の鳥さん、 中将さん、 INNさん、 deltazuluさん、 コウさん、 御伽さん、 adramineさん

▽ [TVA]『涼宮ハルヒ』#1。だははははっ、さすがにやりすぎだろっ。とにかく、みくる可愛い、みくるさいこーーっ!! いや、原作を読んでるわけだけど、各キャラとくに違和感もなく、第1話としては、まずは満足かしらん。

▽ [TVA]『吉永さん家のガーゴイル』#1。原作は未読。テンポも良くキャラも生き生きしていて、そして、いい話だ。や、手堅く面白いですな。

▽ 作品製作と批判。とりあえず、作り手側の立場にたてば、欲しいのは「的確な意見」ではなくて「ユーザーの生の意見」ですね。それを役立てるには、当然、広く意見を集めてきちんと分析する必要があって、ブログ絡みでもそこら辺のサービスを企業に提供する動きがあったりなかったりする予感。まあ、プロの人なら、今までもそれなりにやってると思うのだけど。

▽ 私もボロクソに書くこともあるけど、一応、気をつけてることとか↓。

(1) 作り手側の人が読んでることを意識して書く
作り手側の人が日記やブログをチェックしてる、という話はよく聞きます。実際ごくまれに、ボロクソに書いた作品の関係者からメールがくることもあったりなかったり(^^;。だから加減すべきだ、とは思わないのだけど、そのことは意識して書いた方が、後々困ることが少ないです。

(2) ファンの人からは反感をもたれることを覚悟する
自分もそうだけど、好きな作品を貶されれば、多少は「ムカッ」とします。ただそれだけじゃなく、ネット上にはいろいろな人がいます、ということで。

(3) 駄目だと思ったのは「作品のせい」なのか「自分のせい」なのかは考える
「出来が悪い」と思っても、「好みじゃないだけ」だったり「理解出来ていないだけ」というのはよくあります。感想を書く前に、本当に「出来が悪いのか」を自分の中ではきちんと検証しておくべきだし、他の人からは「勘違いしてイタいことを書いてる」と見られる可能性は覚悟しておくべき。まー、「勘違いでもいいじゃん」とも思ったりはするのだけど(^^;。

▽ [TVA]『ストロベリーパニック』#1。百合ですか、百合っ。公野櫻子原作の女学校を舞台にした百合色満載のアニメ？ 第一話はまだまだストーリーの導入なので、なんとも言えず。まあ、引き続き視聴かしら。

▽ [TVA]『エア・ギア』#1。大暮維人原作のアニメ化。ローラースケートみたいな奴を履いてバトルする作品？？ うーん、ヒロインが眼鏡っ娘なのは気になるんだけど、いまいち好みな内容じゃないなー。

▽ [TVA]『ラブゲッCHU!』#1。原作、小泉まりえって、なんですかーーーーーーーーっ!! いや、小泉まりえ先生について説明すると、90年代前半にティーンズハートで活躍されていた少女小説家であり、私がかつて唯一尊敬していた小説家だったりして、なんでこんな出来損ないの萌えアニメみたいな作品の原作なんて書いてますかっっっ!! ていうか、ほんとにあの小泉まりえなのかしらん？？ ……それはとにかくとりあえず、三石と眼鏡は良いねぇ。

▽ [TVA]『ガラスの艦隊』#1。貴族軍vs人民軍の宇宙戦争モノ？ 見た目は綺麗でカッコイイのだけど、なんだかやけにシナリオが安っぽそうだなー。とりあえず、継続視聴。

▽ [TVA]『いぬかみっ!』#1。同名ラノベのアニメ化(→感想)。堀江由衣のようこはイメージ違うなー。……ちゅうか、演出がダメダメだなぁ。うーん、なでしこたちが出てくるまで我慢しようかという気もするけど、ちょっとパスかなー。

