いまいち。いや、キャラの配置はなかなか良く、なにより生き生き描かれてるのは作品として魅力的なのだけど、ドタバタ系コメディとしてはちょっとテンポが悪い。各話とも、内容はそのまま、文章量を2or3割程度減らして、もっとコンパクトに纏めるべきだと思う。そこら辺、ちと残念だよなぁ。
そゆわけで、天然系の姉がいきなり社長となってとんでも事業展開、それに振り回される弟、という話。「だめあね」ということで、姉萌えな話かと思ったのだけど、残念ながら?、コメディ路線で萌え的なエッセンスはなし。きちんとキャラが立っていて、コンセプトや方向性も悪くないのだけど、やっぱしコメディにしてはいまひとつテンポが悪いのがなぁ。もともと軽い内容なので、もっとさくさく進む方がいいと思うのだけど。
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ルイズと才人以外に焦点が移ると途端につまらなくなるこのシリーズだけど、今回は、あくまでこの二人を中心に描いているので、非常ににおもしろかった。二人のすれ違いを演出しつつ楽しいイベントを織り交ぜつつ、それであのラストへと繋げる構成は、ほんとにいいねぇ。
そゆわけで、アルビオンとの戦争の中、例によってルイズは拗ねたり、才人は落ち込んだりしつつ、二人の気持ちはすれ違い、そして……、といった内容。いやぁ、今回は、いろいろと見どころの多くて、ほんとに楽しい。というか、最終巻でもないのに、こんなに美味しいイベントを散りばめて、いいのかいっ。……まだまだ先は長そうだけど、とりあえず、あのラストから次巻はどうするのかのー。
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既刊の感想 → ゼロの使い魔
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超絶敏腕眼鏡っ娘編集者って、なんだよ(爆笑)。……それはともかく、お約束を重ねてギャグにまで昇華させる内容で、非常におもしろい。いやぁもう、このままストーリーを展開させずに、おバカな展開に終始して欲しいよなぁ。
そゆわけで、お約束であざといイベントを繰り返すラブコメ、というよりギャグ小説。今回は、なんと言っても、サクヤの交換日記&プリン。さすがにそこまでやったら、あんまりにサクヤのキャラをいじりすぎだろ〜〜(笑)。ただ、こういう話では、ラブバトルが基本だと思うのだけど、サクヤの扱いに比べて、来夏の扱いがちと弱いのが残念。って、そもそも、ラブバトルとしては、“あの人”の影が薄すぎるのが問題なわけだけど(^^;。
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既刊の感想 → 殺×愛
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とにかく下巻次第。あそこまで追い詰めてしまって、下巻でどう展開させるのか、非常に楽しみ。……魔法に関する設定と小学生魔導師メイゼルは、やっぱりほんとに魅力的なのだけど、ただ、1巻では、メイゼルの他にも、寒川、きずな、エレオノールと上手くキャラをみせていたの比べると、今回は、メイゼル中心なので、そこら辺は物足りないかしらん。そもそも、メイゼル自体の破壊力も 1巻に及ばない印象だしなぁ。あとは、相変わらず、文章が必ずしも上手いとはいえず、読みづらい部分があるのは仕方がないか(^^;。
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既刊の感想 → 円環少女
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読みやすい文章と軽い内容。連作短編形式なこともあって、さくさく読めて Good。前巻でも感じたのだけど、新人としては書きなれてる印象で、なかなか巧いと思う。……ただ、こう軽くて薄い内容だと、読み応えがなさすぎるというか、わざわざ買って読むほどか?と思ってしまうのが、にんとも。もう少しプラスαな何かが欲しいところだよなぁ。
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既刊の感想 → 青葉くんとウチュウ・ジン
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ダメ。1巻が綺麗に終わっていたので「どうするんだ?」と思ってたのだけど、続編という点で言えば、最悪に近い出来だと思う。単なる前巻の縮小再生産。しかもコレ、1巻発売時にはすでに続刊が決定していた作品なんだよね。単巻のつもりが大人の事情でムリヤリ……、ということなら仕方ないとも思うのだけど、はじめから続編書く予定で、この内容は酷いだろ。
そゆわけで、再び混沌世界が発生、前巻同様なんとか解決する、という話。基本のストーリーラインが前巻と同じな上、むしろ前巻の内容が足枷になっている部分が大きく、縮小再生産的な感が否めない。一応、沙織の元カレや新しく女の子キャラを追加してはいるのだけど、十分に生かせてるとはいえないしな。後半はそれなりに良いシーンもあるのだけど、やっぱり全体にマイナス面ばかりが目立つ。……しかも、またもや続刊に繋げるような要素が見当たらないのだけど、どうするつもり?これで終わりなの?
