相変わらずの妹愛っ!! いや、大吾の行動は、さすがに目に余るというか、そろそろ笑える範囲を超えてやりすぎだと思う部分もあるのだけど、佳奈美のやきもちとか、大吾を巡る恋愛模様が楽しい楽しい。観覧車とか、さいこーーっ!! てか、妹を好きすぎる兄も兄なら、妹も妹だろっ。ほんと、どういうバカップルだっ!!
そゆわけで、妹・佳奈美のことが好きすぎる大吾が、佳奈美の友達づくりに奔走する物語の第二弾。今回は、新キャラにアイドル登場。でも、新キャラの由美は、大吾の争奪戦に絡みそうで絡まなそうな微妙な立ち位置は、どうよ。大吾のハーレム化は進んでそうで、実際、佳奈美と志保のツートップが変わらんというのはなぁ。いやまあ、お兄ちゃん大好きで天然ボケ気味な佳奈美は可愛くていいのだけど。イラストのふくれっ面もなかなかにGoodっ!! ただ、その一方の志保の活躍がいまいち足りない気が(^^;。そして、ラストの展開は……、ミコト方面の展開は、良くも悪くも作品の方向性を大きく変えちゃいそうで、正直、怖いのだけど、ほんとどうなるんだこれ?
[ いもうとコンプレックス! ]
▽ 今期のアニメでは、ほんと [TVA]『咲 阿知賀編』が面白くてたまりません。で、どうにも続きが気になって仕方ないので、『咲』の原作コミックを購入。阿知賀編でなく、本編のほう。って、最新巻でも、まだ、インターハイの二回戦なのかっ。てっきり、本編はインターハイがすでに終わってるなりしてて、阿知賀編は清澄視点で一度描いたインターハイを阿知賀視点で描きなおすみたいな構成かと想像してたんだけど、もしかして、同時進行とかそんな感じなのか。……ええっと、原作でもインターハイの決勝が描かれるのは、まだまだ先のように思えるのだけど、アニメで見ようと思ったら、いつになるんだろう(^^;。
▽ それにしても、阿知賀が闘った千里山が全国二位、清澄が闘っている永水が三位、姫松が五位だっけ? 阿知賀は、決勝にいくには弱すぎると思ってたんだけど、阿知賀が弱いんじゃなくて、清澄や長野の高校がチートすぎるんだな(笑)。千里山や永水、姫松が、龍門渕と勝負になるようには思えなかったり。
▽ ここら辺読んでると、むしろ、阿知賀が二回戦レベルで苦戦してたのか、よくわからんなっ。実力さえ発揮できていれば、ふつーに千里山には勝てそうな予感。咲や衣クラスだと、なにか覚醒しないと無理っぽいけど(^^;。
最高傑作級。はうっ、メガネコンテストだと……。メガネ回に限らず、しりとりにしろ、図鑑にしろ、秋人の秋子に対する激甘ぶりが目立つ回が多く、まったく、なんだろうな、このバカ兄妹はっ!! 秋子に比べて、他のヒロインたちは、やぱし勝ち目が弱いようにしか見えないわけだがっ!! 特に、鳴り物入りで登場した、秋子同様に妹ポジションな ありさが、えっと、ぜんぜん活躍してないわけですが(^^;。
そゆわけで、いつもと違いエピソード集というか、要は小ネタ中心の短編集なのだけど、これがまた、おもしろいっ!! 秋子推しがいつも以上に酷い気もするのだけど、風呂場といいメガネ対決といい、銀兵衛もなかなか頑張ってるな。ヒロインたちの中では、真面目で常識人的な立ち位置なので、いろいろと不憫すぎる。そして、ラストのアナスタシア視点の話も面白かった。いや、アナスタシアは、かなり意味不明なキャラだったわけだけど、わりとガチに秋人を想ってたのか。この視点は卑怯すぎて、今後のアナスタシアに眼が離せねぇ〜。……それにしても、秋子はホント、揺るがないなぁ。
▽ なんか、[漫画]『咲』ばっかり読んでるなー。
▽ や、どうにも精神的にかなり鬱が入ってて、日記もまともに更新できなくなってる。なんというか、賽の河原で石を積んでは崩されるような、穴を掘っては自分で埋めるような、そんな仕事を最近しているのだけど、これは簡単に心が折れるわ。数年ぐらいなら無職してても生きていける蓄えはあるのだけど、この年齢での再就職には、さすがに勇気がいるしなぁ。
死んだ素人作家が同人誌に寄稿してたらしい5編の短編を探す……、どんだけ難易度高いんだっ!! いや、「死んだ父親が書いていた小説を探してほしい」と依頼を受けて、という話なのだけど、さすがに、プロの作品ならともかく、素人の、しかも、どんな同人誌に寄稿したかもわからない作品が、なんで見つかるんだ?<をい