角川書店 スニーカー文庫
◆ 円環少女 (3)煉獄の虚神(下) /長谷敏司 【Amazon/bk1】

やっぱり、文章が読みにくいのは問題だよなー。せっかくの演出の良さを殺してしまっている感じ。あと、いきなり水着編はいらんだろ(^^;。＜全体に無駄なシーンがちょっと多いような気もする

そゆわけで、《神に近き者》グレンとの対決。うーん、アレだけ強大な敵との戦いにもかかわらず、いまいちカタルシスが弱いなー。あとはやっぱり、シーンの選択が甘く、無駄も多い予感。メイゼルと仁の関係や、ネリンの話は良かっただけに、もちっとそこら辺を中心に書いて欲しかったところ。魅力的な部分も多い作品＆期待してただけに、ちと物足りなく残念だー。

参考：
既刊の感想 → 円環少女
感想メモリンク → INNさん、 ゆーいちさん、 永山さん、 コモリケイさん、 adramineさん、 読丸さん、 吉田@HZさん、 JV44さん、 コウさん、 deltazuluさん、 somaruさん、 kanadaiさん

▽ 電撃文庫新刊―『9S〈ナインエス〉VII /葉山透』『いぬかみっ!9 ハッピー・ホップ・ステップ・ジャンプ! /有沢まみず』『とある魔術の禁書目録(9) /鎌池和馬』『ブギーポップ・イントレランス オルフェの方舟 /上遠野浩平』、購入。あっ、『キーリ』買い忘れた。

▽ [TVA]『xxxHOLiC』#1。CLAMPカー。出来は悪くないと思うのだけど、私にはわざわざ見続けようという魅力に欠けるよかーん(^^;。

▽ [TVA]『ディスガイア』#1。わー、頭悪すぎぃー。って、でも、こういうのすげー好き。や、ファンタジーRPGのアニメ化？ センスは好みだし、CV.笹本優子も良い感じなので、継続視聴かなー。

▽ [TVA]『サムライ7』#1。凄く手堅い作りだなー。『七人の侍』原作の SFアニメで NHKで GONZOですか。まあ、演出等々好みじゃないんだけど、とりあえず、継続視聴ってことで。

▽ [TVA]『ウィッチブレイド』#1。能登麻美子が変身して戦う近未来アニメ？ っていうか、いまのところ、能登麻美子と神田朱未ぐらいしか、魅力を感じない(^^;。

▽ [TVA]『Soul Link』#1。はじめの 3分で見るの止めました。＜をい

▽ [TVA]『ひまわりっ!』#1。製作スタッフに知り合いがいるのでアレなんだけど、え〜っと、脚本がちょっと酷いと思うのですが(^^;。視聴者に何を提示するかという取捨選択が下手すぎる予感。すまん、多分、切り。

▽ [TVA]『ひぐらしのなく頃に』#1。うわぁ〜、あざといなぁ〜〜。原作は未プレイなのだけど、こういうキャラと演出は、そりゃたまらんよ(^^;。……ただ、キャラや演出に比べて、シナリオが負けてる予感がするのは、気のせい？

▽ [TVA]『女子高生』#1。……パンツアニメですか？ すみません。5分で切りました。

▽ [TVA]『西の善き魔女』#1。素晴らしいっ!! 荻原規子のファンタジーSFが原作(→感想)。や、原作好きには、ほぼ理想通り。ちと展開が急ぎすぎていて、説得力に欠ける部分はある予感だけど、まあいいや。……問題は、アニメ版は、どこまでやるのかというところだなぁ。

メディアワークス 電撃文庫
◆ とある魔術の禁書目録(9) /鎌池和馬 【Amazon/bk1】

『とある魔術の禁書目録』は出来不出来の差が激しいわけですが、今回は、駄目な回でした(^^;。……まー、前後編の前編にあたる回なので、『とある魔術の禁書目録』の良さである「熱い展開で盛り上げる」クライマックス的な要素が弱いので、仕方ないかなー。つまりは、次巻の後半戦に期待ということで。＜ただ、父母とか吹寄とか無駄にしか思えないのだけど、後半できちんと扱われるのかしらん？