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既刊の感想 → 世界のキズナ
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最高傑作級っ!! いや、最高によく出来た最終巻。ピンチに次ぐピンチ、逆転に次ぐ逆転を演出しつつ、その中で、きちんと感動とカタルシスを感じさせつつ、そして、余韻を感じさせながらも、ちゃんとオチも用意したラスト。ほんとに素晴らしいっ!!
そゆわけで、いよいよ始まったフェニックスvs恵里谷の対抗戦。圧倒的な力の差を見せつけるフェニックスに壊滅寸前の恵里谷。その裏では RF の謎を巡る争いもいよいよ佳境に……、という感じで、ピンチに次ぐピンチの中、レギュラー陣にそれぞれ見せ場を作りつつ撃破していく内容は、最終巻らしくて、とにかく熱いっ!! いや、こういう爽快な展開は、ぜひとも映像で見たかったなぁ。読んでてすげー面白かったっっっ!!
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既刊の感想 → ランブルフィッシュ
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最高傑作っ!! くぅ〜、いや、なんですか、このラブコメぶりはっっっ!! 読んでて、にやけまくりで、非常に楽しい。「手乗りタイガー」こと逢坂大河が凶悪すぎるぅ〜〜〜。
怖い見かけで性格は優しい高須竜児と、見かけは可愛いのに凶暴獰猛な逢坂大河の、ぶきっちょな多角関係恋愛ストーリー。いやぁ、あらゆる意味で凶悪な「手乗りタイガー」がさいこーーーっ!! そして、恋愛ストーリーとしても手堅く良質な展開で、ほんとに読んでて、にやけまくりで、めちゃ楽しい。これであとは、みのりんがもうちょっとストーリーに絡むようになってくると、イベントの幅が出て最高なわけだけど、とにもかくにも、待て2巻っ!!
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だぁーーーーっ、なんですか、そのウルクとリセリナの扱いの差はーーっっっ!!
そゆわけで、フェリオ一行はウルクの実家へ。ウルクを心配する姉や父親にもう大変、という話。……まあ、ラトロアへ行くための繋ぎというか下地作りといった位置付けの巻なのでストーリー的には特に特筆すべきことはないのだけど、それはともかく、このウルクの扱いは残り巻数を計算した結果なんだろうか。いくら実家編といっても、ここまで書いたら今後がツライだろ〜。いや、今後どうするつもりなのか、非常に気になる。
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既刊の感想 → 空ノ鐘の響く惑星で
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う〜〜ん、きちんと伏線を考えて構成が練られているような部分は評価に値すると思うのだけど、いまいち恋愛モノ向けの演出になっていないのと、ちょっと無駄な部分が目に付くのがマイナス。……というより、この作者の人、こういう文体と作風なら、恋愛モノ以外の作品を書いた方がいいんじゃ。
そゆわけで、宇宙人(ハーフ)の福山絹と一緒に暮らすことになった芹沢望。二人の暮らす掛橋市を豪雨が襲い……、という話。きちんと意味を考えて丁寧にイベントを配置して形作られるストーリーには好感が持てるのだけど、ただ、その組み立て方が、恋愛モノのソレじゃないのがなぁ〜〜。いや、設定やストーリーに意識の大半が向いている予感で、人物の描写や見せ方とか、恋愛モノとしてのイベントの取捨選択が、どうにも甘いのよね。作風と内容があってない感じなのが、どうにも残念。
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既刊の感想 → 彼女は帰星子女
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最高傑作級っ!! ……って、ヒロインが7歳って、おいっ!!
