前半いまいちと思ったら、終盤に向けて、もう最高!!
13歳の少年と、そのお姉さん的な幼なじみ、そしてその少年に突然に結婚を申し込んだ女神様の三角関係ラブ。前半は、これだけ恋愛的な話なのに、主人公が13歳と恋愛以前な設定のマイナス面が目立って、かなりいまいちでしたが、終盤になって、恋愛以前なそのままに、綺麗に恋愛モノとしてまとめられてて、ぐぅ。ラストの女神様のアレは卑怯だよなぁ(^^;。
ただ、中途半端に SF的な要素があって、きちんと説明するか、なにもやらんか、どっちかにしれ! と邪魔。でも、やっぱ、ラスト綺麗で、ほんとにいいや〜。
……なるほど、こりゃセンチだわ(^^;。
大倉らいた+甲斐智久というだけでアレなのに、内容までそのまま。まあ、もっとも、あとがきを読むとわざとみたいだけど。でも、このネタって、わざわざ主人公を代えてやり直すほど、魅力的なネタなのかしらん。
で、はっきり駄作。少年向け小説で、ここまでべたべたの恋愛モノをやることだけは評価するけど、少女漫画や少女小説と比べると、あまりに稚拙な恋愛描写。構成的にも、こりゃひどいね。この人の作品、はじめて読んだけど、名前を聞く割には、ここまでひどいを書いてたのか。……ほんとに、プロ?
なんというか、描写が薄い。薄すぎる。「そこ、枚数割かんでどうする〜」というのが随所にあんのよ。4,5ページは書きこまなきゃあかん、というとこが、たった数行しかなかったりすんの。それで、全体的なストーリー構成はうまいのかというと、これももう、ぼろぼろ。なんか、イベントの発生順をきちんとチェックしてないクソゲープレイしてるぐらい酷い。あと、ついでに、酔っ払ったような文章、やめれ。
しかも、これだけ酷いのに、一冊で終わらんって、なにもん? ……需要はあるのかしらん。
拉致監禁、調教、奴隷と、なんか好き放題やってきたコレ。あいかわらず、むちゃやるな〜〜。なるほど、“カリエさん諸国コスプレ漫遊記”かー。同じ須賀さんの BB とか、KZ に比べて、圧倒的に面白い。……って、いうか、ほんとに同じ人が書いてるのか(笑)。
しかし、他の小説でもありがちだけど、人が多くて、登場人物紹介がまったく役に立たないのは、なんとかしてくれないかのー。今回、エドの出番がほとんどなし、というのも、にんとも。
割かし好きなシリーズなのだけど、多分、日記上では、いままであまり触れてなかった予感。……あんまし、読後の感想がないのよ、コレ(^^;。どことなく、[漫画]『ときめきトゥナイト』テイストなので、そういう世代には、たまらん予感。って、あたし、『ときめきトゥナイト』世代なのかー。<いや、一応、蘭世編、なるみ編は、リアルタイムで読んでたけど、愛良は読んでなかったからなー。……それより、『ときめきトゥナイト』って、ハードボイルド?
……って、結局、感想もなにも書いてないぞ(汗;。
月が落ち、人が人でなくなってしまった世界で、人として生きようとする主人公の話。そこそこ出来は良いんだけど、なんというか、突出したものがないなー。奨励賞の新人って話らしいけど、新人特有な勢いというものが、あんまし見受けられないし。
結局、ハードボイルド風の主人公と、それをとりまく3人の女性という構図なのだけど、各キャラが、いまひとつ魅力に劣る、というか、魅力的に書くには、作者の技量が足りないというのが、如実にわかってまうのが悲しい。桜も美鈴も、あのシチュエーションであの程度ってのは、実にもったいない。全体的に、リアリティが弱いのも、問題だよなー。
くぅ〜〜、エレナちゃ〜〜〜〜ん!!