参考：
既刊の感想 → とある魔術の禁書目録
感想メモリンク → iris6462さん、 永山さん、 deltazuluさん、 somaruさん、 へちょさん、 ゆーいちさん、 INNさん

▽ 先週末から死亡中。頭痛が治らん(T-T)。

▽ 電撃文庫新刊―『キーリIX 死者たちは荒野に永眠る(下) /壁井ユカコ』、徳間デュアル文庫新刊―『真・イズミ幻戦記 暁の国(2) /若木未生』、購入。

▽ [TV]『ソロモン流』#一条ゆかり。腱鞘炎で利き腕死亡、両手で描けるようになった、という逸話は凄いなぁ。

▽ [TVA]『うたわれるもの』#1。ゲームは未プレイ。あー、典型的な異世界ファンタジーの文法なのかしらん？ 作り的には、可もなく不可もなく、びみょー。

メディアワークス 電撃文庫
◆ キーリIX 死者たちは荒野に永眠る(下) /壁井ユカコ 【Amazon/bk1】

シリーズ最終巻。せつない中に綺麗な感動があって、非常に満足。いや、正直、不満もいろいろあったのだけど、あのラストで全て許せます。……まー、ラストのラストは綺麗なんだけど、そこに到るまでの過程が、意味の少ない演出や展開で、わざわざそんな風にしなくても。というか、感想を書けば書くほど、不満を綴ってしまう気がするので、あまり書くのは止めとこう。ラストがよければ、全て善し、ということで(^^;。

参考：
既刊の感想 → キーリ
感想メモリンク → t-snowさん、 リオンさん、 INNさん

▽ そいえば、トップページ が 40万アクセスを超えてました、ありがとうございます。多分、超えたのは、先週末ぐらい。トップページが 1日400〜500アクセスぐらいで、日記の最新のページが 1000〜1200アクセスぐらいなのだけど、トップページ経由で日記を読みに来られる方が増えてるのかしらん。数年前はほとんど各種アンテナ経由だったのだけど。

▽ 創元推理文庫新刊―『夏期限定トロピカルパフェ事件 /米澤穂信』、購入。

徳間書店 徳間デュアル文庫
◆ 真・イズミ幻戦記 暁の国2 /若木未生 【Amazon/bk1】

3年ぶりなのに、話は進まず、そもそもページ数が少ないというのが泣けます(T-T)。＜内容的には、さほど不満はないのだけど……

そゆわけで、デュアル文庫で仕切りなおして 2冊目。前巻までの復習と背景の説明だけで、ストーリーはさっぱり動いていません。この調子だと、ストーリーが動き出すまでに、あと何年かかるんだろうねー。……まあ、若木未生の中心読者層って、すでに30代40代になってる予感もするのだけど、こういう高年齢向けの長期シリーズは、このぐらいののんびりしたペースもいいかもしんない、と多少は思ったりもするわけですが。

参考：
既刊の感想 → イズミ幻戦記

▽ [TVA]『ラブゲッCHU』#2。期待の眼鏡っ娘はほとんど出番がなくてがび〜ん。あと、野沢雅子の使い方はもったいないと思うのですが(^^;。

▽ あぅ〜、この頃、眼鏡っ娘分が足りてません。そいえば、最近一カ月以上、ゲームをやってませ〜ん。

▽ いや、ライトノベルは読んでるという話はあるけど、以前、「恋愛」と「萌え」から選ぶライトノベル というので書いたとおり、やっぱり、ライトノベルはゲームに比べて、萌えが弱いのよね。そもそも印象的な眼鏡っ娘がほとんどいないという説が。……まあ、昨今は、ギャルゲのシナリオライターが越境したりして、ライトノベルの「萌え」も、多少状況は改善してる気もするけれど、それでも、シチュエーション萌え的なツンデレばかりで、キャラ萌え的な方向性はいまだに弱いと思うのであります。

メディアワークス 電撃文庫
◆ 9S〈ナインエス〉VII /葉山 透 【Amazon/bk1】

最高傑作級っ!! 惚れた女性を助けるために、数千の敵が待ち構える空中要塞にたった一人での突入劇っ!! 武器は 1本のナイフのみ、タイムリミットはわずか数分。これに燃えずにどうするよっ。素晴らしーーーっっっ!!

