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好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! −2003年11月に読んだ本



早川書房 ハヤカワSFシリーズJコレクション
星の綿毛 /藤田雅矢 【Amazon

綺麗で、良質な SF かしらん。素晴らしい〜〜

あとがきから引用すると「移動する巨大な機械の農場に、へばりつくように暮らす人々」という世界を描いたもの。砂漠の星の舞台に、ムラで暮らす少年と砂漠を旅する交易人の出逢いから始まる、世界の謎と約束の話。微妙に突っ込みたい部分もあるのだけど、ほんと、綺麗で優しい世界。少しずつ謎を明らかにしながら描く世界の描き方が、とにかく秀逸。や、やはり、ハヤカワの Jコレクション は、当たりが多いよなー。良かった〜〜。


集英社 コバルト文庫
マリア様がみてる レディ、Go! /今野緒雪 【Amazon

相変わらず、祥子さまも良かったけれど、可南子ちゃんもなかなか可愛い〜〜。

と、瞳子の登場から、関心は妹選びなのだけど、やっと、本格化してきたのかしらん? 今後が楽しみ〜〜。や、どうも、ここ数巻は、まったりと続いているので、もちっと、ドラマが起きて欲しいところなのよねん。祐巳、可南子、瞳子の関係は美味しいよなぁ〜。……しかし、由乃方面はどうするんだろ。

参考:
既刊の感想 → マリア様がみてる
感想メモリンク → 睦月さん夏川さん桐月さん麻弥さんREVさん


集英社 コバルト文庫
なかないでストレイシープ 鏡の魔法と黒衣のドレス /竹岡葉月 【Amazon

綺麗な話なのだけど、う〜〜〜ん、……物足りないなー。

貧乏孤児から、一転、イギリス貴族になってしまった、少女セリアの戦いの日々を描いた第二巻。や、一巻で綺麗に纏めていたので、どーするのかとも思ってたのだけど、う〜〜ん、そういう方向で行くとすると、どう幕引きするつもりなんだろう? や、そもそも、何巻も続けるのには、不向きな内容だと思うのだけどなー。

それはともかく、この 2巻は、ゲストキャラを登場させて、主人公のセリアの視点で、そのゲストの恋愛を描く、という構成なのだけど、う〜〜ん、やっぱ、いまいちだよな〜。や、綺麗に纏まってはいるのだけど、第三者視点ということもあって、描写が薄く、盛り上がりに欠ける内容。あと、綺麗ではあるのだけど、現実感が乏しいのも問題だよなー。……やぱし、素直に、1巻で止めておけばよかったのでは(^^;。

参考:
既刊の感想 → なかないでストレイシープ


幻冬舎 幻冬舎文庫
彼女は存在しない /浦賀和宏 【Amazon

うわぁ〜〜、すごく嫌な話だ〜〜〜〜。<褒めてます(^^;

つまり、壊れた妹と無力な兄の兄妹愛を描きに描いた、そんな作品だったりなかったりするわけなのだけど、いや、亜矢子といい、恵といい、浦田先生といい、人物の描写は、ほんと、良い味出してるし、ミステリとしてのストーリー構成も綺麗に作ってあって、もうもう、素晴らしい〜〜。ストーリー展開を追うだけでも、もう、ぞくぞくで、くらくらで、嫌な気分になるぞ〜〜。おもしろいけど、すげー嫌な話だ、ほんと。

ついでに、舞台が横浜で、わりと土地勘ある場所だったりするので、その点も、なかなか楽しかったり。いや〜〜、悪い部分が見当たらない、ほんと、良く良く出来た作品。傑作ですよ〜〜〜っっっ!!


集英社 コバルト文庫
緑のアルダ 謀略の都 /榎木洋子 【Amazon

う〜〜〜ん、おもしろくない。や、『リダーロイス』と『龍と魔法使い』の両シリーズと密接した話なので、『リダーロイス』も読まなきゃいけないとは思うのだけど、つまり、読んでないのが、マズいんだよなぁ。でも、『緑のアルダ』のために、『リダーロイス』を読み始めるのも、なんとなく本末転倒な気分なのが。……この『緑のアルダ』、過去作品を知らなくても、内容はわかるようには書かれているけれど、結局、それでは、あまり楽しめないのが、にんとも。

そゆわけで、守龍を求めて旅するアルダ・ココが、どうにか首都に到着、謀略に巻き込まれて、待て次巻!というのが、この巻。『緑のアルダ』だけで見ると、ストーリーが、どうにも単純で深みがなくて、「そりゃちょっとないだろー」という感想になっちゃうんだよなー。や、『リダーロイス』を読まない限り、もう、続きを読まなくても、いいかも(^^;。

参考:
既刊の感想 → 緑のアルダ


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ(11) It/ザ・ワン /うえお久光 【Amazon

最高傑作級っっっ!! 素晴らしい、めちゃくちゃ良い、すごく良い〜〜っっっ!!