あたしは、日頃からエレナさん派(アリエルと姫も好きだけど<をい)であるわけだけど、今回の設定、もう卑怯(^^;。なんちゅうか、「おにいちゃん」モード炸裂しまくり!! もうもう、ラストシーンとか、ひたすらくらくら〜〜。
さすがは、あたし的最高傑作級〜〜。昔は、ダントツで一番好きだったのだけど、最近は、『DADDY FACE』とかあるからなぁん(^^;。 正直、6巻以降はいまいちで、「素直に、5巻でやめときゃよかったのに〜」とも思ってたのだけど、いや、8巻、これならばっちし、ぐーっだ。くぅ〜〜、やぱし、エレナちゃん、卑怯過ぎる〜〜。
しかし、久々に大きく話が動いてると思ったら、この話は、現時点であと2冊の予定かー。巻数が多少かかってもいいのだけど、4ヶ月ペースの予定っていうのは、……ちと、待ちきれないぐらい遅いと思うぞ。
帰りに電車の中で読もうと思ったのだけど、途中で断念。……いつもに増して、そゆシーン多すぎ(^^;。あいかわらず、R指定ですらないのが、不思議でしかたないお。
と、いつも主張してることですが、うるし原智志というと、胸とかそういう話題ばかしですが、あたし的には、この人の構築するストーリーが、たまらなく好きなんですよ。少女漫画を除けば、いちばん好きな漫画家かも。……って、この話、ストーリーなさすぎー。
ヘレンとか、むちゃくちゃかわいいんだけど、あんた、やりすぎ(^^;。もはや、画集を見てるみたいだよ。うるし原だと、これでも許されてしまうのだろうけど、うー、シーン的にはいいところがあるんだけど、もうちょっと、前振りな描写とか入れてくれよー(T-T)。
不器用な二人のほのぼのとした恋愛ストーリーだと思っていたのだけど、なんか、突然、すごく重いや。まあ、こういう恋愛モノの方が,より好みといえば好みなのだけど、やるからには、とことんやって欲しいところ。中途半端なハッピーエンドならいらないお。
それにしても、IIIから(だっけ?)変わったイラストも、なんかすげーいい感じ。痛いわ〜〜。
香澄、萌恵、恭介の恋の三角関係、くぅ〜(←やぱし、香澄の描写がすげー楽しい)。あとは、恭介を慕う妹的存在の美古都とか、殺された恋人の復讐を誓う男とか、姉妹の確執とか、やぱし、三雲岳斗、こういう話のほうが、断然おもしろいよ〜〜。すばらしい〜〜。
でも、そういう人間ドラマ的以外の部分はねぇ。……特に、あの正体は、あまりに安直で酷すぎるだろ。そのせいで、すべて台無し。素直に、人間ドラマだけ書いてりゃ良いのにねぇ。
くぅ〜〜、テッサ〜〜っ!! ……って、今回、テッサのあのシーンが全てではあるけど、別に、萌えシーンとかじゃないじゃん(^^;。というか、そもそも、ストーリー導入部分だけで、終わってるんですけど。あとがきに“やむにやまれぬ事情”とかあるけど、このページ数&内容で、上下分けるのは、かなり酷いよなぁ。……もっと、てれてれなテッサをいっぱい出してくれ。
表紙買い。ココニャ、めちゃくちゃかわいいの〜。
と、ちと情けない少年が、箱入り娘な悪魔の女の子を拾って、「ココニャを守る〜」と決心するお話。ストーリー的には、おいしいのだけど、どうも各キャラの感情に説得力がないので、すごく薄っぺらい話しになってるんだよなぁ。コメディとはいえ、心理描写がおざなりすぎる。そつなくまとめてはあるんだけど、悪い意味での子供向け児童小説って感じ。おしいなぁ。
傑作。……と言いきるには、ちと、大味な気もするけど(^^;、かなりいい感じ。ぐっど。
突然変異で白い肌をもち、うとまれてた情けない少年が、なんやかんやで世界を救うまでに成長するお話。ネフトリア人の設定が、ちと深みがない感じでアレなのだけど、全体的には SFちっくな世界感が綺麗に表現されてて ぐぅ。登場人物の心情なんかも、綺麗に描かれてるよなー。アジャーナのミルンへの態度の変化の描き方とか、ほんと綺麗。ラストのほうが、展開的にアレでちょっと残念ではあったけど。
やぱし、花見沢Q太郎、さいこー。ほんと天才的にセンスいいよー。
……って、ぐはっ。くぅ〜、百合子さ〜〜ん。もう、なにもかもすばらしくて、もうなんちゅうか、もう、ただただすげー。<でも、同時収録の短編のほうはいまひとつかも(^^;
うわ〜〜、めちゃくちゃ良いよ、コレ。傑作。少女漫画とかでありがちな典型的恋愛ストーリー。典型的展開なので、序盤を読めばラストまで予想がつくというヤツなのだけど、その代わり、すごく丁寧に描かれてる。すっごく綺麗なお話だよ〜〜。
『星虫』『鵺姫真話』は、SF的要素も多かったけど、『イーシャの舟』は、SFはあくまでアクセントに過ぎなくて、完全に恋愛モノ。各々の登場人物が、前作までと比較にならないくらい魅力的に描かれてる点もグゥ。和美をもうちっとアレしてくれ、と、思う部分もあるけど、ほんと、いいわ〜〜。