日記感想(1998年)
1999年日記感想Index1997年

http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9812.HTM#981206

ぶ〜けデラックス NEW YEAR増刊 掲載
◆ HAPPY DAYS /柊あおい

柊あおい、久々の新作〜っ!! ……でも、いまいちだったよ(T-T)。
浮気性な女の子と、その親友のコミカルなお話、…ちと、いや、かなり違うか(汗。う〜ん、ノリが軽いのと、無難なストーリー展開は、やはりイマイチかな、と思ったり。キャラもそれなりに良いんだけど。あくまでそれなりだし。う〜んう〜ん、ベテランにありがちだけど、結局、小さくまとまっちゃってるんだよな〜。

……というか、柊あおいさんって、コミカルな話は、あまり上手くないのに、なんでわざわざこう言う話描くかなぁ。多分、自分の得意分野をきちんと把握できてないんだろうな、と、たまに思ったりします。


http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9811.HTM#981121

えっ!『ポニーテール白書』に、柊あおいさんが解説をかいてるですと〜っ! ……う〜ん、買わなきゃいけないかな。

いや、水沢めぐみ作品って、あまし好きじゃないんですよね(^^;。女の子向けにジャストフィットしていて、あたしが楽しめる要素がほとんどない、という感じで。読んでて、上手いのはわかるんでしけどねぇ…。


で、今日のお買い物。

集英社文庫コミック版
◆ ポニーテール白書(1) /水沢めぐみ

というわけで、“解説エッセイ 柊あおい”のために購入。……しかし、エッセイというのはわかるけど、この文章のどこに“解説”があるんだろうか(笑)。まあ、水沢めぐみ、柊あおいのどちらかのファンであれば、それなりに、楽しめるものだから、良いんでしけどね(^^;;;。

で、本編の方は、りぼん掲載時に読んでたはずなんでしけど、あんまし覚えてないな〜。でも、その中で、フレディの絡むトコは結構覚えていて、普通の学園モノに、妙な外人が紛れ込んでいるというシチュエーションは、当時のあたしには、やはり、違和感あったのかな〜、妙に納得しきりだったり(笑)。

しかし、『ポニーテール白書』と聴くと、笠原弘子さんのイメージソングが、脳内ぐるぐるって感じでしが、あの歌詞って、ほんとそのままだったのね、とちょっと関心。…いや、あの歌、良いでしよね(^^;;;。


http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9811.HTM#981103

う〜ん、こう話が続いてくると、日記上よりメールの方がいいかな、と思いつつ、ま、いいでしか(^^;;;。というわけで、たてのひろきさんの『耳をすませば』の話でし。

“原作を生かすかたちで映像化すると、広く受け入れられる作品にはならなかった”ということに関しては、思わずうなずいてしまいそうなところが、原作ファンとして、弱いとか思ったり(汗。うーん、あたし的には、“原作を生かしていない”=“枠組みしか使ってない”ということではあるのですが。

『耳をすませば』の原作が脚本に問題がある、ということは、悲しいかな事実なので、脚本レベルの改変は、当然必要だし、恋愛以外に、自分の将来という、きちんとしたテーマを作ったことに関しては、映画版の評価しうる点だと思っています。ただ、少女漫画において、脚本って、本質的な部分ではないでしよね。

あたしは、少女漫画の本質は、あくまで、作品の雰囲気とか、そういう部分にあると思っています。つまり、ストーリーは2次的なモノで、映画化の際、当然、改変してしかるべき個所で、いかに、フィルムに作品の持つ雰囲気を再現できるか、ということが問題だと思っているのですが、その点に関しては、あの映画は、全く無視されてたり。やはり、自分的には、難しいところをごまかした、という感覚なんでしね。

ちなみに、漫画の『耳をすませば』の脚本ですが、前作『星の瞳のシルエット』がめちゃくちゃヒットしたお陰で、はじめかなり自由にやっていたのが、人気がでなく、突然打ち切り、という不幸な事情があるので、かなり泣ける内容だったり。映画化前は周りでも、“雰囲気は良いんだけどね”的な評価しかなかったような(汗。


http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9811.HTM#981102

まあ、スタンスの違いは仕方ないですね〜。

で、少女漫画における心理描写が、“書き文字”だけなのかということについては、やっぱ、自分的には、むしろコマ間であるとか間であるとかの方が重要かな〜、とか思っているのですケド、まあ、少女漫画における心理描写が、あまり絵的なモノでなく、また、映画化やアニメ化において、最も難しい部分であるという点では、似たような意見でしょうか。

