……上巻だけでは、なんとも言えず。
ただ、『星虫』シリーズ以上に、岩本隆雄らしい作品のような。なんか、いつもに増して、説教くさい(^^;。あと、いつも以上に、登場人物は、現実味が希薄だなぁん。岩本隆雄作品のヒロインって、なんで、こう嘘くさい才色兼備なのかしらん? メッセージせいというか、テーマばかりで、いまひとつ盛りあがりにかける予感。<結局、後半次第だよな、これ。
地球人初の見習い魔法使いの、のほほんとした話。学園風コミカルアクションスペースファンタジー、……らしい。一応、ファーストコンタクトの時の悲劇とか、星間国家間の冷戦に巻き込まれている地球という構図はあるものの、登場人物が、お偉いさん含めて、中高生レベルの思考しかしてないので、そういう重い部分が、ぜんぜん生かされてない予感。いや、コメディだから、こんなんでもいいのか?
まあ、デビュー作ってこともあって、正直下手なんだけど、キャラは結構良い感じなので、続きは読みたいかもしれず。でも、星間国家間戦争を扱うには、あまりに稚拙なので、次巻が出るとするならば、ただの学園モノにして欲しいけど。
今度は巫女、いや、巫女というより、妹ですかー。
といっても、萌えがまったくないのが、この作者、このシリーズにしては残念。いや、今までも、神の愛の教えが素晴らしいのであって、萌え的には、そんなに強力ではなかった気もするけど。<あ、でも、たまちゃんは好きだけどさ。
そういうわけで、ストーリーは、基本的に予想通りなので、なにもいうことはないのだけど、相変わらず、ここまで、その手のネタをきちんと理解し、使いまくる作者に、脱帽。めちゃ読者は限定していると思うけど、限定された側にいれば、めちゃくちゃ笑える。傑作。
でも、3巻は、さすがに、ちとキャラの勢いも、ストーリーの勢いもかなり弱い予感。もはや、ネタで楽しむのみで、ストーリーは、駄作レベルまで、堕ちてるかも。……まだ、ネタが素晴らしいから、良いけれど、これ以上、巻を進めて、果たして、大丈夫なのでしょうか?
参考:既刊の感想 → 天国に涙はいらない
うお〜〜、すげ〜いぃ〜〜。電撃文庫で、ここまで、重い話にしちゃっていいのか〜〜。というか、安藤さん、ラブ♥。いや、今回、安藤さんの役どころが美味しいのよ〜〜。……って、でも、ここまでやるなら、もうちょっと、悲惨な方向に踏み込んでも、いい気はするのだけど。ここで、一気に話が転がってきたのだけど、あとは、ラストまで、一気に突き進んでくれるのでしょうか? っていうか、突きすすれ!
まあ、内容的には、かなり好きな方向に向いてきて、大満足だったのだけど、突然、南の島行ったり、今回、ちと唐突すぎる展開が多かった気はしたり。前巻が、中だるみで、内容的に薄かったこともあったので、もうちょっと構成、巧く見せられなかったのかなー、と思ったりはするよね。あとは、やっぱし悲惨さが足りんかのう。
あとがき、途中でイラストが変更になったのは、何故かなー、と思ってたけど、藤倉和音さん、お亡くなりになっていたのね。ご冥福を。
↑イラスト変更と、お亡くなりになったことは無関係だそうです。
参考:既刊の感想 → ダブルブリッド
傑作!! やっぱ、電撃文庫の新人、めちゃレベル高いよ。……でも、なんで、これが、奨励賞? 金賞だった『天国に涙はいらない』は、まあ、異質だから置いとくとしても、銀賞の『ウィザーズブレイン』よりは、程度は上だと思うのだけど。<いや、『ウィザーズブレイン』も大絶賛したりはしてるのだけど(^^;。
ちなみに、[文庫]『ウィザーズブレイン』の感想は、ここ で、[文庫]『天国に涙はいらない』の 第一巻の感想は、こちら。
で、とりあえず、蹴りをくれるような、幼なじみが好きなら読め!! 幼なじみの二人が、異常気象の危機的な情勢の中で、将軍&王様的地位である、天剣、王器の候補生になるという話なのだけど、このヒロインである あゆみちん が、むちゃくちゃ良い味を出してるんだよ〜〜。萌え的には、むしろ、恋のライバルとして登場する(<そうか(^^;)、ユアナの方が好みだし、ツボなのですけど、やっぱ、あゆみちん、すげ〜〜。キャラ的に、ここまで強力な娘は、もう、はう〜。ごろごろ〜〜。
↑となにか、キャラ萌え的な小説のような書きようですが、内容的には、感動系。一応、続編が書けるような余地を残して終わってるので、続きに期待。……って、こういうのは、あそこで終わってた方が、綺麗で良い気もするけど。
タイトルに引かれて買ったのですが、そういうネタは出なくて残念。<をい
と、そういうわけで、優秀作の多い電撃文庫の新人の作品ですが、……さすがに、最終選考に残っただけでは、この程度か。正直、いかにも、素人臭くて、ちょっと、デビューさせるのは、早いんちゃうか?というレベル。もっともっと、頭を鍛えるか、経験積まないと、きついでしょ(^^;。そんなに、人材不足してるわけでもないと思うのだけどな。>電撃文庫
