うわぁ、ほんと重いなぁ。行方不明のななせの親友・夕歌を探すななせと心葉。探していくうちに、ななせにも秘密にしていた夕歌の暗く哀しい秘密が明らかになっていく……。相変わらず、ミステリ的な構成の巧みさは素晴らしいなぁん。そして、切なく綺麗な結末も見事。
ただ、あとがきに「琴吹さんメイン」と書いてあったので、ななせの恋愛模様をめちゃ期待して読み始めたわけよ。うーん、確かにななせがメインなのだけど、心葉との嬉し恥ずかし展開が少ねぇよっ!! 特に、中学時代の思い出を語る部分とか、もっと盛り上げろよっ!! まあ、今回は、夕歌を心配するななせと、そんなななせを支える心葉という位置付けだったからなぁ。や、遠子先輩の出番も減ってしまっていて、キャラクタ小説としては、ちょっと残念でした。
まあ、ななせと心葉の関係は大きく変わったわけだし、心葉と美羽の関係もほぼ明らかになってきたし、次巻いよいよはじまるハズの美羽編が非常に楽しみです。……しかし、ななせがヒロイン的な側面が強くなっていくと、遠子先輩の位置付けは、どうしていくつもりなんだろう。受験だし(^^;。
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[ “文学少女”シリーズ ]
タイアスはどうした、タイアスはっ!! や、結局は、タイアスとザカリアの夫婦喧嘩のために被害を被る人間たち、という話なわけだけど、こー、タイアスの甲斐性がないから、みんな苦労してるんだよっ!! たまには信者を助けてやれよ、ルトヴィアは本拠地なんだろっ、ドーン可哀相だろっ、うわ〜ん(T-T)。
ルトヴィア帝国の皇帝ドーン倒れる。ドーンが意識不明で生死を彷徨う中、皇后グラーシカを通してルトヴィアの支配を目論むユリ・スカナと、それに対抗するためにグラーシカの離婚とミュカの即位を画策するルトヴィア。一触即発な情勢の中、自分の立場に悩むグラーシカとミュカ。そして、ドーンとルトヴィアはホントに滅してしまうのか?という話。……あとがきによると、あと二巻で完結ということで、とにかく緊迫する情勢になっていて凄いことになってますっ!! ただ、あんまりルトヴィアの話とカリエの話はリンクしてない気がするのだけど、どう纏めるつもりなんだろ。とにかく、続きが楽しみです。
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[ 流血女神伝 ]
うわぁ、うわぁ、うわぁ〜〜〜。その展開は凄ぇ〜〜。とにかく、ラストの展開が全てだよなぁん。や、仁とメイゼルの明日はどっちだ?!
核爆弾はテロリストの手に落ち、きずなと神和は王子護ハウゼンに連れ去れる。仁たち《公館》の面々は、核によるテロを防ぎ、きずなと神和を救うことができるのか? という感じで、警察と協力体制を築いたり戦中や全共闘時代の歴史が絡んだりと、現実世界に即した方向で物語のスケールが大きくなってるのだけど、その割には説明がぜんぜん足りず説得力がねー。や、魔法世界と謎の非合法組織が中心のファンタジーならともかく、ある程度現実に則すなら、もっと違和感を消してくれないと没入できないよなぁ。
そして、足りないのはキャラの描写も同様で、作者の都合で動かされてるだけにしか見えないのよな。や、作者の意図はわかるんだけど、そのキャラの想いや葛藤がきちんと伝えきれてないのが残念無念。……なんというか、全体に、書くべきことと書く必要のないものの取捨選択が全くできてない予感。印象的なシーンをなんでもかんでもぶち込めば良いってもんでもないだろー。
そんなこんなでこの巻は、やたら出来の悪い部分が目立って仕方がなかったのだけど、それはともかく、ラストの展開がとにかくスゲー、めちゃスゲー。マジに続きはどうなるんだぁ〜〜。
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[ 円環少女 ]
おもしろい、おもしろいっ。特に、合宿の朝のやり取りが、さいこーーーーっ!!
