素晴らしい。雰囲気は新井輝らしく『ROOM NO.1301』に近いのだけど、家族愛をテーマに10代の葛藤を描いた、出来の良い青春グラフィティ。ヒロインの高岡霧理をはじめ、キャラも良く出来ていて、いやぁ、続きが楽しみなシリーズです。
そゆわけで、たくさんの女の子と毎日毎日えっちしまくりな射水位里。クラスの風紀を乱す射水位里にキレた高岡霧理は、いきがかり上、その他大勢の女の子の代わりになることに。射水や霧理の家族も巻き込み、二人の関係はどうなるのか? といった感じの内容かしらん。「戦うと決めたら徹底的に戦う」をもっとーにする霧理のまっすぐな性格が非常にいい感じです。恋愛に疎い武道少女なのだけど、恋愛未満の恋愛モノのヒロインとしては、これ以上ない配役ですなっ。そして、もう一つの軸になる霧理の弟・進と翠の初々しいカップルもGood。ほんと、恋愛モノとしても、そして家族モノとしても、非常に筋がいい作品です。導入から予想されるえっちな要素を期待してると、肩透かしだけれども(^^;。
とりあえず、続刊前提のシリーズものなので、続きが非常に期待なのだけど、……そういえば、ファミ通文庫で新井輝が書いてた『恋愛極刑ハイスクール』の続きはどうなってるんでしたっけ?
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[ 私の愛馬は凶悪です ]
だははははっ。ライダー、マジに、素晴らしいぃ〜〜〜。いや、これぞ狂宴、狂ってやがる。まさか、そんな展開になるとはっ!!(爆笑)。ほんとに、いい味だしてる、っていうか、ライダーが登場するだけで、作品の雰囲気が全く別物になるわけですがっ!! いや、ほんとに素晴らしいぃ〜〜。
そゆわけで、勢いを増すマスター&サーヴァントたちの闘い。悲劇への行く先を見せはじめるケイネスとソラウ、そしてランサー。衛宮切嗣と久宇舞弥の関係を想うアイリスフィール。そして、衛宮切嗣とセイバーの軋轢は深まっていく。……と、重い雰囲気を纏うストーリーの中で、豪快で器の大きなライダーこと征服王イスカンダルと半人前のマスター・ウェイバーの関係が、とにかく魅せます。この『Fate/Zero』は、衛宮切嗣の哀しい話であるだけでなく、ウェイバーの成長物語としての側面を打ち出してるのが、ほんとに素晴らしいです。いつの日か、ウェイバーも彼らと並び立つ時が来ることを想像するだけでも、ほんと胸が熱くなるなぁ。
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[ Fate/Zero ]
まったり。や、バレンタインイベントもいよいよ結果発表。そして、祐巳の妹問題はついに決着するのかっ!! という感じの内容なのだけど、なにかイベントが発生しても、「いつも通り」と言ったほうがいい感じで、もはやストーリーは、どうでもいいや。<をい。それよりも、雰囲気が非常に良かったです。なんといっても、祐巳と瞳子の二人が素晴らしいっ!! 特に、バスとかっ!! 綺麗な見せ方だなぁ。
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[ マリア様がみてる ]
進級して新団員募集、そして、現れるキョンの元カノ、という話。まあ、待て、次号っ!! という内容なので、続く『涼宮ハルヒの驚愕』次第だなぁ。ただ、ゲーム的な仕掛けについては、正直、ちょっと安直な感じがして白けたり。次巻できちんと回収してくれれば、文句はないのだけど。……それにしても、余白が多いのを見たときは、ページ単価を上げるために露骨な手段に走ったのかと思ったら、一応、きちんと意味があったことには、ちょっとビックリしました(^^;。
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[ 涼宮ハルヒ ]
