ええぃ、散々引っ張って、この程度の戦闘かー、というか、まだ、続くのかー。
どうにも、読者を舐めてるというか、そもそも、作者、頭悪いんだから、なにも考えるなっ!!
いや、十分面白いのだけど、どうにも、腹の立つ内容。もともと、弱小のアウトニアが、奇策でもって、巨大な帝国軍と戦う、というのが、この作品の骨子だったハズなのに、帝国軍が勝手に自滅するだけで、ぜんぜん奇策を使ってないし、そもそも、戦闘に入るまでに、散々、アウトニアが優勢な状況を描いておいて、まだ、10倍の戦力差みたいな、寝ぼけた話が出てくるし、だいたい、作者の都合で、戦局を左右するイベントが、突発しまくるし、ああぁ、もぉーーーー。
素直に臨界点を突破した時点で、さくさく終わらせてれば良かったのに。無駄に話を長引かせようとしても、鷹見一幸の作風というか頭では、陳腐になるだけで、ダメダメだと思うのだけど。
参考:既刊の感想 → でたまか
うわっ、きちんと、面白い〜。<正直、ほとんど、期待してなかったのだけど(^^;
以前、スーパーファンタジー文庫で出ていた、『イズミ幻戦記』の続編。前巻が出たのが、約 5年前 か。もともと、このシリーズは、さほど評価していなかったし、そもそも、最近の若木未生は 低調なので、あまり期待してなかったのだけど、いや〜、面白かったよ〜〜。……って、まあ、今回は、新展開の状況説明が主なので、ストーリー自体は、まだ、動き出してないのだけど。
そゆわけで、世紀末風の世界での、スーパーヒーローの話。今回は、前作から、1年半後の話で、舞台は九州。で、新キャラ。眼鏡は、チャームポイント。しかも、13歳。素晴らしすぎる〜〜。<をい
『赤の誓約』で、このラストはなんだー、と思ったら、続きがありました(汗;。
というか、出てたのは知ってたのだけど、ずっと、買うの忘れてたり(^^;。
そゆわけで、後ろ向きな眼鏡っ娘が、ただただ状況に流されるだけの話。いや、この作品では、物語でなく、騎士や妖精が出てくる世界を描きたかっただけなんだろうけど、……でも、もちっと、エンターテイメントも考えて欲しい。<ただ流されるだけの主人公って、世界を描くには便利なんだろうけど、主人公の視点で見ると、あまりに見所がないんですけど。<しかも、せっかくの眼鏡っ娘でも、ここまで性格がへたれてると、さすがにつらい
あと、ラストのラストは、取ってつけたように感動的で良いのだけど、どうせ最後で取り繕うんだったら、せめて、あと 20ページ早く、きちんとストーリーを描画して欲しかったなー。というより、むしろ、あまり読者を意識してないのに、自分の書きたいことに徹し切れてないというのが、ちと中途半端に感じたり。
参考:既刊の感想 → 赤の誓約
やはり、佐藤ケイ、素晴らしい〜〜。
今度は、お姉さんネタ。や、お姉さんは、私の対象外なのだけど、それでも、この理論は、素晴らしく説得力がある。さすがだ、ここまでの、萌え理論を構築する 佐藤ケイ は、さすがすぎる。最近は、「萌え」を全く理解してないくせに、萌え小説を書こうとするバカも多いのだけど、せめて、佐藤ケイの10分の1程度の知識を得てから書きやがれ。や、佐藤ケイは、萌え小説を書いてるわけではなく、「萌え」をネタに小説を書いてるだけなんだけど(^^;。
で、ストーリー自体も、オーソドックスで、こういうのは、わりと好き。
参考:既刊の感想 → 天国に涙はいらない
電撃ゲーム小説大賞<大賞>の続編。やっぱり、新人にしては、読ませるよなー。雰囲気もなかなか良しっ!! ……ただ、やっぱり、地味というか、いまいち、物足りないんだけど。
しかし、前巻に比べて、ちと構成が、ダメ風味。もともと、連作短編な作りなのだけど、各話の独立性が弱くなったにもかかわらず、シリーズ構成が、正直、ダメ。シリーズ通して、あまり、伏線とかも考えられていない予感。1話完結にするか、1冊で1つのストーリーにするか、というスタンスが、どうにも中途半端なんだよなー。
って、なにはともかく、まだまだ、今後に期待、という感じで(^^;。
参考:既刊の感想 → キーリ
「時空シリーズ」最終巻。なんやかんやで、ラストは、そこそこ。いや、ストーリーは無きに等しく、今までのシリーズのキャラが再登場するだけなので、可も不可もないのだけど(^^;。……でも、やっぱ、「新・時空」になってからの三冊は、いらないかなー。というか、工夫するほど酷くなる鷹見一幸の作風的に、「同じ設定&ストーリーで、主人公を変える」というコンセプトでは、後になるほど工夫が必要→酷くなるのは、道理だよなぁ。
って、あと一冊、番外編が出るのですか。素直に、ここで止めといた方が、いいと思うのだけど。
参考:既刊の感想 → 時空のクロス・ロード
