ゴミ。いや、燃えるストーリーを書こうとして、作者の人もノリノリで書いてるんだろうなぁ、とは思うんだけど、やっぱりゴミ。……こゆの読むといつも思うんだけど、編集の人、きちんと仕事してるの?
そゆわけで、富士見の新人作品。正義の変身ヒーローモノ。なんというか、一読すれば商業に耐える品質にないことはわかると思うのだけど、どうにも富士見はファンタジア大賞の受賞作以外の新人作品に関しては、チェックが非常に甘い気がするなぁ。品質が悪いままデビューさせるのは、読者はもちろん作家にとっても不幸なので、編集の人にはもっときちんとしてチェックして欲しい。それとも、なにかデビューさせなきゃいけない大人の事情でもあったんだろうか?<担当が、あちこちで見かけるK藤さんらしいのに、どうにもなー
微妙だなー。いや、筆力はそれなりにあるとは思うのだけど、やっぱり、いまいちツボをおさえてないんだよなぁ。まあ単純に、私と好みがずれてるだけな気もするのだけど、なんだかなー。
そゆわけで、ネットアイドルでロボット格闘で三角関係ラブなシリーズ第三巻。今度は、まことの元に可愛い女の子型のサーバがやってきて、という話。うーん、恋愛に音痴なまことを巡るハーレム系ラブバトルがストーリーの基本線なのだけど、どうにも、恋愛モノとしてはいまいち物足りないし、女の子が多いくせに萌え系の内容になってないのがなー。いや、萌え系っぽいフォーマットをとってるものの、やっぱりこの作者の人は、恋愛話も萌えも書けないor書こうとしてないよ! どうにも、なにが書きたいのかわからないんだよなー。……いや、どたばたコメディとしてはそこそこ面白いんだけどねぇ。
えっと、ベタベタな恋愛が売りなシリーズだったと思うのだけど、この最後の話は、そういう部分が弱くて、残念。……っていうか、ベタを抜きにしても、恋愛モノとして普通につまらなかったわけだけど。
そゆわけで、ファンタジー世界を舞台にしたラブロマンス三部作の最終巻。無愛想なシーリアと女たらしのヒューのすれ違う心はどうなる?といった内容。なのだけど、ドミニクの扱いをはじめとしてストーリー構成は完成度が低く、まったく盛り上がらないのがなー。……なんというか樹川さとみには、そもそも恋愛メインは無理なんじゃないか?という気がひしひしと。
空中戦のシーンは圧巻だったけれど、『ナ・バ・テア』同様、なにが書きたいかわからない作品なんだよなー。いや、シリーズ第一巻の『スカイ・クロラ』は非常に良かっただけに、どうにも蛇足感が強くてにんとも。
そゆわけで、戦闘機乗りな僕少女が大人の都合に振り回されて大変っ!! という話。やっぱり、一人称スタイルの僕少女が主人公なのに、萌え要素がまったくないのが敗因だと思う。<をい。いや、大人にならない「キルドレ」という設定をもってきてるわりには、独身女性辺りをターゲットにした小説でありそうな 20代女性のパターン的な描写にしかなってないのがなー。表面的な雰囲気は悪くないのだけど、もちっと密度の濃い中身が欲しいと思ってしまうのは、贅沢かしらん。せめて、主人公の水素が、眼鏡をかけてくれればいいのに。
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既刊の感想 → スカイ・クロラ
うわぁ〜〜、前巻同様、めちゃえげつない話を書くなぁ。や、壊れた世界でそれでも真っすぐに生きる少年を主人公とした青春モノで、ちと中高生な低年齢向けっぽい雰囲気は気になるのだけど、文章や構成はよくできてるし、ネタの使い方もなかなか巧くて Good。おもしろい。