いまいちスッキリせずに次巻へ続く。なにはともあれ続き次第だなー。や、謎の出し方や話の纏め方は、相変わらず格段に上手いのだけど、いまひとつカタルシスが弱かったのは、ちと残念。まー、今回は、もともと、そういう構成なんだけどさー。今回はあくまで、ぐだぐだな楸瑛と、秀麗vs清雅が見どころというところかしらん。
そゆわけで、藍家は劉輝の妃候補として十三姫を送り込む。それは、楸瑛に藍家と国王のどちらを取るかを強いるものだった。そして、御史台で働き始めた秀麗は、十三姫を守るために後宮に入ることに……。や、十三姫の設定がなかなかに見事。そして、あからさまに嫌な性格の清雅は、結局、秀麗に惚れるようにフラグ立ちまくりなのは、いったい(笑)。
しかし、読んでて不満というか不安なのは、物語のラスト、つまり、秀麗が出世して劉輝の側近→結婚?というところまでがやたら遠いと思うんだけど、どうするつもりなんだろう? そこまでやろうと思ったら、いったいあと何巻かかるのか想像もつかないんですが(^^;。雪乃紗衣のリアリティの持たせ方も変なので、いまさら一足飛びに出世させるという手段は、難しいだろうしなー。
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メモ
なんだか、登場人物もごちゃごちゃしてきたので、簡単にメモ↓。
貴族の序列は、王族である紫家を頭に、彩七家(藍家、紅家、碧家、黄家、白家、黒家、茶家)。さらに、紫家と彩七家の門家が続く。門家までが名門扱い。彩七家の中でも、藍家、紅家は別格で、また、異能の力を持つ縹家は、彩七家とは違う意味で別格。藍家、紅家は国王から距離を取っている状況。縹家は主人公サイドの敵側。国の組織は、四省六部。さらに、軍と御史台(独立した捜査機関)を持つ。六部は尚書省の下部組織。偉い順に官位を並べると、宰相→省の長官→御史台の長官→尚書(部の長官)→州牧(州の長官)→侍郎(部の次官)。貴族派の門下省&御史台と国試派の尚書省が対立中。
紅秀麗:
紅家直系のお姫様。ただし本人は貧乏で傍系と思い込んでるのがミソ。女性初の官吏となり、いきなり茶州州牧→リストラ対象の冗官を経て、今は、御史台のひら役人。そして貧乳。
紫劉輝:
彩雲国国王。兄弟の中では王座からもっとも遠かったにもかかわらず、棚ぼたで王様に。秀麗をお嫁さんにしようと頑張っている。
静蘭:
秀麗の家人。実は、追放された第二公子で劉輝の兄。秀麗のためなら生命も投げ出す危ない人。
李絳攸:
吏部侍郎で劉輝の「花(特別な側近)」。紅家当主、紅黎深の養子でもある。方向音痴。
藍楸瑛:
左羽林軍将軍で劉輝の「花」。藍家直系の四男。優柔不断。
紅邵可:
秀麗の父。おっとりとしていて閑職の府庫勤め。実は、紅家直系の長子。さらに、暗殺を請け負う闇の組織「風の狼」の元首領。
珠翠:
後宮筆頭女官。元「風の狼」の一員。さらに遡れば縹家の子飼い。邵可が好き好き。
紅黎深:
紅家当主で、吏部尚書。絳攸の養父。兄の邵可と姪の秀麗が病的に好き。
黄奇人:
戸部尚書。いつも仮面を着けている奇人。
景柚梨:
戸部侍郎。秀麗のアルバイト時代の上長。秀麗を気に入っている。
魯尚書:
礼部尚書。秀麗の新人時代に秀麗をしごいた人。
管飛翔:
工部尚書。悠舜、黎深、奇人と同期。無類の酒好きで秀麗と飲み比べた前歴を持つ。
鄭悠舜:
秀麗の茶州州牧時代の補佐役。中央に戻り、宰相に。
浪燕青:
元茶州州牧のめちゃくちゃ強い人。むさい無精ひげが目印。
茶克洵:
若い茶家当主。気弱。彩七家では唯一国王寄り。
茶朔洵:
克洵の兄。茶州での敵役で今は生死不明。秀麗と婚約直前まで行く。
藍龍蓮:
秀麗の同期で友人、楸瑛の弟。「龍蓮」の名は、藍の中でも特別の者が継ぐ名前。
葵皇毅:
秀麗が勤める御史台の長官。
陸清雅:
皇毅の懐刀。秀麗とは犬猿の仲。
榛蘇芳:
通称タンタン。御史台での秀麗の補佐役。
凌晏樹:
門下省の有力者。何故か秀麗を気に入っていている。
旺季:
門下省長官。貴族派の重要人物。
リオウ:
仙洞省長官。縹家当主の息子。劉輝の話友達。
