総合
1位(8票) きんいろ・カルテット! (1) /遊歩新夢
オーバーラップキックオフ賞<金賞>。昨年のラノベ新人作品では、特に話題に上ることが多かった本作が堂々の一位。“ユーフォニアムという楽器の演奏者である摩周英司は、恩師の紹介で中学生の少女たち4人の楽器コーチをすることになる”という内容からも、『ロウきゅーぶ!』の音楽版? みたいなコメントが散見されていたと思うのだけど、女の子だけでなく題材としている音楽についてもきちんと語られているのが、人気の理由かしら?
1位(8票) ヴァンパイア・サマータイム /石川博品
デビュー作の耳刈ネルリシリーズからコアな人気を持つ石川博品の『ヴァンパイア・サマータイム』が、同着の一位。しかも、『後宮楽園球場』もかなり投票を集めてるとか、石川博品、すごいな。本作は、人間と吸血鬼の恋愛モノということで、その淡く儚い恋物語というか、ニヤニヤしまくるような甘々な恋愛が評価を集めた模様。
3位(7票) 後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール /石川博品
“彼は少女に扮して後宮へ潜入するが、そこは帝国中から集められた美少女たちが野球で皇帝の寵を争う熱狂の楽園であった──”。後宮と野球を組み合わせるというそのぶっ飛んだ設定が話題を呼んだ作品。スーパーダッシュ文庫の特設ページ を見ても、わけわからん。
4位(6票) MONSTER DAYS /扇友太
第9回MF文庫Jライトノベル新人賞<最優秀賞>。人間と魔物が共存する世界を舞台にした剣と魔法のバトルアクションで、萌え要素が皆無というMF文庫Jの路線変更を伺わせるような内容が話題に。萌え要素に頼らない分、新人離れした実力も評価されている模様。
4位(6票) やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(8) /渡航
ひねた性格で友達がいない比企谷八幡の青春ストーリー。この8巻はギクシャクする奉仕部に生徒会長選挙に向けてのある依頼がもたらされる、という話。昨年春にアニメ化された大人気ライトノベルで、宝島社の『このライトノベルがすごい! 2014』でも一位でしたね。「好きラノ」では、比較的アニメ化ぐらいまで人気が出ると投票が減る傾向があるのだけど、それでも投票を維持しているのが凄い。それだけ面白いのだけど。
4位(6票) バカとテストと召喚獣12 /井上堅二
おバカなキャラたちが、テストでちびキャラを召喚して戦う学園コメディ。2010年冬から第一期、第二期とアニメ化された人気作もこの12巻でいよいよ完結。過去十年の『このライトノベルがすごい!』の累計でも歴代3位と絶大な人気を博していただけあって、完結記念でランクイン。
4位(6票) 魔王殺しと偽りの勇者2 /田代裕彦
1巻も2013年8月に発売された2013年下半期の新シリーズ。三年前に大魔王を倒した本物の勇者を探せっ!!という、ファンタジー世界を舞台にしつつミステリ的な要素を取り入れた作品。ミステリ要素を取り入れるのは、さすが、富士見ミステリー文庫出身の田代裕彦というところでしょうか。<をい。キャラもよく、ラノベらしいミステリーに仕上がっているところが高評価にいたったようです。
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続いて、新規/既存での再集計結果。シリーズ毎に再集計、ただし同一サイトの複数巻への投票は1票とみなしています。
新規
2014年下期発売の作品では、やはり、『きんいろ・カルテット!』と石川博品の2作品が目立ってましたね。シリーズごとに纏めると、ベテランの水野良の新作『グランクレスト戦記』も上位に入ってきます。
既存
既存部門では、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』『東京レイヴンズ』『天鏡のアルデラミン』は最近の常連なのだけど、特に、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』は、2011年下期の投票から常に上位に入っていて、ラノベサイト管理人からの愛され方が凄いです。
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今回、「好きラノ」の開催時期が遅くなったため、他のメジャーなライトノベルのファン投票の結果が出揃っています。そこで、そちらの結果も簡単に紹介してみます。ちなみに、「ライトノベルツイッター杯」 は、Twitterのリプライで投票を行うもの。「お気に入りライトノベル」はライトノベルサイト最大手「ラノベの杜」のアンケート企画です。
2013年下半期ライトノベルツイッター杯
<新規部門>
<既存部門>
傾向は「好きラノ」と同じですが、ラノツイ杯では、私が一押しの『俺の教室にハルヒはいない』がランクインしているのかっ。なぜ、「好きラノ」では、上位に食い込んでいないの?!
お気に入りライトノベル(2013年下半期)
<少年向け>
ラノベの杜の「お気に入りライトノベル」はメジャーな作品が上位に並ぶ傾向が強いですが、『ソードアート・オンライン』を抑えて、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』が1位というのは、凄いな。アニメ化したとはいえ、いつのまに、『ソードアート・オンライン』を超えるほどの人気作になってたんだろ。
バロー(笑)。や、中部圏に住んでないとたぶん知る機会のないスーパーのバローだけど、それがまるでラスボスのように登場するとか、さすが岐阜密着のライトノベルだ。美濃加茂のイケメン市長とかも登場してるのだけど、ここら辺のネタは、どのくらいリアルに即してるんだろ?
