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好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! ―2009年9月


Topics

[Comic/Novel] ()
◆ 緋弾のアリアIV 堕ちた緋弾 /赤松中学 ( 9/7 )
◆ 翼の帰る処2 ―鏡の中の空― 下 /妹尾ゆふ子 ( 9/8 )
◆ “文学少女”と恋する挿話集2 /野村美月 ( 9/9 )
◆ ヒメゴトシステム2 ご乱心スクールデイズ /神崎リン ( 9/10 )
◆ あなたのための物語 /長谷敏司 ( 9/12 )
◆ 9S<ナインエス>X true side /葉山透 ( 9/17 )
◆ じんじゃえーる! /原中三十四 ( 9/21 )
◆ 桜木メルトの恋禁術 /森田季節 ( 9/23 )
◆ 疾走れ、撃て! 3 /神野オキナ ( 9/24 )
◆ 氷結鏡界のエデン 楽園幻想 /細音啓 ( 9/26 )
◆ 三流木萌花は名担当! /田口一 ( 9/28 )
◆ みすぷり! /SOW ( 9/29 )

2009 9 7ようび http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2009_09.HTM#07
メディアファクトリー MF文庫J
緋弾のアリアIV 堕ちた緋弾 /赤松中学

もはや何でもありだなぁん。まさか前巻の引きがそういうオチとは(^^;。……あまりに展開が急なので読者おいてけぼりで、盛り上がるべきところでも、いまいち盛り上がらずに終了してしまった印象。インフレも激しく、もはやアリアも役立たずな娘になっちゃってる気がするのだけど、いよいよラスボス登場で、今後どうなるのかしらん?

[ 緋弾のアリア ]


アメリカは東海岸のほうに行ってました。一週間ぶりに日本に戻ってみたら、世間の話題は『ラブプラス』ばかりになってるんですが……。

すたっふきゃすと - あにゃまる探偵 キルミンずぅ。丹下桜が『ラブプラス』だけでなく、TVアニメにも復帰となっ?!

発売延期作品まとめ - Matsuの日記。『私の愛馬は凶悪です2』『R.O.D 第十二巻』……。

ライトノベルBESTランキング ウェブアンケート。今年も来ました、恒例『このライトノベルがすごい!』のWebアンケート。……いつの間にか始まってたので、ちとビックリ(^^;。〆切は10月6日。


2009 9 8ようび http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2009_09.HTM#08
幻冬舎 幻狼ファンタジアノベルス
翼の帰る処2 ―鏡の中の空― /妹尾ゆふ子

……そこは、スーリヤを含めた三角関係展開じゃないのかっ!! いや、そもそもちょっとスーリヤの出番が少ないよなぁん。

そゆわけで、意図に反して四大公家の一つ《黒狼公》にまで出世してしまったヤエトは、皇子同士の後継者争いに巻き込まれるだけでなく、やがて、世界を守る救世主としての役割を期待されるように……。という感じで、我らが中間管理職の代表選手としての立ち振る舞いを楽しみにしていたのに、あっという間に、ファンタジーの主人公らしく大きい役割を担うようになってしまい、しょぼん。もうちょっと、上司や部下に苦労する現代サラリーマン的な生き様を見せてほしかった……。いや、それ以前に、隠居を目指すのか、皇女を盛り立てていくのか、それとも、世界を救う話に進むのか、ストーリー上で目指すべき方向性も散漫になってしまっているのが、さらに残念な印象。そりゃ最終的には世界を救う話になるんだろうけど、今の段階で、世界の危機を大きく扱うのは、ストーリー構成上、ちょっと早すぎるんじゃないかしらん?

[ 翼の帰る処 ]


2009 9 9ようび http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2009_09.HTM#09
エンターブレイン ファミ通文庫
“文学少女”と恋する挿話集2 /野村美月

“それでも、あたしは彼にずっと恋をしていた”

……ああああああああぁぁぁ、ななせ、ななせ、ななせ、ななせ、はうぅ〜〜〜(T-T)。ななせをメインに添えるとは、なんと卑怯なっ!! とにかくとにかく切なくて、泣ける、泣ける、めちゃくちゃ泣ける。最高傑作っっっ!!