そゆわけで、全世界の幼女を眼鏡っ娘化しようと目論む“えぐり魔”vs 柔沢ジュウの対決を描いた第二巻。なるほど、エロゲやる人は犯罪者ですかそうですか。<ちげー。や、デビュー作の続編としてどうするのかと思ったけれど、投入された新キャラ二人もなかなかキレてて良いですな。ただそのぶん、雨の出番が少ない風味なのが、ちと残念だったりもするけれど。あと欲を言えば、もっと光の出番も増やして欲しかったんだけどなぁ。<キャラ的には、雨と光の姉妹がやっぱ美味しいと思うのですけど(^^;。……とにかく、デビュー二作目でこれだけきちんとした内容が書けるのは、ほんと素晴らしいですなぁん。
参考:
既刊の感想 → 電波的な彼女
ダメダメ。めちゃくちゃつまらんかった。ていうかさー、中身が男なメイドさんが男のご主人様に仕えるという時点で間違ってるだろ。
そゆわけで、目覚めたらEカップのメイドさんになっていたっ!! という男女入れ替わりラブコメ。や、「目覚めたらEカップのメイドさんに」というネタだけで作ったような話なのに、「Eカップのメイドさん」になった意味がほとんど生かせてないどころか、性別が変わってどーこーという部分もほとんど描かれてなくって、そりゃもう、駄作以外の何者でもない。……この作者の人、この手の話のツボが全く理解できてなくて「とりあえずメイドを出せばいいんでしょ」という感じで書いたとしか思えないんですけど。
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だははははっ、バカすぎるぅ〜〜。特に、「由宇と麻耶、二人で花嫁修業中!」が、ぐはははっ、もう、くだらねぇ〜〜〜〜。
そゆわけで、『9S』の二次創作的な短編集。シリアスな本編とは違いコメディタッチな作りなのだけど、あさっての方向に「女らしさ」を目指す由宇がとにかくバカ。ある意味お約束なんだけど、めちゃくちゃ笑える。一発ネタ的な部分があるのでこれが数冊続くと飽きると思うんだけど、単巻 1冊であれば、バカ笑いするしかねぇ〜〜。いやぁ、とにかくバカでおもしろかったっ!!
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既刊の感想 → 9S
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くぅ〜〜〜、熱いっ、熱いっすよっ!! 最高傑作級ぅ〜〜っ!! や、『とある魔術の禁書目録』はどうにもアタリハズレが激しいシリーズだと思うのだけど、この 8巻は大当たり。とにかく、魅力的なキャラクターたちの熱い展開が、もうもう、さいこーーーーーっっっ!!
そゆわけで今回は、白井黒子をメインに御坂美琴とその妹たちの物語。いやもう、各キャラクターの魅力が十分に映えるようなシーンを配置しつつ、そして、『とある魔術の禁書目録』らしい、とにかく熱くて勢いのある展開が、Good ですよっ、たまらないですよ〜〜。あと、各キャラの役割分担は、このぐらいがいちばんバランスがいいんじゃないかと思ったりも。や、インデックスと当麻の出番はあのぐらいの方がちょうどアクセントになって美味しいと思うぞ(^^;。一方通行と最終信号の関係も和むなぁ。
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既刊の感想 → とある魔術の禁書目録
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激ピュア・ラブコメの番外編&短編集。番外編でもいつも通り。ただその中でも、「BLACK&WHITE」がちと毛色が違い良い意味で期待を裏切られるような内容で、印象的でした。……まあ、もうちょっとラブ度が高い方がいい気もするけれど、エメレンティアも既に完全な噛ませ犬になってしまっているし、なかなか難しいのかなー。
参考:
既刊の感想 → 護くんに女神の祝福を!