というわけで、修学旅行も終わり、田茂農林高校は緑園祭の準備で騒がしくなっていく、という感じで、一応、学祭の準備はあるけれど、大きなイベントはなくて小ネタ中心の短編集といった内容。いやもう、いい意味でくだらねぇ〜。『北斗の拳』ネタとか大笑い。あとは、金上はいろいろ卑怯すぎるっ、可愛いっ!! ……ただまあ、小ネタ中心なので、物足りないっちゃー、物足りない。次回は、いよいよ緑園祭っ。金上含め、耕作周辺の人間関係がどうなるか、非常に楽しみです。
[ のうりん ]
▽ 『艦これ』。5-4はクリアして、卯月もゲット。大型艦建造でまるゆもゲットしたので、残りは、矢矧だけ。今月中旬には海外艦も追加されるらしいけれど、そろそろイベントも欲しいな。
▽ 大型艦建造は、最低値で回して、霧島比叡扶桑能代最上扶桑比叡まるゆ比叡伊勢金剛扶桑山城扶桑。うーん、矢矧出すのは、まだしばらくかかりそうだ。
わかつきひかるでこの設定なのにエロくねー。……いや、「手違いでセックス用のロボが少年のもとに」という内容なので、てっきりエロコメ展開かと思ったら、ふつーにドタバタラブコメなのんな。や、設定はぶっ飛んでるけど。
そゆわけで、少子化で恋愛の様式が大きく変わった近未来、メイドロボの調教のバイトを請け負った春生の下に、メイドロボでなくHな機能が満載なセクシャルドールが送られてきた、という話。やー、ストーリーはともかく、良くも悪くも設定が酷い。そのシチュエーションを作るためだけに、むちゃくちゃ強引で頭の悪い設定をこねてるのんな。突っ込みどころ満載で整合性も取れていないような出来の悪い設定なのだけど、その出来の悪さと強引さが、いっそ清々しい。
ただ、その設定を、きちんと生かしてるのか?というと疑問だし、そもそも計算した出来の悪さではなく本気で出来が悪いだけなんで、作品としてはいまいち。まあ、設定以外のところでも、メイドロボとツンデレ幼なじみのドタバタラブコメの部分は面白かったりするんだけど、ただ、それだけだと物足りなすぎるしなぁ。アホな設定を作るなら、ちゃんと生かして欲しいところ。
▽ 『艦これ』。大型艦建造で、無事に矢矧ゲット。これで艦娘コンプしました。図鑑も、大和が改になれば全部埋まるハズ。海域か艦娘の追加があるまで、微妙にやることなくなったなぁん。
バスティアンはどうしたっっっ!! や、何事もなくレジスとアルティーナの話に戻ってきてるのだけど、これなら、主人公の違う4巻はナンバリングを外すなり明確に番外編として欲しかったなぁ。ストーリー構成的にちょっと不満。
それはともかく、いよいよハイブリタニアとの全面戦争。レジスとアルティーナ、二人のいるバイルシュミット辺境連隊は、まずは支援的な立ち位置での小手調べ、レジスと敵参謀オズワルドの顔合わせという内容だったけれど、いやぁ、定石とはいえ、策が受け入れられず劣勢に陥る帝国軍の中で、ぎりぎりで立て直すレジスが面白い。ラストのデュカースとのやりとりが、いかにもレジスらしくて、楽しい楽しい。や、皇位継承の有力候補のわりに、いまいち軍隊内での発言力が弱いアルティーナの立ち位置には、微妙にもやもやするけど。今回の活躍で、次は、レジスとアルティーナが、帝国の主力を張ることになうのかしら? レジスがいうとおりに単純に進んだら、それはそれであれだけど、楽しみすぎるっ!!
[ 覇剣の皇姫アルティーナ ]
最高傑作級っ!! うわぁ、期待を遥かに超えた、理想すぎる最終巻ですよっ。や、本編は前巻で終わっていたので、単なるおまけ的な短編集かと思っていたら、余韻溢れる素晴らしいエピローグですよ、これはっ!!
内容的には、槍水先輩、著莪、オルトロス、広部さん、茉莉花といった各ヒロイン毎にその後の佐藤洋との関係を描いたモノなのだけど、そりゃぁ、槍水先輩とは簡単に恋人同士になるわけなく、そういう関係が"らしい"よな(笑)。そして、著莪と……、うひゃぁ〜〜〜〜〜〜〜〜。ああ、著莪が10-b章、槍水先輩が10-a章というのは、そういうことか(笑)。や、マルチエンド的な演出を超えた、理想的なその後が描かれていて、ほんと、素晴らしい素晴らしい。ある意味のハーレムエンドというか、各ヒロインたちの魅力が見事に描かれていて、最高の最終巻でしたっ!!
