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好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! −2000年1月に読んだ本



集英社 コバルト文庫
月下廃園3 /前田珠子

というわけで、最終巻。…って、あたし、1巻目も2巻目も、それで終わりかと思ってたんだよなぁ。まさか、続きがでるとは(笑)。

一言でいえば、「綺麗にまとめたなぁ」という感じだけど、↑のように、2巻で終わりかと思っていたので、ちょっと蛇足気味。いや、あたし、話がしっかりしていれば、救いがないような話も、多少謎がクリアされない話も、許容いてしまう人なので、2巻で終わった方が、良かったのではないかと、思わなくはなかったり。

まあ、良い意味で読むのがツライ作品なんだけど、リジャムが予想より活躍しなかったので、かなり残念。そもそも、兄妹のアレなアレな、……ちきしょ〜〜っ!!


中央公論新社 C★NOVELS
有翼騎士団1 風に立つ緑の姫君 /赤城毅

シスコン兄貴&妹ちゃんのアレでソレな関係”目当てではなく、イラストがかわゆくて購入。ほんと、エウフェミア、めちゃくちゃかわいい〜〜

…と、内容的には、こう言う設定だったら、もっとどぎまぎと、こそばゆくて恥ずかしいイベントが満載されてなくっちゃウソだろ〜〜、って感じ。ちゃんばらシーンなんて、最後にちょこっとあるくらいで良いじゃん(^^;。読者的には、急転直下の冒険活劇より、光太郎xエウフェミアとかミハイルxサロメアのラブラブ話が読みたいハズだ、というか、読みたいゾ。2巻は、是非ともそういう話を満載にしちくれ。


メディアワークス 電撃文庫
猫の地球儀 焔の章 /秋山瑞人

イラストで買ったんですが、まさか、表紙に大きく描かれている女の子の話ではなく、ちっちゃく載ってる猫の方がメインの話とは……、騙された〜〜〜っ!!<をい(^^;

内容は、あとがきにあるように、“ピーター・アーツ vs ガリレオ・ガリレイ”という話。なんというか、おもしろいのか、つまらないのか、よくわからん。少なくとも、あたし好みな話ではないと言う感じ。シナリオが好みじゃないけど、加えて文章構成も好きではない。……でも、ちょうど良いところで、次巻に引いてるんだよなぁ。ちきしょ〜〜。


富士見書房 ファンタジア文庫
並列バイオ /秋口ぎぐる

ラスト、マジ、くらくらだ!!
囚われのヒロインと出会ってうんぬん、という、ありがちなストーリーを期待して買ったら、思った以上に味のある&独特な雰囲気の作品で、いろいろと楽しめたり。なんというか、“熱い”よなぁ。

ストーリー展開は、ありがちなんだけど、独特な文体と独特な雰囲気は、ラストの解説にあるように、“やったもん勝ち”という側面はあるにしても、かなり惹きつけるものがあるよ。謎の舞台設定も良いよねぇ。ただ、もっと、ラブラブした展開を期待していたのにぃ(^^;。<なんか、続編が出そうなコトも書いてあったので、これからに期待なんだろうけど。<でも、続けても、蛇足しかないと思うんだけどな(^^;。


中央公論新社 C☆NOVELS
西の善き魔女 外伝1 金の糸紡げば /荻原規子

前半は、正直つまらないと思ってたんですが、
第四章、そして、断章、はぁ〜、読んで良かった。外伝と位置付けから考えても、ナイスな作品という感じ。あとがきにあるように、テイスト的には、決して『西の善き魔女』ではないんだけど、あの作品が好きだった人には、たまらないでせう。

でも、ラストでアレをやっちゃったら、主役がアデイルといっても、外伝2はキビシイと思うんだけどなぁ。……蛇足的な作品にならないか、心配。


中央公論新社 C☆NOVELS
桐原家の人々2 恋愛心理学入門 /茅田砂胡

血の絆など二人の愛の前には無力なのだ!
がふっ、これぞ、皆の望むべきところだろう。兄妹ネタの醍醐味、いや、姉弟か?

と、残念ながら、もともと あたしが期待していた方向(恋愛、しかも、近親相姦&ボーイズラヴ(^^;)から、どんどん離れてしまった作品ですが、かわりに、ホームコメディ色がかなり強まって、激おもしろいの〜〜っ!! これだけ楽しめれば、もはや言うことなし!

しかし、読んでて、一番、感情移入というか展開が楽しみなのは、唯一まともな恋愛感情を持っている零だったりするところが、あたしって、つくづくノーマルだよなぁ、と感じずには要られない、今日この頃。


中央公論新社 C☆NOVELS
有翼騎士団2 夜を紡ぐ銀の侯爵 /赤城毅

めちゃくちゃ駄作。冒頭部分以外、まったく読む価値なし
いや、ここまで酷い作品は、ほんと久しぶり。あとがきの“オモシロくなくないこともない”という作者の言葉に、もはや、救いようのない思いを抱いてしまうのは、あたしだけか?

とにかく、期待していた エウフェミアxコータローのラブラブ話は、もはや、かけらも良い部分なし。そもそも、ここまでバレバレなストーリー展開を設定した時点で、作者として勝負する部分は、なにげない1シーン1シーンをいかに魅力的に描くか、ということに尽きると思うんですが、教科書的というか、定型に収まった描写のみでは、まったくお話にならない。ストーリー展開も楽しめない、個々のシーンもダメ、……あ〜、あまりの酷さに、はらがたつ〜。


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