そゆわけで、レイとん一行は二泊三日の合宿へ。レイとんを巡るニーナ、フェリ、メイシェンの戦いの行く先は? 深夜の密会はどうなる? といった感じで、いやぁ、おもしろかった。この作品は今回みたいに、変にスケールを広げずに、レイフォンのごく周辺の仲間たちだけを多少コミカルな演出で描いた方がおもしろいと思うのだけどなぁ。といっても、次回はキビシイ内容なのかしらん? リーリンも本格参戦して、もっと軽い内容になってくれると嬉しいんだけどなー。
[ 鋼殻のレギオス ]
ヒロインが眼鏡でドジっ娘という表紙に惹かれて買ってみたのだけど、ううぅ、微妙というか、未完成品のまま出版されてしまった感じで、がび〜〜〜ん(T-T)。……それと、この表紙のデザインはセンスが悪くて駄作臭漂うんだけど、HJ文庫には、もちっとまともなデザイナーはいなかったんかい?
眼鏡でドジっ娘な遥乃と主人公の継人は恋人未満な幼なじみ。そこに偶然出会った鬼娘の朱留が入ってきて、遥乃と継人の関係はどうなる?というお話なのだけど、正直、出来は非常に悪い。いろいろな設定がほとんどストーリーと関係してなかったり、そもそも、そのストーリー自体がちぐはぐでブツ切れだったりして、はっきり言って、まだ商品になってないレベルだと思う。あとがきに、「初期の企画から改稿を重ねて意味不明なものになってしまった」みたいなことが書いてあるんだけどまさにそんな感じで、わかってるんなら、もうちょっと、どうにかしようよ(^^;。
いや、キャラのやりとりや、コンセプトはきちんとおもしろかったので、そんな商品未満のレベルで出版されてしまったことが非常に残念。あああぁ、ここまで改稿したんなら、もうちょっと、ほんとにもうちょっと粘って欲しかった。めちゃくちゃもったいない。……というか、担当編集の人は、なんでこんな中途半端な段階で、原稿をO.K.してしまったんだっ。きちんと仕事してくれよ。めちゃ泣ける(T-T)。
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[ ビンヅメ乙女ゴコロ ]
おもしろいと書くと不謹慎な感じもするけれど、や、おもしろかったです。広島原爆やビキニ環礁の核実験などを検証することで、もし核攻撃を受けたらどうすれば生き延びれるか?ということを論じた内容。まー、核爆発は世間一般で言うほど絶望的な状況ではなくて、正しい知識があればそれなりに生き延びることが出来る、というのが骨子ですなぁん。
とりあえず、以下メモ。
[ 核爆発災害 ]
超最高傑作。なでしこ、せんだん、いぐさ、たゆね、ごきょうや、てんそう、フラノ、いまり、さよか、ともはね、薫、カオル、仮名、大妖狐、赤道斎、はけ、宗家、留吉、狸、河童、それに新堂ケイや変態たち、そして、ようこと啓太。全てのキャラが活躍しつつ一つになって、そして、綺麗に、とにかく綺麗に迎える大団円。ホントに素晴らしくて、感動のラスト。マジに泣けたよ(T-T)。
そゆわけで、シリーズ完結。なでしこの生命の代償は?薫は無事に復活するのか?そしてみんながみんなのために動き始める、という内容。とにかく、めちゃくちゃ綺麗で感動のラストでしたっ!! ……それにしても 1巻の頃は、「おもしろいけど、くだらなくて内容がない」と思っていたんだけど、ホントに化けたよなぁ。途中からは、特に薫の秘密と復活がストーリーの軸になるようになってからは、綺麗に読ませる作品になって、ほんと良いシリーズでした。次回作も期待しています。
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[ いぬかみっ! ]
うひぃ〜〜〜、恥ずかしすぎますっ、最高傑作級ぅ〜〜〜〜〜。いやぁ、「あはん」「うふん」と全編とにかくピンク色。あまあまらぶらぶでこっ恥ずかしい、非常に良質なラブコメディです。『とらドラ!』の番外編となってはいるけど、ストーリーはあまりリンクしてなくて、『とらドラ!』を読んでない人でも、きちんと楽しめます。……というか、タイトルから『とらドラ!』の名前を取ってもいいぐらいだと思うのだけど、なぜ、番外編?