内容は、神隠しにあった友人を、なんとか助けだそうとする高校生グループの話なのだけど、キャラがちゃんと出来てない上に、役割の与え方も下手。ストーリー構成も、かなりダメ。このレベルで、デビューさせるのは、本人にも文庫にとっても不幸だと思うのだけど。……編集の人も、もうちょっと、内容,なんとかコントロールできなかったのかのう。
うわ、これ、酷すぎ。っていうか、ほんとに、プロ? この程度の実力で、物書きとして恥ずかしくないの? そもそも、プロとして、やっていけてるの? ……ゲームのノベライズは、基本的に駄作とは、良く聞く話ではあるけど、ゲームがあれだけ良かっただけに、ここまで、バカなストーリーの再構築をされると、殺意すら覚えるよ。いや、再構築すること自体は、ノベライズするのであれば当然だと思うけど、ただ、あまりに頭悪い&文章構成力のない人間に、やらせちゃまずいだろう。
↑まあ、全キャラのエピソードを満遍なく入れなくてはいけない、といったような制約があったとすれば、構成がぼろぼろになるのは仕方がない、という好意的な解釈もできるけど、それを差し引いても、根本的な部分で、文章に魅力がないのは、あまりにあまりだよなー。……やぱし、ゲームのノベライズには、一部例外を除いて、手を出すな、ということでせうか。
なんかめちゃくちゃおもしろいんですけど〜〜。<特に、前半。
11巻は、これ以上なくつまらなかったわけですが、こりは、いったいぜんたい、どういう。やぱし、カナコか、カナコのせいなのかー。……それにしても、今回、眼鏡をかけた なる は可愛いのだけど、もはや、お笑い担当で、萌え的には、やっぱし、しのぶちゃんか、素子という話が。<カナコは、あまり妹らしくないので、なんというか、萌えません(^^;。
考えてみれば、なるのライバルが登場&活躍しはじめると、突然、おもしろくなる法則のような予感。つぎのライバル登場は、いつだっ!! <というか、まだ、続くのん?
参考:既刊の感想 → ラブひな
ほのちゃんがいない、『ザ・サード』なんて!! ……というか、せめて、ミリィぐらい(T-T)。
そういうわけで、『ザ・サード』の番外編。謎の危ないお姉さん、パイフウの、ほのちゃんと出逢う以前のお話。確かに、強いということにはなっていたけど、マジ、強い。>パイフウ ……って、いうか、いつもそんなに強く見えないのは、ほのちゃんが、強すぎるせいなのだけど(^^;。
番外編というと、基本的にいまいちな話が多いと思うのだけど、本作は、これはこれで、面白かった模様。展開は、オーソドックスで、予想通りだったけど。新キャラ MJ の扱いの勝利かしらん。……って、この『0』も別立てで、お話続くのか。本編の続きは〜。
そういえば、前から思ってたけど、後藤なおさんのイラスト。かなり好きな絵なのだけど、パイフウみたいな、“美女”というタイプの女性は、どうにも いまいち よね(苦笑)。
参考:既刊の感想 → ザ・サード
『A MASKED BALL』と『天帝妖狐』の二作品が収録された文庫。
『A MASKED BALL』:便所の落書きを通してのコミュニケーションの話。……便所の落書きと言えば、某ニュース番組で、某掲示板の特徴を表すのに用いた言葉なわけですが、この作品は、逆に、ネット社会をそのまま、便所の落書きに置き換えたもの。<巻末の解説にも書いてあるけど(^^;。……ネタ的には、誰でも考えそうだけど、巧く、学校という閉鎖社会に置き換えたのが勝利な予感。ただ、もっと、らぶらぶな展開を期待していたのにっ!!
『天帝妖狐』:こっくりさんに憑かれた人と、優しい少女との哀しい話。……悪くないけれども、正直、ありがちだし、もっと、哀しい方向を予想してたので、そういう意味でも、ちと、中途半端で いまいち だったかも。って、そもそも、らぶらぶな上に、あれでそれな展開を期待してたのにっ!!
第一話が、むちゃツボにはまったので、買ったのだけど、うわ〜、この作者、頭悪い上に、何も考えてないよ〜〜。っていうか、むやみにキャラを出せば、いいもんじゃないだろ。いや、そもそも、下手なのか、あたしがこういう同人っぽい漫画に慣れてないのか、非常に読みづらいし、うわ〜〜、凄すぎるよ、これ。
って、なんだか、けなしてるようにも、読めますが<をい、一応、凄く好きです、お気に入りです、えぇ。いや、所詮、好き嫌いは、理屈じゃないという見本(^^;。<というか、ゲームであれば、本来、頭を使って、理論や計算で作るべきだと思うけど、漫画や小説は、そんなトコより、作者のセンスが重要だと思うしねぇん。