[ ベン・トー ]
▽ 『艦これ』のホワイトデーアップデート。初海外艦のZ1入手して、1-5もクリア。5-5は、半日やってみたけど、まったくゲージが削れねぇ〜。や、最強編成でダメコン装備すればクリアできそうだけど、Z3とビスマルクのために建造回そうと思ったら、重い編成で回すのは、ちょっと。5-5の攻略情報が充実するまで、しばらくは、建造メインかなぁん。
いきなり、すげー展開がキターーーーーっっっ!! そういう展開になるのは、もっともっと先かと思ってたのだけど、いっきにクライマックスに持っていくきか!? さらに、癒し担当だったハロにも、重い設定をぶっこんできたけど、うわぁ、どうなるんだぁ〜〜。
そゆわけで、のちに“常怠常勝の智将”と呼ばれることになる新人将校イクタの活躍を描いた、ファンタジー戦記第五弾。大航海時代的な帆船による海戦が主体の世界で、はじめて船に大砲を積んだキオカ海軍との戦いっ!! いやもう、まんま、[漫画]『海皇紀』ではないかっ!!<をい。や、[漫画]『海皇紀』が好きだったので、これは燃える展開っ!! ていうか、そりゃ、同じシチュエーションなので、似たような雰囲気の話になるわな(^^;。
そして、不眠の輝将との対決かと思ったら、おおおぉぉぉぉっっっ、いきなり凄い展開過ぎるっ!! や、まさか、ここでこういう展開が来るとは思わなかったっ!! ぜんぜん続きの展開が読めなくて、次回が楽しみすぎるっっっ!!
[ 天鏡のアルデラミン ]
▽ [漫画]『神のみぞ知るセカイ(25) /若木民喜』、読了。盛り上がってまいりましたっ!! って、あー、このシリーズも26巻で完結なのか。過去に行ってからは、正直、いまいちい感じてたのだけど、ここに来て、俄然面白くなってきた。ちび天理は可愛いし、栞と月夜のペアと歩美のやり取りは和む。次巻最終巻が、とっても楽しみっ!!
当麻、美琴、インデックスの そんなとっておきのシーンを中ボス攻略で使っちゃうなんて、もったいない……。いや、物語的には、いよいよオティヌスとの戦いも大詰めといったところで、めちゃくちゃ盛り上がってきてる場面ではあるのだけど。
それはともかく、『新約』になってから続いていたオティヌス、グレムリンとの戦いもいよいよ大詰め。今回は、学園都市の近傍、東京が舞台なのだけど、アレ? 学園都市って、公式に立川って設定なんでしたっけ?? アニメで立川駅周辺がモデルになってるってのは聞くのだけど。ま、身近な東京が舞台ということで、いろいろと「遊び」が入るかと思ったのだけど、小説の媒体だとそういうのは難しいか(^^;。東京が舞台でも、いつもとあまり変わらずというのは、ちょっと残念。
しかし、今回の見所は、なんといっても、美琴、インデックス、当麻の共闘ですよ。まさに、連載開始当初から誰もが夢見ていた展開だけど、うわぁ、やっぱ、パッと出の中ボスに使ってしまうのは、もったいねぇ〜〜。いいシーンだっただけ。でも、不憫だった美琴もインデックスも、とうとう、当麻の隣に立って、頼られるまでになったんだねぇ(しみじみ)。
そして、ラストがなんだか凄いことになってるのだけど、どうなんのコレ??
[ とある魔術の禁書目録 ]
▽ 虎とラッパ |第三回ラノベ好き書店員大賞 全結果発表
1位『ダンまち』2位『ナイツ&マジック』3位
『グランクレスト戦記』。他のラノベ人気投票 と比べると、わりと違うのんね。ラノベファン系の投票に比べて、なろう系がちゃんと上位に入ってきてるのか。
▽ 「ニートな彼とキュートな彼女」が「世にも奇妙な物語」の原作に採用されました。 | 小説家わかつきひかるのブログ - 楽天ブログ
▽ このラノ文庫編集部ブログ:【ドラマ化】おかもと(仮)『空想少女は悶絶中』が『世にも奇妙な物語』に!
テレビドラマの『世にも奇妙な物語』、すごいところから原作を持ってきてるな。
オッティヌスが強すぎて、これは無理ゲーすぎる(^^;。てか、そこまで圧倒的な力の差があって、なんで逆転できたんだ? ……相手は神なので、とにかく凄いバトルだったのだけど、ただ、作者が王道から外そうとして捻った結果のバトルが、むしろふつーにありがちな展開になってしまっているのは、いったいぜんたいどういうことだ(笑)。
さすが、『新約』になってからのラスボス?との最終決戦。展開としてはありがちなものの、さすがに力の差がありすぎて ちょっと強引だと思うのだけど、それでも奇跡の大逆転は、やっぱり面白いわ。そして、逆転できる上条さん、強すぎる。……そして、ラストの展開が愉快すぎてたまらないのだけど、次巻、世界を敵に回す展開になるの? それとも、日常に戻るのかしら?? どちらにしても、楽しみすぎるっ!!
[ とある魔術の禁書目録 ]
▽ 引越しナウ。ここ2年ほど名古屋にいましたが、東京23区、山手線内へ。ネット回線が開通するのが来週末なので、しばらく更新は不定期になるかも。……って、すでに最近、更新が週一なので、実質影響はないような気もしますが(^^;。