Apr.14

 朝、目が覚めると、シートの周りの床には何人かの人が寝ていた。女性もいた。キャビンをとっていない人がこんなにもたくさんいるとは思っていなかった。港に近づくにつれ、天気が良くなってきた。よしよし。

 フェリーを降り、最寄りの地下鉄までの無料バスを捜すが、見つけられない。15マルク払って、ストックホルム駅までのバスに乗った。ストックホルム駅の着くまでに一度、地下鉄の駅に止まり、そこで一部の客を降ろし、また走り出した。この地下鉄の駅からストックホルム駅まで、地下鉄を利用すると14マルクかかるから、この駅で、バスを降りれば無料だったのかもしれない。まあ1マルク余分にかかるわけだが、乗り換えの手間を考えるとこれで良かった。
 バスを降りたのは近代的な建物の所で、一昨日訪れたストックホルムの駅とは違う。場所を間違えたかと思ったが、なんのことはない、ここはCity Termというところで、中央駅とは繋がっていた。トラベラーズチェックを両替し、まずはリコンファームの電話。やはり繋がらなず、列車の予約をする。初めの窓口は、国内線のみしか扱っていなかったので、他の場所に行き、予約をした。さあ市内見物に行くとするか。

 まずは、王宮、中には入れないようだ。衛兵の交代式もこの時期はやっていない。次いで王立公園。スケート場があるということなので、靴を借りて滑ってみようと楽しみにしていたが、行ってみると氷はもはや張ってなかった。そして、ショッピングセンターへ。買う物なし、トイレも料金を取るようなので、入らなかった。市町舎に向かう。途中ビジネスマンに声をかけられる。歩きながら話をし、夏にまた来るといいよと言われつつ、別れた。市町舎のガイドツアーも時間をはずしてしまい参加できず、中を見物すらできなかった。露店でホットドッグを買い、食べながら駅へ向かう。

 駅で、電話をかけてみるがやはり繋がらない。セブンイレブンでパンや飲み物を買い、駅に戻る途中に、先日の日本人のカップルに会った。その後部屋がとれず、すったもんだだったそうだ。それと、フランスに留学中の男性らしき、後ろ姿を見かけた。
 余ったお金を両替しようとしたが、手数料が馬鹿にならないので、買い物をした。また駅前のセブンイレブンだ。牛乳をパックで買ったが開け方がわからない。となりに座っていたおばさんに教わって、ごっくん。

 列車はファーストクラス。軽食が出たし、コーヒーも飲み放題。隣に座っていたビジネスマンは、パワーブック550Cを使っていた。初めのうちは、ワープロ(BBEdit?)を使っていたが、ヘッドホンをつけたかと思うと、ゲーム(Abuse)をやり始めた。何処の国でも同じなんだなあ。
 列車を乗り換えフェリーへ。フェリーに列車が乗るところをビデオに収めることができた。運転手さんは、サービスでドアを閉めないでくれていたのだろうか。フェリーでは、きれいな夕日をみることができた。風が強かったが、とても感動的で、寒さも忘れるほどだった。フェリーから列車に戻り、サービスの女性が来たところで、一緒に写真を撮ってくれないかと頼むと、同じ車両に居合わせた車掌さんにシャッターを押してくれるよう頼んでくれ、二人でツーショット。とても可愛い北欧美人さんだった。

 夜行列車は、英語を話すアベックと、若い男性1人の4人部屋。僕が早めにベッドに上がったので、今はとても静かだ。話をしてもまた置いてけぼりになってしまうのでこれで良かったのだ。いや、もっと英語を勉強しておけば良かった。あ〜あ、お休みなさい。

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