縹璃桜:
縹家当主。邵可と敵対し、秀麗を狙っている。
縹瑠花:
璃桜の姉。璃桜ラブでむしろこっちの方が危ない。
[ 彩雲国物語 ]
熱い熱いっ、素晴らしいっっっ!! 当麻が、インデックスが、一方通行(アクセラレータ)が、打ち止め(ラストオーダー)がっ。とにかく熱く勢いのある展開で、ほんとに素晴らしいっ!! これこそ、『とある魔術の禁書目録』の醍醐味だよなぁ〜〜。
ローマ正教『前方のヴェント』の襲撃により機能不全に陥る学園都市。『前方のヴェント』に対抗するため、アレイスターは五行機関の使用を決定。五行機関の発動に必要な『打ち止め』を回収するよう命じられた『猟犬部隊』は、『打ち止め』を護る『一方通行』を打ちのめす。絶望的な状況の中、『一方通行』の前にインデックスが、『打ち止め』の前に当麻が現れ、そして……、という感じではじまるこの巻。正直、期待していた展開はスルーされて肩透かしな部分もあるのだけど、それでも、強引で勢いある展開が、ほんとに熱いっ!! ラストまで一気に読ませる内容で、ほんとに面白かったです。当麻はどこまでも当麻で、美琴は相変わらず不憫で、そして、一方通行はそうくるかーーーーっ!!
今後は、世界を巻き込みつつ、ローマ正教vs学園都市vs当麻たちという展開かしらん。続きも、めちゃくちゃ楽しみです。
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[ とある魔術の禁書目録 ]
敵同士で仲良くしすぎだろっ!! や、もともと作者の都合でムリヤリ敵味方に分かれてる、みたいな部分があったのだけど、さすがにこーなると不自然すぎるよなぁ。う〜ん、アニルなり真昼なり策略を組み立ててる側の理由を示して、もちっと納得させて欲しかったです。……いや、それでも十分面白いし、続く下巻できちんと納得できる理由を示してくれるのかもしれないけれど。
そゆわけで、マザーコア賛成派のアニルの側に集まったヘイズ、錬、フィア、イル、月夜、クレア。反対派のルジュナの側に集まったサクラ、真昼、ディー、セラ。余命が少ないことを知りマザーコアになる決心をした兄・アニルと、それを止めようとする妹・ルジュナの二人を軸に、それぞれの陣営の想いが交錯する……。そろそろ、シリーズ全体の行く末も見え隠れしてきたわけだけど、とにかく、続く下巻に期待っ!! そして、続きがさっさと出ることを願ってます(^^;。
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メモ
大気制御衛星の暴走により極寒の地獄と化した世界。人々はドーム型都市「シティ」に縋って生きていた。しかし、「シティ」は、魔法士の犠牲の元に、機能を維持しているのだった……。多数の人を救うために悲しみながらも犠牲を容認しつつ生命を賭ける人たちと、たった一人の犠牲も容認できず犠牲になる魔法士を護るために生命を賭ける人たちの闘い。
大気制御衛星:
すべての元凶。北極と南極に一機ずつ存在する。物語世界の12年前、2186年に突然暴走し、遮光性気体を撒き散らしたことにより、世界は冬の時代に突入する。遮光性気体のもたらした分厚い雲は、日光を遮るだけではなく、高レベルの電磁場に満たされていて、通常の航空機の飛行も不可能にしている。
情報制御理論:
天樹健三、エリザベート・ザイン、アルフレッド・ウィッテンの三名によって、編み出された理論。世界を満たす情報を書き換えることで現実世界に影響を与えることが出来る、としたもの。大気制御衛星が暴走する3年前に、理論が完成された。
I-ブレイン:
脳内に形成された生体コンピュータ。それまでの量子コンピュータの数百〜数千万倍に及ぶ演算能力を持ち、その莫大な演算能力を駆使して世界の情報を書き換えることで、現実世界にまで影響を与える「魔法」を行使できる。通常は、一人一つの固定した能力のI-ブレインしかもてない。例外は、二つのI-ブレインを持つのがディー。書き換え可能なI-ブレインを持つのが錬とサクラ。