巻頭のカラーイラストを見ると、神名木唯は眼鏡をかけているのだけど、中身を読むと、さほど眼鏡っ娘的ではないので、まあ、いいや。それはともかく、そーではなくて、もうもう、ラストで泣けるほどの感動〜〜。や〜、構成は、わりとありそうな感じなのだけど、とにもかくにも、魅せ方が、盛り上げ方が、上手い上手い。文句のつけようもなく、とにかくとにかく、面白かった〜〜〜。さて、肝心の次巻は、いったい、どうなる〜〜〜。

そゆわけで、簡単に内容を書いとくと、吸血鬼との対決、待て、次号! いやぁ、この前哨戦は、とにかく、私、大絶賛なのだけど、ただ、ここまで期待を盛り上げると、次巻は、わりとキツイんじゃないかしらん(^^;。<期待を裏切らずに面白かったら、ほんと、もう、どうしよ〜〜

参考:
既刊の感想 → 悪魔のミカタ
感想メモリンク → さくらぃさん今木さんNOGさんあずみんadramineさんCAXさん永山さんけんじょさん宇乃字


講談社 講談社ノベルス
きみとぼくの壊れた世界 /西尾維新 【Amazon

なんといっても 夜月 ですよ、妹ですよ。あと、病院坂もなかなか良い感じで、きゃ〜〜。

愛し合う兄妹のラブラブであまあまな話で、とにかく、夜月、凶悪ぅ〜〜。まあ、「かなかな」煩いので、脳内では、CV.カナ坊@秋桜 になってしまい変な感じだったりもするわけだけど、それはさておき、わかりやすく妹萌えを意識して、くらくらな話を書き上げてくる 西尾維新、素晴らしい〜。ほんとに、甘えん坊の妹で、めちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃ可愛い〜〜〜〜。でも、イラスト的には、めちゃ病院坂が優遇されてるのは、いったい(^^;。<や、病院坂も確かに美味しいキャラなんだけど。

そゆわけで、ほんとに、キャラ的には楽しいのだけど(でも、いつも以上に薄いというか表面的な感じだけど)、ただ、ストーリー的には、かなりつまらない予感。や、特に、ミステリ的な部分は、問題作るの大変だねぇ、とは思うけど、それだけ。クイズとしては、これでもいいかも知れんけど、物語的な要素があまりにおざなりだと思うんですけどー。 ……いや、ミステリ的な要素をなくして、キャラがひたすら西尾維新らしい戯言を交わすだけの内容だったら、絶賛だったのだけどなー。

参考:
感想メモリンク → 永山さんNOGさん滅・こぉるさんコズミックサーフィンさんadramineさんgarbage_makerさんキササゲさんABWAYさんあずみん


メディアワークス 電撃文庫
シックス・ボルト II /神野オキナ 【Amazon

ブルーブラッドですよ、ブルーブラッドですよ、ブルーブラッドですよ〜〜。もうもうもう、えげつなくて、嫌な話ぃ〜〜〜。痛い、痛い、痛すぎる〜〜〜。いや、まあ、胸の空くような場面も、良いタイミングで挿入されているのだけど、ほんとにもう、めちゃくちゃ凄いよ、たまらない〜〜〜〜。

1巻もべた褒めしたのだけど、2巻も素晴らしい。少年少女が、異星人に押し付けられた戦争で、ずたぼろになる話。とにかく大絶賛、めちゃくちゃ面白い。あぁ、3巻は来月か、最終巻か。こんちきしょ〜〜〜。

参考:
既刊の感想 → シックス・ボルト
感想メモリンク → 麻弥さん宇乃字


メディアワークス 電撃文庫
i.d. I 神使いたちの長い放課後 /三雲岳斗 【Amazon

三雲岳斗の新シリーズ。うわっ、めちゃ面白い。最高っ!! 素晴らしいっ!!