ただ、その心理描写の、“異質性を自覚”という点ではちょっと違うかな、と。というのも、絵で表現されているところも、アニメと漫画では別物で、当然、翻訳が必要な個所です。言うなれば、すべての個所が、映像化において、別のものに置換されているので、なにも、心理描写の部分だけが、特別というわけではないかと。単に、難易度の差異しかなく、スキルの問題に尽きると思うんですよね。

でも、心理描写に、「音楽」、特に、「歌」、という手法は、やっぱ、良いですよね〜。『レダ』(少女漫画原作じゃないけど(汗) とか、『SINGLES』とか、前面に歌を使ってって、めちゃ好き。特に、『SINGLES』は、完成度という点では、ちょっと低いんですけど、原作のイメージにめちゃ忠実で、やっぱ、原作ファンとしては、みんな、こういう風にアニメ化してくれると、嬉しいんですけどね〜。まあ、アニメ化について、いろいろ考えさせられる作品ではあるけど(^^;;;。

で、『耳をすませば』に話しを移すと、映画化に際して、演出のレベルでの置換を試みたわけでなく、もっと、根源的な部分からの置換ですよね。人物の名前と、ほんとにおおまかなあらすじのみが、原作から引き継がれているにすぎないという…。一から別物を作っておいて、“少女漫画の映画化にチャレンジしました”、的なコメントは、あまりにあまりじゃないですか。そういう方法なら、どんな監督さんにだって、楽勝で映画化できます。そんなわけで、“ちょっとな〜”なわけでしよね。


http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9810.HTM#981031

で、「少女まんがは映画にはならない」についても。

あたし的には、この宮崎駿氏の発言は、少なくても“少女漫画のアニメ化”に関しては、『耳をすませば』映画化以前でも、自分的には満足する、成功したと思える作品があったり、『耳をすませば』の映画化自体が、少女漫画の映像化の難しい部分をごまかしていたりするので、ちょっとな〜と思ってたり。まあ、あのコメントは、そもそも、「原作はいまいちだから、オレが作りなおして、まっとうな映画にしたぜ!」みたいに読めてしまうので、原作ファンとしては、かなりうがって読んでるんですけど(^^;;;。

自分的には、少女漫画のアニメ化は、ストーリーや作画ではなく、演出をメインに考えて、さらに、原作を上手く選べば、なんとかなると思ってたり。マーガレットVIDEOとかの OVA の中には、けっこう良い感じのあるし。


http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9810.HTM#981027

これも一つの少女マンガの形”って、そ、そうですか?う〜、『耳をすませば』の映画に関しては、感情的になってしまって、まともな視点では見れないんですけど、少なくとも、少女マンガ的要素は、ほとんど残ってないお(T-T)、と思ってたり。

そもそも、あたし的に、一番あの映画の気に入らないところは、まさにその点なわけでし。原作を一度ばらばらにして再構築する、というのは、ジブリのお決まりの手法として、その際に、柊あおいさんの雰囲気と少女漫画的世界観が、全て宮崎駿的なモノに置換されているのでしよ。“少女漫画は雰囲気が重要”、と思ってるあたしにとっては、こりは、別作品になったというレベルではなく、柊あおいさん&少女漫画を真っ向から否定された、という風にしか思えないわけで、いまだ思いだしても悔しかったり。

しかも、『耳をすませば』って、打ち切りになるぐらい柊あおいさん本人が突っ走っていた、最も柊あおいさんらしい作品の一つだったわけで、その想いは、余計大きかったり。くちょ〜。


http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9808.HTM#980824

◆ SMILE! III /柊あおい (ザ・マーガレット10月号掲載)
……つまらないぞ、おい。『星の瞳』のアレなアレな感じなのに、一体、これは、何なんだ? 魅せ方、ぜんぜん下手になってるんじゃない? そもそも、テーマからして、100ページもかけて語るほどのモノじゃないんですけど。ギャグも完全にすべってるし、だめだめ、ぜんぜんダメ。なんちゅーか、頭でっかちで、しいて、良かった探しをするとすれば、……佐藤睦代ちゃんの存在だけじゃないか。ちきしょー。


http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9808.HTM#980816

コミケ3日目。考えてみれば、全日、コミケに行ったのは初めてじゃないか(^^;;;。

で、今日、いろいろあった中で、一番感動したのが、なんというか、某柊MLの知り合い、さくらさんのコレクションの数々と、さくらさんのサークルの同人誌『星の瞳の「あらっ?」』。