シティ:
冬の世界でも人類がふつうに生存可能なドーム型都市。一つのシティに1,000万人以上生存可能。シティの機能は「マザーコア」により維持されるが、マザーコアとは、魔法士のI-ブレインをパーツとするもの。かつては、2,000以上のシティがあったが、大気制御衛星暴走後に発生した第三次世界大戦により、大きく数を減らす。現存するシティは、ベルリン、モスクワ、マサチューセッツ、ロンドン、ニューデリー、シンガポール。
I. ウィザーズ・ブレイン
錬は、神戸シティに輸送される実験サンプルの奪取の依頼を受ける。サンプルとは、フィアと名乗る少女だった。神戸シティの命運とフィアの生命を賭け、神戸側の騎士・祐一と錬との戦いがはじまる。
天樹錬(元型なる悪魔使い):
天樹健三の最高傑作。本来、単一の能力しか使用できない魔法士の中で、他の魔法士の能力をコピーして複数の能力を使用することが可能。兄・真昼、姉・月夜とともに、便利屋を営む。
フィア:
マザーコアの素体として作られた少女。『同調能力』によって相手を無力化することができる。神戸のマザーコアになるところを錬に救われ、その後は、錬と行動をともにするようになる。実はまだ三歳。ライトノベルでも最年少クラスのヒロイン。
黒沢祐一(黒衣の騎士):
大戦の英雄で、騎士剣『紅蓮』を操る最強の騎士。神戸崩壊以降は、一時、ディーとセラの二人と行動をともにするが、ディーとセラが『賢人会議』に参加することで、二人と袂を別つ。
天樹真昼:
天樹健三を父に持つ天才プログラマ。月夜とともに『異能ならざる双子』と呼ばれている。『賢人の庭』以降、『賢人会議』の参謀役となる。
天樹月夜:
真昼と双子の天才エンジニア。『賢人の庭』でイルに捕らえられ、シティ・モスクワの捕虜となる。
II. 楽園の子供たち
フリーの便利屋・ヘイズは、ヒラヤマ上空の実験施設「島」から、実験データとサンプルを持ち帰る依頼を受ける。その「島」で、ヘイズは4人の少年少女と出会う。しかし、その4人には哀しい運命が待ち受けていた。
ヴァーミリオン・CD・ヘイズ:
世界に三機しか存在しない雲上航行艦の一つ『HunterPigeon』のマスター。演算能力に特化したI-ブレインを持ち、その演算能力を利用した「指ぱっちん」を駆使して戦う。
ファンメイ:
対騎士用生体制御特化型魔法士『龍使い』。体を構成する「黒の水」を操り攻撃を行う。「島」からヘイズにより救い出された後、しばらくは、ヘイズと行動をともにするが、「黒の水」の暴走が進み、シティ・ロンドンのリチャードに預けられることとなる。
III. 光使いの詩
シティ・マサチューセッツの魔法士・ディーはテロリストを追う途中で少女・セラと出会い、そして惹かれあう。しかし、そのセラの母・マリアこそ、ディーの追うテロリストだった。一方、マリアからの手紙を受け取った祐一は、マリアを訪ねシティ・マサチューセッツに向かうのだった。
ディー (デュアルNo.33):
双子の騎士剣『陰』と『陽』を操る。I-ブレインを二つ持つ規格外で、騎士の弱点を克服している。シティ・マサチューセッツを脱走、姉・クレアと決別し、セラ行動をともにするようになる。のちに、サクラと出会い、『賢人会議』に参加する。
セラ:
遠距離戦闘では強力な時空制御特化型魔法士『光使い』の後継。荷電粒子砲を駆使して戦う。母を亡くした後は、ディーとともに行動するようになる。
クレア (千里眼No.7):
シティ・マサチューセッツ所属。情報収集能力に特化した『千里眼』の持ち主。世界に三機しか存在しない雲上航行艦の一つ『FA-307』のマスターで、シティ・マサチューセッツを脱走した弟・ディーを気にかけている。
IV. 世界樹の街
打ち捨てられた施設を調査していた錬とフィアは、シティ・ロンドンを脱走したエドと出会う。エドは、母・エリザベートの残した世界樹の種を発芽させためにロンドンを脱出したのだった。世界を救う可能性を秘めた世界樹の種を発芽させようとする錬とフィア、エドの前に、シティ・ロンドンの追っ手として、ヘイズとファンメイが立ちはだかる。