そゆわけで、文学少女シリーズの番外編は、ななせと愉快な二人組、森ちゃん&亮太の三人の視点で本編を振り返ったモノ。もう、ななせをメインに持ってきた時点で、とことん泣けて切ない物語となるのは間違いないのだけど、その切ない物語に、森ちゃんと亮太のバカ一直線な行動が、明るく楽しく上手い具合に切ないななせとの対比になっていて、素晴らしい素晴らしい、ほんとに素晴らしい。ああもう、ほんとに、ななせは可愛いな。それに対して、井上ぇぇぇぇぇっっっ!! ほんとに酷ぇ、酷すぎるっ!! なんで、ななせを選ばずに、ううぅ。ななせぇ〜〜(T-T)。

[ “文学少女”シリーズ ]


『このライトノベルがすごい!』大賞 KONORANO Award。賞金総額1,000万円の新人賞創設だと?! 受賞作の刊行先の問題も含め、『このラノ』はいったい、どこに向かおうと……。

WILLCOM|〜マイクロソフトの最新モバイル機器用OS「Windows Mobile 6.5®」搭載〜 新しいスマートフォンの開発について。今のPHSにしてからそろそろ二年たつので、WILLCOMの新機種の状況は気になるところ。このプレスリリースでは、情報らしい情報がないので、アレだけど。

JINS、メガネを試着できる携帯向け画像合成サービス - ケータイ Watch。“顔写真に眼鏡を合成したイメージ画像を作成するサービス”って、遊び的なサービスでなく、きちんと販促の一環なのか。


2009 9 10ようび http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2009_09.HTM#10
角川書店 スニーカー文庫
ヒメゴトシステム2 ご乱心スクールデイズ /神崎リン

ラブコメっ!! ラブコメっ!! 学園どたばたラブコメっ!! や、ちとラブが弱い気もするけど、いやぁ、良質なドタバタ学園ものとして仕立ててあって、おもしろいおもしろい。……ただ、そこそこぶっ飛んだ導入のわりに、やけにキャラの言動が常識的でふつーなのがなぁ。ムチャしなさすぎる。

コトコトを狙う新キャラ登場。コトコトの幼なじみの希美子が、財力を背景に、コトコトを取り戻しにやってきた……。という感じで、アレ? 城を取り戻す話はどこいった(^^;。今回は、文化祭の出し物の演劇を中心にしたドタバタで、確かに面白いんだけど、インパクトのある導入や設定に反して、学園モノとしてネタもふつーで、キャラの言動もやけに常識的な範疇に収まっているのが気になるところ。ストーリー構成も、丁寧に前振りをして回収するような保守的で予定調和な作りをしてるので、うーん、むしろインパクトのある設定や導入のほうが浮き気味なぐらいなんだよなぁ。綺麗に纏めようというスタンスも悪くはないんだけど、もっと挑戦的に羽目を外した内容にすればいいのに。

[ ヒメゴトシステム ]


2009 9 12ようび http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2009_09.HTM#12
早川書房 ハヤカワSFシリーズJコレクション
あなたのための物語 /長谷敏司

ワナビに面白くないのをわかった上で物語を書かせ続けるなんて、なんと惨い話だ(^^;。や、余命半年を告知されたツンデレ女性研究者が死を恐怖しボロボロに死んでいく様を描いた物語。なんとも侘しく切なすぎる……。

というわけで、『円環少女』の長谷敏司が、Jコレに登場。あ、あれ? 長谷敏司って、こんなに読みやすかったっけ?? いや、長谷敏司といえば、ロリと読みにくい文章が特徴だと思うのだけど、あの冗長に飾った説明的な文章が、SFの文脈だとすげー読みやすいことにビックリ。ロリが全く出てこないことにもビックリだけど。<をい

内容的には、余命半年を宣告された女性研究者サマンサが、直面した“死”に恐怖し、ボロボロになりながら死んでいくという、とにかく侘しい物語。拠るべきものが仕事しかなく、孤独に籠もるしかない生き様と、研究対象である人工知能《wanana be》との関係が、実も蓋もなく描かれていて、とにかく侘しく切なく、そして、凄まじい。いやぁ、圧巻圧巻。《wanana be》との別れも感動的でとても良かったけれど、……それにしても、もちょっと綺麗な話に落としても良さそうなものの、なんというラストだ(^^;。

[ あなたのための物語 ]


人間ドックの結果が戻ってきたのだけど、異常アリで要精密検査になってる件。忙しくて、病院に行く暇もないわけだが……。

ぽかいもの。電撃文庫新刊。 絵師が山本ヤマトから増田メグミに変更になってるのだけど、イメージがぜんぜん変わったなぁ。

2009 9 17ようび http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2009_09.HTM#17
アスキー・メディアワークス 電撃文庫
9S<ナインエス>X true side /葉山透

新章スタート。や、そんだけの人類の危機が唐突に降って沸いたのにはビックリしたけど、『9S』らしい大風呂敷を広げた展開は、やっぱり、面白い面白い。とにかくまだまだ物語は導入部分でしかないので、今後の展開がとっても楽しみですっ!!