そゆわけで、生徒会庶務の富家幸太は、生徒会長の妹で無防備に天然系な狩野さくらと出会い惹かれあう。しかし、富家幸太の激しい不幸体質が災いして、二人の行く先にはトラブルがいっぱい、という内容。『とらドラ!』本編の主要キャラの一人、北村祐作が話に絡むものの、基本的に本編とは別ストーリー。トラブルを巻き込む不幸体質という設定が、コミカルな恋愛ストーリーに非常によくマッチしていて、ほんと初々しくラブラブなこっ恥ずかしいラブコメとして良く出来ています。エロいしなっ(笑)。サブキャラ含めて生徒会のメンツもなかなか楽しくて、ほんと、おすすめです。
……しかし、これじゃあ、大河は勝ち目がないよなぁん。
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[ とらドラ! ]
いまいち。とりあえず、帯や冒頭で修学旅行を強調してるけど、修学旅行の設定は全く生かせてないよなー。そして今回スポットを浴びる立ち位置のはずの玲子や哀音の扱いもすげー中途半端だしなー。
怪我をした玲子の面倒を見ることになってしまった智春。ツンな玲子はデレ化するのか?という内容。……って、う〜ん、なぜ玲子を面倒を見ることになったのか、とか、なぜ修学旅行なのかとか、その他もろもろ、作者の意図はわかるんだけど、ストーリー構成的には明らかに失敗してるよなぁ。そして、構成的に失敗してる代わりに、キャラの魅力を引き出してるかというと、そっちも微妙ぉ〜。ストーリーもキャラも、ギャグもシリアスも、いろいろやろうとして、どれも結局、中途半端になってしまってる予感。
正直、切るに切れずにだらだら買ってるような状況なのだけど、確かにシリーズ上の大きな転換点にはなってるので、とりあえず、次回に期待かなぁ。
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[ アスラクライン ]
骨董品店を手伝う少女・静流の平凡な日常を描いた、ほのぼのした良い話。新人作品にしては、非常に良く出来た内容なのだけど、ただ、全体にちょっと地味だよね。や、単に地味というより、物語の各構成要素が、いまいち繋がってないので、生きてこない予感。せめて、もうちょっとトラウマを上手く使ってストーリーの軸を作ってくれてたら、もう少し「心温まる話」になったと思うのだけどなー。出来が良いだけに、ちと物足りない部分があって残念無念。
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[ うさぎの映画館 ]
新ヒロインの小川令子はかなり頑張っているとは思うんだけど、やっぱり萌絵には敵わないかなー。まあ、エピローグが非常に続きを期待させる内容なので、次巻がめちゃ楽しみです。
そゆわけで新シリーズ。あの保呂草椙田事務所の助手二名が、都心の広大な屋敷で発生した謎の事件に挑むっ!! という内容。S&M、V、四季、Gに続く一連のシリーズの後継ということになると思うのだけど、Gシリーズはアレで終了ってこと? それとも、平行して続いていくということなのかしらん? そもそも、椙田寄りの視点になっていくと思うのだけど、萌絵はどのくらい絡んでいくんだろう。や、密室のトリックがどーこーというより、このシリーズの行く末がとにかく気になったりして(^^;。
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麻子は、もちっとセオリー通りに活躍すると思ったんだけどなー。まー、可もなく不可もないという感じの青春ミステリーでした。……それにしても、高校生の描写や扱いが、ライトノベルと違うのが印象的だったのだけど、春一はなんであんなんでモテモテなんだ?(笑)。
クラスメイトの自殺に納得できない二人―警察官を父に持つ春一とヤクザの一人娘の麻子は、級友の自殺の真相を追ううちに、だんだんと惹かれあっていく……。まー、ミステリとしてはふつーにおもしろかったかしらん。良くも悪くも予定調和な展開。そして、キャラはライトノベルを読み慣れてると、多少違和感を感じる予感。ツンデレという麻子はともかく、やっぱり春一がなぁ(^^;。むしろ、親父の方を主人公にしたほうが作風的には違和感がなくてよかったんじゃなかろうか。<をい
[ ぼくと、ぼくらの夏 ]