エド:
エリザベート・ザインの生み出した最高の人形使い。人形のように自我に乏しいため、ロンドン軍に利用されていた。世界に三機しか存在しない雲上航行艦の一つ『ウィリアム・シェイクスピア』のマスター。無数の螺子を操る攻撃を行う。『世界樹の街』以降は、ファンメイとともにシティ・ロンドンのリチャードのところへ。
V. 賢人の庭
祐一、ディー、セラは、マリアの雇用主『賢人会議』の手がかりを求め、崩壊したシティ・メルボルンの跡地へ。一方、真昼と月夜は、旧友の依頼でサクラとコンタクトする。サクラこそ、シティと敵対するテロリスト『賢人会議』だった。そして、『賢人会議』を情報を掴んだシティ・モスクワも、軍をメルボルン跡地に差し向けるのだった。
サクラ:
『賢人会議』を名乗り、魔法士の子供達を救うためにシティと敵対するテロリスト。錬と同様、新たな能力を生み出す『悪魔使い』の能力を持つ。
イル(幻影No.17):
シティ・マサチューセッツで生まれ、今は、モスクワ軍所属。量子力学を制御し存在確立を改変できる脅威の能力を持つ。
[ ウィザーズ・ブレイン ]
ダメ。基本はキャラの魅力を前面にだしたドタバタコメディ、と言ったところなんだろうけど、キャラもコミカルな部分も、まったくツボにはまりませんでした。ストーリーも、キャラを魅せるのが前提に作ってあるので見るべきものがないしなぁ。……コバルト文庫で書いてた竹岡葉月がファミ通文庫で久々の新刊、ということで期待してたんだけど、どうにも私的にはガックリ。
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[ マイフェアSISTER ]
めちゃくちゃ愛情を込めて書かれているなぁ。それぞれのイベントが、とにかく暖かくて暖かくて、読んでて非常に気持ちの良い内容です。いよいよ完結編ということで、薫の復活となでしことのアレコレにストーリーは進んでいくのだけど、その本筋の部分よりも、いままでストーリーを支えてきた周りのキャラたち、そして、啓太と犬神たちの関係の方が、むしろ丁寧に描かれていきます。ほんとに暖かい。……いやぁ、次こそがほんとに最終巻なんだねぇ(しみじみ)。
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[ いぬかみっ! ]
ヴィクトリカもそうだけど、アブリルも可愛いよなぁ。そして、当然、セシル先生もっ!! ……というわけで、風邪を引いたヴィクトリカに、一弥は花に纏わる本を毎日一冊選んで読んで聞かせる、というスタイルで進む短編集。まあ、相変わらずキャラは可愛いよね、という内容。本編はいつも通りで可もなく不可もないのだけど、エピローグは、そこまで解りやすく描いてくるとは思ってなかったので、ちとビックリでした。
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[ GOSICK ]
綺麗に纏まってるなぁ。特に、目に見えるような世界の描写が素晴らしい。冬の荒野を歩む巨人と巨人に寄生するように生きる人々といった内容。……ただ、ストーリーは淡白で、取って付けたような感じなのがなぁ。あくまでストーリーはおまけで、世界観がメインということなのかしらん。綺麗に纏まってはいるけど、本来、もっとページ数を割いて書くべきだろ(^^;。
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[ 冬の巨人 ]
すっげーーーーーーっっっ!! 最高傑作級っっっ!! や、第2話 Episode.2と、そしてラストの展開が、とにかく素晴らしい。コバルトならともかく、よく電撃文庫で、こんな話を出せたなぁん。