人類の危機はひそかにシベリアで育っていた。シベリアを襲う謎の生命体にロシア政府がADEMに協力要請を求めていた頃、真目家に戻った闘真は、クレールとともにクレールの母に会いに行く。……という感じで、前巻で海星編も終了し、新章スタート。新章といえ、いきなりまったくの新展開にビックリ、というか、話がでっか過ぎるよっ!! そして、いかにも泣けと言わんばかりのクレールの母ネタは、うわぁ、どうなるんだこれっ?! いやぁ、ホント続きが、楽しみ楽しみ、楽しみすぎるっ!!

[ 9S ]


2009 9 19ようび http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2009_09.HTM#19

連休なにそれ……。てか、ただでさえ期末の忙しい時期に連休を設定されても休めるわけないだろっ!! むしろ、嫌がらせ以外の何ものでもないよんな……。

[漫画]『海皇紀(41) /川原正敏』(→Amazon)、購入&読了。ソルぅぅぅっっっっ!! ……それにしても、ファンの作戦はあまりにムチャすぎて、わざわざリスクが高く勝率も低い方法を選んでいるようにしか見えない件について。

出版総崩れの中で独り勝ちの角川、文庫で圧倒的な利益を稼ぐ(1) | 企業戦略 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン。出版部門の粗利の6割が文庫、さらにその6割がラノベ。角川スニーカー自体は苦戦してる予感だけど(^^;、やっぱり、電撃組に代表される重点配本の仕組みは強力なのんね。

【Hothotレビュー】 工人舎「PM」 〜ワイシャツのポケットに入る超小型Windows PC。SHARPの「NetWalker」といい、この「PM」といい、小型のデバイスが増えてきたのは嬉しいところ。実物見てないのであれだけど、もう一回り小さいのが出ないかなぁ。


2009 9 21ようび http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2009_09.HTM#21
ホビージャパン HJ文庫
じんじゃえーる! /原中三十四

ベタで王道なラブコメは好きなんだけど、……下手すぎる。新人のデビュー作品とはいえ、もうちょっと何とかならなかったのかなー。

第3回ノベルジャパン大賞佳作受賞作。新米女神の春奈が主人公・剣児の恋の応援をするうちに、剣児に恋心を抱くように……。という感じで、『きゃんバニ』を彷彿とさせるようなベタな王道ラブコメ。徹頭徹尾、予想通りにストーリが進む、あまりに捻りのない展開は、いっそ清々しいのだけど、それを支える筆力がないのがあまりにツライ。やっぱ、王道を描くには、もう少し筆力が欲しいよなぁ。驚きのない展開の上で、コレといった尖がった部分もなく、魅力のないキャラと稚拙な文章というのは、ええっと、どうしてこの作品が佳作を受賞して出版に至ったのか、正直、わけがわからない。

[ じんじゃえーる! ]


昨日も会社、今日も会社……。

ぽかいもの。富士見ファンタジア文庫とMF文庫J新刊。
あと、メガミマガジン編集部の方から、献本していただきました。ありがとうございます。

2009 9 23ようび http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2009_09.HTM#23
メディアファクトリー MF文庫J
桜木メルトの恋禁術 /森田季節

おもしろいおもしろい。いやぁ、その筆力には定評がある森田季節の新シリーズは、さすがに安定感ある愉快なラブコメ。ただ、突拍子のない導入に比べると、ちょっと尻すぼみな印象がなぁ。