そゆわけで、5編の小説、リドルストーリーとそれを束ねる20年以上前の未解決事件の謎を絡めた構成が、いやぁ、素晴らしい、素晴らしい。そして、ラストの真相がせつない、いい作品でした。ちらちらと謎の断片を見せるやり方が秀逸で、とにかく読んでて興味がつきない。……しかし、主人公の芳光は、可南子か笙子といい話になると思いきや、まったく恋愛展開がなくて残念無念。というか、芳光というキャラが、最後までいまいちよくわからず、結局、お前は何がしたかったんだ? と思ったりも。五つの物語と父娘の話としては良かったけれど、芳光は、いまいち自己主張弱い主人公だよなっ。
[ 追想五断章 ]
▽ 鬱チェッカーとか試してみると、「専門医に相談することをお勧めします」とか出る件についてorz。
▽ [漫画]『修羅の門 第弐門(6) /川原正敏』(→Amazon)、購入&読了。マジに『修羅の門』に比べて劣化が激しいな。今度は、劣化イグナシオ、やってることは、ブラッド・ウェガリーに近いけど。こー、なんで雑魚っぽいキャラばかりと対決させるんだろ。どうにも、格闘漫画らしい熱さがないんだよなぁ。
前巻があまりに酷かったので、しばらく読むのを躊躇してたんですけど、なにこれ、すげーおもしろいんですけど。3巻同様、複数キャラ視点の群像劇ということで、「鎌池和馬の筆力じゃ、ぜったいつまらないよな」と失礼なことを思ってたんだけど、ごめんなさい、すげぇぇ、マジに面白いっっっ!!
反学園都市サイエンスガーディアン主催の格闘大会「ナチュラルセレクター」。学園都市から派遣されたたった三人の木原によって、大会は地獄と化す……。「ナチュラルセレクター」の裏で暗躍するグレムリンvs木原vs巻き込まれた一般選手、という構図のバトルの連続で、木原もヤバイけど、グレムリンのマリアンが狂いすぎてぶっ飛びすぎてるだろっ。なにその人体改造能力っ!! 攻守が次々に入れ替わる熱いバトルの連続で、ほんとすげー、おもしろすぎるっ!! そして物語的には、当麻の使い方が素晴らしい。あまり表に出てこないにもかかわらず、圧倒的な存在感っ!! ていうか、当麻はすでに人ではなく、正義という名の特殊な現象として扱われているように思えるのだけど、気のせいですか(^^;。いや、人間としての当麻が描かれなくなったら、インデックスとか美琴とか、今後、出番がちゃんとあるんだろうか。
……それにしても、『新約』になってから、なにがやりたいのか、正直わからないんですがっ。ほんと、どこに進むんだろう、この物語。
[ とある魔術の禁書目録 ]
▽ [TVA]『咲 阿知賀編』#8〜#10。全国ベスト8が、長野4位よりも格下な不思議(^^;。そして、準決勝は、どう見ても怜が主人公な件。てか、玄、ドラを集める能力は健在なのに、そこまで一方的にボコられてるのはなんでなんだろ? 玄って、能力に頼りっきりなだけで、地力はないってこと? ドラが集まるってことは、完全に照の支配下にいるわけではないってことだろうし、あらかじめ集まる牌がわかっていたら、早上がりの手段は、いろいろありそうな気がするんだけど。
▽ しかし、和は、さすがに、他校に無関心すぎるだろ(笑)。
▽ そいえば、麻雀は、対人戦は就職してからはやってないなぁ。対CPU戦も、ポニテな人だったのでぜんぜんやってない。[PC88]『雀ボーグすずめ』はともかく、[PC98]『『天仙娘々』って、何年前だ。<をい
▽ [漫画]『咲-Saki-(10) /小林立』(→Amazon)。インターハイ2回戦副将戦、大将戦。これが全国か、化け物オンパレードやな。咲が霞んでみえる時点ですげぇ。いや、咲の本気は次巻なんだろうけど。一方、デジタル最強といってもオカルト全否定な和は、本来間違ってないはずなのに、マジ駄目すぎる(笑)。のどっち発動にもかかわらず、戦いの土俵にすら上がれてねぇ。それにしても、永水vs宮守がチートすぎるなかで、能力者のいない姫松が食らいついてるのが凄いな。さすが全国5位か。ただ、姫松はこれから惨敗する未来しか見えなくて、不憫すぎる。……しかし、ここに阿知賀が混ざって、勝ち抜ける姿が想像できないのだけど、やっぱり阿知賀のバランス設定は悪すぎるんじゃないか?