そゆわけで、ヌードモデルのキズナと画家の浅井を中心に、鳥籠荘の変な住人たちを描いた連作短編。いやぁ、とにかく凄かったのが、第2話 Episode.2。浅井と由起の幼いころを描いた内容なのだけど、母親の描写といい、鳥籠荘でのアレコレといい,めちゃくちゃキレてるなぁ。そして、少年向けではありえない、少女小説っぽいこの心理描写はいったい(^^;。や、壁井ユカコの筆力は段違いに素晴らしいと思う。ほんとに巧くて巧くて、ゾクゾクします。多少、好みから外れる部分もあるんだけど、ラストの展開も非常に期待を感じさせるもので、今後も楽しみです。
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[ 鳥籠荘の今日も眠たい住人たち ]
フェリ、あざとすぎるだろっ!!(笑)。や、一応、期待していたメイシェンvsリーリンvsフェリvsニーナのラブバトルに進んでいくのか、そうなのかっ!! ……それなら、もちっとニーナ隊長にも頑張って欲しいところ。あと、メイシェンももっと美味しく描けると思うんだけどなぁ。
学園都市ツェルニの前方に発見された廃都市。レイフォンたち第十七小隊とレイフォンに敵意を抱くゴルネオたち第五小隊は、共同で廃都市の調査に向かう。一方、故郷に残るリーリンにも危機が……。と、内容的にはストーリーに新たな要素を加えて話を膨らませるだけで、なにも解決せずに待て次号っ!!というもの。続刊次第ではあるのだけど、もともとカッコイイけどツッコミどころは多い設定&ストーリーなので、さらに新しい要素を付け加えて、それできちんと処理できるのか、ちと不安だなぁん。
[ 鋼殻のレギオス ]
はうぅぅぅ〜〜。もうもう、ミュンファ素晴らしぃ〜〜〜〜。や、眼鏡っ娘ですよ、眼鏡っ娘っ!! そして、めちゃくちゃ人見知りしますよっ!! くぅ〜〜〜、めちゃ堪らない新キャラですっ!! ……ついでに、ニーナ隊長もいい感じになってきましたよぉ。そして、リーリンもそう来るかぁ〜。
グレンダンが誇るサリンバン教導傭兵団が学園都市ツェルニへ。彼らが探す廃貴族とは? そして、シャーニッドがかつて属していた第十小隊と違法酒の関係は? といった内容。まあ、もはや粗が盛りだくさんで、頭を使わずバカにならないと、とてもじゃないけど読めない代物になっちゃってるのだけど、逆に、深く考えずに読むと、めちゃくちゃ面白い。なんと言っても、ミュンファ〜、ミュンファ〜、ミュンファぁぁ〜〜。……これで、もっとラブ寄せしてくれれば、最高なんだけどなぁ。というか、ここまでツッコミどころが多いと、もはやラブ全開にでもしないと、商品として成立しない予感が(^^;。
[ 鋼殻のレギオス ]
非常に綺麗な青春小説。っていうか、友情ですよっ、友情っ!! そして、恋もありますよっ!! や、少女たちが男子に対抗するために、人を集め道具を揃え、野球チームを作りあげていく。ある意味、お約束なストーリーラインなのだけど、めちゃくちゃ良質な友情と恋の物語に仕上がっています。大正時代の雰囲気も内容にマッチしていて、素晴らしい。いい話だわぁ〜〜。
まあ、恋と友情を織り交ぜつつ、周りの協力を得てチームを作っていくまではほんとに素晴らしいのだけど、ただ、後半の特訓→練習試合の展開は、あまりに説得力がなかったのが残念無念。大正時代に現代の野球技術を持ち込むことで男女差を埋める、というのは悪くないと思うのだけど、さすがに、肝心の練習シーンが薄いと、納得できねぇ〜。や、続刊が決まってるんなら、この巻で駆け足で練習試合までやらずに、もうちょっと試合までのいろいろを描けばよかったのに(^^;。
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[ 大正野球娘。 ]
超・最高傑作級っ!! うわぁぁぁぁぁぁぁ、ひたすら続く熱い展開と、盛り込まれた感動的なシーン!! 非常に凝縮された内容で、とにかく盛り上がるっ!! そして泣けるっ!! むちゃくちゃ素晴らしぃーーーっっっ!!