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新人作家の書くミステリーと言えばこんなもんかなー、とは思うのだけど、すみません、好みにあいませんでした。や、そもそも、富士ミスのくせにラブやキャラクターが弱いのがなー。
第5回富士見ヤングミステリー大賞、奨励賞受賞作。助手役の真純と探偵役のミシェルが謎の暗号とともに起こる連続殺人事件に挑む、という話。えっと、チビで眼鏡でちんちくりんな主人公が目当てで買ったのだけど、キャラクター小説としてはダメ、富士ミスのくせに(^^;。逆に、富士ミスにしては、まともにミステリーをやろうとしてるのが特徴なんだろうけど、私はそういう部分は求めてないし、それにミステリーとしては、良くも悪くも「いかにも新人の書くミステリーだよなー」以上の感想は感じなかったしなー。まあ、私には合いませんでした、ということで。
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あぁ、萌絵は和むなぁ〜〜〜〜。……って、だははははははははっっっ!! いやぁ、そこでそういうアレがソレかよっ!! めちゃくちゃツボって、ひたすら笑いまくり。はらが、はらがよじれるぅぅ〜〜。
そゆわけで、Vシリーズや Gシリーズのネタも含む短編集。全部で 9編収録されてるのだけど、すまん、「刀之津診療所の怪」のオチのせいで、それ以外の作品の印象が全て吹っ飛んだよっ!! ……まあ、それはともかく、ほんと、萌絵いいよな、萌絵。森博嗣は、萌絵だけ書いてりゃいいよっ!! とわりと本気で思ってたりする今日この頃。や、加部谷も、もうちょっと魅力的に育ってくれればいいんだけどねぇ。
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既刊の感想 → Vシリーズ、Gシリーズ
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いかにも神野オキナらしい内容で、おもしろかったぁ〜〜。まあ、ちょっと説明不足だろっ!! という気もしなくもないのだけど。
そゆわけで、冴えないデブオタは実は演じる仮の姿で、幼なじみの日常を守るために戦うに、日々超能力バトルを繰り広げていたっ!! という感じの内容。神野オキナらしいオーソドックスなストーリー展開と翔夏のデレさ加減はなかなか面白かった。こういうちょとキツイ背景とストレートな展開は、ほんと、神野オキナは上手いなぁ。ただ、ちと設定を生かしきれていないというか、説明不足な感があって、そこら辺は残念無念。
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人間と吸血鬼の哀しい背景を匂わせつつ展開するシリーズの第二巻。特区での生活がはじまった吸血鬼の兄弟ジローとコタロー。まずは住む家を探そうとするが……、という内容。まあ、この二巻でも、まだまだ登場人物たちの立ち位置や背景の説明というプロローグ的な内容なので、コレといってあまり書く感想はなかったり(^^;。ただ、今のところ、なかなか続きも気にさせる内容で、今後にも期待。とりあえず、いよいよ次巻からストーリーが動き出すといった感じかしらん。
参考:
既刊の感想 → BLACK BLOOD BROTHERS
うわぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜。こんな難しい展開にして大丈夫かと思いつつ読み進めたのだけど、きちんと綺麗に描くべきを描いていて、いや、素晴らしい。きちんと計算された構成で、きちんと盛り上がる部分で盛り上がるように作られていて、ほんと面白かったぁぁ〜〜〜。
そゆわけで、全てを失った宗介はわずかな手がかりを元にAS同士の闇闘技会へ、という内容。いきなり、[文庫]『ランブルフィッシュ』かよっ!! と思ったら、きちんと宗介の心情を描写しつつ、なかなかヘビィな展開。ここで描かなきゃいけないことを過不足なく描きつつ、ストーリー構成も完成度高く組み立ててあって、非常に良かった。……でも、テッサが出ない『フルメタ』はゴミだと思うがな。<をい
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既刊の感想 → フルメタル・パニック!