読む本がなくなったので、とりあえず、1巻だけ買ってみたり。うわっ、おもしろい〜〜、……のだけど、主人公、頭悪すぎじゃないですか(^^;。<や、だからこそ、事件が発生しておもしろい、という説はあるのだけど。
地球外知性体の文明発達を見守る若き監察官の話。非接触の原則にもかかわらず、良かれと干渉してしまい、余計、文明の発達を歪めてしまうというパターンの繰り返し。基本的には面白いのだけど、ちょっと大味すぎる上に、すごく主人公の行動とその結果がわかりやすいので、どこかの惑星を描いたというより、正直、途中までは、単純なアルゴリズムのシミュレーションのリプレイ小説という印象だったり。
ただ、終盤、地球側の陰謀の匂いが漂ってくると、そういう欠点に感じた部分も弱くなって、なおさら面白くなってきた〜〜。まあ、やっぱり、各背景は、底が浅いようにしか見えなくて、ちょっと陳腐な予感もするのだけど。や、実際に、底が浅いというよりも、この作者の作風が、そう感じさせてしまうだけかしらん? とりあえず、何巻か出てるみたいなので、続刊が楽しみぃ〜。
いかにも、女流作家らしい傑作。素晴らしい。
少し寂れたピアノ教室を舞台に、日常のちょっとした謎を解決する お嬢様風なピアノの先生の話。ミステリといえば、加納朋子なんかもそうだけど、こういう、あまりミステリっぽくない作品のほうが、凄く好きだなー。あと、こういう、大人の女性の心の内を描くような作品は、やっぱ、女流作家じゃないと、ここまでの味は出せないよなー。いやー、素晴らしい。とにかく、すばらしぃ〜〜。
ただ、亮子先生のトラウマの話は、正直、ああいうネタは、苦手で嫌いなので、そこだけ残念。作品として、あれだけ重いトラウマが必要なのは、わかるんだけどねぇ。
『今日の日はさようなら またあう日まで』
傑作、傑作、超最高傑作級っ!! 『卓球場』シリーズ、感動の最終巻。もう、とにかく感動、号泣っ!! ラストコンサートから、なんども読むぜっ!! もうもう、泣けるよ〜〜。オーソドックスなシナリオをベースに、相変わらずの野村美月のセンスが光っていて、一文一文のリズムが、むちゃくちゃ良いよね。<文章は今ひとつという説もあるんだけど(^^;。うわ〜、とにかく、ほんとに、めちゃくちゃ、良いよ〜〜。
なぜか卓球だったり、ドナドナだったり、そこら辺を魅力として理解しないと楽しめないような、読者を選ぶ内容ではあるのだけど、ほんとに久々に、きちんと最後まで満足できたシリーズでした。大満足。
参考:既刊の感想 → 卓球場シリーズ
きゃ〜、傑作、超最高傑作っ!! これこそ、少女漫画の中の少女漫画っ!! とにかく素晴らしい、素晴らしすぎる〜〜。きゃ〜、きゃ〜、きゃ〜、きゃ〜、もうもうもうもう、あ〜、いいねぇ、いいねぇ、いいねぇ〜〜。とにかく、徹頭徹尾、くらくらしまくり、すべてが素晴らしい〜〜。
もう、ストーリーらしいストーリーもないので、ただただ、「素晴らし〜」としか書けないのだけど、ほんと、素晴らしいよ〜〜。や、ここ10年ぐらいで、ほんと、最強じゃないですかーーっ!! いや、ほんと、ほんとに素晴らしいーーーっ!!
とにかく、次で最終巻らしいので、次巻も、期待、期待、超期待っ!! きゃ〜〜〜〜〜っ!!
参考:既刊の感想 → 彼まで♥km
あとがきを読むと、この外伝は、「単行本化を機に、未完になってしまった部分の補完」という意図のようなのだけど、……えぇっと、単なる蛇足でしかないような(^^;。
まあ、十分面白いのだけど、ストーリー的には、なにも見るべき部分はなし。単に、本編で使えなかったネタというか設定を披露しただけ、という内容。どうせなら、ストーリー的に、もうちょっと楽しませて欲しかったなー。や、この作品、そもそも、SF的な設定って、ストーリーにアクセントをつけるための存在だと思うので、別に、無理して披露することも無かったと思うのだけどなー。
参考:既刊の感想 → 西の善き魔女
おもしろいんだけど、やっぱ、説得力がないんだよなー。
そゆわけで、地球外知性体を見守る監察官の話の2巻、近代科学の勃興まで。ネタは面白いのだけど、それを読者に納得させるという観点がない予感。ストーリー展開も、まだ、あまり深いとこまで書いてないので、どうにも、陳腐というか、嘘っぽくなってしまっているのが、残念。ちゅうか、地球側の陰謀的な話が、もちょっとウェイトを占めるかと思ってたのだけど、まだまだ、展開してないしなー。
まあ、そろそろ、オセアノ文明もかなりのとこまで発達して、地球側の展開も見れると思うので、続巻は、ちょー期待。さくさく読むべし。……って、現時点で出てる最新刊って、3巻?<って、角川春樹事務所のサイト見たら、3巻も「近日発売」のままなんですけど(^^;
参考:既刊の感想 → 導きの星