うわっ、思った以上にラブ寄せになってますよ〜。いや、ラブというより青春モノか。や、もっと戦時下という死と隣り合わせな部分を効果的に使ってくるのかと思ったら、なんだか訓練メインで、ふつーに青春モノと変わらなくなっていて、そこら辺はちと残念。
はじめての実戦から生き延びた柴神小隊には、厳しい訓練が待っていた。その厳しい訓練の中、理宇を巡るミヅキと虎紅のラブバトルの行方は……。という感じで、ラブを含めた若者らしい悩みが中心なのはともかく、戦争がどんどん遠くなってますっ!! それじゃ、せっかくの戦時下な設定が生きないんじゃ。あと、青春な悩みも、恋愛面だけというわけでなく人間関係全般への悩みとなりつつあって、好み的には、そこも残念。まあ、3巻への繋ぎといった部分が強いように思えるので、続く3巻に期待というところかしらん。ただ、ラブコメ的には主人公回りより頑張っている加藤教官の出番はどうなってしまうんだ……。
[ 疾走れ、撃て! ]
だはははははっ、なんだ、その誕生日会はっ!! もう誕生日会だけやってればいいのにぃ〜〜。
勝手に改造人間にされて、世界征服を手伝うことになってしまったシリーズの第三巻。事故でキスをしてしまった千紗と竜太は、互いに意識してギクシャクすることに……。という感じで、世界征服はともかく、ラブコメとしては王道展開なのだけど、う〜ん、キスしちゃってギクシャクというネタは、正直、あまりうまく生かせてないよね(^^;。まあ、千紗vsありすのラブバトルは相変わらず面白いのだけど。……それにしても、のんびりと動きがないのが魅力といえば魅力だけど、ラブコメ方面も世界征服方面も、そろそろネタ切れを感じさせつつあるのが気になるところ。続刊に続く白虎ネタは打開の鍵なのかしらん?
[ 二人で始める世界征服 ]
富士見ファンタジア文庫の『約束の柱、落日の女王』(→感想)でデビューした いわなぎ一葉の新作なのだけど、うわっ、少女小説すぎるぅ〜〜。
国を滅ぼされた皇女が処刑される寸前、悪魔と契約して三日間限定で人生のやり直し。果たして運命を変えることは出来るか? という感じの内容なのだけど、少女小説的な筆致で等身大の女の子が護衛の騎士と異国の王子様の間で揺れ動くという、とにかく、少女小説的なエッセンスが強すぎる強すぎる。『約束の柱、落日の女王』も、確かに女の子向けな方向性が強いファンタジーだったのだけど、一応、少年向けレーベルでデビューした作家が、ここまで、少女小説になるのかぁ〜。
や、ベタな展開で面白いのは確かなのだけど、でも、皇女という設定にもかかわらず、あまりに等身大な普通の女の子すぎる上に、皇女にとってあまりに都合が良すぎる展開なのがちょっと……。ファンタジー的な骨格もしっかりしてたら、もっと楽しめたんだけどなぁ。
[ 革命皇女 ]
2巻にして短編集。うわっ、ラブ寄せかっ、ラブ寄せですかっ!! 短編4つ中、特に、前2つは、うわぁ〜、ベタにラブコメですよぉ〜〜。
「十哲」と呼ばれる奇人変人が集う御伽坂学園で起こるアレコレの騒動を、非常に癖の強い筆致で描いたシリーズ2作目。2作目にして短編集で、それぞれの短編はわりと王道。癖の強い独特の世界観を持つ本作としては、王道展開はちょっと物足りなくもあるけれど、それでも、おもしろさは健在。特に、第二話「渡会竜太朗は呪い殺す。」がいいねぇ。ライバルが恋仲にって、あまりにベタすぎる(笑)。やっぱ、ラブコメいいねっ、ラブコメ!! 他の作品もそつなく纏めていて、やっぱり森田季節は巧いと思うのだけど、このシリーズは、今後もこのスタイルで続けるのかしらん?