揉め事処理屋を営む紅真九郎は、大財閥の令嬢、九鳳院紫(7歳)を、自分のアパートで保護することに……、というラブコメディ。片山憲太郎は、もともと実力のある作家だと思っていたのだけど、その上、この作品は、私が好きなオーソドックスなラブコメ展開で、もうそれだけでたまらないっ!! そんな中で、ヒロインが7歳というのは、いったどういう変化球ですかっ!! いや、この九鳳院紫だけでなく、他のキャラクターたちも非常に魅力的に描かれていて、文句なくおもしろい。さらに加えて、片山憲太郎の別シリーズ『電波的な彼女』との緩い関連性も適度に興味をくすぐって、とにかく傑作っ、万歳っ!!
でも、やたら『戯言シリーズ』的なセンスが強いのは、どうしたものやら(^^;。
おもしろかったっ!! や、今まで須堂項は、そこそこ書けるんだけど作品の方向性と作風がいまいちあってなくて微妙、という風に思ってたんだけど、この新作は、そういうちぐはぐ感が少なくて、ほんと面白かったです。
そゆわけで、「あなたを殺してわたしも死にます!!」といきなり巨乳ポニテ娘に襲われるところからはじまるラブコメディ。王道のストーリー展開でテンポも良く、無難におもしろい内容。まあ、コメディ主体にしては、小さく纏まっちゃってるというか、+αなエッセンスが欲しいとは思ったりもするんだけど。……あと、やっぱり、るりかの設定が今ひとつ活用できてないとか、恋愛方面もちょっと弱いとかあるんだけど、これは次巻に期待かなー。<「因果律の拒絶」とか「師匠」ネタは、もっといぢれたと思うんだけど
しかし、今回、文は良かったんだけど、挿絵があまりに酷い出来なのは、もうちょっとなんとかならなかったんだろうか(^^;。
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めちゃくちゃおもしろかったっ!! や、『ホーンテッド!』は枠を外し過ぎていたので、ダメなときはとことんダメになることが多かったのだけど、今度の新シリーズは、一応、お約束で売れ筋なエッセンスの上に、平坂読らしさを上乗せしている形になっているので、安定して楽しめる。平坂読らしさが減じてる感は否めないけど、私的には、この新作の方が良いと思うよ。
そゆわけで、主人公の誠司はクラスメートの陽子に強引に迫られつつも普通の日常を送っていた。そんな中、いきなり「吸血鬼」を名乗るユウが空から降ってきて……、というトライアングル・ラブコメディ。変なキャラクターたちのやり取りを適度なテンポでみせる様は、非常に楽しい。設定的にはいろいろ裏はありそうで、そこら辺まできちんと描けるのかしら?と、ちと不安ではあるけれど、今後もとても楽しみです。
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あああぁぁ、もったいない(T-T)。せっかく盛り上がる内容なのに、構成が酷くてがっくり。いや、何故こういう構成にしたのかという部分は理解できるんだけど、結果としては、読みづらいだけで作者の意図する効果は出てないよかーん。あと、せっかくいろいろ泣ける伏線が仕込んであったのに、その部分も有効に使えてなくて、が〜ん。……期待してたのに(T-T)。
そゆわけで、対ヴィーゴ戦もクライマックス。まあ、期待していた分、不満も多いのだけど、それでも、恋愛展開はこっぱずかしくて面白く、今後の展開も非常に楽しみ。願わくば、時間は、琴子の出番を多くして、戦闘よりも恋愛中心にして欲しい。<次回から、新展開で学園編って、そういう方向なのかしらん?
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既刊の感想 → 初恋マジカルブリッツ
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読めば読むほど、コタロウは女の子にすべきだったと思うのだけど、ショタ向けへのアピールですか? そゆことは、他のレーベルでやりやがれ、こんちくしょう。
いや、この作品って、キャラの配置がむしろ腐女子向けだよね(苦笑)。それぞれの思惑が交錯する中、『九龍の血統』のリーダー格、カーサとの戦いが始まる……、といった内容。序章的な立ち位置の巻にもかかわらず、ガチンコのバトルでめちゃくちゃ盛り上がるっ!! ただ、バトルの結末は尻切れなのがなぁ。や、全体に、作者の都合を感じさせる部分があって、そこはちょっとマイナスかなぁ。
参考:
既刊の感想 → BLACK BLOOD BROTHERS