初恋の二宮さん一筋に生きてきた主人公・金沢大和は、二宮さん以外の女性には目もくれないストイックさ故に、恋愛を悪と断ずる桜木メルトに素質ありと認知されてしまい、恋禁術の道にムリヤリ引きずりこまれる……。という感じの新シリーズ。やはり、森田季節の文章は読みやすくて上手いなぁ。コミカルな筆致が愉快なストーリーとマッチしていて、非常に楽しいラブコメに仕上がってます。ストーリーは、引きの強い導入のわりに、王道でベタなんだけど、その分、安定感があって、ぐっど。……ただ、ラブコメが主軸なわりに、二宮さんや乙女との絡みが弱くて、恋愛モノとしてはあきらかに弱いのが残念無念。二宮さんは全く恋愛には絡んでこないし、そして後半、そこは刺客を出さずに、直接乙女が絡まずしてどうするよ。……まあ、そこら辺は今後に期待。や、単巻で終わってもおかしくないラストだけど(^^;。

[ 桜木メルトの恋禁術 ]


ウィルコム、私的整理へ 銀行団に1000億円返済期限延長求める - ITmedia News。たまにヤバイ話は聞いていたけど、いつのまにこんなところまで。私はいまだにウィルコムなんですが……。

金の話|すぱイしー ているず。儲からないと言われるライトノベル作家も、人によっては、やっぱり儲けてるという話。……投資で(^^;。って、信用をやってるわけではなさそうだし、レバレッジに定評のあるFXに手を出してるわけではないし、言うほどリスクをかけてるわけではなさそうな予感も。


2009 9 24ようび http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2009_09.HTM#24
メディアファクトリー MF文庫J
疾走れ、撃て! 3 /神野オキナ

タイトルはそういう意味だったのかっ!! や、水着祭り水着祭り。女の子盛りだくさんで、あああぁ、シリアスを期待してたシリーズだったのに、どんどんコミカル化が進んでいくぅ〜〜。……いや、ラブコメは十分以上に面白いんだけど(^^;。

海軍へ派遣された虎紅と理宇。その海軍は女の園だった……。という感じで、いやぁ、激化していく理宇を巡るラブバトルがおもしろいおもしろい、めちゃ面白いっ!! 1巻を読み終えた時点では、厳しい訓練とか死と隣り合わせの戦闘とか、かなりシリアスだと思っていたシリーズですが、いまや、そんな要素はほとんどなくなり、裸でおっぱいでラブバトルな話が中心のコミカルなシリーズになってしまってる〜。久々にシリアスな神野オキナを期待してたので、ちょっと残念な部分もあるけど、それにも増して、素直に慣れない二人のラブバトルが、もうもう、くらくらするよぉ〜〜〜。た〜ま〜ら〜な〜い〜〜〜。

ほんと、虎紅とミヅキが可愛すぎいるんだけど、それにしても、ラストのアレは、どう展開するのかしらん? いやぁ、続きが楽しみなシリーズだだだっ!!

[ 疾走れ、撃て! ]


2009 9 25ようび http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2009_09.HTM#25
“同じネタの作品が近い発売日で被るというなかなか愉快な自体に” (ぶNOG ≫ 三流木萌花は名担当! + えでぃっと!―ライトノベルの本当の作り方?!)

最近、ライトノベルを題材にした作品がちょこちょこ目に付くようになってはいたけど、今月発売の一迅社文庫『えでぃっと! ―ライトノベルの本当の作り方?!』とMF文庫J『三流木萌花は名担当!』で、ネタが被ってるですとっ。なるほど、どちらも、「ライトノベル作家としてデビューした少年のところに、美少女が編集担当としてやってきた」という内容なのか。いやぁ、『えでぃっと!』はともかく、『三流木萌花は名担当!』も、ライトノベルネタの作品だったのかぁ。えっちなシーンに定評のある田口一は、田口一らしい単なるエロい話かと思ってたよ。

以下のリンクから、各地の感想を漁ってみると、

『えでぃっと!』は、「ライトノベルネタは盛りだくさんだけど、肝心の物語が始まっていない」という感じで、『三流木萌花は名担当!』は、「ライトノベルネタに頼ることなく、ふつーに物語としておもしろい」という感じ? なるほど、だから、タイトルのつけ方も、『えでぃっと!』は副題に“ライトノベル”を入れてるのに、『三流木萌花は名担当!』は、パッと見、そうとはわからないようにしてるのかしらん?

