天翼種とそのルールでちゃんとゲームになるのか。ゲームになれば、もう二人の勝ちは揺るがないよなぁ。……という感じで、対天翼種から、前巻につづいての海棲種。相変わらずの派手で豪快なストーリー展開はすげーんだけど、ただ、絶対不利からの大逆転って感じでもなく、順当、順調な勝利なので、ちょっと物足りない部分はあるかなー。それよりも、ラストが大笑いすぎる。パパってどういう(^^;。
そろそろ、より上位の種族と絡めて、先の大戦末期のアレコレが出てきそうな感じだけど、さて、どうなるんかしらん。
[ ノーゲーム・ノーライフ ]
そろそろとは思っていたけど、ここで一気にクライマックスかっ!! まさか、ここで本編を終わらせにかかるとは思わなかったよ。HP部崩壊の謎、そして、魔導師超え。少年漫画的な王道展開で、すげぇ熱いなっ!! いやぁ、おもしろかったっっっ!!
バレンタインデーを境にギクシャクする佐藤と槍水だが……。という感じで、一年前のHP部崩壊の謎と、再び訪れるHP同好会崩壊の危機。
「立ち向かうことを忘れたらセガファンじゃないよな」
うあぁ〜、『咲 -Saki- 千里山編』を彷彿とさせる白粉の大活躍から、最強の<魔導師>超えを目指す展開っ。セガファン、オールドゲーマーだからこその攻略っ。もともとスパーでの半額弁当争奪戦というバカ小説だったにもかかわらず、熱く綺麗なラストがほんと素晴らしいっ!!
個人的には、著莪押しだったので、いろいろ残念な部分もあるけれど、というか、少年漫画の熱血主人公的に、佐藤の恋愛は直接描かないと思ってたのだけど、そうか、そうくるかー。いや、そこはちょっと違うだろー。違うだろー的なっ、そこはぼかすんじゃないのかー。
まあ、本編はこの巻で終わってるけど、次巻最終巻、もう一冊あるのか。著莪の活躍に期待したいなー。
[ ベン・トー ]
皇女もスーリヤも出番が少ないと、いまいち物足りないなー。……というか、ヤエトはいろいろ手は打ってるけど、基本、倒れて直接関与しないうちに事が進んでいくので、いまいち話に乗りきれないなー。
隠居となっても変わらず忙しいヤエトは、ターンの預言者・ウィナエに導かれ、砂漠の深部へと……。と、次で最終巻ということで、話はどんどん進むのだけど、肝心のヤエトは、意識朦朧としててほとんどジェイサイドに背負われている予感。ウィナエには ほろりと来たけど、もうちょっとヤエトにはストーリーに絡んで欲しいところ(^^;。あとやっぱ、皇女様の出番がもっと増えないと物足りないなー。
[ 翼の帰る処 ]
相変わらず、おもしろいっ!! でも、新キャラが男って、どういうことよ? ハーレムはどうした!? 実は男装の女の子だったとか、そういう展開はないのー?
そゆわけで、ダンジョン攻略でハーレムを目指す、新人冒険者のベルを描いたシリーズ第四弾。Lv.2になって、いよいよパーティを組もうと……、という話なのだけど、なぜ、男!? ここからハーレムの伝説が始まるんじゃなかったのか!? まあ、今回は、短編が二つもついてて本編は短く顔見せみたいな感じで終わってるので、今後の絡み次第かなー。