そゆわけで、麻耶の対決も素晴らしいし、緩急としてのアリシアのシーンも素晴らしい。その他、見どころも多く、ほんとに好きだわ、こういう展開。まあ、もともとこの巻でADEM編が終了の予定が、収まりきらずに1巻追加というのはお茶目ではあるけれど、ほんと燃える展開で、素晴らしすぎる。続刊も楽しみぃ〜〜。

参考：
既刊の感想 → 9S
感想メモリンク → adramineさん、 吉田@HZさん、 リッパーさん、 コウさん、 deltazuluさん、 iris6462さん、 永山さん

▽ ぱすてるさん経由 で、メイドさんのメガネ屋さん。……や、眼鏡っ娘が眼鏡を売るならともかく、メイドさんが眼鏡を売っても仕方ないだろ〜。＜まあ、オタク層は眼鏡をかけてる比率が高そうだから、マーケティング的にはわりと正しい予感もするんだけど(^^;

▽ “禁書目録はいかにもギャルゲ的なキャラクター消費をされている”というのは、ストーリー的な側面から見ればそうだけど、読者が萌え的に消費しているかということならば、それは違う気が。キャラクター人気投票 なんかを見ても、やっぱり「萌え」ではなく「燃え」的に消費されてる予感(^^;。＜御坂については、キャラ萌えというより、やっぱりシチュエーション萌え的な傾向が強いと思う

▽ 小学館のオタクシフト。ガガガ＆ルルル文庫の創刊について、少年漫画のような低年齢向けコンテンツは売り上げに翳りが出てきているので、よりオタク向けのライトノベルに進出しようとしてるのではないか、という論は、おもしろい。……ただ、ガガガ＆ルルルというネーミングだけみると、オタク向けというより、ちょっと低年齢向けな予感もするのだけど(^^;。

メディアワークス 電撃文庫
◆ ブギーポップ・イントレランス オルフェの方舟 /上遠野浩平 【Amazon/bk1】

好き。いや、こういう恋愛モノって、凄く好きだわ〜〜。

そゆわけで、幼なじみモノ。統和機構に対しようとする少年と、幼なじみの少女が、哀しい運命に立ち向かう話。ついでに、ブギーポップも積極的に大活躍。や、今回のブギーポップの立ち位置が、ちょっと異質なのも興味深いのだけど、それは置くとして、こういう定番な恋愛ストーリーは好きだわ〜。読み終わった後に、口絵のカラーイラストを見るとせつなさで泣けてくるよ。ほんと、いい話しだねぇ〜。

……しかし、本編もいろいろ煮詰ってるこの期に及んで、いかにも番外編な内容を入れるのは、確かに、凄いよな。って、ブギーポップが積極的にストーリーに絡んでいるのに、番外編にしか見えないのって一体(^^;

参考：
既刊の感想 → ブギーポップシリーズ
感想メモリンク → 吉田@HZさん、 海燕さん、 あずみん、 葉月さん、 御伽さん、 魔王14歳さん、 deltazuluさん、 コウさん、 元村良一さん、 はなぶさひびきさん、 INNさん、 ゆーいちさん、 adramineさん

▽ ぜひとも特攻するしかっ!!

