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好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! −2000年9月に読んだ本



朝日ソノラマ ソノラマ文庫
鵺姫真話 /岩本隆雄

ラストは、確かに、こころ動かされましたが、おぉ〜、恋愛してね〜〜、展開、読みやすい〜〜、眼鏡っ娘じゃね〜〜。……なんとなく、ものたりないお(^^;。

とくに、主人公が眼鏡かけてる〜〜、うお〜〜、と楽しみにしていたのですが、こんなやつ、眼鏡っ娘じゃね〜〜。こういうことを書くと、ちと問題発言かもしれませんが、素直に、コンタクトしろ、コンタクト。<をい

いや、作品としては、良い作品なのは良くわかるのですが、あたし的には、かなり残念な内容だったのよ。


徳間書店 デュアル文庫
ぼくらは虚空に夜を視る /上遠野浩平

くぅ〜、恋愛〜〜〜。……って、まあ、恋愛モノとしては、上遠野作品としては、『冥王と獣のダンス』という素晴らしい作品があるので、それには、ちょっと劣りますが、とにかく、幾乃先生、最高〜〜〜!!

実は、ヒロイン3人のうち、幾乃先生も含めて眼鏡っ娘が二人もいるという、なかなか美味しいお話だったりもして(^^;。

設定的には、かなり好み。ふと、アレ\を思い出してしまって、がびんだったけど、とりあえず、今後に期待。……それにしても、やけに、他の上遠野作品から、陰に陽に持ってきてるネタが多いよね。


メディアワークス 電撃文庫
時空のクロス・ロード ピクニックは終末に /鷹見一幸

電撃文庫の新人って、やっぱし、質高いよね。良いもの書くわ〜。やっぱ、恋愛、恋愛っすよ〜〜

美人だけど、主人公に対してだけは、暴力的な幼なじみとか、元気でかわいい後輩とか、それに、癖のある親友たち。……お、実は、男の割合の方が高い(^^;。そんな何気なく楽しい日常と、…やがて見えてくる、非日常。さらに加えて、感動的で泣けるシナリオ、切ない恋愛。すごく、美少女ゲームなんかでありそうな構成だけど、そこは、あくまでジョブナイル。とにかく、幼なじみの香織がめちゃくちゃ良い味だしまくり。お決まりな展開とかもグッド。ほんと、いいわ、いいわ〜〜。


エンターブレイン ファミ通文庫
エイスエンジェル 〜三度目のファースト・キス〜 /設楽英一

いかにもな表紙に惹かれて購入。ぐはっ、そのまんまギャルゲーになりそうな展開、文章からして、いかにも 3行表示の ADV というクオリティ。なんなんだ、この小説は〜〜。

……あとがき読んで納得。もともと、E-LOGIN 企画で、6月に PCゲーム化もされてたらしい(^^;。

内容は、突然、朝起きたら王子様になってた主人公が、世界の危機を守るために、1人1人、全部で8人の天使を復活させて、魔物を倒していくという話。この 中ボスを倒すと天使が1人復活するという設定とか、主人公との絆で天使の暴走を防ぐ設定とか、天使の攻撃属性も近距離、長距離、適度に分かれてるとことか、それこそ最近話題になってた、『シャングリラ』とか『エンゲージエランス』とかのタイプのゲームだよね、絶対そうでしょ。……6月にゲーム化されたという、ゲームの内容が、凄く気になる(^^;。

いや、小説としては、すごくへっぽこな出来で、こんなものをよく恥ずかしげもなく売れるよなぁ〜、と思う一方、めちゃくちゃおもしろい、すげー好き。センカ、ラブ♥ とか、思ってしまう あたしは、やぱし、心の髄まで侵されてる、ちゅーことでしょうか(汗;。


中央公論新社 C☆NOVELSファンタジア
桐原家の人々3 恋愛統計総論 /茅田砂胡

ひさびさに、大笑い。ラストの話の転がり方は、すげー好き。いや〜、ホントおもしろいわ〜。

今回は零が主人公な話。あの三つ子は、すでに置いてけぼり。…というか、関係が1巻で確定した時点で、あの三つ子の話は、お話として魅力に欠けるので、いっそもっと出番が少なくても良かったのでは?と思うけど。好みとしては、萌子さんが、もっと話に絡んでくれたほうが好きなんですけどね〜。それにしても、…ま、いいや。\


中央公論新社 C☆NOVELSファンタジア
西の善き魔女外伝2 銀の鳥 プラチナの鳥 /荻原規子

すでに本編忘れてる(汗;。ちょっと5巻をぺらぺら、なるほど、こう続くのかー。

話としては、すごくおもしろいのだけど、アデイルのラブロマンスに発展しないのがわかっているので、その点は残念。いや、だって、話の筋からして、ふつー、そういう話に展開するよなぁ。砂漠での禁じられた恋、きゃ〜〜☆。……どうして、そういう話にならないのにゃ(T-T)。


角川書店 スニーカー文庫
格闘少女スズ 上を向こうよ /白石かおる

スラム生まれの女の子が、ひたすら前向きに進んでいく。良い話や〜〜。
ストーリー的には、ありがちなんだけど、主人公を、必ずしもそうではないのに、思わず見守ってあげたくなるような、応援したくなってしまうような女の子に、巧みに演出しているのが上手いよなぁ。それでいて、きっちりと生き生き描いているのもグッド。なかなかにして、おもしろい〜。

……って、でも、設定に根本的な無理があると思うのは、あたしだけ?というか、疑問に思っちゃいけないのか(笑)。\


富士見書房 ファンタジア文庫
どかどかどかん /瀧川武司

読んでるときは、確かにおもしろかったのだけど、読後の印象が弱すぎる〜。

なんか、いかにも娯楽小説。ジャングルで育った少年が、悪の拳法集団を叩き潰す話なのだけど、こういうのは、もっとギャグ過多に攻めるべきではないだろうか? じゃなければ、もっと恋愛を!! <ちげー 一応、拳法小説で、作者もこゆの好きそうだけど、なんか夢枕獏みたいなこだわりが感じられないのがなぁ。……比べる対象が、間違ってる気がするけど(^^;。

そいえば、これ、新人の1冊目の文庫なのに、いかにも、あと何冊かは続きます、という作りになってるのが凄いよなぁ。……なんやかんやで、続きが出ることが多い気もするけど、一応、決着つけるのが、普通なのではないでしょうか(笑)。


角川書店 スニーカー文庫
竜が飛ばない日曜日 /咲田哲宏

くぅ〜、瑞海〜〜〜<当然、眼鏡っ娘(^^;

ストーリーも最高!! まったく先が読めなくて、めちゃ、おもしろい。……って、なんでそこで、ラブラブ恋の三角関係に発展しない〜〜〜。しくぽん。

いつのまにか竜がいることが当たり前になっていた世界。その謎と友情を絡めて、すごく良く出来てる。とりあえず、読み終えたけど、また、はじめから読みなおさないといかん、と思った。というか、展開がぜんぜん読めなくて、結構、おいてけぼり(^^;。先が楽しみで、咀嚼もしないで、とりあえず、読んでみたという感じだし。いや〜、こんな巧いもの書いて、デビュー作かぁ。すごいよ〜。


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