[ 原点回帰ウォーカーズ ]
おぉ〜〜、いままでは、やたら思わせぶりで意味不明な書き方だったのが、いきなり解説モードになってるぅぅぅぅぅっ!! ……って、なるほど、あとがきによれば、次巻で第二部完ということなので、話を畳みにかかっているのかしらん。
グレンダンへ帰ったリーリン。一方、グレンダンへ連れ去られたニーナは、王家の一人クラリーベルと出会い、そして、レイフォンも二人を連れ戻すため、グレンダンへ……。という感じで、いよいよ物語は、レイフォンの故郷であり、世界の謎の中心であるグレンダンへ。まあ、SF的な世界感の出来が悪いのは相変わらずなのだけど、なにはともあれ、次巻でいよいよ決着かぁ。楽しみ楽しみ。……しかし、第二部完ということは、第三部もあるということ? ここまで変に話を広げてしまって、第三部こかどうなるんだろ?
[ 鋼殻のレギオス ]
▽ 先週末から、ちとWebのスクリプトをちまちま修正。途中、データを飛ばしたりして、涙目(T-T)。
▽ 日記の最新ページのアクセスカウンタが250万をオーバーしました。ありがとうございますぅ〜。250万アクセスは開設当初からの長年の目標だったので、まさかここまで来るとはマジ嬉しいです。や、1980年代に少女漫画雑誌『りぼん』の読者だっただけに、当時の『りぼん』の公称発行部数だった 250万は、非常に思い入れのある数字だったり。
すげーおもしろかったっ!! これは良い近未来SF。“樹里”という特異な存在の登場によって、ちらちらと真相を開示しつつ、「これはいったい、どうなるんだ〜」と、ぐいぐいと興味を持たせて、一気に読ませる内容が素晴らしい素晴らしい。
制圧した敵異星体・ラミアの基地での、死んだはずの樹里との再会。元恋人の涼は、違和感を覚えつつも樹里と会話を進め、ラミアの情報を引き出そうとするが……。という感じで、近未来の月を舞台にした異星ロボットとの戦争を描いた本作もいよいよ最終巻。1巻、2巻、3巻と、それぞれの巻で、ぜんぜん作風が違う気もするけど(^^;、読み終わってみれば、地に足の着いた近未来SFとして非常に丁寧に作られていて、いやぁ、おもしろかったっ!! 一癖も二癖もあって人間味あふれるキャラも魅力的で、変なおっさんにしか見えないモンスター教授とか、どうよ(^^;。物語の真相から繋がるラストも綺麗に纏まっていて、ほんと、いいSFでした。
[ ルナ・シューター ]
▽ [TVA]『咲』#10。眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡っ!! そして、ゆりんゆりん。
おもしろいおもしろい。まさかのリアル幼なじみ登場が、とにかく Good。そして、高橋さんが素晴らしいっ!!
ギャルゲーが現実になったら? というシリーズの第二巻。現実世界で生きることになったゲームのヒロインたちは、ゲーム設定とリアルの違いに悩む日々。そんな中、主人公の武紀の元にリアル幼なじみが現れ……。という感じの第二巻なのだけど、なにはともあれ、高橋さんが素晴らしいっ!! もっとボッコボコにいてこましたれっ!! ……それはともかく(^^;、前巻でわりと綺麗に纏まっていたので、続きをどうするのか?と思っていたのだけど、リアル幼なじみ登場は、ほんとに素晴らしすぎる〜。ラブコメとしても、ギャルゲをネタにしたメタ小説としても、リアル幼なじみ登場は、非常にバランスがよいイベントで、めちゃ面白かったですっ!!