新規
■ いもうとコンプレックス! ―IC― /稲葉洋樹 (→感想)
妹モノといえば、この上半期では スマッシュ文庫の妹組 が話題になり、また、この7月からもMF文庫Jの『この中に1人、妹がいる!』がアニメ化したりと、相変わらず根強い人気のある分野ですが、その中でも個人的に大きくおススメしたいのが、富士見ファンタジア文庫の第23回ファンタジア対象<銀賞>受賞作『いもうとコンプレックス』。妹が好きすぎて暴走しまくりな兄を中心としたラブコメ。兄のはっちゃけぶりが清清しく、お約束的なツンデレ幼なじみが可愛かったりと、きちんとツボを押さえたストーリーがおススメです。
【12上期ラノベ投票/9784829137215】
■ 南極点のピアピア動画 /野尻抱介 (→感想)
野尻抱介というと、最近は作家活動以外で有名になってしまった感もありますが、『ロケットガールズ』とか『太陽の簒奪者』とか、すげー好きなんですよ。特に、『ロケットガール』の第三巻「私と月につきあって」がめちゃくちゃおススメ。いや、きちんと科学的背景に基づいたリアリティある描写とロマン溢れる物語としての嘘のつき方の、そのバランスがとことん好みなんです。……で、その野尻抱介の久々の新作が、この『南極点のピアピア動画』。ほんの少しで手が届きそうな近未来SFとして、非常に出来がよくて、やっぱり素晴らしい。ああもう、もう少し小説を書いてくれても、いいと思うんだがなー。
【12上期ラノベ投票/9784150310585】
■ 楽聖少女 /杉井光 (→感想)
杉井光フォーマット全開っ!! 杉井光というと、いつも主人公は同じ性格で、だいたい似たような雰囲気の作品になっちゃうことが多いんですけど、いやぁ、そうはいっても、この『楽聖少女』は、過去の杉井作品の寄せ集め感がハンパねぇ。特に、杉井光の代表作『神様のメモ帳』と『さよならピアノソナタ』のデジャブを感じることが多く、なんだか一冊で杉井光の美味しいところを楽しめるそんな作品。今流行の歴史人物の女人化作品でもあるんですけど、ベートーヴェンの女人化って、なんでそんな斜め上の方向を攻めるんだ?
【12上期ラノベ投票/9784048865661】
既存
■ 織田信奈の野望8 /春日みかげ (→感想)
この7月からアニメもはじまる『織田信奈の野望』。TVアニメのスペシャルサイト でプロモーション映像を見ましたが、うわっ、きちんとシリアスな作りっぽく、これはアニメも期待できる……!? 賛否両論といわれる 戦国武将の美少女化モノですが、そこそこ史実をベースにした熱い展開がとにかくおススメ。最新8巻は、そろそろ本能寺の変が見え隠れしつつ、これ以上なく四面楚歌という展開で、ラストの良晴の決心がめちゃカッケー。や、アニメでは、どこまでやるつもりなんだろ?
【12上期ラノベ投票/9784797368987】
■ モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)(3) /谷春慶 (→感想)
悪意に満ち満ちた魔法少女モノな『魔法少女育成計画』や 黒く歪んで狂気にあふれた『オカルトリック』など、ここ最近のこのラノ文庫は、名前に負けずにマジに「すごい!」作品が増えてきたと思うんですけど、その中で、特に一押ししたいのが、この『モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)』。この三巻は、ヒロイン・タマさん大ピンチで、まさかの感動的なストーリー。はじめは単なるハーレム系作品かと思ってたのだけど、もはや、先がまったく読めず、ほんと、続きはどうなるんだこれ!?
【12上期ラノベ投票/9784796697729】
■ 六花の勇者2 /山形石雄 (→感想)
2011年下期の好きラノ投票で同率1位となった『六花の勇者』。この2巻も素晴らしすぎる。正統的な異世界ファンタジーというだけでなく、ミステリかくやと言わんばかりの、謎を散りばめ計算し尽くされた構成が、なんといっても魅力。先の読めない、手に汗握る展開が、マジにおススメっ!!
【12上期ラノベ投票/9784086306713】
※ 本エントリは、「好きなライトノベルを投票しよう!! 2012年上期」への投票を兼ねる予定です。
▽ そいえば、7月からはじまるラノベ原作アニメって、『人類は衰退しました』『この中に1人、妹がいる!』『はぐれ勇者の鬼畜美学』『だから僕は、Hができない。』『カンピオーネ!』『ソードアート・オンライン』『ココロコネクト』『境界線上のホライゾン』『織田信奈の野望』の9作品? 多いな。いや、この中で、最新刊まで追ってるのって、『ソードアート・オンライン』(→感想)と『織田信奈の野望』(→感想)しかないんですけど(^^;。