いい意味でバカ(笑)。無理やり魔法少女にされてしまった少年の話なのだけど、非常にコミカルでおもしろかったです。内容ないけどなー。……まあ、ネタとしてはおもしろいんだけど、ストーリーメイクには、明らかに失敗してるのが、にんとも。伏線の置き方とか下手すぎるだろ(^^;。どうせストーリーなんていらないような内容なんだから、素直にネタだけで攻めりゃいいのに。
しかし、私にとって、魔法少女モノの基本は[TVA]『クリィミーマミ』なんで、魔法少女って擬似三角関係のためのギミックという印象が強いのだけど、最近の魔法少女モノって、基本的にバトル中心なのんな。や、この『おと×まほ』も、恋愛要素はほとんどないのがなー。
[ おと×まほ ]
冒頭からベッドシーン。ヒロインは娼婦かよっ!! ……さすが、少年向けじゃない葉山透は一味違うぜっ!!<をい
港町ファルティマで娼婦として働くカレン。あくまでビジネスとして男と肌を重ねていたカレンの前に、はじめて気になる客が現れて……。というわけで、男を知り尽くした娼婦の遅れてきた初恋といった内容。『9S』の葉山透が少女向けレーベルにっ!! というのが売りなのだけど、う〜ん、正しく少女小説してるんだけど、むしろ、ありがちで凡作になっちゃってるのがなー。ていうか、恋愛モノとしてみたら、いまいち。魅力的な男性を数人用意してヒロインが場当たり的にふらふらというのはパターンではあるんだけど、そのままパターンを取り入れるだけじゃ駄作だろ。いや、葉山透が今までの技術を生かしてる部分がさっぱりなくて、単に新人作家が初めて少女小説を書いてみました、というレベルでしかないのがなー。
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[ ファルティマの夜想曲 ]
第二部スタートということでいろいろなネタを仕込んでるだけなので、この巻だけではにんとも。ただ、今までは設定を拡大すると粗が目立って酷くなるので、ちと不安だなー。
グレンダンを旅立ったリーリンは、立ち寄った学園都市マイアスで奇妙な事件に巻き込まれる。一方、行方不明のニーナを想い、心を傷めるレイフォンとフェリは……。というわけで、いきなり第二部スタートで新たな設定が追加されまくり。正直、消化不良になっちゃってるのだけど、まー、次巻次第かなぁ。や、いよいよ合流しそうなリーリンに期待ということで。
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[ 鋼殻のレギオス ]
素晴らしいぃ〜〜〜。凄い勢いで風呂敷を広げつつ、きちんと盛り上がる盛り上がる。そして、なんだそのラストの展開はーーーーっ!! すげーよ、すげーよ、次巻はどうなるぅぅ〜〜〜。
くじら憑きの兆候を見せる冬湖。そして、WG準決勝の敵として、宇宙に消えたはずの冬湖の両親が立ちふさがる。WG裏で、いったいなにが起こっているのか!? といった内容。前巻のコズミックイーターとの戦いと比べると、敵の脅威は弱まってる予感もするのだけど、風呂敷だけは広がる広がる。そして、広げた風呂敷の分だけきちんとおもしろく盛り上げていて、いやぁ、ほんと素晴らしいわぁ〜。いよいよ次巻で最終話ということで、ほんとむちゃくちゃ盛り上がっていて、すげー楽しみ。きちんと、風呂敷はたためるのかっ(^^;。
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[ クジラのソラ ]
1巻同様、綺麗で良い話でした。それに、この作品に対する作者の思い入れも良く伝わってくるのもいい感じ。……ただ、ちょっとシチュエーションや展開に無理があるように感じられたのが、残念なんだよなぁん。
夏休み。ネイトたちは補講の一環として海辺の分校へ。旅行ではしゃぐ級友たちの中で、エイダは一人悩みを抱えていた……。というわけで、1巻では脇役だったエイダをメインに添えて、エイダの特殊な生い立ちと悩みを描きつつ、今後に繋がる伏線を仕込む、と言った内容。少女の自分探しの話としては綺麗でいいんだけど、とりあえず、いきなりカインツ影薄い(笑)。さらに、いろいろな点でストーリー内での「夜色名詠」の扱いが暴落してるのがちょっと(^^;。……単巻ならばこれで良いけど、1巻の続きとして読むと、いろいろと無理があるのが残念だよなぁ。さて、続きはどうなる?