ただ、今回の新しく出てきた『メモリーロンド』の設定はわかりにくくて、後半は、どうにも意味不明。ラストも、端的に筆力が足りてないために、綺麗に纏まってるようには見えない……。うーん、決してつまらないわけではないんだけど、作者の力量不足は明らかで、もうちょっと、作者の人の成長を期待したいところです。
[ ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! ]
めちゃカッコイイィィィっ!! や、NHKでやってたドラマが好きだったので、今度の映画版も見にいったのですけど、やっぱりおもしれぇぇぇっ!! ドラマ版と同様、「とことん演出をかっこ良く。それ以外の部分は多少変でも気にするなっ!!」というノリで作られていて、ほんと、かっこよくてシビレルなぁ。
あれから4年。規制緩和が進まない日本に見切りをつけた鷲津は、すでに引退して過去の人に。そしてその頃、中国の政府系ファンドは、鷲津のいない日本市場を、虎視眈々と狙っていた……。と、今度の映画は、赤いハゲタカが日本を狙ってる話と聞いてたので、てっきり、最近の中国の巨額資本投入がネタの中心かと思ってたのだけど、そうではなくて、リーマン破綻前に騒がれていた政府系ファンドの台頭がネタだったのんね。うーん、時事ネタを扱うにしては、ぶっちゃけ、ネタが賞味期限を過ぎすぎ、半年は遅い。自動車業界も、ドバイも中国も、マーケットの状況は目まぐるしく変わっているし、派遣の問題もムリヤリ組み込んでるけど、映画はリーマン前なので、派遣“切り”問題として描けないのが苦しいよなぁ。映画なので製作期間の制約とかはあるんだろうけど……。
まあ、それはともかく、重厚で過剰な演出と次々と畳み掛ける展開は健在。主役の鷲津を演じる大森南朋をはじめ、脇を固める芝野役の柴田恭兵や飯島役の中尾彰は、やっぱシビレるよなぁ。また、時事ネタとしては多少古いものの、経済ニュースで話題になったトピックスをふんだんに入れ込むところもドラマと変わってなくて、「想定の範囲内」っていつの時代のネタだ(爆笑)。ホント、めちゃくちゃ面白かったっ!!
[ [映画]ハゲタカの感想 ]
ヘタレだっ!! 主人公がとにかくヘタレすぎるっ!! そして、せっかくの眼鏡ヒロインなのに、ラブコメ要素は弱く、あくまでヘタレ主人公のドタバタがメインなのが、好み的には残念無念。や、つまらなくはないのだけど……。
ノベルゲーのシナリオ書きの仕事だと思ったら、クライアントは「天国」で、同じクラスの女の子の今後の人生のシナリオを書けだって?! ……という感じの導入なのだけど、とにかく、主人公の昴がヘタレすぎる〜〜。や、「せっかく美味しい力を手に入れたのに、ヘタレな主人公のせいで、次々とトラブルがっ!!」という展開なので、昴がとことんヘタレじゃないと話が始まらないのだけど、それにしても、昴ばかりに焦点が当たってるせいで、ヒロインみなも の影が薄くて、しょぼん。
まあ、コミカルなドタバタ劇は面白いんだけど、設定の重さに反して、昴はヘタレな上にバカで無責任というのが、ちとバランスが弱い印象。オチも軽すぎる上に設定的にちょっと無理があるよなぁ。いや、着想は素晴らしいのだけど、ヒロインの影の薄さを脇に置いたとしても、ちょっと作りが甘いんだよなぁ。
[ ふらぐ//ON! ]
うわぁ、何だその引きはっ!! そして、メインは過去編。ウィッテンとアリスの物語が、とにかく、せつないぃぃぃ〜。