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いまいち。ストーリーに緩急をつけようと意識してたり、いろいろと工夫してたり、まあ、頑張ってるのはわかるんだけど、ちょっと小説として無駄が多く完成度が低いかなー。あと、向き不向き的に、文章だけで魅せるライトノベルというより、絵や音楽と組み合わせたヴィジュアルノベルで書いた方が良いんじゃないかしらん?という気もしたり。
「第17回ファンタジア大賞 佳作」。事故で幽霊がみえるようになってしまった自殺志願のケイと、そんなケイに纏わりつく幽霊娘ユウの物語。まあ、構成的に無駄が多くバランスが悪いというのはある意味仕方ないと思うのだけど、それより、主人公と付き纏う幽霊娘、それにヤキモキする巫女少女といった構図が、いまいち効果的に仕えてないというか、キャラが魅力的に描けてない、という辺りが残念だよなー。着想や方向性は、そう悪くないと思うだけに、もったいないなー。
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「オタクブーム」を背景に、非オタな中原昌也と高橋ヨシキがオタクに詳しい海猫沢めろんと更科修一郎を招いてオタクを理解しようとする、という内容。なんというか、聞き役とかまとめ役な人がいないので、どうでもいいぐだぐだな話に終始して、なんだか凄いよ。いや、執筆陣のファンならこれでもいいんだろうし、あえてぐだぐだ感を狙ってる部分もあるんだろうけど、ただ、やっぱり限度はあると思うんですけど(^^;。
まあ、詳しい内容は、版元ドットコム を参照。二部構成で、第一部は海猫沢めろんに聞く、第二部は更科修一郎に聞く、といった感じになっています。
第一部 「オタクの時代」の真実
オタク代表の海猫沢めろんの方がまともにみえるのは一体(^^;。いや、中原昌也と高橋ヨシキの方が、オタクよりも、もっと一般から遠い立ち位置にいるのんね。そんな変でとんがった思考で好き放題喋ってる二人を、海猫沢めろんが上手く受け答えして会話を整えているという構図は、読んでてすげー変。オタク論としては、斜め45度ぐらいを向いてて、ほとんど意味があることは書いてないのだけど、これはこれでおもしろい。でも、やっぱりなにか違うとは思うのだけど。
第二部 日本を蝕む「萌え」の脅威
海猫沢めろんがいなくなったら、もう、どうしようもない(笑)。海猫沢めろんの代わりの更科修一郎は、スタンス的には、むしろ中原昌也と高橋ヨシキの二人に近いので、いっそうぐだぐだになってしまって、なにがなにやら。一応、「萌えはポルノ」という高橋ヨシキの考えを中心に話が展開するのだけど、第一部で「萌えは性的な部分よりも可愛いという感情に近い」という風に、一度そういう方向に話を持って行くのに失敗したという経緯があるので、なおさら、ぐだぐだ感が酷すぎて笑える。あと、更科さんは偏差値にこだわりすぎと思ったり。
一応、オタク論という部分についても触れておくと、キャッチーなタイトルの割りにはそんなに過激でもなく、おおよそ納得できる内容でした。まあ、視点はかなり変だと思うのですけど(^^;。ただその中で、高偏差値オタクと低偏差値オタクの話だけは、かなり違和感を感じたり。や、オタク第一世代は高偏差値のオタクが中心だったのが、今は低偏差値のオタクばかり、という趣旨だと理解したのだけど、昔の人にも低偏差値の人は少なからずいただろうし、今の人も、私の周りの人とかを見ても高学歴な人が多くの割合を占めているので、極端に低偏差値化が進んだというのは、実感としてないんだけどなぁ。なにより、高偏差値の人は『ファウスト』を読む、というのが理解できなかったり。
まあ、全体を通した印象を書いとくと、やっぱり、オタク論どーこーという部分はあまり価値を感じないのだけど、執筆陣の各キャラクターが楽しい一冊でした。ていうか、やたら下品な内容だよな(笑)。
『ご愁傷さま二ノ宮くん』の短編集。とにかく軽く読めて出来も良く、そして、いい意味でバカな内容。正直、読後に残るものはないのだけど、まあ、この方向性なら非常に正しい。ただ、強いて言えば、麗華の出番が少ないのが残念だ。<をい
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既刊の感想 → ご愁傷さま二ノ宮くん
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すばらしい。流行りモノとは一線を画す雰囲気と興味を引くストーリー展開、そして魅力的なキャラクターと、非常に良く出来たファンタジー。いや、ほんと、おもしろかったぁ〜〜。