▽ 狩田さん経由 で、各誌発行部数リスト。「ザ・スニ」が2万4千、「ドラマガ」が5万9千、「Cobalt」5万4千カー。中堅の文庫本の部数と変わらない予感なのだけど、利益率とかどうなってるんだろ？ 発行部数が減ったのだとすると、以前話題になった読者年齢の持ち上がりの話とかも、関連するのかしらん？

ソフトバンク ソフトバンク新書
◆ ライトノベル「超」入門 /新城カズマ 【Amazon/bk1】

あははははっ、遊びすぎだろーーーっっっ!! いやぁ、本来の「ライトノベルを理解する」という意味では、ほとんど役には立たないと思うのだけど、「新城カズマのぐだぐだな話を楽しむ」という意味では、非常に面白かったです。……そういう点で、ちょっと詐欺っぽい作りにも思えるけど、どうせ解ってる人しか買わないか(^^;。

そゆわけで、一応名目としては、「ライトノベルを知らない40代以上のビジネスマン向けに、ライトノベルを解説する」という体裁を取ってるのだけど、どう見ても、「ネタをネタとして笑える人向け」なのよな。もし、本気で「40代以上のビジネスマン向け」だったら、こんなに不親切で理解しにくくバカにした内容はないぞ(笑)。年表に意味もなく日経平均が併記されてたりして、大笑い。……いや、一応、大枠では、新城カズマの主観が強すぎるものの、だいたい真っ当なことが書かれてはいるんだけどさ。

内容はぐだぐだなのでアレなのだけど、目を引いたのは、「(各種ゲームやアニメがラノベに影響を与えているのに)宮崎アニメはライトノベルに影響を与えていない」という辺りと、やたら、「メガネっ娘」をネタにしてる辺りかなー。や、新城カズマって、そんなに眼鏡っ娘好きでしたっけ？

参考：
感想メモリンク → Whiteさん、 USA3さん、 玲朧月さん、 前島さん、 JV44さん、 リッパーさん

[ ライトノベル「超」入門 ]

▽ [TV]『ブロードキャスター』で、眼鏡っ娘メイド喫茶なるものが出てきて、びっくりな今日この頃です。

▽ [TVA]『獣王星』#1。樹なつみ原作のSF。話的にはまずまずな予感なのだけど、男ばかりなんですがー。

東京創元社 創元推理文庫
◆ 夏期限定トロピカルパフェ事件 /米澤穂信 【Amazon/bk1】

最高傑作級、……かと、途中までは思ったのだけど、あの終章はどうだろう。まあ、とにもかくにも次巻次第ではあるのだけど。

そゆわけで、小市民を目指す小佐内さんと他一名は、夏休みの甘いもの食べ歩き計画を慣行。<小佐内スイーツセレクション・夏>。……というわけで、日常系のミステリなわけだけど、相変わらず、小佐内さんさいこーーーっ!! いや、小佐内さんに限らず、登場人物がほんとに良いキャラしてます。ストーリー的にも、きちんと伏線が張られ収束してく構成で、気持ちが良いのよね。ただ、ちょっと持って回った部分がある予感なのは、どうかとも思うのだけど(^^;。各短編の中では、なんといっても「シャルロットだけはぼくのもの」がとにかく面白かったです。

まあ、話題のラストについては、いろいろと思うところはあるのだけど、とにかく、｢さっさと続きを出せっ!!｣ということでひとつ(^^;。

参考：
既刊の感想 → <小市民>シリーズ
感想メモリンク → C.Fさん、 葉月さん、 t-snowさん、 永山さん、 ゐんどさん、 deltazuluさん、 somaruさん、 まさとさん、 robustyさん、 すがまさひとさん、 juice78さん、 奏音さん、 リオンさん、 ridebackさん、 REVさん、 yama-gatさん、 FOOLさん、 仮面の男さん、 dominoさん