テイスト的には『レベリオン』。特殊能力を持つ主人公の砌が、ほぼ彼女の由希がいるにもかかわらず、妖しい先輩、深綾や、クラスの美少女、那依に想いを寄せられるという学園ラブストーリー。ついでに、超能力ウォーズみたいなエッセンスをプラスしました、という内容。いや〜、基本的には、由希、那依、砌の三角関係。ちと、ラストの展開が速かったり、那依が効果的に描ききれてないのが残念だったけど、べたべたのわかりやすい内容で、素晴らしい、素晴らしすぎる〜〜。

ただ、三雲岳斗は、特にシリーズものは、信頼おけないので、問題は、次巻以降かしらん。

参考:
感想メモリンク → 心音さん吉田@HZさんC.Fさんadramineさん


講談社 講談社ノベルス
四季 夏 /森 博嗣 【Amazon

はうぅ〜、期待以上に、恋する13歳の揺れる乙女心モードで、うひゃ〜〜〜

13歳になった四季の、おじ様にメロメロ(死語)な話。天才少女が恋に戸惑うというラブコメの黄金パターン、しかも、ラブコメといっても、まさかのコメディ中心の作りだよ〜〜。あははははー、楽しい、めちゃ楽しい〜〜。いや、きちんと森博嗣らしいテイストなんだけど、ここまで王道的なラブコメで攻めてくるとは、くぅ〜〜。しかも、コメディ的な味付けながら、あのカップルを出すことで、きちんと、恋愛方面も手を抜かない。ほんと、素晴らしい、さいこ〜〜〜。

でも、四季以外は、年齢高めなのが残念だ。ちゅーか、萌絵を出せ、出しまくれっ!!

参考:
既刊の感想 → 四季
感想メモリンク → isinaoさんコズミックサーフィンさんwho inside?さんけんじょさん


メディアワークス 電撃文庫
シャープ・エッジ 3 red for the overkill /坂入 慎一 【Amazon

うぅ、いまいち〜〜。なんだか、薄っぺらくて、内容がないんですけど〜〜。

冷めた殺し屋の少女を描いた第三巻。硬質で冷めた雰囲気と、わりとべたな人情的な話を絡めた構成が良かったし、好きだったのだけど、うーん、人情的なエッセンスを薄くして、人を殺すとは?幸せとは?みないな、いきなりあやふやな内容では、もともと、目立っていた実力不足が、なおさら目立つんですけどぉ〜。あと、そもそも、シリーズとしての軸が生み出せてなくて、なんとなく続けているだけ、という風にしか見えないのも、問題だよなぁん。……次巻しだいでは、買うの打ち切りかのう。

参考:
既刊の感想 → シャープ・エッジ


文藝春秋 文春文庫
螺旋階段のアリス /加納朋子 【Amazon

相変わらず、綺麗で暖かい連作短編。やっぱ、加納朋子さんの作品は、良いわぁ〜〜。

ミステリ小説に憧れ、脱サラして探偵事務所を開業してしまった仁木と、なし崩し的に、探偵助手に納まった美少女・安梨沙が、ちょっとした依頼を解決していく物語。うーむ、どことなく、昔のゲームを思い出させるような設定(^^;。で、加納朋子さんらしく、どれも日常的な匂いのする事件なのだけど、やはり、探偵が主役なので、いつもより、ミステリ色が強いのかしらん。私的には、ミステリっぽくない方が好きなんだけどなー。あと、恋愛要素が弱いのも、ちょっと。……まあ、総じて、加納朋子さんらしくて良い作品なのだけど、そんなわけで私的には、めちゃくちゃ面白い〜、という風ではなかったりして。

しかし、タイトルからわかるように、『不思議の国のアリス』をモチーフにした作品なのだけど、『不思議の国のアリス』というと、國府田マリ子の叫び声ばかり連想してしまい、にんとも。<って、それは、『美幸ちゃん』だって(汗; ……あと、表紙のイラストは、それで、美少女はないだろ(^^;。


