東 京 近 郊 大 廻 り


――宇都宮→栃木 423.3キロ――

(その2)

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●鶴見線(鶴見→浜川崎)

  鶴見線ホームへは中間改札があって、自動改札機が並んでいる。だけどこの切符じゃ引っかかるよねぇ、とういう気がして、有人改札へと向かった。フレッシュひたちでは何事もなく済んだが、ここではどうだろう。ちとドキドキもんである。

やはり引っかかってしまったが、なんとかこうにか通れた。「東京近郊区間でしょ」という言葉を忘れなければいいらしい。

  1309レは3両編成のロングシートをほぼ埋める程度の乗客を乗せて、13時ジャストに発車した。この"1309"という列車番号だが、電車なのに末尾に"M"が附かない。客車列車のような列車番号の電車が走るは、JRではここだけのような気がする。

  少しして、先頭車に移動して「かぶりつき」をたのしむ。支線への分岐駅の配線を見ていると面白い。私鉄のような(実際開業時は私鉄だったのだが、)窮屈な配線で、物凄く急なカーブがホームにかかっている。少し前までは20メートル車が入れない支線もあったほどだが、今は改良されている。

  電車列車"1309レ"は、13時13分頃、浜川崎に到着。

鶴見線の103系(鶴見)




●南武線尻手支線(浜川崎→尻手)

  浜川崎駅で乗り換えのために下車。駅舎は、南武線のものとは道を隔てて別れている。普通の無人駅(正確には「停留所」か?)では、列車から降りると「出場」の扱いとなり、近郊区間内相互の駅間や101キロ未満の乗車券は、その効力が「前途無効」となる。大廻り乗車の場合は、乗車駅から下車駅までの運賃が必要となり、差額を請求されてしまう。だが、この駅での場合のように、乗り換えのために列車から降りることは、許されているようだ。このような制度は営団地下鉄にもある。ラッチ外乗り換えというものだ。他線との乗り換えのために、一旦改札口を出て入り直さなければならない駅があり、そのような駅では、「乗車駅」から、この「乗換駅」までの運賃以上の額面の切符を持っている場合に、再入場までの時間を30分と制限されるが、改札を一時出られるのである。

  この路線に使われている車両、101系であるが、現在走っているのはここだけ。国鉄のJR化後にワンマン化改造を受けているが、車内で運賃収受を行わないため、運賃箱は設置せれず、かぶりつきをしやすい (^_^)

  列車は浜川崎13時21分発。尻手駅に近づくと、右側から南武線本線の103系が近づいてくる。

無人駅なのに立派な駅です。トイレもどこかの有人駅よりもキレイだし (^_^;;101系の残党
浜川崎駅(南武線)南武線101系(浜川崎)

●南武線(尻手→立川)

  どうやら予定よりも1本早い列車に間に合うようだ。ホームの反対側に立川行きが止まったので、乗り換えやすかった。13時27分すぎ(?)の発車。武蔵野貨物線が併走しているはずなのだが、見つからず。座れたが、車内は混雑している。全くの通勤路線の雰囲気なので、風景も印象に残っていない。立川には14時17分頃到着。

  この立川駅は放送を単純化して、構内を静かにするとかで、NHKの「クローズアップ現代」で取り上げられている。番組では、駅でよく聞く発車メロディーが変だとかうるさいとかいろいろと言われていた。ゲストもコメントしていたが、発車メロディーは、聞いて不快になるぐらいでないと注意喚起にならないと思う。

  N氏がフィルムを買いに行った。写真を撮りすぎたそうである。家にフィルムを置いてきたとか。やっぱり予備の電池とかフィルムとかは、用意しておくべきなのだねぇ (^_^;; そうしないと、高い物を買わなければならなくなってしまう (^_^;;


●青梅線(立川→拝島)

  立川からは14時32分発の青梅特快に乗車。特快とはいっても、立川からは各駅停車となる。これも結構な混雑で立つことになってしまった。車両は201系。14時44分頃、拝島に到着。


(C)Copyright 1999 by Takaomi Fukuda
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