ライトノベルをネタにした主な作品

[ 同月発売のラノベネタ作品でネタが被ってしまった件 ]


ぽかいもの。とりあえず、↑の1冊を買ってみたり。

WILLCOM|事業再生ADR手続利用のお知らせ。一応、PHS事業は継続とはいえ、とうとうこんなことに……。


2009 9 26ようび http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2009_09.HTM#26
富士見書房 富士見ファンタジア文庫
氷結鏡界のエデン 楽園幻想 /細音啓

『黄昏色の詠使い』同様、二人の綺麗な物語が素晴らしい。……のだけど、『黄昏色の詠使い』同様、無駄に設定の凝りすぎてる上、その説明が下手なのが酷い。良くも悪くも、凄く細音啓らしすぎる作品だよなぁ。

先月完結した『黄昏色の詠使い』の細音啓が、早くも新シリーズを始動。浮遊大陸オービエ・クレアを舞台に、結界の巫女・ユミィと、堕ちて属性がEvilとなってユミィと触れ合うことができなくなった少年・シェルテイスの切なさ炸裂のファンタジー。とにかく、前半の設定説明がウザイ。<をい。や、細音啓は、無駄にファンタジー設定に凝る上に、それを、必要以上に説明したがる悪い癖があると思うんだけど、それが、もう、全開なのよ。……俺は、小説を読みたいんであって、設定資料集を買ったつもりはねぇ〜〜〜。

ストーリーが動き出す後半は、細音啓らしい純粋で綺麗な物語に仕上がっていて、そこは素晴らしいんだけどなぁ。それにしても、わりとこの1巻で綺麗に纏まってるのに、今後、どうするつもりなんだろ?

[ 氷結鏡界のエデン ]


ニューカバー登場です!! « アスラクライン原作版公式ブログ[小説]『アスラクライン』(→感想)が、ニューカバーだと?! 正直、意図がわからないのだけど、いったい、なにがやりたいんだ?


2009 9 27ようび http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2009_09.HTM#27
恒例の新刊チェック。ラノベの杜 と 某書籍購入支援 から。

2009 9 28ようび http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2009_09.HTM#28
メディアファクトリー MF文庫J
三流木萌花は名担当! /田口一

はきゅ〜、最高傑作級ぅぅぅぅぅっっっ!! もうもう、萌えのわからぬ新人小説家に対して、一肌も二肌も脱いで、一生懸命、萌えレッスンする三流木萌花に、あうあう、にやにやが止まらない〜〜〜。いやぁ、めちゃくちゃ素晴らしい萌え文学界のラブコメですぅっっっ!!

「担当命令よ! 萌えでエッチなラブコメを書きなさい!」 というわけで、初心な新人小説家の少年・時任孝一が、ふとしたことで担当になったクラスメートの三流木萌花のレッスンを受けて、萌えとエッチを学びながら小説を書き進めていくという、だははははははっ、いやぁ、素晴らしい素晴らしい。恥ずかしがりながらも、身を挺してレッスンする三流木萌花、さいこぉーーーっっっ!! いや、エッチなラブコメパートだけじゃなく、後半の熱い展開も素晴らしいっ!! 『魔女ルミカの赤い糸』ではエッチシーンは素晴らしかったもののそれ以外はいまいちだった印象の田口一だけど、なかなかどうして、この『三流木萌花は名担当!』は、エッチ以外もきちんと面白いっ!!

惜しむらくは、風見さんの出番が少なすぎる件。そこは、きちんと恋愛に絡ませないと、ラブコメとしては、片手落ちだろ……。

[ 三流木萌花は名担当! ]


2009 9 29ようび http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2009_09.HTM#29
学習研究社 メガミ文庫
みすぷり! /SOW

新人としては良く出来た作品で、十分、賞を受けるに値する作品だと思うけど、……せっかくのこつえー賞なのに、ヒロインが男だなんて。<をい(^^;

メガミノベル大賞金賞+駒都えーじ賞受賞作。男だったハズの幼なじみが、某国のプリンセスになって戻ってきたっ!! という感じで、外見は美少女だけど男?なソアラに付き纏われるようになってしまった少年・夏河元譲のドタバタ系のラブコメ。掴みが上手く、新人にしては、かなり書き慣れた文章で、非常にそつなく面白いのだけど、うーん、逆に、新人にしては、これといって突き抜けた部分がないのが、ちと残念。全体的な作りも中途半端で、コミカルに徹するには背景が重過ぎるし、シリアスにしては皇国の設定がいい加減なのがなー。まあ、新人のデビュー作品としては、出来がいいのは確かなので、今後に期待かしらん?

[ みすぷり! ]


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