本格的な攻勢を仕掛けてきた『九龍の血統』。策士・ザザの用意周到な策略によって後手に回り続けるジローたちと『カンパニー』。激しい戦闘の中で一進一退しつつも、じょじょに絶対的に不利な状況に追い込まれていく……。いやぁ、熱く激しい展開が魅せます。とにかく、凄い、凄いっ!! そして、単に熱い戦いというだけではなく、陣内への想いと、続く希望の描き方が、めちゃ泣けます。ダールに対するジャネット。ジローとケインのタッグ。ゼルマン、尾根崎と張。そして、ミミコ。ほんとに凄いシーンが目白押し。めちゃ凄かったわぁ〜〜。
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はうはうはうはう、めちゃくちゃ好き。ああもう、超超超超最高けっさぁくぅぅぅって、なんだってーーーーーーっっっ!! いや、そこでそれはこー、って、うひぃぃぃ〜〜〜〜〜。……いやぁ、もう、めちゃくちゃ良かったです。素晴らしいっ!!
いやぁ、この3巻は、着ぐるみ少女の風子視点ですよっ!! 別々の高校に進学してしまい、だんだんと離れていく合人に対して、寂しい想いを抱きながら素直になれない風子。そして、振られることを覚悟して、一歩踏み出そうとする……。と、うひぃ〜〜、ごろごろごろごろ〜〜〜。ああああああぁぁぁぁ、せつなさ大爆発で、ほんとにほんとにたまらないぃぃ〜〜。さいこー、さいこー、めちゃさいこーーーっ!! うひぃ〜〜〜〜〜〜。
まあ、告白後の展開はかなり安易だったので、その点はちょっと残念だったけれど、とにかく好みの内容で、めちゃ良かったです。ほんとに大好きな内容でした。ああぁ、こんなにいい作品なのに、この3巻でお終いですか。正直、3巻で終わるような内容ではなかったので、めちゃくちゃ残念です(T-T)。
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[ 暗闇にヤギを探して ]
だははははははっ、大笑い。「下半身です」ってなんだよ(爆笑)。や、前半の戦闘は、さっぱりつまらなくて、どうしようかと思ったのだけど、後半の頭の悪い展開(誉めてます)は非常に面白い。いやぁ、告白大会なんて、ほんとにバカでいいわぁ〜。
そゆわけで、アルミナを追ってきたウルは、祈梨の身体を乗っ取り鼓太郎を殺そうとする。果たして、鼓太郎は祈梨を取り戻すことができるのか?そして、アルミナはどうなる?という話。しかし、あすか正太の持ち味とはいえ、ここまで描写がなくて書き割りのような内容は、ライトノベルじゃないと商品にならないよなぁ。さすがに、ラストのオチへ至る過程は、あまりに描かなすぎだと思うんですけどぉ〜。
参考:
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永山さん、
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[ 初恋マジカルブリッツ ]
素晴らしいっ!! 特に、突入からラストにかけては、めちゃくちゃ綺麗で切なく素晴らしいなぁ〜。……ただ、こういう風に10代を狙ったようなスタイリッシュに尖がった作品は、好みじゃないんだよなぁ。巧いとは思うんだけどねぇ。
心に傷を負う二人の少女は偶然手に入れた銃を使って連続狙撃事件を引き起こす、という内容。傷つきやすく多感な少女たち、そして、百合百合。わりと桜庭一樹的な雰囲気を持つ作品なんだけど、桜庭一樹と比べると若い部分が目立つのがなぁ。デビュー2作目としては非常に巧いとは思うのだけど、全体に10代向けといった感じで、個人的には、かなり読むのが辛かったです。好み的には、むしろ、二人を追う中年警察官に焦点を当ててくれたらよかったんだけどなー。
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[ バニラ ]