▽ “正直、僕がエロゲーのシナリオを書く事は、もう、ないと思う”。うにゅ〜〜。

▽ [TV]『ダーウィンが来た!』#2。ダイオウイカを世界で初めて撮影っ!! という話だったのだけど、撮影が目的なのに、触腕を釣っちゃダメだと思った。

▽ そーいえば、新番組もだいたい2周目が終わったかと思うのだけど、たぶん見つづけるのは、『涼宮ハルヒ』『ディスガイア』『西の善き魔女』辺りだけになりそうな、そんな予感(^^;。

▽ 来月の新刊チェック。ラノベの杜〜新刊案内〜 と 某書籍購入支援 から。毎度ありがとうございます。

• 04/28 [文庫] ブラック・ベルベット 菫咲くころ君を想う /須賀しのぶ
• 05/01 [文庫] 魔法薬売りのマレア 千日カゲロウ /ヤマグチノボル
• 05/01 [文庫] 涼宮ハルヒの憤慨 /谷川流
• 05/10 [文庫] とある魔術の禁書目録(10) /鎌池和馬
• 05/10 [文庫] とらドラ!2 /竹宮ゆゆこ
• 05/10 [文庫] 月の盾 /岩田洋季
• 05/10 [文庫] GOSICKsII ―ゴシックエス・夏から遠ざかる列車― /桜庭一樹
• 05/10 [文庫] SHI-NO ―シノ― アリスの子守歌 /上月雨音
• 05/20 [文庫] ご愁傷さま二ノ宮くん5 /鈴木大輔
• 05/20 [文庫] 抗いし者たちの系譜(2) 虚構の勇者 /三浦良
• 05/20 [文庫] 殺×愛3 ―きるらぶ THREE― /風見周
• 05/25 [文庫] ゼロの使い魔(8) 再会の小夜曲 /ヤマグチノボル → 延期
• 05/25 [文庫] 青葉くんとウチュウ・ジン(3) /松野秋鳴

メディアワークス 電撃文庫
◆ いぬかみっ！９ ハッピー・ホップ・ステップ・ジャンプ! /有沢まみず 【Amazon/bk1】

巻頭漫画のともはねが割りとツボだったので、とりあえず満足。……中身については、今回、番外編の短編集で、良くも悪くもいつも以上にしょーもない内容で、特になにも書くことがなかったりして(^^;。

参考：
既刊の感想 → いぬかみっ!
感想メモリンク → 浅木原さん、 somaruさん、 JV44さん、 deltazuluさん

▽ LNFに、ライトノベルメガネキャラ人気投票 というのがあったので、投票してみるテスト。今の時勢だと、本命 長門、対抗 読子なのかのう。……ただ、デフォルトでリストアップされてるキャラが、あまりに少ないのはちと問題だと思う。

▽ [WIN]『よくばりサボテン』。眼鏡、眼鏡と酷い言われようだ(笑)。

▽ おおぅ、シナリオを止めるわけではないですか。嬉しいです。……エロシーンに関しては、私はそもそも、不要論者ではあるのだけど、「商業的に」と問われれば、やはり必要としか思えなかったり。まあ、私的に理想な落とし所は、[WIN]『Kanon』のように、「わかりやすい選択肢により取捨選択が可能」という辺りなのだけど、残念ながら、流れはそちらに行かなかったからなー。あと、ゲームそのものから、エロシーンがなくなるという方向性は、90年代に恋愛ゲームにエロが増えていった状況を知ってると、どうにも信じられなかったり。

▽ ↑いや、恋愛ゲームが一部のマニア向けだった頃は、恋愛モノはR指定も多かったし、そもそも当時は、キャラ攻略という要素が少なかったので、エロシーンは恋愛と関係ないところに用意されていて、ラストも、告白→そのままエンディング、というのが少なくなかったんだよなぁ。

▽ [TV]『きょうの出来事』の作家エージェントの特集。出版不況にもかかわらず新人を発掘して次々とヒットを飛ばす「作家エージェント」の話だったのだけど、その具体例が、初版1万部(＜1万部でも異例中の異例に多いらしい)というのは、わかっちゃいるけど違和感を感じずにはいられませんでした(^^;。

