Apr.12

 ストックホルムに着く。朝だからかもしれないが寒い。いや、朝だからではない。外に出てみると雪が降っているではないか!これでは観光できない。フェリーでフィンランドに行くことにした。地下鉄で発着場まで行けるシリアラインに決め、そこに向かった。ガイドブックに載っていた駅で降り、駅員さんに訊いてみると、一つ前の駅とのこと。戻る経路で、路線を間違えてしまった。なんとかフェリー乗り場のある駅に着き外へ出てみると、やはり寒い。気温だけでなく、周りの景色もも寒い。ビルが立ち並んでいるのにもかかわらず、人も、車もまばらで、アスファルトの上を雪が駆け抜けていく。

 フェリーの中は、カジノで、スロットマシンに惹かれたがオスロ駅で負けたことを思い出しやるのをやめた。キャビンをとっていないので、あっちをウロウロこっちをウロウロ。免税店の香水を色々試したり、マーケットで買い物。ちょっと買いすぎた。
 もうすぐ着く頃になって、酔っぱらったおやじが話しかけてきた。そして、若者がいろいろと片言の英語で話しに混じり、にぎやかなうちに、トゥルクに到着。

 トゥルクからヘルシンキに列車で行き、さあ、ホテル探しだ。インフォメーションはしまっていたが幸いなことにランプで場所を示す地図があり、ユースホステルは見つかった。しかし、トラムを利用しなければならない。地図に書いてあった路線のトラムに、少し駅から離れた場所から乗り、運転手に行き先を告げた。しばらく乗っていたが、そこらしき場所を過ぎても声をかけてくれない。周回路線なので、もう一回りしたときに声をかけてくれるだろうと思っていたが、へんぴなところで、おろされてしまった。大分歩いて、やっとオリンピックスタジアムに着いたが、ユースホステルの入り口が分からない。ここではないのかもと引き返しそうになったが、駐車場の入り口に車を止めて、まるで道を聞かれるのを待っているような人がいたので、車の窓をノックしてユースホステルの場所を訊いてみた。細い道を抜けたちょっと奥まったところにユースホステルはあった。ユースホステルの窓口で泊まる手続きをしてみるとなんと手持ちのお金では足りず、トラベラーズチェックで支払えるか訊いてみると、駄目だという。手持ちのお金を全部見せてみるとまけてくれ、泊まることができた。シャワーの時間は23時までで、その時間を過ぎていたので朝浴びることにし、床についた。

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