大気制御衛星に残されたウィッテンとアリスの物語。今、魔法士誕生の秘密が明らかに……。という感じで、悲劇が待ち受けていることがわかっている過去編だけあって、ウィッテンとアリスの純粋な恋愛ストーリーが、せつないせつない、とにかく、せつない。結婚式に人形に、えぐえぐ(T-T)。……そして、現在側の展開は、今後への含みを持たせた内容で、真昼以外の活躍が見られなかったのは残念ではあったけれど、うわぁ、あのラストは、また犠牲を強いる選択を選ばせるのかぁ〜〜。いやぁ、これぞ、『ウィザーズ・ブレイン』と言えるような、優しく切ない展開で、今後がすげー楽しみだなぁ〜〜。
[ ウィザーズ・ブレイン ]
ロリに偽装した正統派スポ根モノということで話題だった『ロウきゅーぶ!』の続編。小学校の女子バスケ部のコーチに復帰した昴とその女子バスケ部たちの次ぎの目標は、クラス対抗球技大会。今度は、少年・竹中の仲直りの物語りが中心で、スポ根というより、『中学生日記』的な綺麗な友情ストーリーに仕立ててあるのだけど、やはり、文章、構成ともに、非常に読みやすく、ホント巧いなぁ。……それにしても、幼なじみの葵登場でラブ寄せかと思ったら、葵は顔を見せただけでストーリーに絡むことはなく、葵の立場はいったい(^^;。
[ ロウきゅーぶ! ]
▽ 2009年夏新番 ライトノベル原作アニメ情報まとめ - 平和の温故知新@はてな。ラノベ原作の7月新番組の中では、ちょうど最新刊も発売された、[新書]『大正野球娘。』(→感想) が期待かなぁ。
▽ 購入本 雑誌Cobalt びっくりした! - `)。oO(少女小説読みの日記)。最近、沖原朋美の名前を聞かないと思ったら、小田菜摘=沖原朋美ということ? 名前を変えてたのかぁ。
ああそうか、たこ焼きは、昭和初期に発明された食べ物でしたっけ? いやぁ、相変わらず、大正の雰囲気と設定を上手く使った内容が、おもしろいおもしろい。ランデブーって何だよっ!! ほんと、キャラたちのゆりんゆりんとした雰囲気が最高だわぁ〜〜。
というわけで、大正の、まだ、女性はお淑やかであるべきと考えられていた時代に、野球をはじめた少女たちの物語。今回は、大阪のアーミナ女学校から料理対決を挑まれ……。って、野球はどこいったっ!!(爆笑)。いやぁ、たくさんの女生徒が、それぞれにきちんとキャラが立っていて、そして、非常に魅力的に描かれているのが、なんとも素晴らしい。加えて、お淑やかで百合的な雰囲気が、めちゃたまらないっ!! なにかと、ランデブー、ランデブーと、主人公の小梅を巡る美少女たちの争奪戦っ!! マジ雰囲気がよく、構成含めて小説としての完成度は高く、ほんと素晴らしいわぁ〜。とにかく読んでてにやにやしまくりで、すっごく面白かったです。
[ 大正野球娘。 ]
▽ 少し前に買った [WIN]『どんきゅ〜』(→Amazon) を、やっと、インストール。や、ほんの数年前までは、1週間に 1本のペースでゲームをしていたのに、いまや、どうやってゲームをする時間を捻出していたのか、さっぱり思い出せません。
▽ って、自分の twitter のポストを見返してみたら、この週末は、TV を見ながら だらだらしていただけでした。……生きててごめんなさい。
▽ そして、毎週楽しみにしてる [TVA]『タイタニア』を見ようとしたら、ちょうど、中盤の山場っぽい 12話を撮り損ねていたようで、しょぼ〜〜ん。……REGZA の自動録画って、たまにミスるんだよなぁ。
胡蝶の宮のターン。「舞姫さん。一生のお願いですわ。どうかあたくしのために、雪国さんに変装して!」って、どんだけカオスだっ!! だははははははっ!!
そゆわけで、双子の男女入れ替わりラブコメの第六弾。胡蝶の宮こと蝶間林典子に親の決めた婚約者が現れ……。という感じで、今回は、胡蝶の宮を中心に展開。男女入れ替えラブコメの設定を十二分に発揮したカオス的な展開が、とにかく、楽しい楽しい。いやもう、雪国周辺の人間関係は、ほんと、いい意味でカオスすぎて酷いなぁ(笑)。ラストの引きも抜群で、続く次巻も楽しみですっ!!