▽ REVさん経由 で、山本ヤマト氏のサイト。『紅2』の発売延期の理由は、作者のPCクラッシュによるデータ喪失ですかっ(T-T)。

▽ “ネット書店のBK1で、夏期限定トロピカルパフェ事件が１２位に”。や、自分の巡回範囲だと、異様に読んでる人が多い＆評価も高い『夏期限定トロピカルパフェ事件』だけど、もっと売れて欲しいところだ。＜巡回範囲の読者層は、だいたい「20代〜30代でライトノベルを中心にそれなりに冊数を読んでる人」という、つまりそういう読者層には非常に受けてるとは思うんだけど、それ以外の読者層にはどのくらい受け入れられてるんだろ？

▽ CAXさん経由 で、世代間対立を反映する『萌えアニメ』。昔のアニメは哲学だったから旧世代の人は最近の萌えアニメに否定的、という話なのだけど、それは違うだろー(笑)。いや、当時も、哲学っぽい部分は中高生向けで「年齢が上がるとキャラに走るようになる」という議論はあった記憶が。……最近のアニメが否定されるのは、粗製濫造と、あとはノスタルジーな予感。

▽ なるほど。同人からののし上がりという文脈なら、エロ切捨てはアリな予感。って、『りぼん』に投稿してましたかー(笑)。

メディアワークス 電撃文庫
◆ 天使のレシピ /御伽 枕 【Amazon/bk1】

恋愛モノってことで手を出したのだけど、好みに合いませんでした。とりあえず、恋愛モノに変な要素を絡ませない方がいいと思う。＜ライトノベルということで、「不思議要素を入れとけっ!」ということだと思うのだけど、マイナス的な効果にしかなってない予感

第12回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>受賞作。恋愛に天使を絡めた連作短編。文章は新人としてはわりと書けてる感じだし、恋愛モノとしてはわりと変化があっておもしろくはあるのだけど、好みに合わないのがなー。あとはやっぱり、天使の使い方が悪いのは問題な予感。話のきっかけに使うならともかく、オチに使うのは、ストーリーが台無しだろ〜。……もっと丁寧に恋愛モノとして仕立てた方がいいと思う。

参考：
感想メモリンク → INNさん、 ゆーいちさん、 adramineさん、 t-snowさん、 永山さん、 御伽さん、 kanadaiさん、 水の鳥さん、 iris6462さん、 夜月さん、 deltazuluさん、 月季さん、 まさとさん

▽ MF文庫J新刊―『かのこん3 〜ゆきやまかぞくけいかく〜 /西野かつみ』、購入。あと、『ザ・サード』の新刊も出てたけど、ちょっと惰性感が強くなってきてるので、購入は保留という感じで。

メディアファクトリー MF文庫J
◆ かのこん3 〜ゆきやまかぞくけいかく〜 /西野かつみ 【Amazon/bk1】

ダメダメすぎるだろっ!! ＜褒め言葉。や、いちゃいちゃラブラブな少年向けエッチ小説の第三巻は、雪山＆温泉で妹登場、という話。とにかく、酷くバカで、好きだわ、こういうの(笑)。

読後には、ほんと、いちゃいちゃラブラブシーンしか印象に残らないわけよな(^^;。そのいちゃいちゃラブラブが、18禁的に走らずに少年向けエッチシーンの枠内で頑張ってるのも、わりと好みだったり。……ただ、いちゃいちゃラブラブシーンは良いのだけど、ストーリーはかなり微妙で、そこはどうかと思うのだけど。<葛の葉>の設定とか、もう要らないんじゃない？