「第17回ファンタジア大賞 審査委員賞」。勇者によって全てを奪われた魔王が、その勇者に復讐を企てる、という恋愛ストーリー。あとがきで、「好きな本は戦国策や韓非子」といってるだけあって、一風変わった雰囲気とストーリー展開。とにかくページの先が気になるような作りになっていて、読んでて非常におもしろい。新人らしく多少説明&描写不足部分はあるのだけど、全般的に読みやすく出来は良くて、Good。いや、ほんと今後に期待ですなぁ〜〜。
各種データや、インタビュー、対談、書き下ろし小説を含む西尾維新のファンブック。私的におもしろかったのは、ロングインタビューと北山猛邦との対談辺りかしらん。1,600円という価格はちと高め目な気もするのだけど、ファン向けには十分楽しめる内容に仕上がってます。ということで、いくつか目に付いた部分を簡単に↓。
西尾維新 longlong interview
なるほど崩子ちゃんですか、崩子ちゃん。や、西尾維新の作品に対する思いや姿勢をきちんと引き出しているインタビューで読む価値あり。
TALK BATTLE1 荒木飛呂彦x西尾維新
期待していたのだけど、読者向けというより西尾維新へのご褒美という感じの内容。もちっと突っ込んだ話が欲しかったなー。
TALK BATTLE2 北山猛邦x西尾維新
「ミステリー」や「新本格」という立ち位置で作品について語るという対談になっていて、非常に興味深かった。北山猛邦の作品は読んだことないのだけど(^^;。
書き下ろし小説『ある果実』
読書を題材とした短編。う〜〜ん、読書スタイルに関する部分は、いろいろと思う部分はあるのだけど、それはさておき小説としては、綺麗に纏まっているけれどそれだけ、といった印象。長さも短く、ちと物足りない。
そのラストは違うだろ。や、ちょっと痛々しくて読んでて辛かったのだけど、少女の成長物語としては、オーソドックスでよく出来た内容。ただ、あのラストは、やっぱり違うだろ〜〜。
「第1回 MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作」。内気で内面に毒々しいものを抱えた真帆は黒魔術に傾倒し悪魔を召還するが……、という内容。[WIN]『黒魔法少女サディステック妖子』かいっ!!<をい。 すまん、こういう痛々しい内容って、私、読めないのよ(^^;。とりあえず好み的には、内面どろどろのまま展開してくれたら良かったんだけどなぁ。まあ、好みは置いとくと、沙倖先輩絡みの話を中心に全体にオーソドックスでよく出来ていた予感。ただやっぱり、ラストと大河内絡みの話はどうかと思うのだけど。
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すばらしい。そうだっ、その解決方法しかねぇっ!! や、ひきこもり的なせつなく独特の雰囲気が Good。第一巻は強引な展開がマイナスだったけれど、第二巻はその部分も改善されていて、かなりいい感じになってきた予感だよ〜〜。
そゆわけで、ひきこもりで内向的な主人公たちは、ゴーレムの権威の先生の研究室に招かれるが……、という内容。ネガティブで妙にずれつつ、それでもそれなりにしっくりする恋愛感がなかなか良い。いやぁ、そこでそういうアイデアが出てくるとは思わなかったよ(苦笑)。非常に微妙なラインだと思うのだけど、今後もこの方向性を堅持して欲しいなぁ。
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既刊の感想 → ゴーレムxガールズ
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若い、青い、とにかく青臭い青春モノ。正直好みではないのだけど、読みやすくテンポの良い文章で、新人にしては、非常に Good。……これで好みの線だったら良かったのになぁ。
「第7回えんため大賞 優秀賞受賞作」。高校に入学した幸宏は、学校から邪険にされている「階段部」にムリヤリ入部させられて……、という内容。新人にしては、キャラが立ってて筆力もなかなかだと思うのだけど、あまりに青臭い青春モノなので、私の年齢だと正直ツライ。あと、構内を走り回る行為がわりと日常だった学生生活だったので、内容的にも、ちと違和感がなー。出来が良かっただけに、趣味にあわなかったのは残念無念。
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