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[ 黄昏色の詠使い ]
内容が薄くネタも低調。や、神野オキナらしい作品だとは思うのだけど、せめて、もうちょっとネタが面白くないとなぁ。さくさく気楽に読める点では悪くはないけど、ダメダメ。
神野オキナの初富士見ファンタジア作品。のんきな倫弥が偶然落ちこぼれな悪魔ランニーヤを召喚することではじまる日常系ドタバタコメディ。……って、う〜ん、ほんと、書くことに困るぐらい中身がない(^^;。軽くのんびりした日常系コメディは、神野オキナらしくはあるんだけど、こー、いつもに増して、骨がなければネタも弱いのよ。ちょっと酷いなぁ。
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[ あくまデふぁんたジー!? ]
相変わらずのルイズでした。ただ、ストーリーの転換点的な話だったので、見せ場としてはちと弱いか。……タバサの母を無事救出したルイズ一行。タバサとその母を見ているうちにサイトは望郷の念に駆られるように、という感じの内容。タバサがもうちょっと頑張るかと期待してたのだけど、ルイズから一歩引いた感じなので、そこはちと残念無念。シエスタもちと影が薄くなっちゃってるしなぁ。私的には、もっとラブバトルが見たいわけですが(^^;。
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[ ゼロの使い魔 ]
まったりのほほんとした傑作。や、雰囲気としては、竹本泉の『ねこめ〜わく』を彷彿とさせる感じなんだけど、あんな感じで非常に和むよなぁん。ホントに素晴らしい。
人類が衰退し、可愛い妖精さんたちが暮らすようになった未来。そんな牧歌的となった世界で、妖精さんと人の間を取り持つ“調停官”の少女と、小さくお菓子大好きな妖精さんたちの、のほほんまったりとしたお話。牧歌的な世界観の中で、いーかげんな性格の少女といい、コミカルで変な妖精さんといい、非常に雰囲気が出ています。いやぁ、ほんとまったりと和むよなぁ。オススメっ!!
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[ 人類は衰退しました ]
びみょ〜。いや、無難に上手いことは上手いんだけど、尖がった部分がないのよん。せめて、砂嵐旅団の設定を生かして終盤で盛り上げてくれたら、印象変わったんだろうけどなぁ。
第1回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門、大賞受賞作。天真爛漫で元気な少女ラビサは、沙漠に水をもたらすという奇跡の種子を運ぶ“シムシムの使者”に選ばれる。盗賊“砂嵐旅団”が暗躍する中、ラビザは無事に使命を果たせるのかっ!! と言った感じで、ストーリーは非常にオーソドックス。まあ、オーソドックスなストーリーや設定は、わりと上手いんだけど、問題は演出なんだよなー。いや、このストーリーと設定で、なんで盛り上がらないんだ(^^;。結局、無難に書けてはいるんだけど、それ以外にはなんだという部分がなくて、どうにも物足りなさを感じる内容。いまいちでした。
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[ 沙漠の国の物語 ]
いつも通り。ただ、騒動の大きさの割に、ちょっと盛り上がりに欠ける印象だったかしらん。まあそれも、『あそびにいくヨ!』らしい部分ではあるのだけど。騎央たちの身近な話のほうが面白いしな。
エリス風邪をひく、の巻。そして、なかなか交流が進まないことに業を煮やしたキャーティアは騎央に難題を……。というわけで、今回で、「犬」の人を含め、いろいろな関係が整理されたわけなので、今後は大きい話にせずに、各キャラのまったりした話として進んでいくといいんだけどなー。
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[ あそびにいくヨ! ]