参考：
既刊の感想 → かのこん
感想メモリンク → 永山さん、 kanadaiさん、 deltazuluさん

▽ [TVA]『西の善き魔女』#3。原作ファンでも、話についてけてないわけですが(^^;。

▽ ふと、[WIN]『天下統一』をプレイしたくなったので、インストール。……Win95版は、Win2Kではプレイできないらしい(T-T)。

▽ しかたないので、似たような(＜をい) [WIN]『鬼畜王ランス』をインストール→起動不可→Win2Kではインストール手順が違うらしいのでやり直し→音が鳴りません→DVDドライブのコンフィグ修正＆ドライバアップデート(＜もともと設定が変だったらしい(汗;)→やっとプレイ、と思ったら、シーク遅くてゲームにならない→仮想CD化→System35はドライブ複数は不可なのか→System39へアップデート→やっとプレイ＜でも、仮想CDはサポート外なので、不安定だなぁ。……って、なにやってるんだ(^^;。

▽ しかし、Win95時代のゲームでもいろいろ手間がかかるのに、PC98の時代のゲームをプレイしようと思ったら、それこそ大変だよなぁん。や、たまに、遊びたくなることもあるんだけど。

▽ 二見書房様から『ファントム /本田透企画・監修(→書籍情報)』を献本していただきました。話題の「ライトヘビーノベル」らしい。

▽ ファミ通文庫新刊―『“文学少女”と死にたがりの道化 /野村美月』『コイイヌ〜ゆれるシッポと恋ゴコロ〜 /貝花大介』、購入。スニーカー文庫の新刊は、まだ、見当たらず。

▽ Su-37さん経由 で、サナララ - Wikipedia。……『サナララ』のショートシナリオが入ってるのんね、ということで、「ぷちファンディスクみたいなの」をダウンロードしてみたり。

▽ って、[TVA]『味楽る!ミミカ(→Wikipedia)』で、おみまゆちゃんがOP＆主役ですとぉーーーっっっ!!

▽ [WIN]『鬼畜王ランス』は、結局、プレイはじめて(^^;、反乱鎮圧→シャングリラ経由でシィル救出まで。私は、リック＆バレス辺りが好きなのだけど、特に、リックの使い勝手がいまいち良くないのが不満なのだよな。

富士見書房 富士見ファンタジア文庫
◆ BLACK BLOOD BROTHERS 4 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 倫敦舞曲― /あざの耕平 【Amazon/bk1】

非常に良いボーイミーツガールですっ!! ……って、これではミミコ、厳しすぎるよ。

そゆわけで、ジローの過去を描いた番外編。19世紀末のロンドンで、大日本帝国海軍少尉・望月次郎は、カーサ、ケイン、そして、アリスと出会う、という話。とにかく、最初から最後まで、非常にお約束で良質なボーイミーツガールで、とにかくGood。特に、終盤の決意は、とても綺麗なシーンに仕立てられていて、なかなか涙腺に来るものがありました。ただ、短編としてはほんとに良い出来なんだけど、シリーズ的には、今後どうするつもりなんだろう。や、ここまで明確に描いてしまうと、いろいろ大変だろ〜。……それにしても、確かに、そういう展開になるのはバレバレだとはいえ、巻頭のカラーイラストで、重要なクライマックスシーンを先に描いてしまうのは、どうなんだろう(^^;。

参考：
既刊の感想 → BLACK BLOOD BROTHERS

▽ 最近ぐだぐだでしたが、どうにか GW に突入です。……例によって、特に、予定はないわけだけど。

▽ そゆわけで、各種、飲み会などあれば、参加したいところです。って、あー、榛名さんやNOGさん周辺の話 は、オフライン ですかっ。＜私は、チャットはやらない人なのでした(^^;

▽ 谷川流先生 いとうのいぢ先生 サイン会。うわ〜、整理券の列が、配布3時間前で既に200人〜300人って、いったい。

▽ [WIN]『鬼畜王ランス』は、カスタム征服。や、マリアが仲間にならないことには、はじまらねぇ〜〜。……あと、クリームが、うまく攻略できず、お亡くなりになってしまいました。