[ SH@PPLE ]
ギャグでもないのにキャラ名に「一乃蔵すず音」って(爆笑)。あまりにそのまんまで、なんて酷いネーミングだっ!! ……せめて、他のキャラも、似たようなネーミングにすればいいのにぃ〜。
瀬尾つかさの新刊は、学園異能。両親を亡くし遠縁の元に身を寄せた榮一は、いろいろあって異能を身に付け、学園を襲う化け物退治をすることに……。と、可も不可もなくこれといった特徴もないオーソドックスな展開で、さらにその上で説明的な記述が多いのは、どうにも魅力に欠けるよね。キャラも類型で、いまひとつ物足りない……。まあ、この1巻は、結局、ストーリーの導入を描くだけで終わっちゃってるので、続刊次第なんだろうけど。
[ 白夢 ]
▽ [文庫]『白夢』記念で、一ノ蔵のすず音を買って飲んだり。うまうま。
うわぁ、こう来たかぁぁぁぁっ!! シンジとレイの感動的なラブ展開が、とにかく Good。そして、今日の日はぁ〜♪って、だははははははっ。爆笑っ!! 大爆笑っ!!
そゆわけで、新劇場版も、今回の『破』から、大きくストーリーを変えてきました。マリとかいう眼鏡キャラが追加され、アスカはかなり別人となり、肌色というかパンツ的な意味でサービスシーンが大増量っ!! そして、演出やストーリーが、むちゃわかり易く親切設計にっ!! さらに加えて、レイっ!! レイっ!! レイっ!! レイっ!! ぽかぽかっ!! ぽかぽかっ!! ぽかぽかっ!! ぽかぽかああぁぁぁっ!! や、正直、今回は、アスカと新キャラのターンかと思っていたら、新キャラは、さほど活躍するわけでなし、アスカは魅力が大幅減で実質的にはヒロイン枠から脱落してたりして、むしろ、レイのターンっ!! いや、それとも、マリとアスカが活躍するのは、次回かしら? 次回かしら?
まあ、わかり易くなった演出とシナリオに関しては、TV版で見せた無謀なまでに挑戦的な手法が弱まったのは、正直、残念。いや、「今日の日はさようなら」と「翼をください」に関しては凄いといえば凄いんだけど、ただ、アレも奇抜というほどではないし、なにより TV版があるからこそ生きる演出だからなぁ。あと、シナリオの組み立ても、説明的なパートなんて用意せずに、不親切に詰め込んだほうが好みだったんだけどなぁ。というか、不親切なぐらいが『エヴァ』らしいと思うのだけど……。や、全体的に判り易く改変したのは、頭使って楽しむのではなく、パンツー、パンツーとか気楽に楽しめる路線を重視した結果なんだろうけど(^^;。
とにもかくにも、このクオリティでラストまで描いてくれたら、それだけでもう、最高傑作間違いなしっ!!だとは思えるのだけど、でも、「期待させておいて、また最悪の形で裏切るんでしょ?」 という疑念が拭えないのは、なんというか業だなぁ。
▽ [漫画]『よみきりものの… たちこめるバラのかおり /竹本泉』(→Amazon)、購入&読了。犬耳っ!! 眼鏡、眼鏡っ!!
先生っ!! エロくありませんっ!! ……や、初っ端から裸満載だったので、てっきり『かのこん』のようなエロコメかと思ったのだけど、エロもラブも中途半端。ストーリーに山も谷もなく、これといった魅力もなく、正直、びみょ〜〜。
『かのこん』(→感想) の西野かつみの新作は、幼児体型のハルマとともに、パンドラの箱から開放してしまった<災厄>を回収することになってしまった高校生・キヨタカの話。基本はハルマとキヨタカのラブコメなんだけど、『かのこん』との違いを出すためか、中途半端にエロを抑えてしまった上、擬音等の文章的な特徴も抑えてしまっているので、単に魅力も特徴もないラブコメにしかなっていないのが……。『かのこん』との違いを出すなら、もっと徹底的にやればいいのに。
[ ぱんどら ]