星の瞳の「あらっ?」』 発行:とーる/さくら (L'Project)
雑誌掲載時と単行本の内容を比較して、変更点を絵入りで解説してるんですけど、思った以上に、堪能させていただきましたよ、もう。確かに、星の瞳は、掲載時のものに、ちょっとした間違い&矛盾点が多いのは、有名な話ですし、自分も、昔は単行本を買ったら、まず、雑誌と比較して楽しむ、ということをしてましたが、実際、こうやってまとめられているのを見ると、予想以上におもしろかったですぅ〜。ほんと、いいものありがとうございます。>さくらさん


http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9808.HTM#980813

今月号の別マにて、8/24発売のザ・マーガレットに『SMILE!III /柊あおい』が掲載されることを確認。結局、『SMILE!』は、読み切り連載の形式で続いていく、ということかな? しかし、別マのその広告をみると、今度も郁先輩とワーくんの話か。今度こそ、柚実ちゃんの出番かと信じていたのに…。


http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9807.HTM#980724

SMILE!(1) /柊あおい [MARGARET COMICS]
収録作品は、『SMILE!』と『SMILE! II』。これが、1巻ってことは、結局、これって、いつのまにか、連載?といことでいいんでしょうか〜。多分、どこにも、続編が出てるor出るという話はなかった気が。……どうしたことでしょう。

まあ、内容のほうは、雑誌掲載時に読んでいるから良いとして、特筆すべきは『「SMILE!」 うらばなし』。要は、あとがき的なページなのですが、長谷川潤さん、ぐはっ!長谷川潤さんによるくだらない連載漫画がいかす〜。かなり、良い感じだっ!


http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9807.HTM#980703

で、センチメンタルジャーニーについて、柊MLにネタを振ったところ、先週分は思った以上に、星の瞳&柊あおいネタ満載だったらしい(^^;;;。漫画の内容がそのまんま、作者名がそっくし&「乙女のバイブル」は、自分でも確認していましたが、本棚の中身までは、さすがに、チェックしてなかったな〜。

あ、先週分を見てない人に、簡単に説明すると、先週、妙ちゃんの回は、少女漫画を読む、みたいなシーンがあるんですけど、その漫画の一つが、装丁こそ花ゆめコミックですが、中身の内容が、『星の瞳』に酷似しているというわけです。どーせなら、装丁も、RMCにすればよかったのに。(花ゆめもRMCも似たようなもんだけど。)

…あ、柊ML、ネタを振っただけで、その後、なんの反応もしてないな。ま、いっか(^^;;;。<おい


http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9807.HTM#980702

昨晩のセンチメンタルジャーニー。絶対に「星の瞳のシルエット」だ〜

はじめは、主人公の名前が同じだと、ストーリー展開も似てくるものなんだなぁん、と感慨を持って見ていたのですが、エンディングを見て、爆死。おいっ、登場人物の名前、全部いっしょやん!! 丸ごと、一話を使ってネタにされるとは、やってくれるね(笑)。 あ、でも、一人、漢字を間違えて記述されてるの人がいたな。恵子じゃなくて、正しくは、啓子だよん。……ふっ、まだまだ甘いな(にやり)。

ん、ということは、先週のも、マジで「星の瞳」だったっぽいな〜。きゅ〜、12話中2話もネタにされる「星の瞳」って一体(^^;;;。…まさか、他の話でも、どこかで使われてたりして(汗。


http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9806.HTM#980624

で、確かに、ひな。だったお。>今日のセンチ
今回の話、ばりばりの少女漫画やってって、自分的にかなり凄かった的。ラストのラストまできっちりお約束なラブコメだし、きゅ〜、さいこ〜。