角川書店 ビーンズ文庫
千の翼の都 翡翠の怪盗ミオン /樹川さとみ 【Amazon

とにかくおもしろくて、加えて、感動的なラストシーン。良かったぁ〜〜〜。

くそマジメな騎士様と裏表がありすぎる待女の恋愛ストーリー。ドジで天然な待女を演じつつ、実は、凶暴な性格の持ち主という主人公のミオンが、なかなか美味しい。ミオンだけでなく、他のキャラも良い感じで、ファンタジーな設定も、そこそこ。や、基本的には、ラブコメなんだけど、きちんと感動的な話に仕上げてくるのが、憎いねぇ〜〜。ただ、終盤の展開は、急ぎすぎで、1巻に纏めるのは、ちと、もったいなかったかなぁん。

一応、売れたら続編を出す、という感じに見えるので、是非とも、シリーズ化して欲しいところ。しかし、シリーズ化に関しては、角川ビーンズじゃなくて、コバルトだったら、はじめから、シリーズ化前提で、やらせてもらえたんじゃないかしらん。あぁ、もったいない〜。


富士見書房 富士見ファンタジア文庫
ザ・サード 夜明けまで /星野 亮 【Amazon

『ザ・サード』シリーズの短編集第二弾。う〜〜ん、いまいち。星野亮って、デビュー直後こそ、なかなか良かったように思うのだけど、最近は、悪くはないけど良くもない、という程度の作品ばかりで、なんだかなぁ。いや、星野亮の作風という話もあるのだけど、どうにも、話は綺麗なんだけど、ただそれだけなんだよなー。いくら感動系の話でも、綺麗なだけでは、心は動かないと思うんだけどねぇ。そもそも、心理描写も、さほど深くは描けないだろ〜。

まあ、後藤なおのイラストが、このシリーズの魅力のかなりの部分を占めているという説もあるのだけど、もちっと、星野亮にも頑張って欲しいところ。

参考:
既刊の感想 → ザ・サード


エンターブレイン ファミ通文庫
Bad! Daddy2 五月祭にパパは踊る /野村美月 【Amazon

悪の組織の司令官の父と正義の味方の娘の家族愛コメディ、第二弾。優介を巡る三角関係に加えて、美夢に恋人候補を登場させたのは良いのだけど、……いまいち。いや、単に、バカで、くだらなくて、内容のない作品なのだけど、そのバカでくだらない部分が、どーにも、おもしろさに結びついていない。本当に、単なる内容がないだけの作品になっちゃってるような。

今後に繋がるようなネタもいろいろ出して来ているので、次巻以降に期待ではあるのだけど、というか、次巻次第では、もう、続きは買わないかも。<いや、わりと野村美月らしさの出ている作品だとは思うのだけど、全体的に、笑いがすべってる感じなんだよなぁん。

参考:
既刊の感想 → Bad! Daddy


中央公論新社 C★NOVELS Fantasia
天使の舞闘会 暁の天使たち6 /茅田砂胡 【Amazon

そゆわけで、一応、シリーズ終了。まあ、見せ場は、ほとんど前巻までで消化してしまっているし、この巻は、あくまで、次シリーズへの繋ぎと、あとは、予定調和的に纏めて、いったん区切っておく、という程度の内容でしかないので、あまり書くほどの感想はなかったり。……あ、とりあえず、もともと、SF的方面は 弱いとは言え、今回、ちょっと酷かったかなー。茅田砂胡って、そんなに知識があるようにも思えないのだけど、それでも、嘘のつき方は、わりと上手いと思ってだんだけどなー。

参考:
既刊の感想 → 暁の天使たち


講談社 講談社ノベルス
記憶の果て THE END OF MEMORY /浦賀和宏 【Amazon

前半は、SF&ミステリという感じで面白かったのだけど、途中から、陳腐な青春モノになってしまい、が〜〜〜ん。……デビュー作だし、若かったんだろうから、青臭いのも仕方ないのかなー。

浦賀和宏の『地球平面委員会』『彼女は存在しない』と、わりと面白かったので、デビュー作からチェックしようと読んでみたり。親父の自殺を契機に、自己について悩み始める少年の話。インパクトのあるネタでごまかしてはいるけれど、どうにも、どこかで見たようなパーツを組み合わせただけに思えるし、しかも、主人公の内面を深く描くには失敗してる感じで、正直、いまいち。まあ、デビュー作だし仕方ないかなー。……青春モノなので、中高生の頃に読んでたら、違う印象だったのかもしれないけど。あと、もちっと、きちんと SF してたら、良かったんだけどなー。


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