やっぱ、こりは、LD全話買うしかないか、…あう。

しかし、アレな漫画、「星の瞳のシルエット」まんまやん(^^;;;。なんと言っても、乙女のバイブルだし(爆)。でも、今更、「星の瞳」をネタには、使わないよなぁ。……さすがに、他人の空似か。


http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9805.HTM#980526

某MLに流れた情報に従い、コミック クリムゾン購入。柊あおいさんイラストぉ!! でも、イラスト…、いまいち…。あうぅ、これで、480円はちょっと、いや、かなり高いかぁ(笑)。しかし、これ、集英社系少女漫画雑誌にしては、あまりにあまりだな、と思ったら、そっか、集英社は発売だけで、作ってるのは創美社か、納得。とりあえず、理真ちゃんかわゆいから(笑)、「恋愛/高河ゆん」は単行本化したら、買いだ!


http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9804.HTM#980423

さて、今日発売のofficeYOU6月号。柊あおいさんの新作「夢のつづきを見よう」が掲載されてます! ここ数ヶ月は良いペースで新作が出ててぐっとですぅ。情報、どもありがとうございました。>小池さん

[漫画] 夢のつづきを見よう /柊あおい (officeYOU6月号 掲載)
キャッチフレーズが「30を過ぎて初の見合いに挑戦!?」。いかにも、officeYOU的な題材ですが、まあ、恋愛モノなら何でも良いや(^^;;;。実際、結婚が大きな位置を占めているものの、実に、柊あおいさんの良さが出た作品に仕上がってます。いつものラブストーリーに人生の転機みたいなモノを加味して、いつも以上に真摯な気持ちが強調されて、ホント良いです。まあ、どうしても現実じみてくるので、ちょっとどきどき感が少ないですが、それ以外は文句のつけようがない良い出来です。


http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9804.HTM#980406

で、やはり、先週発売されたぶ〜けDX掲載「桜日和」の話。やはり、最近の柊あおいさんの作品はキラリと光ってます。


[漫画] 桜日和 /柊あおい (ぶ〜けDX SPRING増刊掲載)

なんというか、透き通ったとても綺麗な話。とても、透明でピュアな感じがします。ストーリー的には、小泉まりえ作品分類法(^^;;)を用いれば、「あたしの彼をとらないで!」系。あるニュースをきっかけに、昔の自分に想いを馳せるといった風で、話の見せ方のうまさは、さすが、柊あおい!と言ったものです。ちょっと間違えると、登場人物の心情の暗黒面が強調されがちなトコですが、主人公のそんな心情さえ、純粋に伝わってきて、ひたすら心に痛いです。

こんなわけで、かなりの傑作的作品なのですが、気になるのはラスト。気になるというレベルでなく、もう、最悪! それをやったら、すべてぶちこわしだよ、と言う感じ。とってつけたハッピーエンドで、すべて台無し、という展開は、もう、最悪としか良いようがないでし。ハッピーエンドにこだわるあまり、そこまで注意が行かなかったとしても、なんでこれで、ネームが通るんだ?うーん、かなり、ダメ的。


http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9802.HTM#980224

で、待ちに待っていた、柊あおいさんの新作。今日発売のザ・マーガレットに掲載ですぅ。とりあえず、出社前に買いましたけど、まだまだ、電車or会社では、読む勇気がありません。よわよわでし。単行本ならカバー無しでも読んじゃうんですけどね(^^;;;。

[漫画] SMILE! II /柊あおい (ザ・マーガレット4月号掲載)

きゃあ、恥ずかしい〜っ! あぁ、なんというか、とりあえず、読め!と言う感じです。やっぱし、あたし、失恋モノが好き。無力な主人公も好き。前向きな先輩も好き。なにより、柚実ちゃんが好き(爆)。美人なお姉さんから、「ワーくん」とか呼ばれて見なさい。主人公でなくたって、コロっといってしまうぞ!きゅう、とにかく、凄いお話だ!!

しかし、いつも以上に、作品の良さが伝わらない文章のような…。ま、いいか(^^;;;。


http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TO9802.HTM#980213

結局、風邪で寝てると、暇なので、漫画読み読み。やっぱし、ここ最近の柊あおい作品、質的に絶世期を超えている気がします。「桜」とか「季節の栞」とか。人気は、激しく低迷してるし、語られるのも未だに星の瞳だったりと、悲しかったりしますが、やはりここは、一発、長期連載、できれば、別マ辺り希望、って、あうぅ。


1999年日記感想Index1997年